立体交差

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立体交差(りったいこうさ)とは、複数の鉄道路線または道路が異なる平面上で交差することをいう。平面交差に比べ、一方の路線を通行する車両がもう一方の通行を妨げないため、路線の容量の増加、渋滞の解消、交通事故の防止等に役立つ。

立体交差の例(浜松町駅にて)

目次

[編集] 種類

立体交差は以下の3種類に大別される。

  • 複数の鉄道路線の立体交差
  • 複数の道路の立体交差
  • 複数の鉄道路線及び道路の立体交差

[編集] 複数の鉄道路線の立体交差

バージニア州リッチモンドの3重立体交差。一番上がC&O(チェサピーク&オハイオ鉄道)、真中がSAL(シーボード・エア・ライン鉄道)地表がサザン鉄道である。(1919年)

列車本数の多い鉄道路線が交差する場合は、線路同士を立体交差とする場合がある。列車本数が多い場合には、平面交差はダイヤ上のネック、増発の妨げとなるため、立体交差で建設されることがままある。立体交差化の理由として列車運行の安全面があげられることもある。鉄道の立体交差のうち橋梁形式で立体交差を行うものを線路橋と呼ぶ。

ただし、鉄道は道路に比べ、曲線半径や勾配など線形条件に関する制限事項が多いため、広大な用地と建設コストが大きくなりがちである。平面交差であったものを立体交差化する場合(京急蒲田駅淡路駅など)には、現在運行している列車の障害とならないことが要求され、さらに交差路線間を転線する列車がある場合には転線への対応が要求されるため、より長期間の工期と多くの費用が必要となる。

鉄道路線の立体交差には、乗換駅が設置されることが多い(例えば秋葉原駅新今宮駅長者原駅など)。

なお、 新幹線は、他の鉄道や道路との交差はすべて立体交差にすることが法律で定められている。

[編集] 複数の道路の立体交差

複数の道路の立体交差は、何れかの道路を高架橋もしくは地下道にて交差を回避するものから、ランプを使った複雑なインターチェンジなどがあり、複数の道路の平面での交差をしない施設である。

日本では、道路構造令における第1種の高速自動車国道、及び自動車専用道路と第2種の都市高速道路の場合は、全て立体交差であり他の道路との接続はインターチェンジ構造と決められている。

詳細は「インターチェンジ」を参照

[編集] 複数の鉄道路線及び道路の立体交差

鉄道と道路の平面交差する場所は踏切である。踏切は、交通が錯綜することから事故が起こりやすく、また渋滞の原因ともなる。列車本数や線路数が多い踏切では、開いている時間が閉まっている時間よりも短い開かずの踏切となり社会問題化している。そのため、特に交通量の多い踏切を中心に、道路の立体交差化や、鉄道の連続立体交差化が進められている。

20世紀末以降に建設された鉄道路線では、道路法第三十一条に「当該道路の交通量又は当該鉄道の運転回数が少ない場合、地形上やむを得ない場合その他政令で定める場合を除くほか、当該交差の方式は、立体交差としなければならない。」と記されていることもあって、道路とは原則立体交差とする構造で建設されており、結果として踏切は全く無いか、あってもごく少数、という路線も少なくない。このように踏切を回避する構造で建設された路線として、以下のような路線が挙げられる。

[編集] 20世紀末以降に建設された踏切が全く無い・或いは踏切が比較的少ない路線の一例

全線に渡って踏切が比較的少ない路線
路線名 踏切数 完成年
気仙沼線   1977年 
仙台空港線   2007年
埼玉高速鉄道 0 2001年
つくばエクスプレス 0 2005年
北総鉄道北総線 0 1979年~2010年
京成千原線   1992年
東急田園都市線 0
北越急行   1997年
愛知環状鉄道   1988年
東海交通事業城北線   1991年
名鉄知多新線   1974年
名鉄豊田線   1979年
名鉄空港線   2004年
湖西線   1974年
JR東西線   1997年
関西空港線   1994年
阪神なんば線   2009年
智頭急行   1994年
瀬戸大橋線 0 1988年
井原鉄道井原線   1999年
土佐くろしお鉄道宿毛線   1997年
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線   2002年
阿佐海岸鉄道   1992年

一部の区間に限れば踏切が比較的少ない路線には、阪急千里線三江線などがある。

[編集] その他

美女木ジャンクションのように、土地に余裕のない都市部では、3以上の異なる平面で構成される立体交差も存在する。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月15日 (日) 08:48 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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