破傷風
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| 破傷風 | |
| 分類及び外部参照情報 | |
![]() 破傷風による筋肉の発作で苦しむ人の絵(1809年)Sir Charles Bell作 |
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| ICD-10 | A33.-A35. |
|---|---|
| ICD-9 | 037, 771.3 |
| DiseasesDB | 2829 |
| MedlinePlus | 000615 |
| eMedicine | emerg/574 |
| MeSH | D013742 |
破傷風(はしょうふう、Tetanus)は、破傷風菌を病原体とする人獣共通感染症の一つ。 感染症法施行規則で5類感染症全数把握疾患に定められており、診断した医師は7日以内に最寄りの保健所に届け出る。
また、家畜伝染病予防法上の届出伝染病であり、対象動物は牛、水牛、しか、馬である(家畜伝染病予防法施行規則2条)。
目次 |
[編集] 原因
土壌中に棲息する嫌気性の破傷風菌(Clostridium tetani)が、傷口から体内に侵入することで感染を起こす。破傷風菌は、芽胞として日本中の土壌中に常在している。多くは自分で気づかない程度の小さな切り傷から感染している(1999 〜2000年では23.6%)。芽胞は土中で数年間生きる。誰もが感染する可能性がある。芽胞は創傷部位で発芽し増殖する。新生児の破傷風は、衛生管理が不十分な施設での出産の際に、新生児の臍帯の切断面を汚染し発症する。ヒトからヒトへは感染しない。[1]
[編集] 症状
破傷風毒素として、神経毒であるテタノスパスミンと溶血毒であるテタノリジンを産生する。テタノスパスミンは、脳や脊髄の運動抑制ニューロンに作用し、重症の場合は全身の筋肉麻痺や強直性痙攣をひき起こす。一般的には、舌がもつれ会話の支障をきたすことから始まり、歩行障害、全身の痙攣と徐々に重篤な症状が現れ、最悪の場合死に至る。感染から発症までの潜伏期間は3日~3週間。
[編集] 治療
現在、予防用に不活化ワクチンが存在する。日本では小児定期接種の三種混合ワクチン(DPT)、二種混合ワクチン(DT)に含まれている。また検疫所では海外渡航者向けの有償予防接種を行っている。また、動物咬傷に対しては、破傷風の予防接種を行うことが推奨されている。 治療として、破傷風菌に対する抗生物質メトロニダゾール、ペニシリン、テトラサイクリンの投与が行われる。体内の毒素に対しては、抗生物質は効かない。毒素の中和には破傷風免疫グロブリンを用いる。破傷風は、治っても免疫が形成されないので、回復後に破傷風の予防接種を一通り受ける事が求められる。[2]
本疾病はヒト以外にも感染する。馬で最も感受性が高く、鳥類は抵抗性が強い。有名なところでは、1951年に競走馬のトキノミノルが無傷の10連勝で東京優駿(日本ダービー)を制したわずか17日後に急死したケースがある。当時はヒト用の不活化ワクチンさえ国内には存在しない時代であり、現在使用されているウマ用のワクチンも当時は存在していなかった。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 感染症の話(破傷風)2002年第15週号-(国立感染症研究所 感染症情報センター
- ^ 破傷風-メルクマニュアル家庭版
[編集] 外部リンク
- 破傷風-メルクマニュアル家庭版
- 感染症の話(破傷風)2002年第15週号-(国立感染症研究所 感染症情報センター
- 全数把握感染症北海道感染症情報センター


