百式 (ガンダムシリーズ)

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当記事では、アニメ機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』などに登場する架空の兵器、エゥーゴの試作モビルスーツ (MS) である百式と、そのバリエーション機について記述する。

目次

[編集] 百式

諸元
百式
HYAKUSHIKI
TYPE-100
型式番号 MSN-00100
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
頭頂高 18.5m
本体重量 31.5t
全備重量 54.5t
出力 1,850kW
推力 74,800kg
センサー
有効半径
11,200m
装甲材質 ガンダリウムγ
武装 60mmバルカン砲×2
ビームサーベル×2
ビームライフル
クレイ・バズーカ
メガ・バズーカ・ランチャー
トリモチランチャー
搭乗者 (メインパイロット)
クワトロ・バジーナ
ビーチャ・オーレグ
モンド・アガケ
(一時的に搭乗)
アポリー・ベイ(小説版)
ジュドー・アーシタ

グリプス戦役時においてビーム兵器は既に標準装備であったため、ビームコーティングの施されていない通常の装甲では防御が困難な状況にあった。そこで百式には「機体の軽量化に加え、機動性及び運動性の向上によってビームを回避(対応)する」という案が採用された。 回避行動、機体の軽量化においてシールドは不要になり標準時はシールドは装備されていない。

また、機体の基礎案からしてみれば必要ではないが、実験機という側面も持っていたため、後述の耐ビーム・コーティングも採用されている。耐ビーム・コーティング機体の使用においては、ビームを受けた後に傾いた機体を安定させる姿勢制御能力に長けた人物がパイロットを務める必要があり、これがクワトロ大尉が選ばれた一因とも言われている。

この機体の最も特徴的なものとして金色の外装があげられる。これは耐ビーム・コーティングとしての効果を持つエマルジョン塗装の一種とされ、一説には資源衛星で偶然発見された特殊材料を調合し生成された皮膜材が用いられているとも言われている。ただし、放送当時の1/100、1/144スケールで発売された本機のプラモ解説書にはプラスチック・カラーコーティングと記述されており、後の設定変更である。劇中でも対ビーム用塗装が明言されているフルアーマーΖΖガンダムや大気圏に突入するといった特性から入念に耐熱処理がされているΖガンダムと比べて特にビームや熱に強い演出はされていない。そのカラーリングから戦場であまりにも目立つ事、そして施工する際のコストや技術的な理由など複数の要因から百式と系列の量産機以外には採用されなかった。ティターンズのパイロットからはその機体色から「金色」とも呼ばれた。

リック・ディアスよりも高度なムーバブルフレームと12基の姿勢制御バーニアに加え、バックパックのバインダーによるAMBACの向上により高い機動性を誇る。このバインダーはΖプラスシリーズにも継承されている。百式のバックパックは任意に着脱が可能であり、『機動戦士ガンダムΖΖ』第39話では、バインダーごとバックパックを敵機に向けて射出し、相手の意表をついたこともある。

ガンダムタイプのMSではあるが、デュアルカメラアイを持たないことにされている資料もある。曰く、代わりにImage Directive Encode(IDE)システム(画像管理型符号化装置)と呼ばれるセンサーを採用しており、精密照準時などには赤く発光する走査パターンが見られる、というものであり、確かにそうした描写はある。しかし、TV版のキュベレイによってカメラシールドが破損させられた描写のみならず、劇場版『機動戦士Ζガンダム A New Translation』でもデュアルアイがはっきりと描かれた場面が存在する。

百式はクワトロ専用機として配備されることを前提としていたため、彼の技量に合わせたピーキーな調整が施され、機体性能を100%引き出すには極めて繊細な操縦技術が必要とされた。サンライズ監修ビジュアルブック『ガンダムMSグラフィカ』では、クワトロ大尉が搭乗した一号機と第一次ネオ・ジオン抗争に投入された二号機が存在したとされている。一号機の開発主任M・ナガノ博士が二号機の開発に関わっていないこともあり、対ビーム・コーティングの皮膜剤の性能低下やピーキーな操縦性が見直され、幾分デチューンされ性能が落ちたとする記述が存在する。派手な金色のビームコーティングに関しては、ナガノ博士の強い要望にパイロットであるクワトロ本人が理解を示したことで実施されたという。百式はグリプス戦役終盤に大破するものの、第一次ネオ・ジオン抗争時に再配備され、ガンダム・チームの一角を担っている。


[編集] 開発経緯

エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社による共同開発計画「Ζ計画」で開発されたアナハイム製ガンダムの一機。MSA-099リック・ディアス(γガンダム)の次に開発されたため、開発コードδが与えられ、δガンダム(デルタガンダム)が百式にも当てられるようになった。しかし、本来のデルタガンダムは可変型MSの方である。また本来、型式番号は099の次なので100が予定されており、名称もそれに併せ、開発主任のM.ナガノ博士により「百年使えるモビルスーツ」という願いを込めて百式と名付けられた。しかし結局、型式番号は博士にとっての最初のプロジェクトのためにMSN-001とするべきという意見もあったため、博士の主張によりMSN-00100と付けられた。MSNのNはM.ナガノ博士のイニシャルであり、00100はMSN-100(MSA-100)とMSN-001(MSA-001)のダブルミーニングということになった。しかし、5桁の型式番号は扱いにくく、本来の予定や機体名の影響からMSN-100と呼ばれる事が多かった。本機は何度か設計変更が行われているため、型式番号については諸説あり、判然としない。また、機体名称に伴い両肩に漢字の「百」がマーキングされた。ちなみに一年戦争末期にシャア・アズナブルが搭乗したMSN-02ジオングや、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するMSN-03ヤクト・ドーガとMSN-04サザビーとは無関係である。

当初は可変MSとして設計されていたが、複雑な変形を行わせようとしていたため、高いGが掛かった状態で変形すると胴体フレームに歪みが生じるトラブルが発生し、可変機としての開発は断念された。しかし、MSとしての機体ポテンシャル自体は高く、最終的に非変形の攻撃型MS百式として完成している。つまり、可変MSがデルタガンダムであり、百式は変形機構をオミットし再設計された機体である。そのため、可変機として設計された名残として、バックパックにフレキシブル・バインダーが装備されている。これはリック・ディアスのバインダーを改良したものであり、それ自体が可動肢として作動することで、機体の運動性を向上させている。後に開発されたΖプラスA1型にも同様のウイング・バインダーが採用され、その有用性が伺える。なおフレーム強度の問題は、後にエゥーゴが捕獲したガンダムMk-IIの優れたムーバブルフレーム技術を入手したことで解決し、Ζガンダムの完成へと結実することになる。

[編集] 武装

固定武装として頭部に60mmバルカン砲を2門、腰部にビームサーベルを2基装備している。携行武装としては主にビームライフル(標準出力2.8MW)やクレイ・バズーカを用いた。これらの武装はエゥーゴのモビルスーツで統一されており、リック・ディアスネモディジェなどと共通の規格である。

メガ・バズーカ・ランチャー
百式の特徴的な武装としてメガ・バズーカ・ランチャーがある。これは機体とほぼ同じ全長のメガ粒子砲であり、それ自体にもスラスターが設置されている。
クワトロの要請などにより必要に応じてアーガマのカタパルトデッキから巡航形態で射出され、射撃の際には砲身と左足を掛けるステップアームが伸び、左右の手を掛ける部分が開き、百式本体に固定されて射撃形態をとる。
劇中では、百式の発進後にこのメガ・バズーカ・ランチャーが射出されると百式がステップアーム部分に手を掛け、発射時までこれを担ぐようにして戦いに赴くシーンが多かった。小説版ではこのランチャーの推力と百式の推力を合わせることでΖガンダムの推力と同等になるとされる。一撃で艦隊や巨大建造物を消滅させる程の圧倒的な出力を誇る反面、発射に必要なエネルギーをチャージするのに時間がかかる上、莫大なエネルギーを必要とし随伴機(レストアされたゲルググ)による再チャージを用いても連射が不可能という極端に扱いが難しい兵器だった。ただし劇場版ではメタスと連結させることで数回発射している。
最終決戦ではアクシズ軍の先陣のガザC部隊を一撃で全滅に追い込んでおり、この攻撃で貴重な熟練将兵を壊滅状態に追い込まれたことが第一次ネオ・ジオン抗争ネオ・ジオンの活動に大いに影響を与えている。
ハマーン・カーンなどのニュータイプには、その危険性を先読みされ、率先して破壊されたことも多かった。
第一次ネオ・ジオン抗争では使用されなかった。しかし開発は更に進み、ハイパー・メガ・ランチャーやメガライダー、ΖΖガンダムのダブルビームライフルではより実戦的なものとなった。

[編集] 劇中での活躍

『機動戦士Ζガンダム』第9話から、クワトロ・バジーナ大尉の新しい乗機として登場。クワトロ(=シャア・アズナブル)専用機中唯一のガンダムタイプMSでもある。

機体の高い能力と、エース級の腕を持つクワトロの操縦センスもあり、アーガマの主力として活躍する。ギャプランアッシマー等、次々と投入されるティターンズの新型機に押されることもあったが、同じくエゥーゴのエースであるカミーユ・ビダンの操縦するガンダムMk-IIやΖガンダムなどと連携してこれらを退け、グリプス戦役を戦い抜く。最終決戦では、メールシュトローム作戦の際にメガ・バズーカ・ランチャーでキュベレイの追従していたアクシズのガザC部隊を殲滅後、パプテマス・シロッコジ・Oやハマーン・カーンのニュータイプ専用機キュベレイと交戦する。機体性能で圧倒的に上回る両機を相手にしながらも粘り強い戦いで、コロニーレーザーの防衛に成功する。最終的にキュベレイとの戦闘の最中機体は大破するものの、周囲に展開されたファンネルによる至近距離からの攻撃をすべて回避するなどの離れ業を見せ、その基本性能の高さを示すこととなった。TV版のラストシーンでは大破した百式がコクピットのハッチを開いた状態で宇宙を漂流しているカットが映し出され、その最後を飾る。

『機動戦士ガンダムΖΖ』では、戦力不足のアーガマに再び配備された。この機体は後のネェル・アーガマ艦長代理ビーチャ・オーレグがメインパイロットを務め、ガンダム・チームの一翼を担って第一次ネオ・ジオン抗争を戦い抜いた。ジュドー・アーシタが搭乗した際には、オウギュスト・ギダンの率いるドライセン部隊を退ける等、百式がネオ・ジオンの新型MSとも互角に戦える性能を持っていることを証明した。なお、この戦闘時に百式用のビームライフルがビームサーベルとして使用され、この状態のライフルと標準装備のビームサーベルを二刀流のように用いてドライセンを撃破している。このことから、Ζガンダムのビームライフル及びハイパー・メガ・ランチャーがサーベルとしても使用可能なのと同様に、百式のビームライフルもサーベルとして使用可能と推測される。[1]最終決戦時にはネェル・アーガマ防衛に就き、無傷で終戦を迎えている。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の小説版『ハイ・ストリーマー』では、第一次ネオ・ジオン抗争終戦後に地球連邦政府が他のガンダムシリーズと共に何処かへ秘匿したとされる。アムロ・レイブライト・ノアに対してロンド・ベル隊の主力装備としてZガンダムや百式が入手できないことを嘆く描写があり、このことがアムロ専用機のνガンダム建造に至る遠因となる。

[編集] デザイン

この機体のデザインは、コンペティションに敗れて一旦お蔵入りした永野護によるガンダムMk-IIの準備稿をシャア専用機として藤田一己がクリンナップしたものである。永野の名は開発者のM.ナガノとして設定に取り入れられている。

肩の漢字については元のデザイン画にはなかったが、スポンサーとの打ち合わせの際、口頭で説明しながら監督の富野由悠季が描き入れたものである。

全身金色の機体というコンセプトは、当時サンライズで赤の塗料が大量に余っていたためガルバルディβマラサイといった敵側の量産型MSが赤系に設定され、またリック・ディアスの色彩をすべてクワトロ機と同じにすることになったことで、赤の優越性が薄らいだため、赤よりも目立つ色を、ということで設定されたものである。

なお、小説版単行本の表紙には、永野デザインによる別の百式が描かれている(ジオン軍風の角があり、カラフルな色彩に彩られるほか、肩には「100」のアラビア数字が書かれている)ほか、『ニュータイプ』誌1993年12月号にも「タイプ100」として全く別の機体が描き下ろされている(大日本帝国海軍の戦闘機、「零式21型」を模した明灰白色と黄橙色に彩られ、メガ粒子砲とプルトンドライブ・エンジンを搭載したジオン軍連隊長機との設定)。

アニメ『大長編ドラえもん』シリーズの『のび太と鉄人兵団』に登場するロボット「ザンダクロス」が百式に似ていることについては、ファンなどから当時より指摘があり、ガンダムシリーズを代表するメカデザイナー大河原邦男によるものと誤解されているが、実際には当時藤子プロでアシスタントだったたかや健二によるデザインである。デザインしたたかやは藤子不二雄ファンクラブ『Neo Utopia』の会報40号のインタビューで本機を元にデザインしたことを語っている。

PS2ゲーム『機動戦士ガンダム エゥーゴVSティターンズ』『機動戦士ガンダム ガンダムVSΖガンダム』におけるティターンズ(ジオン・アクシズ)カラーやPSゲーム『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』における2Pカラーの百式はシャア専用を髣髴とさせる赤色となっている。

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[編集] バリエーション

[編集] デルタガンダム

サンライズ監修ビジュアルブック『ガンダムMSグラフィカ』に登場する可変モビルスーツである。(型式番号:MSN-001)

百式とは別機体の可変MSとして完成した場合の「真のδガンダム」の姿とされる。Δ(デルタ)計画で開発されるはずだった機体そのものである。宇宙世紀のどの時代に開発されたかは今のところ不明である。頭部前面とシールドはプロトΖガンダムのそれに酷似している。その他は百式として完成した物とほぼ共通の外観を持ちながら、Ζガンダム型の巡航形態への変形が可能となっている。

作中ではアナハイム社のアーカイブにその姿は無く、兵器マニアのファンサイトで検索された画像として登場。そのため信憑性については疑問が残るところである。デザインはカトキハジメが担当。ゲームでは『機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V』にて初登場した。

[編集] デルタプラス

諸元
δプラス
型式番号 MSN-001A1
所属 地球連邦軍ロンド・ベル
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
頭頂高 19.6m
重量 27.2t
出力 2,360kW
推力 92,400kg
センサー
有効半径
16,200m
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 ビームサーベル
ビームライフル
搭乗者 (メインパイロット)
リディ・マーセナス
(一時的に搭乗)
ミネバ・ラオ・ザビ

小説『機動戦士ガンダムUC』に登場する可変MSである。(型式番号:MSN-001A1)

非変形タイプの百式改系列の量産機とは異なり、設計をΔ(デルタ)計画案本来の可変タイプ(デルタガンダム)まで差し戻し、量産を前提に再設計した試作機である。

デルタガンダムは計画当初に強度面の問題を解決できず、結果として可変機としての完成を断念し、その開発資材を利用するかたちで非可変タイプの百式として建造され陽の目を見たが、その後にΖ系列で培われたTMS技術をフィードバックさせることにより、およそ10年を経て初志を実現し完成させた機体である。

デルタガンダムと同様に巡航形態(ウェイブライダー)への変形が可能となっている。この巡航形態では単独での大気圏突入と1G重力下での飛行が可能である。

型式番号末尾の「A1」が示す通り、Ζガンダムに対するΖプラスA1型に相当する仕様だと推測される(ただし、宙間戦闘を行っている。)。その為カラーリングも百式系伝統とも言える金色ではなく、Zプラス同様のグレーである。量産を前提としたものだが、現時点では試作段階に過ぎず、宇宙世紀0096年、ネオ・ジオンとの交戦により消耗したロンド・ベル隊のネェル・アーガマに戦力補填として実戦配備されているといった状況である。未だ試作品ゆえに編成の組み込みづらい規格外の機体として、同様に規格外のため単艦運用されるケースの多いネェル・アーガマに回されたというのが実情のようである。

デザイン
デザインはデルタガンダムと同様にカトキハジメ。MS形態の設定画のみ公開されており、WR形態の設定画は公開されていない(MS形態の設定画では機首となるシールドも描かれていない)が、本編中のイラストでWR形態が描かれておりWR形態やシールドはデルタガンダムのものと同一であると思われる。なお設定画では手持ち武装がフルアーマー百式改と同じロングメガバスターであるが、これはクリンナップの際にとりあえず持たせたものであるとカトキがコメントしている。

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[編集] 百式改

諸元
百式改
型式番号 MSR-100
(MSR-100S,MSR-00100S,MSN-100S)
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全高 19.2m
頭頂高 18.5m
本体重量 39.2t
全備重量 63.6t
出力 2,015kW
推力 78,500kg
センサー
有効半径
11,500m
装甲材質 ガンダリウムγ
武装 ビームサーベル×2
ビームライフル
ビーム・ガトリングガン
パルスレーザー砲
グレネードランチャー

百式改は、アニメ『動戦士Ζガンダム』から派生した『Ζ-MSV』において設定された架空の兵器。エゥーゴの試作MSである。百式の改良型。(型式番号:MSR-100(MSR-100S、MSR-00100S、MSN-100S))。

百式に於いて不明だったカメラアイは、この機体ではデュアルアイとして確認される(Bクラブ3号において目はペイントのダミーとの記入があり、ゴーグルの下の状態は不明のままである。この記述を知らなかったライターによりダミーの目がデュアルアイとした可能性もある)。また背面のフレキシブルバインダーはウイングバインダーに変更された。肩には「百改」と書かれている。

固定武装として頭部にパルスレーザー、肩部にビームガン及びガトリングガンを新たに装備し、火力・オプション兵装ともに充実している。近年では肩部にパルスレーザー、携行武器としてビームガトリングガンを持つとする設定も多い。

型式番号は当初MSR-100S(MSR-00100S)とされていたが、一部にMSR-100MSN-100Sとする表記も見受けられた。元々量産型百式改と変わらない番号だったため、近年ではMSR-100とする表記が増えている。「百一式」という名称で『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する予定だったが、結局元の百式が登場する事になったとする話もある。頭部デザインはΖガンダムの没案ラフに酷似している。

劇中での活躍
ゲームブック『機動戦士ガンダム シャアの帰還』では、宇宙世紀0090年の段階で連邦地上軍と編成されて間もない頃のロンド・ベルにそれぞれ配備されている。この時点でのロンド・ベル旗艦はエゥーゴから引き継がれたネェル・アーガマが就役していたが、そこに一機が搭載されていた。ストーリーの進行次第ではシャアがこの機体を奪取し搭乗する展開が用意されている。なお、配備状況からして後述する量産型百式改だった可能性も高いが、作中の表記は百式改である事と、パルスレーザーを装備していた事などからこの項で紹介した。
近藤和久の漫画『サイドストーリー・オブ・ガンダム・ゼータ』では、ティターンズにて中隊長を務めるシャアがこの機体を駆ってジオン残党狩りを行なっている。なお、本作は『Z』のアナザーストーリーであり、アニメ版とは若干異なる勢力構図と物語が展開されている。

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[編集] フルアーマー百式改

諸元
フルアーマー百式改
型式番号 FA-100S
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全高 19.2m
頭頂高 18.5m
本体重量 39.2t
全備重量 72.8t
出力 2,015kw
推力 113,000kg
センサー
有効半径
12,500m
装甲材質 ガンダリウムγ
武装 ビームサーベル×2
ビームライフル
ビーム・パルサーガン
腰部2連装ミサイルポッド
脚部2連装ミサイルポッド
メガ粒子砲
炸裂ボルト
ロングメガバスター
搭乗者 クリフ・フレミング

バンダイ雑誌SDクラブ』に連載された『大河原邦男コレクション』 (M-MSV) 及び漫画『シークレットフォーミュラ フルアーマー百式改』、『機動戦士ガンダムZZ 悪夢の戦場』に登場するMSである。百式改に増加装甲を装備した機体。(型式番号:FA-100S)

火力は高いが運動性がやや低下している。固定武装として新たにメガ粒子砲、炸裂ボルトを装備。肩に増加装甲がついたため、胸部から肩に向けてついている放熱板に「百改」と書かれている。

劇中での活躍
漫画『シークレットフォーミュラ』作中では月面の工業都市イプシロンのアナハイム第38工場にて調整され、同じくイプシロンで建造されていたアイリッシュ級戦艦クークスタウンの竣工に合わせて配備される予定だった。情報漏洩により宇宙世紀0087年11月22日に予定されていた就役が20日に前倒しになるが、同日、イプシロン内の別工場で調整されていたティターンズ特務部隊所属の量産型サイコガンダムによって第38工場が襲撃に遭い、クークスタウンから派遣されたリック・ディアスと共に損傷してしまう。その後、応急処置が施され、別の場所で量産型サイコガンダムに襲撃されていたクークスタウンを救援に向かい、辛くも撃破した。パイロットはクークスタウン所属のクリフ・フレミング中尉。また、これと同一の機体だったかは断定できないが、『悪夢の戦場』では翌年に月の裏側でテストを行っていた姿が描かれている。同機は飛行中に行方不明となるが、その後所属不明のプロトタイプサイコガンダムによる無人コントロール下に置かれ姿を現し、同様にテスト飛行を行っていたプロトタイプΖΖガンダムと交戦した。

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[編集] 量産型百式改

諸元
量産型百式改
型式番号 MSR-100S(MSR-00100S)
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 量産機
全高 19.2m
頭頂高 18.5m
重量 42.5t
装甲材質 ガンダリウムγ
武装 ビームサーベル×2
ビームライフル
ビーム・ガトリングガン

『Ζ-MSV』に登場するMSである。(型式番号:MSR-100S (MSR-00100S))

百式改の量産型。固定武装とウイングバインダーは廃止され、武装も標準的なものに変更された。実はバンダイの完成済みキット「ハイコンプリートモデル百式」を再発売した際に売れ残ったため、「百式改」の頭部と肩部をB-CLUBガレージキットとして前述のHCMとセット販売を目的に販売され、それを元に設定された機体である。

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[編集] 陸戦用百式改

諸元
陸戦用百式改
型式番号 MSK-100S
所属 カラバ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 量産機
全高 19.2m
頭頂高 18.5m
本体重量 39.2t
全備重量 63.6
出力 2,015kw
推力 70,800kg
センサー
有効半径
10,840m
装甲材質 ガンダリウムγ
武装 ビームサーベル×2
レールガンビームライフル
頭部60mmバルカン砲
ハンドグレネード
グレネードランチャー
3連装ミサイルポッド
中距離ビームキャノン

大河原邦男コレクション』 (M-MSV) に登場するMSである。(型式番号:MSK-100S)

カラバ所属のMSで、百式改を陸戦用に換装したもの。各所に防塵、防湿処理がなされ、森林や市街地などの他に短時間であれば水中でも運用が可能だったという。なお、金色ではなくグリーン系の塗装が施されている。

劇中での活躍
森田崇の漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』では、宇宙世紀0088年8月、ネオ・ジオンによる地球侵攻作戦において北米ニューヤーク基地防衛に使用された。なお、この機体はオプション武装の3連ミサイルポッドとビームキャノンを装備した重装型タイプである。パイロットはスパルナ・キャリバン大尉。

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[編集] エプシィガンダム

月刊モデルグラフィックス別冊『GUNDAM WARS PROJECT Z』に登場するMS。(型式番号不詳)

百式同様の可変試作機のフレームを新型推進システム開発用の素体として転用したMS。ロールアウトは百式と前後し、ε(エプシロン)ガンダムとして承認され、やはり非可変の機体として調整されている。外観的特徴に百式との共通点が多く、いわば兄弟機とも言える機体である。装甲材にガンダリウムεを採用している。詳細はεガンダムを参照。

[編集] 忍者百式

諸元
忍者百式
型式番号 JF-100(TYPE-M)
所属 木星海賊
全高 19.2m
本体重量 33.6t
全備重量 72.6t
出力 4,860kw
武装 クサリガマ「フウマ」
ツインビームサーベル「ヴァジュラ」
リアクティブ=クロウ

『SD戦国伝』シリーズとは別に、宇宙世紀の世界観上で展開された雑誌『コミックボンボン』のオリジナルストーリー『プロジェクトMUSHA』(1989年6月号掲載)に登場するMSである。(型式番号:JF-100(TYPE-M))

木星の宇宙海賊掃討を目的として始動した連邦軍の「プロジェクトMUSHA」の機体群(武者νガンダム、武者ZZガンダム)に対抗すべく、宇宙海賊側がアナハイムのデータをもとに百式改を母体にして開発した機体である。偵察や破壊活動を専門に行う隠密行動用の機体である。超小型ジェネレーターを内蔵したダミーを6基装備し、ミノフスキー粒子の散布と併用することで「分身の術」を行う。この他、ハンブラビの装備「海ヘビ」を改良した鎖鎌状の装備「フウマ」などを武器として使用。

[編集] 脚注

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  1. ^ 『機動戦士ガンダム 0083』にてガンダム試作一号機が相手のビームサーベルの剣戟をビームライフルで受け止めている(俗に「十手サーベル」と呼ばれる)描写により、ビームライフルの先にビームを固定展開する技術は『機動戦士Zガンダム』(0087年)以前に技術として確立している事となった。

[編集] 関連項目

  • アカツキ - 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するMS。耐ビーム特性を持つ金色の塗装や機体に描かれた漢字など、本機との共通点が多い。
  • 100s - 中村一義が在籍する日本のロックバンド。本機を名前の由来とし結成当時は「百式」の表記だったが、のちに読みはそのままに現在の表記に改名。
  • 2丁拳銃 - 吉本興業所属の漫才師。彼らの単独公演「百式」は「100分間ノンストップ漫才ライブ」の意味と、本機に肖ったものである事を公言している。

最終更新 2009年11月15日 (日) 05:04 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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