百里飛行場
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| 百里飛行場 | |||
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| IATA:IBR-ICAO:RJAH | |||
| 概要 | |||
| 国・地域 | |||
| 設置場所 | 茨城県小美玉市 | ||
| 空港種別 | 軍用(民間共用化工事中) | ||
| 運営者 | 航空自衛隊 | ||
| 標高 | 32m・105ft | ||
| 位置 | 北緯36度10分52秒 東経140度24分56秒 / 北緯36.18111度 東経140.41556度 | ||
| ウェブサイト | |||
| 滑走路 | |||
| 方向 | ILS | 全長×全幅(m) | 表面 |
| 03R/21L | I | 2,700×45 | 舗装 |
| 03L/21R | ? | 2,700×45 | 舗装 |
| リスト | |||
| 国際空港の一覧・日本の空港 | |||
百里飛行場(ひゃくりひこうじょう、JASDF Hyakuri Airbase)は茨城県小美玉市にある航空自衛隊の飛行場である。在日アメリカ空軍機の航空訓練も行われる。2010年3月11日[1]の開港をめどに民間共用化の工事が進められており、茨城空港という通称がつけられている。
目次 |
[編集] 沿革
- 1937年 - 百里ヶ原海軍飛行場として設置(百里原海軍航空隊)。
- 1945年 - 終戦後、満州などの海外引揚者の開拓地となる。
- 1956年 - 航空自衛隊基地の建設が計画される。
- 1966年 - 航空自衛隊百里基地として設置。
- 2000年 - 民間共用化事業として事業化。
- 2008年 - 旅客ターミナル建設開始。
- 2009年 - 新滑走路完成供用開始、現滑走路の改修工事着手。
- 2010年3月11日 - 官民供用化(11月19日付官報告示)。
[編集] 民間共用空港
茨城県では、首都圏の第3空港として位置づけようとしている[2]。総事業費は約540億円、そのうち空港本体の事業費は約250億円を見込んでいる[3]。自衛隊との共用飛行場のため、他の第三種空港に比べ県の負担は抑えられている。
民間供用開始目標は2010年3月11日で、自衛隊との共用飛行場となる。国土交通省試算の需要予測は開港時年間80.7万人であったが[4]、開港数年後で年間69万人と下方修正された[5][6]。
民間供用開始時の就航予定路線は札幌(新千歳)、大阪(伊丹)、福岡、沖縄であり国際線、特に格安航空会社(LCC)の乗り入れも誘致している。発着料金は成田、羽田と比較して3割ほど安く抑えられている。
[編集] 国内線
全日本空輸(ANA)が大阪国際空港との間にボンバルディア Q400による路線就航を打診していると報道されたが[7]、茨城県はこれを否定している[8]。
茨城県では開港予定の2010年に成田、羽田の拡張による発着枠の増加があるため航空会社は正式就航を公表できないとする[9]。国内線の就航対策として、搭乗率保証制度の導入を検討している[10]。
[編集] 国際線
韓国のアシアナ航空が、仁川国際空港からエアバスA320型機で1日1便就航することを表明した[11][12]。さらに、釜山へ週3便程度の運航も計画している。茨城県知事は、韓国向けの対外的な名称として「Tokyo Metropolitan Ibaraki Airport」とする可能性が強いと述べた[13]。
マレーシアのLCCであるエアアジア Xが、クアラルンプールからの就航を本格的に検討している[14][15][16][17]。
セブパシフィック航空、ビバ・マカオ、香港エクスプレス航空が就航へ向けて県と交渉をしている[18]ほかオーストラリアのLCCであるジェットスター航空にも路線就航を要請している[19]。
[編集] 滑走路・誘導路
- 新滑走路(03L/21R)
- 2700m×45m
- 着陸帯:2820m×150m
既存滑走路の西側に平行に建設された。新滑走路完成後、既存滑走路(2700m×45m:03R/21L)を閉鎖して改修工事が行われている。
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- 165m×4本(連結誘導路)
- 155m×1本(取付誘導路)
- 駐機場
- 中型ジェット機用×1
- 小型ジェット機用×3
日本共産党の独自調査により「新滑走路は中型旅客機対応で大型旅客機は想定外である」と衆議院議員塩川鉄也、茨城県議会議員大内久美子らにより指摘された[20][21]。計画では緊急時を除き大型機には対応せず、ボーイング767(最大離陸重量 約204トン)などの中型機の利用を想定していた[22]。国土交通省関東地方整備局鹿島港湾・空港整備事務所は、エアアジア Xが就航させる予定の中型旅客機エアバスA330-300は約215トンの最大離陸重量であるため1日1便就航したとしても問題はないと明らかにした。2008年度末から着手された既存滑走路改修、かさ上げ工事により航空機の重量に対する問題は解決する[23]。
[編集] 旅客施設
新滑走路の南西にターミナルビルが整備される。
2007年12月7日の茨城県知事定例記者会見[24]において、格安航空会社に対応出来る空港施設にするよう検討を進めていることを明らかにした。これに対し海外の格安航空会社からは良い反応を受け[25]、国際定期便の就航も視野に入れている[26]。国際線の入管施設に対応するため、計画よりも拡大された7,800平方メートルとなる[27]。
出発ロビーと到着ロビーを同じ1階に設置しボーディング・ブリッジは設置せず、タラップを使って搭乗することになる。駐機場は航空機のエンジンでUターンできる構造にする[28]。この構造により、航空会社が空港に支払う空港利用料を抑えることができる[29]。
2008年11月14日、旅客ターミナルビルの工事が開始され安全祈願祭が行われた[30]。
[編集] 周辺
- 空港公園(仮称) - 茨城県が建設を進めている都市公園。飛行機の離発着を見られる公園の整備などが行われている。
- 空港テクノパーク(仮称) - 茨城県が企業誘致のための工業団地・産業団地の整備を進めており、開港に合わせて分譲される予定。
[編集] 航空自衛隊百里基地
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百里基地(ひゃくりきち)は茨城県小美玉市にある航空自衛隊の基地。基地司令は第7航空団司令が兼務する。
埼玉県にある入間基地は地域との協定により戦闘機の運用ができないことから航空自衛隊が関東地方で戦闘機の運用が可能な唯一の基地(離島を除く)であり、「首都防空基地」とも呼ばれている。また、国家首脳を招いた各種行事も多数実施されている。主な隊は第7航空団(F-4ファントム装備の第302飛行隊とF-15イーグルを配備する第305飛行隊)と偵察航空隊(第501飛行隊)。
基地反対派からの用地買収ができず、日本では珍しい「くの字型」の誘導路となっている。航空自衛隊は滑走路が破壊された場合には誘導路からも離陸することを想定しているが、百里基地においてはそれが困難である。また反対派が基地内に所有する飛地(平和公園・平和農園・百里稲荷神社)内に植えた木や「自衛隊は憲法違反」と記された巨大看板が、管制塔から滑走路端への視界を妨げている。なおこの飛地へは壁やフェンスで囲まれた小道が通されており、出入りが可能となっている。出入口の近くには土地の所有者の自宅がある。
民間でアクロバット飛行を行う「エアロック」を主催したロック岩崎(岩崎貴弘)が、在官中最後に所属した基地でもある。
[編集] 配置部隊
- 中部航空方面隊隷下
- 航空総隊直轄
- 航空支援集団隷下
- 防衛大臣直轄
[編集] 航空観閲式
1996年より自衛隊大型行事が各自衛隊持ち回り担当になり[31]、航空自衛隊が担当する「航空観閲式」は1996年より3年おきに同基地で行われる。招待者のみが参加できる。
[編集] 百里基地航空祭
航空自衛隊によって開催される航空祭である。また、各種の航空兵器も数多く展示される。近年は9月頃に開催される。しかし、正確な開催日は間近になってからしか公表されていない。航空観閲式が開催される年には航空祭は開催されない。
[編集] 主な展示
[編集] 飛行展示機
ほぼ毎年飛行展示を行うものは航空自衛隊のF-15JとRF-4によるスクランブルデモと高機動飛行、F-2による低空飛行と高機動飛行、ブルーインパルスによるアクロバット飛行、UH-60Jによる乗員の降下とU-125の旋回飛行による救難訓練、各種展示機の飛行が行われている。
[編集] 地上展示機
地上展示機は飛行展示機が地上で展示される他にUH-1、CH-47、SH-60J、P-3C、T-7、T-400、S-2B、C-1、C-130Hなどがある。
[編集] 航空祭・航空観閲式・歴史
- 1996年10月27日 - 第1回航空観閲式開催。
- 1999年10月31日 - 第2回航空観閲式開催。
- 2001年 - アメリカ同時多発テロ事件のため航空祭中止。
- 2002年10月20日 - 第3回航空観閲式開催。
- 2003年9月21日 - イラク戦争開戦と、自衛隊のイラク派遣のため航空祭中止。
- 2004年9月26日 - 第23回百里基地航空祭開催、アメリカ空軍のアクロバット飛行チームサンダーバーズが、南太平洋ツアーの会場として一般公開飛行を行う予定があったが、悪天候で中止された。
- 2005年10月23日 - 第3回航空観閲式開催。
- 2006年7月30日 - 第24回百里基地航空祭開催、アメリカ空軍やアメリカ海軍の戦闘機や攻撃機が飛行を行った。
- 2007年9月9日 - 第25回百里基地航空祭開催、AIR-Rockチームのアクロバット飛行があった。
- 2008年10月12日 - 第4回航空観閲式開催。
- 2009年9月13日 - 第26回百里基地航空祭開催。
[編集] 参考文献
- 三野正洋 「世界の航空博物館&航空ショー」 サック出版部 1999年
[編集] 関連画像
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航空祭にて駐機されたブルーインパルスのT-4 |
地上展示されるF-2支援戦闘機 |
地上展示されるUH-60J |
基地内に展示されているF-104戦闘機 |
[編集] 空港アクセス
[編集] 鉄道
最寄り駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線石岡駅、または鹿島臨海鉄道大洗鹿島線新鉾田駅である。両駅共に、飛行場から10km以上離れている。
下記の石岡駅-空港間のバスに乗り継いだ場合、空港までの所要時間は土浦駅から約50分、上野駅から約2時間となる。
[編集] バス
廃止された鹿島鉄道線の跡地(石岡駅 - 常陸小川駅間)を、バス専用道路にする計画がある[32][33]。この専用道路を利用した場合、石岡駅 - 茨城空港間は所要25分となる計画である[34]。
[編集] 道路
百里飛行場周辺は道路網が整備されておらず、民間共用を機に改善が進められている。自家用車による空港までの所要時間は水戸市から30分、つくば市から45分を見込んでいる。
- 水戸市方面からは、北関東自動車道・茨城ジャンクション(仮称)→東関東自動車道・茨城南インターチェンジ(仮称)→茨城県道144号紅葉石岡線→茨城県道359号百里飛行場線。
- 東京方面からは、常磐自動車道・千代田石岡インターチェンジ→国道6号→国道355号→茨城県道144号紅葉石岡線→茨城県道359号百里飛行場線。このほか千代田石岡ICと美野里PAとの間にスマートICが設置され[35]、国道355号と接続する。
- 東関東自動車道
- 開港前まで(2009年中)に茨城ジャンクション - 茨城南インターチェンジ間が、2015年に茨城南インターチェンジ - 鉾田インターチェンジ間がそれぞれ開通する予定であることが東日本高速道路(NEXCO東日本)によって示されている。
空港には、約1,300台を収容する無料駐車場が設置される予定である。
百里基地航空祭においては、臨時のシャトルバスが石岡駅から出ている。自家用車の場合、駐車場が制限されているためパークアンドライドが推奨されている。
[編集] 舞台となった作品
- 執筆当時は題名のとおりF-4(ファントム)が配備されていた。
[編集] 脚注
- ^ 茨城空港 3月11日開港で調整
- ^ 知事定例記者会見発言要旨 茨城県 2008年4月21日
- ^ 茨城空港 路線誘致に四苦八苦 大手冷ややか 「海外格安」狙い。
- ^ 茨城県企画部空港対策課
- ^ 「茨城空港:需要予測を下方修正 開港当初81万人→開港数年後に69万人」 毎日新聞 2007年12月8日 茨城版
- ^ 空港ターミナルビル着工 採算・就航は視界不良 - 東京新聞 2008年11月15日
- ^ 読売新聞 2007年8月5日
- ^ 茨城県知事定例記者会見における発言要旨 2007年8月22日。
- ^ 知事定例記者会見における発言要旨 2008年2月4日。
- ^ 朝日新聞 - 県、搭乗率保証を検討。 毎日新聞茨城版 - 茨城空港:搭乗率保証に含み 県企画部長、国内線就航対策で 2008年6月13日。
- ^ アシアナ航空が茨城空港への就航を表明 茨城県
- ^ 茨城空港に初路線、仁川便 開港まで1年でようやく決定 共同通信
- ^ 知事定例記者会見における発言要旨 茨城県 2009年2月5日
- ^ 茨城空港:エア・アジアX、就航に意欲 県と自民県連幹部、マレーシア訪問 / 茨城 - 毎日jp 2008年5月17日
- ^ マレーシア格安航空のエア・アジアXが日本就航 日本経済新聞 2008年5月20日
- ^ 東南アジアの格安航空 日本就航へ虎視眈々 徹底合理化で好調維持 フジサンケイビジネスアイ 2008年6月14日
- ^ 茨城空港、LCCを積極誘致、対応ターミナルに設計変更、エア・アジアXから好感触。 travelvision 2008年5月9日。
- ^ 読売新聞 茨城版 2009年3月3日
- ^ 茨城空港:アシアナ航空、就航に意欲 知事が訪韓、会長らと会談し要請 毎日新聞 2008年7月16日 茨城版
- ^ 新滑走路は中型対応 大型機は想定外
- ^ 茨城空港:暗雲 LCC機、想定外に重く着陸に支障 県「燃料減らせば」 茨城 毎日新聞 茨城版 2008年10月30日
- ^ 茨城空港/事業計画の概要 茨城県
- ^ 百里飛行場民間共用化事業の概況
- ^ 知事定例記者会見における発言要旨(平成19年12月7日) - 茨城県公式サイト
- ^ 低コスト航空会社に対応へ 導入されれば全国初 - 09年度開港の茨城空港 常陽新聞 2007年12月8日
- ^ 茨城空港・ターミナルビル 県、構造や機能見直し検討 茨城新聞 2007年12月14日
- ^ 茨城空港ターミナル、30年間の収支見通し 常陽新聞 2008年3月12日
- ^ 通常はプッシュバックが必要となり、離陸までに時間がかかる。
- ^ '08くらしと県予算<6> 茨城空港整備
- ^ 茨城空港:工事現場で安全祈願祭 茨城 毎日新聞
- ^ 陸上自衛隊「観閲式」、海上自衛隊「観艦式」。
- ^ 鹿島鉄道跡地のバス専用道化事業 茨城県
- ^ 廃線跡をバス専用道に 新空港アクセスのため MSN産経ニュース 2007年12月29日。
- ^ 茨城新聞 - 鹿島鉄道敷にバス専用路線。
- ^ 石岡・小美玉スマートIC年内着工
- ^ 県道百里飛行場線の起工式を開催しました - 茨城県。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 茨城空港関連
- 茨城空港 - 茨城県企画部空港対策室
- 茨城県開発公社 - ターミナルビル事業者
- 百里飛行場民間共用化 - 小美玉市公式サイト
- 空港需要への対応(百里飛行場(茨城空港)の共用化)PDF - 国土交通省関東地方整備局 港湾空港部
- 今、茨城空港開港にむけて! - 小川町商工会「KURENAIプロジェクト」
- 航空自衛隊百里基地関連
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最終更新 2009年11月29日 (日) 13:49 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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