立山修験
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立山修験(たてやましゅげん)とは、富山県の立山を中心として行われた修験道をいう。
[編集] 概要
奈良時代の佐伯有頼による立山開山伝説を、その発祥とする。剱立山連峰に対しては、浄土あるいは地獄と両様の語りようをされるが、山上他界が存在するという信仰があり、立山を巡拝し擬似的な「他界」「死」から戻ってくる修行を積むことで超常的な力(法力)を身に付けることが出来ると考えるようになったものである。
立山山麓には、岩峅寺や芦峅寺をはじめとした信仰の拠点であり、宿坊を兼ねた宗教的な村落があり、それらを中心に勧進が行われていた。
また、立山修験の世界観は、今日まで伝わる立山曼荼羅に描かれた世界を見ることで、窺い知ることができる。立山浄土の世界では、立山三山、なかでも雄山が、阿弥陀浄土とされていた。雄山登山を代々重視して来たのは、そこが極楽浄土であるとする信仰による。また、開山伝説に登場する矢傷を負った阿弥陀像も、信仰の対象となった。
それに対して立山地獄とは、現在の地名にも残る地獄谷の硫黄臭ただようさまであるし、その上のみくりヶ池は、血の池として、また、剱岳は針山地獄として恐れられた。
さらに、女人禁制であった当時は、入峰を許されない女性のための布橋大灌頂という行事が芦峅寺で盛んに行われた。明治時代に入り行われなくなったが、2005年より地元住民らの手によって復活している。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 沼賢亮「立山信仰と立山曼荼羅」(『仏教芸術』68、1968年)
- 福江充著『立山信仰と立山曼荼羅:芦峅寺衆徒の勧進活動』(『日本宗教民俗学叢書』4)(岩田書院、1998年)ISBN 4872941063
- 佐伯史麿著『立山修験発心門』(北日本新聞社、2005年)
- 福江充著『立山曼荼羅:絵解きと信仰の世界』(法藏館、2005年)ISBN 483187440X
- 福江充著『立山信仰と布橋大灌頂法会:加賀藩芦峅寺衆徒の宗教儀礼と立山曼荼羅』(桂書房、2006年)ISBN 4903351181
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最終更新 2009年9月27日 (日) 15:45 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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