白鳥 (列車)

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白鳥・スーパー白鳥
789系「スーパー白鳥」(2007年6月)
789系「スーパー白鳥
(2007年6月)
運行鉄道事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
北海道旅客鉄道(JR北海道)
列車種別 特急列車
運転区間 八戸駅 - 函館駅
経由線区 東北本線津軽海峡線
使用車両
(所属区所)
485系電車青森車両センター
789系電車函館運輸所
運転開始日 2002年12月1日
備考 2009年10月現在のデータ
白鳥・スーパー白鳥 運行経路図
KBHFa
八戸駅 JR東東北本線
BHF
三沢駅
BHF
野辺地駅
HST
浅虫温泉駅
KBHFl ABZgf
青森駅 ↓JR東:津軽海峡線津軽線
HST
蟹田駅
eGRENZE
中小国駅 JR北:津軽海峡線(海峡線
HST
津軽今別駅
HST
竜飛海底駅
HST
知内駅
BHF
木古内駅 ↓JR北:津軽海峡線(江差線
HST
五稜郭駅 ↓JR北:津軽海峡線(函館本線
KBHFe
函館駅

白鳥(はくちょう)とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が八戸駅青森駅函館駅間を東北本線及び津軽海峡線津軽線海峡線江差線函館本線)を経由して運転している特別急行列車

なお、本項では北海道旅客鉄道(JR北海道)が同じ区間を運転する特別急行列車スーパー白鳥(スーパーはくちょう)についても記載する。共に2002年12月1日から運行開始した。

本項では、2001年3月2日まで大阪駅青森駅間で運行されていた同名の「白鳥」およびその他の同名の列車についてもここで記載する。

目次

[編集] 運転概要

  • 列車番号:40XXM・・・XXは号数。
  • 八戸〜函館駅間:8.5往復
基本的に八戸駅で東北新幹線はやて」に接続するダイヤを組んでいて、号数も接続するはやてに合わせている。ただし白鳥42号は時間帯の関係から接続していない。
  • 青森〜函館駅間:1.5往復
青森駅始発の「白鳥」41・45号は、青森駅近傍の車両基地である青森車両センターから函館駅への送り込み列車(車両の回送を兼ねる営業列車)として設定されている(2006年3月18日改正時点)。
函館発の最終列車である「スーパー白鳥」44号は、車両運用の都合上、青森駅止まりとなっている。この車両が翌日の青森発八戸行の「つがる」6号となり、八戸到着後は函館行「スーパー白鳥」95号となる(2006年3月18日改正時点)。

日中の列車は、函館で特急「北斗」・「スーパー北斗」に接続する。函館駅での乗換えは原則同一ホーム(函館駅5・6番のりばおよび7・8番のりば)で行っている。

「白鳥」と「スーパー白鳥」の基本的な停車駅に差異はないが、車両性能の違いから「スーパー白鳥」の方が所要時間が短い。

[編集] 停車駅

2008年3月15日改正

八戸駅 - 三沢駅 - 野辺地駅 - (浅虫温泉駅) - 青森駅 - (蟹田駅) - (津軽今別駅) - (竜飛海底駅) - (知内駅) - 木古内駅 - (五稜郭駅) - 函館駅

  • この書体は全列車停車。()内の駅は一部列車通過。
  • 竜飛海底駅は、海底駅見学者のみ乗降可能。
  • 蟹田駅〜木古内駅間は、特急料金不要の特例区間となっている。

[編集] 担当車掌の所属区所

JR北海道とJR東日本の両区間を走行するため、基本的には青函トンネル案内時の車内アナウンス以外「JR」とアナウンスする。しかしながら始発駅発車後の放送や終点駅到着前の放送、青森・蟹田駅到着前の放送では「JR東日本」や「JR北海道」を用いることが多い。

[編集] 車内販売

車内販売は全区間でJR東日本の関連会社である日本レストランエンタプライズ (NRE) 盛岡営業支店青森営業所が担当する。

なお、函館発の白鳥42号は、途中の青森駅到着時点で車内販売を終了する。

[編集] 使用車両・編成

  • 全車両禁煙
記号凡例

[編集] 白鳥

JR東日本485系電車
  • 青森車両センター所属。485系3000番台は予備編成が少ないため車両の故障が発生した場合、789系電車が緊急で使用されることがある。
  • 以前は国鉄色の485系による代走がごく稀にあり、2001年3月2日まで大阪〜青森間で運行されていた「白鳥」(後述)のヘッドマークがそのまま掲出されていた[1]
6両編成時(定員380名)
←函館・八戸 青森→
1 2 3 4 5 6
指 障 G
8両編成時(定員516名)
←八戸・函館 青森→
1 2 3 4 5 6 7 8
指 障 G

[編集] スーパー白鳥

JR北海道789系電車
6両編成時(定員345名)
←函館・八戸 青森→
1 2 3 4 5 6
G
8両編成時(定員465名)
←函館・八戸 青森→
1 2 3 4 5 6 7 8
G

[編集] 津軽海峡線の臨時列車

[編集] ドラえもん海底列車

海峡線の吉岡海底駅では、「ドラえもん広場」を設置するなど、藤子・F・不二雄漫画「ドラえもん」とタイアップした企画が行われていた。これに合わせて、列車にも内外装に「ドラえもん」に登場するキャラクター等を入れた編成が使用されることがあった。

快速「海峡」が運転されていた時期には「海峡」用の客車(50系客車および14系客車)の一部にペイントを施すなどして運転していたが、「海峡」廃止後は781系電車にペイントを施すなどした「ドラえもん海底列車」臨時特急として運転された。2006年3月18日に北海道新幹線工事のため、吉岡海底駅見学コースは休止し、「ドラえもん海底列車」も、2006年8月27日を最後に運転終了となった。

特急「ドラえもん海底列車」の停車駅は以下の通り。

函館駅 - 五稜郭駅 - 木古内駅 - 吉岡海底駅

なお、吉岡海底駅では車両を留置することも折り返すこともできないため、吉岡海底駅〜蟹田駅間を回送して蟹田駅で折り返していた。

  • 往復乗車が原則であり、吉岡海底行は吉岡海底駅のみで降車、函館行は吉岡海底駅のみで乗車可能であった。
  • 全車指定席で定員制のため、乗車券のほかに指定席特急券・海底駅見学整理券が必要となる。
    • 海底駅見学整理券はJR北海道管内のみどりの窓口、「ツインクルプラザ」もしくは、道内の旅行会社で発売していた。
    • 仙台駅盛岡駅秋田駅・青森駅・弘前駅・八戸駅-本八戸駅・三沢駅発の「函館・大沼フリーきっぷ」を併用して利用する時に限り、JR東日本の発売箇所で海底駅見学整理券を発行していた。
    • 函館近郊からは海底駅見学整理券がセットになった「吉岡海底駅往復きっぷ」が発売されており、「ドラえもん海底列車」乗車の時に限り指定席が利用できた。
  • 「吉岡海底駅では安全上の理由から2号車と4号車のドアのみ開く」とアナウンスがあるが、実際は全ての車両のドアが開いた。ただし、乗降は2・4号車のみであった。

[編集] さくらエクスプレス

函館駅〜弘前駅間で運転される臨時特急列車。弘前さくらまつりの開催時期に合わせて2000年から運転開始。

初年度はキハ183系気動車お座敷改造車両だったが、翌年からノースレインボーエクスプレスとなった。この際、青函トンネル内では気動車は防火対策上自走することが禁止されている為、函館駅〜青森駅間はED79形電気機関車に牽引されて運転されている。そのため列車番号上は函館駅〜青森駅間は客車列車扱いとなり、気動車を表す「D」のアルファベットは付加しない。

青森〜函館間では、車内で映画を上映ほかオーディオサービスを実施している。

停車駅は以下の通り(毎年共通)。

函館駅 - 五稜郭駅 - 上磯駅 - 木古内駅 - 青森駅 - 弘前駅

[編集] ねぶたエクスプレス

函館駅青森駅間で運転される臨時特急列車。青森ねぶたに合わせて、2005年から運転開始。

2006年までは「ドラえもん海底列車」に使用される781系電車6両編成を使用して全車指定席・全車禁煙車として運転された。2007年以降は青森発函館行のみの設定となり、789系6両編成での運転となった。

停車駅は以下の通り(2005年・2006年実績)。

青森駅 - 木古内駅 - 上磯駅 - 五稜郭駅 - 函館駅

[編集] ハーバー函館

JR東日本秋田支社が主体となって運転された臨時列車。運転当初は急行「ハーバー函館」でのちに「ハーバーレインボー」に改称し、その後、特急「ハーバーレインボー」となる。なお、「ハーバーレインボー」時代に1往復だけ大館駅洞爺駅間で運転されたことがある。また夏祭りシーズンは「夏祭りエクスプレス」として運転されたこともあった。車両はJR北海道の「ノースレインボーエクスプレス」を使用していた。

その後、特急「ハーバー函館」を数回運転したが、この時はJR東日本青森運転所(当時)の485系1000番台6両編成で運転された。

ダイヤは基本的に秋田発土曜日朝、函館発日曜日の昼であったが、秋田発金曜日の晩発で函館着土曜日の朝着だったこともあった。

[編集] 津軽海峡線(青森駅〜函館駅)直通特急列車の沿革

[編集] 青函連絡船代替快速「海峡」

[編集] 全列車の特急化

運転開始より15年が経過した時点では、以下のような問題が顕著となっていた。

  • 快速「海峡」の専用客車(50系客車)と電気機関車(ED79形電気機関車)の老朽化が進行した。
  • 機関車入れ替えや速達化の限界など、客車特有の作業の繁雑さが問題となった。

東北新幹線八戸駅延伸に際し、これらの問題の抜本的改善が目論まれ、快速「海峡」を廃止して青函間直通の昼行旅客列車を全列車特急化することが決定された。従来運転されていた特急「はつかり」の分も含め、列車本数は従来分を確保することとし、「はつかり」と「海峡」の時間帯が接近している列車については統合した。

当初は781系電車を津軽海峡線に転用する案もあり、実際に試運転も行われたが、最終的には特急に格上げの上新型車両に置き換えられる結果となった。なお「海峡」の廃止により、JRにおける客車を使用した定期普通列車は消滅した。

愛称は一般公募により、「白鳥」・「スーパー白鳥」に決定された。2001年3月の廃止以来、経路は違えど、約1年半後の名称復活となった。

[編集] 東北新幹線対青森・北海道連絡特急「白鳥」・「スーパー白鳥」運行以降

  • 2002年12月1日 東北新幹線八戸駅開業。「はやて」・「つがる」・「白鳥」・「スーパー白鳥」運転開始。
  • 2006年3月18日 789系電車の増備が行われ、寝台特急日本海」1・4号の青森駅以北の区間を「白鳥」・「スーパー白鳥」に立て替え、「白鳥」1往復を「スーパー白鳥」に変更。また、「スーパー白鳥」は1両増強し「白鳥」と同じ6両編成となる。
    「白鳥」の「スーパー白鳥」への置き換えは、485系が車両製造から20〜30年経っており車両の老朽化が著しく、3000番台改造車でも北海道内での雪による故障が多発し、789系が代走に入ることが多くなっていたことが挙げられる。
    また789系の6両編成化については、青森〜八戸間の混雑が著しく、特別企画乗車券で指定席の確保できない乗客は自由席に流れ込み、自由席の混雑に拍車をかけていたためである。
  • 2007年3月18日 健康増進法第25条により、「白鳥」・「スーパー白鳥」全車両禁煙となる。

[編集] 「白鳥」の列車名としての沿革

[編集] 秋田〜青森連絡準急「白鳥」

[編集] 気動車特急「白鳥」

  • 1961年10月 「サンロクトオ」と呼ばれる大規模ダイヤ改正が行われる。「白鳥」は、新たに設定された北陸本線信越本線羽越本線奥羽本線経由大阪駅 - 直江津駅 - 青森駅上野駅(北陸本線・信越本線・高崎線東北本線経由)間を結ぶ80系特急形気動車を使用した特急列車の名称となった。これに先立ち、従来の準急「白鳥」は改正前の9月に「岩木」と改称されている。
    • 大阪駅 - 直江津駅間は、両列車を併結した多層建て列車として運行された。混乱を防止するため、国鉄内部では青森方面の列車を「青森白鳥」、上野方面の列車を「信越白鳥」と呼んで区分していた。また、「青森白鳥」は大阪 - 青森駅(1052.9km、当時)を走るという、昼行特急列車としては日本一の走行距離を有する列車となった。
    • この列車対北海道連絡列車でもあり、青函連絡船の深夜便を介して、北海道内の特急「おおぞら」に接続していた。なお、青森以北の深夜便に接続するダイヤは連絡船の便名をとって「1便接続」と呼ばれたが、接続列車の列車番号も1D(「はつかり」、「おおぞら」)、2001D(「白鳥」)など、下一桁が1で統一されており、以後大阪〜青森間「白鳥」の廃止まで踏襲された。
    • 車両は同年に新製なったいわゆる「キハ82系」が充当された。前年の1960年に開発され、東北本線特急「はつかり」に投入されたいわゆる「キハ81系」の改良型である。キハ81系は初の特急形気動車であり、急造設計の車両でもあったため、「はつかり」へ投入された際は初期故障を頻発させ、マスコミからはつかり事故ばつかりと揶揄される不名誉な前歴があった。そのためキハ82系では、故障防止のために入念な走り込みなどが行われた。それでも運行開始直後の冬には、雪害によって「白鳥」が運転不能となる事態が発生し、またマスコミから「瀕死の白鳥」と書き立てられたこともあった。
    • この「白鳥」では青森発着編成、上野発着編成共に、同一のキハ82系標準とされる一等車食堂車各1両を連結した7両編成で組成されており、それぞれの有効時間等の兼ね合いで、編成毎に食堂車が営業していた。調理、給仕を行う日本食堂も、青森発着編成は青森、上野発着編成は上野と担当する営業所が分かれていた。
    • また、特急「白鳥」運転開始時といえば能生騒動が有名である。当時は単線のため、すれ違い列車待ち合わせのため能生駅新潟県西頸城郡能生町、現糸魚川市)に「白鳥」が運転停車(乗降不可な停車)するダイヤが組まれたのだが、誤って駅の時刻表や一般の時刻表に発車時間が掲載され、能生駅に営業停車(乗降可能な停車)をすると伝えられ、一漁村に過ぎない能生に新しい特急列車が停まるということで、地元はたちまちお祭り騒ぎになってしまった。そして運転開始日に能生駅に大勢の人が「白鳥」を出迎えたが、「白鳥」はただ停まるだけでドアを開けずにそのまま走り去ってしまい、地元の人々は愕然としたという。そしてその騒動がマスコミによって日本中に伝えられ、「能生(のう)はNO!」などという流行語まで生まれた。
  • 1965年10月 上野駅発着列車を上野駅 - 金沢駅間運転の「はくたか」として分離し、「白鳥」は大阪駅〜青森駅間特急のみの名称となる。

[編集] 電車特急「白鳥」

特急「白鳥」北陸本線 新疋田駅敦賀駅
大阪駅〜富山駅間 「雷鳥」・「サンダーバード」
金沢駅〜新潟駅間 「北越」
新潟駅〜青森駅間 「いなほ」

[編集] 津軽海峡連絡列車「白鳥」・「スーパー白鳥」

  • 2002年12月1日 「はやて」や「つがる」と共に、「白鳥」は一般公募で今の運転形態の列車の名称に採用され、運転経路は変わるも約1年半で復活し、現在に至る。この時使用する車両の違いから、「スーパー白鳥」の名称も登場する。
  • これ以降は上記を参照されたい。

[編集] 列車名の由来

歴史が長く、列車の姿が何度も変わっているが、いずれも渡り鳥の白鳥つまり、オオハクチョウないしはコハクチョウが直接の名称の由来である。しかし、渡り鳥であるが故に経由地・目的地に即した「由来」がある。

気動車準急時代の「白鳥」号は経由地である国の天然記念物でもある「青森県平内町の浅所海岸に飛来する白鳥」とされている。

一番著名とされる大阪〜青森間の特急「白鳥」号では愛称の由来は「新潟県北蒲原郡水原町(現阿賀野市)の瓢湖(ひょうこ)に飛来する白鳥」とされていた。なお、同時期に運行を開始した特急列車の列車愛称には、鳥類を使用した事例があり、この列車の場合もその一つとも言える。

現行の八戸〜函館間特急では、「北海道七飯町大沼に飛来する白鳥」とされている。スーパー白鳥のヘッドマークには、駒ヶ岳をバックに大沼を飛ぶ白鳥の姿が描かれている。

[編集] 脚注

  1. ^ この国鉄色の編成は2009年現在、「あかべぇ」色で磐越西線快速「あいづライナー」に使用されている。

[編集] 外部リンク

[編集] 関連項目

最終更新 2009年10月27日 (火) 08:20 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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