福岡市地下鉄七隈線
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| 福岡市地下鉄七隈線 | |
|---|---|
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3000系電車(橋本駅にて)
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| 路線総延長 | 12.0 km |
| 軌間 | 1435 mm |
| 電圧 | 1500 V 架空電車線方式 (直流) |
| 最高速度 | 70 km/h |
七隈線(ななくません)は、福岡県福岡市西区の橋本駅から同市中央区の天神南駅までを結ぶ福岡市交通局が運営する地下鉄路線である。「福岡市交通事業の設置等に関する条例」による路線名は3号線、鉄道要覧記載の路線名は3号線(七隈線)。
目次 |
[編集] 概要
これまで軌道系交通機関が無かった福岡市西南部と同市の都心部を結ぶ路線として計画され、日本で4番目に開業した鉄輪式リニアモーターミニ地下鉄である。都心部では1975年に廃止された西鉄福岡市内線が走っていた城南線の地下を通っている。沿線に中村学園大学、福岡大学、九州大学六本松地区の3つの大きな大学があり、朝夕のラッシュ時に都心へ向かう通勤客と反対の方向にも通学客を中心に利用が多い路線である。
開業時からすべての駅にホームドアが設置されている。また、券売機や改札機など駅の諸施設に徹底したユニバーサルデザインが取り入れられている。2005年、「地下鉄七隈線トータルデザイン」に対して日本サインデザイン協会のSDA大賞が、同「音サインシステム」に同SDA賞奨励賞が与えられている。また2006年には七隈線車両に対してローレル賞が与えられている。
リニアモーターミニ地下鉄では車両基地も含めて全線地下にするケースが多いが、当線の橋本車両基地は地上に設置され、非営業区間ながら初の地上区間となった。
[編集] 路線データ
[編集] 運行形態
平日は朝ラッシュ時4分間隔、昼間7.5分間隔、夕方6分間隔で、土曜・休日は終日7.5分間隔で運転される。
[編集] 車両
急曲線・急勾配に対応した鉄輪式リニアモーターを採用している。自動列車運転装置(ATO)によるドライバーレスシステムを採用しているため、乗務員は不要となっている。緊急時のための運転装置は装備している。しかし、原則的にATOをもっぱら使用しつつも、安全にドアを開閉するため、また旅客への案内補助をするため、そして緊急時の保安・運転要員として、運転士のみが前部運転席に乗務するワンマン運転を行っている。また定期的に手動にて運転を監査している。ドイツ人デザイナーのアレクサンダー・ノイマイスターが設計した車両内部には、走行位置をランプで示す電子式路線図や、次の停車駅名を表示する電光掲示板、動画映像を放映する液晶テレビモニターが備え付けられている。
なお、進行方向と逆の運転席は開放されており、自由に座ることができる。ただし運転装置は収納される。
[編集] 歴史
1960年代中頃から宅地開発が進んでいる福岡市西南部と、都心部を結ぶ3号線(七隈線)は、1980年代末の福岡市総合計画や九州地方交通審議会第4号答申で計画が本格化した。1995年6月に橋本 - 天神南間について第一種鉄道事業免許を受け、1997年12月に建設に着手し(起工式は1998年1月22日)、2005年2月3日に開業した。
今後は天神南駅から中洲川端駅を経て築港方面や、薬院駅(渡辺通一丁目交差点付近)から分岐して博多駅方面を結ぶ計画がある[1][2]。博多駅方面への延伸は利用客からも要望が多く(後述)、天神南駅から集客力の高いキャナルシティ博多付近を経由して博多駅とを結ぶ構想[3]も浮上している。
[編集] 駅一覧
全駅福岡県福岡市に所在。 開業時より現場的業務は委託され、正規職員は助役以上の職員のみである。
| 駅名 | 駅間キロ | 営業キロ | 接続路線 | 所在地 |
|---|---|---|---|---|
| 橋本駅 | - | 0.0 | 西区 | |
| 次郎丸駅 | 1.0 | 1.0 | 早良区 | |
| 賀茂駅 | 0.7 | 1.7 | ||
| 野芥駅 | 0.9 | 2.6 | ||
| 梅林駅 | 0.8 | 3.4 | 城南区 | |
| 福大前駅 | 0.9 | 4.3 | ||
| 七隈駅 | 0.6 | 4.9 | ||
| 金山駅 | 0.8 | 5.7 | ||
| 茶山駅 | 0.8 | 6.5 | ||
| 別府駅 | 1.0 | 7.5 | ||
| 六本松駅 | 0.8 | 8.3 | 中央区 | |
| 桜坂駅 | 0.9 | 9.2 | ||
| 薬院大通駅 | 1.0 | 10.2 | ||
| 薬院駅 | 0.6 | 10.8 | 西日本鉄道:天神大牟田線 | |
| 渡辺通駅 | 0.5 | 11.3 | ||
| 天神南駅 | 0.7 | 12.0 | 福岡市地下鉄:■空港線(天神駅) 西日本鉄道:天神大牟田線(西鉄福岡(天神)駅) |
[編集] 利用状況
利用客数が当初計画より少ない状況にあるが、2006年度に入って「ちかパス(地下鉄全線乗り放題定期)」や「おとなりきっぷ(隣接駅までは100円)」などの投入により、利用者は着実に増加傾向にある。沿線の大学への通学利用が多く、講義開始時・終了時には、七隈線車内は大変混雑(天神南 - 福大前間)するなど、大量輸送機関としての役割は発揮している。
2005年9月から11月にかけて、福岡市交通局が沿線住民約4300人に行ったアンケート(有効回答数約2800人)によると、今後の利用について「今の生活パターンでは考えにくい」との回答が49.1%を占めた。その他、天神南駅から空港線の天神駅まで地下街を約500m歩かなければならず、乗り換えが大変不便なことがその回答の原因ともなっている。これは名古屋臨海高速鉄道あおなみ線が名古屋駅における地下鉄東山線や名鉄・近鉄との乗り換えが不便なため利用客が伸び悩んでいるのに似ている。
要望の上位に「博多駅方面への延伸」「空港線・箱崎線への乗り換えを便利に」といった意見があがるなど、乗り換えの負担の軽減の要望が強い。
また、福岡市西区・早良区・城南区の住宅街においては、福岡大学近辺や福岡外環状道路以南よりも、大規模団地(原団地、星の原団地、室住団地)及び中規模団地(荒江団地、室見団地)がある早良区原地域のほうが、住民人口が多く、慢性的な交通渋滞や、恒常的な西鉄バス利用者が多いため、上記の住宅街からの軌道系交通機関の要望も挙がった。
[編集] 駅発車アナウンス
駅の発車アナウンスは、天神南方面行きのアナウンスの声が女性のものに、橋本方面行きが男性のものになっており、ベルの音色、音の間隔などもそれぞれの方向の乗り場で異なっている。
[編集] 愛称について
「七隈線」の愛称は一般公募されたもので、公募順位第1位は「城南線」、公募順位第2位「福大線」、公募順位第3位「七隈線」だった。
公募順位第3位の『七隈線』が選ばれたのは、かつて西鉄福岡市内線を運行していた西日本鉄道が「城南線」を商標登録していたため、福岡市が独自に使用することができず、もし使用する場合福岡市が西日本鉄道に「城南線」の使用料を支払う必要が発生してしまうため「七隈線」に決定されたといわれている[4]。
[編集] 脚注
- ^ 福岡市交通局 高速鉄道3号線の建設計画等についてPDF 福岡市議会 2008年1月23日交通対策特別委員会資料
- ^ 地下鉄七隈線の概要PDF 福岡市交通局 2008年2月
- ^ 「空港線と改札口共有 地下鉄博多駅 七隈線延伸案で福岡市」 西日本新聞 2009年1月20日
- ^ 「3号線 愛称は「七隈線」 福岡市営地下鉄」 西日本新聞 2003年6月21日
[編集] 関連項目
- 日本の鉄道路線一覧
- 和田毅 - 福岡ソフトバンクホークスの投手。七隈線のイメージキャラクター
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月10日 (火) 17:36 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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