石勝線

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石勝線
石勝線0キロポスト
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石勝線の路線図
路線総延長 (本線)132.4km/(支線)16.1 km
軌間 1067 mm
最高速度 130 km/h

石勝線(せきしょうせん)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)が運営する鉄道路線幹線)。北海道千歳市から夕張市を経て上川郡新得町を結ぶ本線(南千歳駅 - 新得駅)と夕張市内の新夕張から分岐する支線(新夕張駅 - 夕張駅)からなる。

路線名は、本路線が接続する地域の旧称狩国から採られている。なお、石勝線として編入される以前の追分駅 - 夕張駅間は夕張線(ゆうばりせん)と称していた。現在でも新夕張 - 夕張間の通称として用いられている。

目次

[編集] 路線データ

  • 管轄・区間(営業キロ):
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:29(起終点駅及び根室本線との重複区間にある信号場を含む。駅15、信号場14)
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:なし(全線非電化
  • 閉塞方式
    • 南千歳 - 新得間 単線自動閉塞式
    • 新夕張 - 夕張間 特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
    交換可能駅:本線は途中の全駅で交換可能。支線は終点の夕張駅も含め区間内に交換可能駅なし
  • 最高速度:130km/h(南千歳 - 追分間及び新夕張 - 新得間)

[編集] 廃止線

  • 夕張線 紅葉山(現在の新夕張) - 登川 (7.6km)

[編集] 歴史

歴史的に北海道炭礦鉄道により運炭路線として建設され、鉄道国有法により買収・国有化された旧夕張線区間(追分 - 新夕張 - 夕張間)と、同線を延伸し、札幌と十勝地方を短絡する幹線として、日本鉄道建設公団により建設された新線区間(南千歳 - 追分、新夕張 - 上落合信号場間)とに分かれる。

新線区間のうち、南千歳 - 追分間は、改正鉄道敷設法第137号に規定する「石狩國白石ヨリ胆振國廣島ヲ經テ追分ニ至ル鐵道(以下略)」の一部(追分線)、新夕張 - 占冠間は、同第134号「胆振國鵡川ヨリ石狩國金山ニ至ル鐵道及「ペンケオロロツプナイ」付近ヨリ分岐シテ石狩國登川ニ至ル鐵道」の一部(紅葉山線)、占冠 - 上落合信号場間は同第142号の2「十勝國御影付近ヨリ日高國右左府ヲ經テ胆振國邊富内ニ至ル鐵道」の一部(狩勝線)である[1]。なお、上落合信号場 - 新得間は、根室本線落合 - 新得間(狩勝峠)の勾配緩和新線(同第142号の4)の一部として1966年9月30日に開業しており、根室本線と線路を共用している。

新線区間の開通以前は、札幌から道東(十勝・釧路・根室方面)へ向かうには旭川や滝川を経由していたが、石勝線の開通によってこれら方面への所要時間が短縮された。同時に、根室本線の滝川 - 新得間は定期優等列車がほとんど運行されないローカル線になった。

新夕張以東の沿線は、占冠、トマム駅周辺を除いてほとんどが非居住地帯で、本線においては駅の数より信号場の数の方が多い特徴を持つ。信号場の多くは、計画当初は駅にする予定だったが、沿線の入植者の離農が進んで非居住地帯となりその必要が無くなった経緯がある。

「北海道の屋根」と呼ばれる日高山脈を貫くため、北海道島内の山岳トンネルで最長の5,825mの新登川トンネルをはじめ、5,790mの新狩勝トンネル、5,700mの登川トンネル、4,225mの第二串内トンネル、3,765mの鬼峠トンネルなどの長大トンネルが連続する。

新夕張駅 - 新得駅には踏切が1つしかない。唯一踏切があるのは新得駅のホーム付近だが、この区間は根室本線との重複区間内である。

また、旧夕張線区間は、後年の復活運転を除くと、日本で最後まで蒸気機関車が牽引する貨物列車が運転されていたことや、蒸気機関車が追分で入換作業に最後まで従事していたことでも知られる。蒸気機関車は1975年12月24日に本線最終運転された(入換は1976年3月2日、追分駅構内まで運行)。ただし、1976年4月13日に起きた追分機関区の火災で本線最終運転の5両中4両、入換機の3両中2両および、新製間もないディーゼル機関車DD51DE10が全焼している。

同線は幹線だが、もし新夕張 - 新得が開通せず夕張線のままだったとしても幹線になったと言われている。これは美祢線と同様の事情で、1977-1979年の石炭の輸送が好調だったことによる。

[編集] 年表

  • 1892年(明治25年)11月1日 北海道炭礦鉄道の追分 - 夕張間が開業、同区間に紅葉山・夕張駅新設
  • 1893年(明治26年)8月1日 川端駅を新設
  • 1897年(明治30年)2月16日 滝ノ上・清水沢駅を新設
  • 1901年(明治34年)12月1日 鹿ノ谷駅を新設
  • 1905年(明治38年)11月15日 (貨)沼ノ沢駅を新設
  • 1906年(明治39年)10月1日 北海道炭砿鉄道を買収し追分 - 夕張間が官設線となる
  • 1907年(明治40年)5月16日 紅葉山 - 楓間を開業(貨物営業のみ)、同区間に楓貨物取扱所を開設
  • 1909年(明治42年)7月1日 紅葉山 - 楓間の旅客営業を開始、楓貨物取扱所を駅に変更
    • 10月12日 国有鉄道線路名称設定により追分 - 夕張間および紅葉山 - 楓間が夕張線となる
  • 1910年(明治43年)8月16日 沼ノ沢を貨物駅から一般駅に変更
  • 1916年(大正5年)7月11日 楓 - 登川間を延伸開業、同区間に登川駅を新設
  • 1961年(昭和36年)1月15日 準急「夕張」2往復を札幌駅 - 岩見沢 - 夕張間に函館本線室蘭本線・夕張線経由で運行開始
  • 1962年(昭和37年)12月25日 十三里・南清水沢駅を新設
  • 1965年(昭和40年)3月1日 東追分駅を新設
  • 1966年(昭和41年)3月5日 準急「夕張」の夕張線内を普通列車化
    • 9月30日 根室本線の落合 - 新得間新線付け替えにより上落合・新狩勝・広内・西新得信号場を新設
  • 1968年(昭和43年)10月1日 「夕張」を急行列車に昇格
  • 1970年(昭和45年)10月1日 急行「夕張」の1往復を廃止
  • 1972年(昭和47年)3月15日 急行「夕張」を廃止
  • 1978年(昭和53年)5月1日 鹿ノ谷 - 夕張間の貨物営業を廃止 (-3.4km)
  • 1981年(昭和56年)5月25日 清水沢 - 鹿ノ谷間 (-6.6km) および紅葉山 - 登川間 (-7.6km) の貨物営業を廃止
    • 7月1日 紅葉山 - 登川間の路線を廃止 (-7.6km)、同区間の楓・登川駅を廃止
    • 10月1日
      • 千歳空港 - 追分 (17.6km) および新夕張 - 新得 (89.4km) を開業(上落合信号場 - 新得 (23.9km) は根室本線として既設)
      • 千歳空港 - 新得間および新夕張 - 夕張間を石勝線に改称し室蘭線の部から函館線の部に移す
      • 楓(2代)・占冠・石勝高原の各駅および駒里・西早来・滝ノ下・オサワ・東オサワ・清風山・鬼峠・東占冠・滝ノ沢・トマム・串内の各信号場を新設(上落合、新狩勝、広内、西新得は既設。根室本線所属)、紅葉山駅を新夕張駅に改称
  • 1985年(昭和60年)10月13日 夕張駅を移設、改キロ (-1.3km)
  • 1986年(昭和61年)3月3日 鬼峠信号場を廃止[2]
  • 1987年(昭和62年)2月1日 石勝高原駅をトマム駅に、トマム信号場をホロカ信号場に改称
    • 4月1日 国鉄分割民営化にともない北海道旅客鉄道(第1種)、日本貨物鉄道(第2種・千歳空港 - 上落合信号場、新夕張 - 清水沢)が承継
  • 1990年(平成2年)4月1日 日本貨物鉄道の新夕張 - 清水沢間の第二種鉄道事業を廃止 (-8.2km)
    • 12月26日 夕張駅を移設、改キロ (-0.8km)
  • 1992年(平成4年)7月1日 千歳空港駅を南千歳駅に改称
  • 2004年(平成16年)3月7日 清水沢駅の交換設備廃止。これにより北海道から腕木式信号機タブレット閉塞が消滅
  • 2007年(平成19年)10月1日 全区間で駅ナンバリングを実施

[編集] 運転

[編集] 広域輸送

札幌駅 - 帯広駅釧路駅を結ぶ幹線ルートの一部で、以下に挙げる特急列車南千歳駅 - 新得駅間で多数運転されている。また、1997年に高速化改良が完成し、振り子式気動車キハ283系キハ261系が最高速度130km/hで運行されている。札幌 - 帯広間の年間旅客輸送量は約200万人と札幌 - 旭川間、札幌 - 函館間に次いで道内3番目[3]である。

列車名

※運行便数は2009年10月1日現在

[編集] 国鉄準急「夕張」と夕張鉄道急行列車

夕張線時代には、1961年 - 1972年の間、札幌と夕張を結ぶ速達列車として、準急「夕張」(後、急行に格上げ)が「札幌駅 - (函館本線) - 岩見沢駅 - (室蘭本線) - 追分駅 - (夕張線) - 夕張駅」の経路で運行されていた。

一方、函館本線野幌駅 - 夕張本町駅間に路線を有していた夕張鉄道では国鉄のZ形の運行経路に対抗し、野幌 - 夕張本町間の急行列車を1961年に運行を開始した。野幌(北海鋼機前) - 札幌大通間を自社バスで連絡し札幌への利用も可能だった。直通バス路線(札幌急行線)の拡充などにより1967年に廃止した。

[編集] 地域輸送

千歳駅 - 南千歳駅 - 追分駅 - 新夕張駅 - 夕張駅間では、キハ40系により普通列車ワンマン運転されており、2-4時間に1本程度である(千歳駅 - 南千歳駅間は千歳線乗り入れ)。また1日1便だけ「苫小牧駅→(室蘭本線)→追分駅→夕張駅」という系統がある。追分駅 - 新夕張駅間において、東追分駅十三里駅については、一部の列車が通過する。

新夕張駅 - 新得駅間に運転される普通列車は開業時から設定されておらず、特急列車のみが運転されている。そのため、同区間の各駅相互で特急列車の自由席を利用する場合は、特急料金が不要となる特例が設けられている。

[編集] 駅一覧

[編集] 本線

  • すべての駅・信号場で列車交換が可能
  • 普通列車は南千歳 - 新夕張の全旅客駅に停車。ただし一部列車は▽の駅を通過。新夕張 - 新得間では普通列車の運転は無い
  • 特急列車の停車駅についてはとかち (列車)おおぞら (列車)を参照
駅番号 駅名 駅間営業キロ 累計
営業
キロ
接続路線 所在地
H14 南千歳駅 - 0.0 北海道旅客鉄道千歳線(本線・新千歳空港支線) 千歳市
  駒里信号場 - (5.4)  
  西早来信号場 - (11.7)   勇払郡安平町
K15 追分駅 17.6 17.6 北海道旅客鉄道:室蘭本線
K16 東追分駅 4.0 21.6  
K17 川端駅 5.4 27.0   夕張郡由仁町
  滝ノ下信号場 - (30.3)   夕張郡栗山町
K18 滝ノ上駅 8.8 35.8   夕張市
K19 十三里駅 4.4 40.2  
K20 新夕張駅 2.8 43.0 北海道旅客鉄道:石勝線(夕張支線)
  楓信号場 - (48.7)  
  オサワ信号場 - (55.7)   勇払郡
むかわ町
  東オサワ信号場 - (59.6)  
  清風山信号場 - (67.3)   勇払郡占冠村
K21 占冠駅 34.3 77.3  
  東占冠信号場 - (81.3)  
  滝ノ沢信号場 - (85.7)  
  ホロカ信号場 - (92.6)  
K22 トマム駅 21.3 98.6  
  串内信号場 - (104.2)   空知郡
南富良野町
  上落合信号場 - (108.3) 根室本線と石勝線との実際の接続点
  新狩勝信号場 - (113.9)   上川郡新得町
  広内信号場 - (120.1)  
  西新得信号場 - (125.6)  
K23 新得駅 33.8 132.4 北海道旅客鉄道:根室本線(営業上の接続点)
  • ※上落合信号場 - 新得駅間は根室本線と重複
  • かつて旅客駅であった信号場
    • 楓駅(3代目) : 2004年旅客扱い廃止、現・楓信号場

[編集] 夕張支線

  • 全駅が夕張市に所在
  • 新夕張駅以外では列車交換不可
  • 全列車普通列車(全駅に停車)
駅番号 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 接続路線
K20 新夕張駅 - 0.0 北海道旅客鉄道:石勝線(本線)
Y21 沼ノ沢駅 2.7 2.7  
Y22 南清水沢駅 4.0 6.7  
Y23 清水沢駅 1.5 8.2  
Y24 鹿ノ谷駅 6.6 14.8  
Y25 夕張駅 1.3 16.1  

[編集] 廃駅・廃信号場

廃止区間内のものを除く。

  • 鬼峠信号場:1986年廃止、清風山信号場 - 占冠駅間(南千歳駅起点72.5km)

[編集] 廃止区間

夕張線登川支線
紅葉山駅(現:新夕張駅) - 楓駅(初代) - 登川駅

[編集] 過去の接続路線

夕張地域の炭鉱から産出される石炭の輸送を目的とした私鉄・専用鉄道が分岐していたが、現在ではその全てが廃止されている。

[編集] 脚注

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  1. ^ 鵡川 - 邊富内 - 右左府の区間は、一部が北海道鉄道金山線として開業し、後に国鉄富内線となって開通したが、1986年に廃止された。
  2. ^ この時点で夕張方面の列車は9往復になる。国鉄廃止前路線・浪漫紀行
  3. ^ http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/company/com_6.html JR北海道 各種データ

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月18日 (水) 18:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【石勝線】変更履歴

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