目的

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目的とは、あることを成し遂げたいとして、それを目指すための目当てのことである。目標ともいうが、目的はもっぱら抽象的なのに対し、目標は抽象的なものでも具体的な物体でも、両方に使われる。

[編集] 目的法学

法学においては、ルドルフ・フォン・イェーリングが、目的とは個人的目的と社会の目的の二種類に分けられ、個人的目的は個人のエゴイズムで、等価交換を媒介にして経済生活や私法生活を生み出し、また、社会の目的は共同体を維持することであり、そのためには等価交換とともに強制が必要であり、これが国家およびを生み出すと考えた。この考えを基盤とした法学の傾向を目的法学という。

[編集] 目的論

ドイツ語で Teleologie。18世紀にドイツの哲学者ヴォルフが創ったとされる。自然の諸事物のうちにさまざまな意図があるとする観点を指す。その意図は神の意図ともされ、プロテスタントとしてのヴォルフが目指したキリスト教普遍神学の枠組みの中で論じられた。語源はギリシャ語のテロスで、普遍的な終局、ゴール、完成などを意味する。目的論者にとってはそのゴールが善いものである。その場合、ゴールが到来するというだけの観念は終末論である。展開は目的に即して基礎付けられているという考えが目的論。個人や組織が自己の目標を据えて行動するあり方は目的志向的だが、それだけでは本来はまだ目的論的姿勢とは呼べない。だが、目的志向であることは、目的論の考えを妥当だと思っているから起こることであるので、そしてまた、目的論も己の思考を妥当だと思っているので、その限りでは、目的志向はもはや目的論的だとも言える。

プラトンは、観念や物質が合目的的に形成されるという考えを基礎にしていたが(イデア論)、目的論を組織的体系的に述べたのはアリストテレスである。アリストテレスは、資料が形相を実現していくなかで高まっていく過程をもって、世界の目的論的な存在の仕方、つまり万物が一定の目的の実現のために存在するという説をたてた。たとえば、ポリス的生物(Zoon politikon)にある目的は、ポリス内でのみ可能な、良き生の実現とされた。アリストテレスの場合、目的は個人の自己決定によるものではない。神的なものに与ることが、自由意志を超えた必然の目的とされた。目的論は、トマスにおけるごとく、神によって目的が与えられることにより成立するという考えにいたり、そこからの存在を証明しようとする試みもでてきた。ライプニッツの予定調和説もこの系譜に属す。
 カントにとって、目的論に対するものは、因果論機械論的なものだった。目的を彼は Zweck と呼んで、Ziel とはしていない。  生物学においてもダーウィンの進化論以前は目的論的考えが主流だったが、新生気説や新ラマルク説は目的論的である。  ウィーナーらのサイバネティックスでは環境に事物が最もよく適応する過程を目的的であるという。  なお、種にとっての自己保存という善きもの、を目的として想定するテレオノミーとは、目的論は、個体にとって善きものが目的であるという点で対立する。進化論では進化の軌跡によって後から想定される目的しかないのに対し、目的論では展開の前から目的が定まっている。


[編集] 参考文献

執筆の途中です この「目的」は、哲学に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正して下さる協力者を求めています。(Portal:哲学

最終更新 2009年8月13日 (木) 09:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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