社会自由主義
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社会自由主義(英: Social Liberalism)は、自由主義に属する政治思想のひとつ。自由主義のなかで社会福祉、社会的連帯を重視する立場を指し、新自由主義(注:英語では New Liberalism を指し、日本でよく新自由主義の訳語を当てられる Neo Liberalism とは異なる)、現代自由主義、福祉自由主義、急進自由主義、改革自由主義、進歩自由主義 などと呼ばれることもある。
思想内容としては自由主義の立場から個人の社会的自由と人権を積極的に擁護することを目標とする。そのためには社会的公正が必要という考えから極度の貧富の差の解消や偏見・差別などを防ぐ制度的保障を重視、古典的自由主義に含まれる自由放任や市場原理主義に反対し政府による介入を含む方法でその修正を図る。そのため政策面では社会民主主義に近くなる場合も多い。
しかし、社会主義や社会民主主義が階級論の視点から問題の是正を図ろうとし、私有財産制度そのものの修正を将来的にせよ構想するのとは異なり、あくまで個人の積極的自由の擁護、人権の視点から問題の解決を図るという点で、基本思想や立脚点が異なる。
政治思想としての立ち位置は社会民主主義と並び中道左派とされることが多く、特に欧州では社会民主主義と市場経済を組み合わせた第三の道論の影響で両者の差異がますます小さくなっている。しかし自由主義や社会民主主義の歴史や基盤が浅いアジアでは、社会自由主義が社会民主主義に代わって、保守勢力に対抗する有力な思想や勢力として機能していることが多い(韓国、台湾、フィリピン、インドネシアなど)。また、海外では日本のかつての新党さきがけや現存の民主党は自由主義と社会民主主義の中間にある社会自由主義の政党として理解されることが多い。
日本やアメリカの用法では「リベラル」という語じたいに社会福祉寄りのニュアンスが含まれる(そのためアメリカの用法では自由主義の中でリベラルに対比される立場を指す用語としてリバタリアニズムという用語が存在する)ために、あまり使われず馴染みのない概念となっている。日米での「リベラル」とヨーロッパを初めとする国々での「社会自由主義」とは重なるところが大きい。
典型的な社会自由主義の政党は、英国の自由民主党とカナダのカナダ自由党とされる。
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[編集] 世界各国の主な社会自由主義政党
自由主義インターナショナル加盟政党のなかの左派(中道左派)が多く、一部には社会主義インターナショナル加盟政党も含まれるなど、広がりが大きい。
[編集] アジア
フィリピン - 自由党
[編集] ヨーロッパ
ベルギー - 社会自由党(フランドル進歩党)
ブルガリア - 安定と進歩国民運動
デンマーク - ラディケーリ
エストニア - エストニア中央党
フィンランド - スウェーデン人民党
フランス - 左翼急進党、民主運動
イギリス - 自由民主党
クロアチア - イストリア民主会議
リトアニア - 新同盟
ルクセンブルク - 民主党
モルドバ - 我々のモルドバ同盟
オランダ - 民主66
ノルウェー - 自由党
ポーランド - 民主党 (ポーランド)
ロシア - ヤブロコ
スロベニア - スロベニア自由民主党、ザレス
スウェーデン - 中央党、自由党
[編集] アメリカ
[編集] オセアニア
オーストラリア - オーストラリア民主党
[編集] アフリカ
[編集] 著名な社会自由主義思想家
- ジェレミ・ベンサム
- ウィリアム・ベヴァリッジ
- ルヨ・ブレンターノ
- ウッドロウ・ウィルソン
- ジョン・デューイ
- エミール・デュルケーム
- トーマス・ヒル・グリーン
- ジョン・アトキンソン・ホブソン
- ジョン・スチュアート・ミル
- フリードリヒ・ナウマン
- レオナルド・ホブハウス
- ハンス・ケルゼン
- ジョン・メイナード・ケインズ
- カルロ・ロッセッリ
- ベルティル・オリーン
- ピエロ・ゴベッティ
- ジョージ・オーウェル
- アイザイア・バーリン
- ノルベルト・ボッビオ
- ジョン・ロールズ
- リチャード・ローティ
- ロナルド・ドウォーキン
- アマルティア・セン
- ブルース・アッカマン
- マーサ・ヌスバウム
- フェルナンド・サバテール
[編集] 関連項目
最終更新 2009年9月9日 (水) 15:18 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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