稲垣吾郎の金田一耕助シリーズ
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本稿、稲垣吾郎の金田一耕助シリーズ(いながきごろうのきんだいちこうすけシリーズ)では、フジテレビ系列で毎年放送されている「金田一耕助シリーズ」TVスペシャルドラマについて解説する。
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[編集] 概要
2004年(平成16年)にフジテレビ系列で放送されたTVスペシャル「犬神家の一族」を第一弾として、毎年恒例となっている稲垣吾郎の「金田一耕助シリーズ」。
第一弾「犬神家の一族」では石坂浩二主演、市川崑監督、横溝正史原作で製作された映画版へのオマージュが多数見受けられるものとなっており、稲垣演じる金田一の容姿も和服にするという原作に比較的忠実なものとなっている。
作品の中にY先生(=横溝正史と考えられる)という語り手が登場することもあってか、ドラマ中には小日向文世演じる「横溝正史」が登場し、金田一とはかなり親しい間柄である。金田一のことを「耕さん」と呼ぶ。また、各作品のエピローグは金田一から送られてきた事件に関する手紙を読み、それをヒントに横溝が小説「金田一耕助シリーズ」の執筆を開始するシーンで幕を閉じている。
他に、レギュラー出演者として塩見三省演じる橘署長がいる。等々力警部や磯川警部など、金田一耕助シリーズによく登場する刑事は出演せず、彼がその役回りを担っている(ただし、2007年「悪魔が来たりて笛を吹く」では岡山県警から金田一に送られてきた手紙に「磯川常次郎」の名前がわずかに確認できる)。
[編集] 稲垣演じる金田一像について
稲垣演じる金田一の風体は前述のとおりに原作に忠実である。しかし、石坂浩二演じる金田一で定着した特徴の「興奮すると頭を掻き始める」という癖はあまり見受けられない。
また、稲垣本人のイメージと前任者である片岡鶴太郎とのギャップからか、どこか明智小五郎的な上品さを漂わせているという評もある(ちなみに稲垣は実際に明智も演じており、金田一との両方を演じた数少ない役者の一人でもある)。
[編集] オマージュ
上記したとおりに、本作品は市川崑監督・石坂浩二が金田一を演じた映画版をオマージュしたものや、古谷一行が金田一を演じた「横溝正史シリーズ」をオマージュした部分が確認できる。
2004年の「犬神家の一族」では、岸田今日子を同じ琴の師匠役で登場させる部分や、金田一の逗留先である那須ホテルで「東京ブギウギ」を金田一が口ずさむ(映画版はレコードで流れている)などのシーンが、映画版の「犬神家」をオマージュしたものである。また2007年の「悪魔が来りて笛を吹く」では古谷金田一の「横溝正史シリーズ」および角川文庫版表紙で用いられた「フルート怪人」の絵(挿絵)を登場させ、オマージュしている。 2009年の「悪魔の手毬唄」では、映画版のヒロイン・別所千恵子(大空ゆかり)を演じた仁科亜季子(仁科明子)が出演している。
[編集] 原作との差について
本シリーズは比較的原作(角川文庫版)に忠実、もしくは他の金田一シリーズでは都合によりカットされているような細かい設定も演出に比較的多く盛り込まれている。ただ、人物相関等については多少の差異はみられる。
「犬神家の一族」の場合は石坂金田一の映画版では犬神家の家業が「製薬会社」と設定されていたが本シリーズでは原作どおりに「製糸会社」に設定されている(「犬神家」は他にも殺害方法も原作に忠実にしている)。また「女王蜂」も同じく映画版では信州の山村となっている舞台(「月琴の里」)が原作どおり伊豆・下田沖の孤島「月琴島」に設定、「悪魔が来りて笛を吹く」においても作中重要な鍵となる、演奏される曲に秘められた犯人を告発するメッセージについて言及しているなどの特徴が確認できる。
[編集] シリーズ
- 犬神家の一族(2004年〈平成16年〉4月3日放送、視聴率16.5%)
- 八つ墓村(2004年〈平成16年〉10月1日放送、視聴率17.9%)
- 女王蜂(2006年〈平成18年〉1月6日放送、視聴率17.1%)
- 悪魔が来りて笛を吹く(2007年〈平成19年〉1月5日放送、視聴率14.4%)
- 悪魔の手毬唄(2009年〈平成21年〉1月5日放送、視聴率11.3%)
[編集] メインスタッフ
[編集] 関連CD・DVD
2008年現在、DVDなどのソフト化はされておらず、サウンドトラックCDも発売されていない。
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年8月16日 (日) 00:14 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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