立山黒部アルペンルート

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立山黒部アルペンルート (たてやま くろべ -)は、富山県中新川郡立山町立山駅富山地方鉄道)と、長野県大町市扇沢駅とを結ぶ交通路であり、国際的にも大規模な山岳観光ルートである。1971年昭和46年)6月1日全通。なお、富山地方鉄道の電鉄富山駅からJR東日本大糸線信濃大町駅までとされる場合もある。

目次

[編集] 概要

立山駅から扇沢駅までは、ほぼ東西に25km足らずの直線距離だが、最大高低差は1,975mあり、ルート内の交通機関として、立山連峰の景観を望む立山ロープウェイ、全線地下式のケーブルカー黒部ダム建設に用いられたトンネルを通るトロリーバス、国内一の堤高を持つ黒部ダムの堰堤上の徒歩での移動など、様々な乗り物を乗り継いで移動する。そのほぼ全区間が中部山岳国立公園内にあり、飛騨山脈・立山連峰を貫き、黒部ダムなどのいくつもの景勝地を通る。途中駅にはホテル立山などの宿泊施設もあり、それぞれが登山、散策、トレッキング、その他の観光コースの基点にもなっている。

最高地点は、立山登山の基点ともなる室堂で標高2,450m。富山県側の立山から黒部湖までの区間は山岳観光や立山の登山客の便を図る為に作られた。黒部ダムから扇沢の区間(途中に富山県、長野県の県境)は黒部ダム建設の資材運搬の為に建設され、ダム完成後に一般の旅客に開放された。

立山黒部アルペンルートは、登山道を除けば富山県と長野県とを直接結ぶ唯一の交通路である。しかし、自然保護の観点などから運賃が高目に設定されていることと、多くの乗り物を乗り継がなければならないことから、富山・長野間の移動を主目的として用いられることはほとんどない。乗客の大半は県外からの観光客である。また小松空港に韓国や中国、台湾との国際線が乗り入れるようになってから、これらの国々からの観光客が目立つようになった。

なお、桂台料金所~美女平間および追分~室堂間の立山有料道路富山県道6号富山立山公園線の一部)は、マイカー規制として路線バス観光バス公安委員会の許可を受けた車両、緊急自動車しか通行できない。

昭和40年代の開通当初には一般車両を通行させる計画もあり、小型乗用車12,800円・普通乗用車18,900円の料金設定がなされたが、実際に一般車両を通行させることなく現在に至っている。現在、乗用車やバスで立山黒部アルペンルートを訪問する観光客に対し、車両を立山駅と扇沢駅の間で回送する運送業者のサービスがある。なお、富山県側の道路の室堂までの延長の歴史は地獄谷温泉 (富山県)#歴史を参照されたい。

[編集] 構成

立山黒部アルペンルートは、以下の交通機関から構成される。立山駅から扇沢駅まで、乗り換え時間を含めない合計移動時間は2時間弱。ただし繁忙期は各々の交通機関の待ち時間が1~2時間に及び、出発時刻によっては同日中の通り抜けができなくなることもある。電鉄富山駅~信濃大町駅間の片道通し乗車券はおとな10,560円、こども5,290円。目的地までの乗車券を個別に購入することも可能。

立山黒部アルペンルートの詳細路線図

黒部ケーブルカーは全線がトンネル内である。また、立山ロープウェイは途中に支柱を1本も設けていないワンスパン方式である。これらは自然環境に配慮した結果である[要出典]

さらに立山高原バスはディーゼルバスからハイブリッドバスへの移行を進めており、2006年現在、所有台数の半数に及ぶ。

[編集] 各駅の標高

  • 電鉄富山駅 - 7メートル
  • 立山駅 - 475メートル
  • 美女平駅 - 997メートル
  • 弥陀ヶ原バス停 - 1930メートル
  • 天狗平バス停 - 2300メートル
  • 室堂駅 - 2450メートル
  • 大観峰駅 - 2316メートル
  • 黒部平駅 - 1828メートル
  • 黒部湖駅 - 1455メートル
  • 黒部ダム駅 - 1470メートル
  • 扇沢駅 - 1433メートル
  • 大町温泉郷バス停 - 820メートル
  • 信濃大町駅 - 713メートル

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

  • 立山開発鉄道企画・編集『立山・黒部 : アルペンルート』(立山開発鉄道)
  • 福田芳文堂企画編集『立山・黒部アルペンルート』(富山観光出版社)
  • 『立山・黒部のすべて:アルペンルート』(富山観光出版社)
  • 立山黒部貫光編集『立山黒部アルペンルート』(立山黒部貫光)
  • 『黒部ダム・アルペンルート』(くろよん観光)

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年10月5日 (月) 16:01 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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