科学捜査研究所
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科学捜査研究所(かがくそうさけんきゅうしょ)とは、都道府県警察本部の主に刑事部に設置される機関。科学捜査の研究および鑑定を行う。略称は「科捜研(かそうけん)」。
犯罪現場の残された物的証拠は、事件・事故の真相を解明し犯人の逮捕を行う為の大きな手掛かりになるばかりでなく、訴訟手続上重要な証拠にもなるため、犯罪捜査の上で重要な役目を担う部署である。科学捜査研究所では、DNA鑑定をはじめ、銃器、音声、文書の鑑定や麻薬・覚せい剤等の分析を行っている。科学警察研究所と混同されがちだが、科警研が警察庁の付属機関で技術開発や政策立案を主にしているのに対して、各都道府県警察本部の付属機関である点が異なる。
目次 |
[編集] 組織(警視庁のもの)
- 所長
- 副所長
- 主査
- 物理・法医学・化学・文書・心理学・行動科学・犯罪学研究部
採用は研究所が直接行うので他部門とは別個で行われる。警察官も配属される。所員はいわゆる専門職として採用される。
[編集] プロファイリングについて
プロファイリングについては、映画や小説の影響で、難事件解決のための万能薬としてとらえられることが多い。しかし、プロファイリングは万能薬ではない。プロファイルによって解決された事件などひとつもない(V.Geberth 元ニューヨーク市警殺人課課長)[1]というのが現実である。警察は、プロファイルについて過大な評価をしていない。現在の警察は、犯行現場の痕跡をもとに犯人割りだしを行うのが通常である。そして、そのために各都道府県に科学捜査研究所が設置されている。
現在、各都道府県の科学捜査研究所には、特別のプロファイリングチームというものは存在しないことがほとんどである。実際の事件解決は、警察庁と各警察本部で保管しているこれまでの被疑者の身体的記録(指紋や体格)・事前に収集していた物件のデータ・現場で発見された痕跡・犯行内容・捜査情報から、犯人逮捕に向けた情報分析が行われる。
[編集] 文書鑑定チーム
詐欺・贈賄・文書偽造などの鑑定を行う。裁判で証拠物件の検証のために鑑定を担当することもある。
[編集] DNA検査チーム
すでに被疑者が逃亡してしまったあとでも現場に残された痕跡からDNA照合で犯人の割り出しを行う。最近では足利事件、飯塚事件にて昔のずさんな鑑定結果が発覚している。
[編集] 鑑定官
銃器や薬物などの科学鑑定を行う。地下鉄サリン事件で犯行現場に残された当初は不明であった毒物をいち早くサリンと断定したのがここである。主に鑑識が収拾した遺留品がすぐさま届けられ、鑑定官がそれを科学的に分析する。
[編集] 鑑識課との関連
鑑識課は刑事警察が捜査対象とする全ての事件の鑑識活動(現場保存、現場観察、資料の保全)を行う。 科学捜査研究所は通常の捜査や鑑識活動では解明できない事案の鑑定や研究を行う。 鑑識課と科捜研は常に連携をとっており、事件発生の際は証拠品・遺留品情報がすぐさま科捜研に届けられる。
[編集] 科学捜査研究所を舞台とした作品
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年9月9日 (水) 12:22 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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