神品機密
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神品機密(しんぴんきみつ)とはキリスト教正教会において神品(主教・司祭・輔祭)を任ずる機密のこと。カトリック教会における叙階(じょかい)の秘跡に相当する。神品機密を執行して新たに神品に任ずることを叙聖(じょせい)といい、機密のひとつとして扱う。聖体礼儀において行われる。
正教会の聖職者・教役者のシステム・位階については神品 (正教会の聖職)・教衆を参照。
目次 |
[編集] 神品概要
詳細は「神品 (正教会の聖職)」を参照
正教会では、主教、司祭、輔祭、副輔祭、誦経者、堂役、詠隊などの教役分担(きょうえきぶんたん)がある。
輔祭以上を神品(しんぴん)と呼び、主教が神品機密を執行して任じる。主教は教会の監督役であり、その更に上位の教役者はおらず、複数の主教によって新しい主教が立てられる。
[編集] 聖体礼儀における神品機密執行
神品機密は聖体礼儀の中で行われる。それぞれの教役ごとに、聖体礼儀のどの部分で神品機密を執り行うかが定められており、一日で二つ以上の役に叙されることは起こりえない。神品機密のなかでは、主教が教役者を任じたのち、教衆・信徒が三度「アクシオス」(ギリシア語で「適格」の意)と唱えて承認を示す。
[編集] 叙聖前の婚配による妻帯司祭・妻帯輔祭
輔祭および司祭は妻帯を許される。ただし神品機密を受けた後に妻帯することは出来ない。死別の場合の再婚も許されない。
正教徒の習慣として、司祭の敬称である「神父」に対し、神品の妻は各国語で母を意味する言葉で呼ばれる。日本の場合ロシア語由来の「マトシカ」(マトーシュカはロシア語で「お母さん」)が用いられる。マトシカは正式な教会の役職ではないが、多くの信徒コミュニティにおいて一定の尊敬を払われている。
[編集] 主教・修道司祭
中世以来、正教会では、修道士のみが主教となることができる(「フォティオス」の項を参照)。逆に修道士とならないものは、妻帯するのが一般である。妻帯司祭が妻と死別した後、修道士となる場合もある。
高位の修道司祭の位として掌院(しょういん)と典院(てんいん)がある。
掌院は元来修道院を監督する職を意味する。ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』に登場するゾシマ長老はしばしば掌院の理想像であるといわれる。現在の正教会では、主教に叙される前に掌院に任ぜられるのが慣例である。
[編集] 関連項目
最終更新 2009年6月29日 (月) 16:13 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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