付臭

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付臭(ふしゅう)とは、嗅覚でガスの漏洩を感知できるように、都市ガス液化石油ガスなどに薬剤を添加して臭いを付けることであり、着臭(ちゃくしゅう)とも呼ばれる。ガス事業法及び関係省令により、空気中のガス濃度が1/1000以上である場合に臭気を感知できるよう定められている。

目次

[編集] 付臭剤

付臭に用いられる薬剤を付臭剤(または着臭剤)と呼ぶ。下記の条件を満たす物質が使用されている。

  • 人体に有害でないこと
  • 嗅覚疲労を起こしにくく、低濃度でも臭気を感じることが出来ること
  • 一般に存在する臭いとは明瞭に識別できること
  • 導管やガス器具に吸着されたり、損傷を与えたりしないこと
  • 化学的に安定して、燃焼を妨げたり燃焼後に臭気が残らないこと
  • 安価で、入手・取扱が容易であること
  • 嗅覚以外の方法で検知可能であること

[編集] 燃料用

都市ガス・プロパンガスの付臭剤として、主に下記に挙げるような有機硫黄化合物が用いられる。

[編集] 燃料電池用

  • 前項の付臭剤を添加したガスを燃料電池用として使用する場合には、硫黄分が電極触媒に損傷を与えるため、吸着剤による脱硫処理が施される。また、硫黄を含まない5-エチリデンノルボルネンと2-アルキル-3-アルコキシピラジンの混合付臭剤も開発されている。
  • 燃料電池自動車で使用される水素用の付臭剤としては、ジエチルスルフィドなどが研究されている。

[編集] 工業用

洗浄剤や、発泡スチロールの発泡剤として用いられる液化石油ガスの一部は、「工業用無臭」として、付臭を行わずに供給されている。

[編集] 付臭方法

  • 液体注入方式 - 液体の付臭剤を製造ガスに直接注入し、気化拡散させる方式。
  • 蒸発式注入方式 - 付臭剤を蒸発させてから製造ガスに注入する方式。
  • 液付臭方式 - 液化ガスに直接付臭剤を注入する方法。

最終更新 2008年11月3日 (月) 04:17 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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