空中写真
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空中写真(くうちゅうしゃしん)とは、飛行中の飛行体(航空機、ヘリコプター、気球など)から航空カメラにより地表面を撮影した写真のことをいう。リモートセンシング衛星の衛星画像の場合はトゥルーカラー画像やナチュラルカラー画像のことを指す。「航空写真」と呼ばれることもある。世界最初の空中写真は、フランス人写真家・気球研究家ナダールにより1858年にパリ上空の気球から撮影された。気球による空中撮影の軍事利用は直後より行われ、第一次世界大戦において飛行機から撮影した空中写真は戦略・戦術上、死活的に重要なものとなり、以後爆発的に普及した。
主に測量の目的で地形図作成や、地形・土地利用の判読解析などに利用されるが、その他にも地質・水質・植生状況など無限の情報が盛り込まれており、国土の利用、保全、防災計画といった行政分野をはじめ、研究・教育分野など幅広い領域で活用されている。また、国土の様子を時系列で記録保存するという面でも大きな役割を果たしている。
地形図作成の目的で空中写真を撮影する際には、隣り合う写真を60%重複させて撮影する。これにより、相隣り合う写真を対にして実体視を行うことが可能となり、図化機を用いて地形図を作成する。
[編集] 日本における空中写真撮影の沿革
1877年(明治10年)西南の役の際に、横山徳三郎が偵察を目的として気球から撮影が試みられたのが日本における空中写真撮影の始めとされている。
航空機からの撮影は、1911年(明治44年)、徳川好敏陸軍工兵大尉がブレリオ式飛行機から撮影を行ったのが最も古いといわれているが、実用の目的で組織的に撮影されたのは、1923年(大正12年)の関東大震災直後に陸軍航空学校下志津分校により東京、大阪、横浜、北伊豆の被災状況把握のために撮影が実施された時からである。第二次世界大戦前には、鉄道省の新線計画以外はほとんどが地図作成又は軍用の目的で空中写真が撮影されていた。
終戦後、日本陸軍が撮影した空中写真は大半が散逸したが、米軍が1946年(昭和21年)から1947年(昭和22年)にかけて日本全土のほとんどを撮影した空中写真を含め、前身の地理調査所時代を含む国土地理院が地図作成のために定期的に撮影した空中写真は順次数値化され、「国土変遷アーカイブ 空中写真閲覧システム」[1]としてインターネット上で供覧公開されている。
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年9月26日 (土) 01:44 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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