石打ち

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石打ちの刑に処されるステファノ

石打ち(いしうち)とは古代からつたわる処刑方法の一つである。石撃ちと表記することもある。

目次

[編集] 概要

下半身を生き埋めにして、動きが取れない状態の罪人に対し、大勢の者が石を投げつけて死に至らしめる処刑法。罪人が即死しないよう、握り拳から頭ほどの大きさの石を投げつける。古代のオリエント世界においては一般的な処刑方法であったが、残酷であるとして現在ではほとんど行われていない。しかし、イランや北部アフリカなどのイスラム教国では未だにこの処刑方法を採用している地域も存在し、人権擁護団体などによる批判の対象ともなっている。

なお、中世の日本で春日大社鹿を殺した者に執行されていた石子詰めは、罪人を大量の小石と共に生き埋めにする処刑法であり、石打ちとは異なる。

[編集] 古代の石打ち

[編集] 聖書にみられる例

聖書」も参照

石打ちに値する大罪として「レビ記」20章にあげられているのはおおむね以下の通りである。

  • モレクに自分の子供をささげる者
  • 霊媒や予言をおこなう者、また、彼らに相談する者
  • 自分の父母の上に災いをよびもとめる者
  • 姦淫、同性愛、獣姦など、『倒錯した』性行為をおこなう者

他にも、安息日をまもらなかった者や、偽証をおこなった者など、およそモーセの十戒に挙げられている命令を無視した場合には死罪が適用された様である(「民数記」15:32-36、「申命記」19:15-21)。

新約聖書の記述においてはステファノが石打ちによって死亡した唯一の例である。パウロも石打ちにあったものの、何とかいきのびている。他に、イエス・キリストも石打ちにされそうになったことを「ヨハネによる福音書」のみがつたえている。

[編集] イスラーム法

イスラーム法で石打ち刑をラジム(アラビア語:جم)とよんでいる。

現在でもおこなわれている国として、パキスタンアフガニスタンイランソマリアナイジェリアなどがある。主にジナの罪(通姦、不倫)を犯した者に科せられる。ただし、クルアーンにはジナの罪に石打ち刑をおこなうという明確な記述はなく、ハディースの記述によっている。

クルアーン」には石打ちについてかかれた以下の6節がある。

第11章91節
かれらはいった。「シュアイブよ、あなたのいうことをまるで理解できない。またわたしたちは、本当にあなたは頼りにならないとおもう。あなたの同族(のこと)をかんがえなかったならば、わたしたちはきっとあなたを石打ちにしたであろう。あなたはわたしたちの間では無力なのである。」
第18章20節
もしかれらが、あなたがたのことをしることになれば,必ず石撃ちにするか,あなたがたをかれらの教えにもどらせよう。そうなったらあなたがたは永久にさかえないであろう。」
第19章46節
かれ(父)はいった。「イブラーヒームよ、あなたはわたしたちの神々を拒否するのか。もしそれをやめないなら、必ずあなたを石打ちにするであろう。さあ永久にわたしからはなれされ。」
第26章116節
かれらはいった。「あなたがやめないなら、ヌーフよ、必ず石打ちにされるでしょう。」
第36章18節
かれらはいった。「わたしたちにとってあなたがたはたしかな凶兆です。もしやめないならば、あなたがたを必ず石打ちの刑にしましょう。ひどいめにあわせてやりますぞ。」
第44章20節
あなたがたがわたしを石撃ちにするなら、わたしそしてあなたがたの主でもある御方に,救いをもとめます。

[編集] 参考

いじめに「死刑」というのがある。これはいじめっ子が円形に立ち、その真ん中にいじめられっ子を立たせて投石するもので、このネーミングは石打ち刑に由来している。[要出典]

[編集] 外部リンク

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最終更新 2009年11月3日 (火) 04:14 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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