竜王戦
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竜王戦(りゅうおうせん)は、読売新聞社主催の将棋の棋戦で、全7タイトル戦(竜王戦・名人戦・棋聖戦・王位戦・王座戦・棋王戦・王将戦)の中の一つである。七番勝負の勝者は竜王のタイトル称号を得る。竜王戦は前身の十段戦、更にその前身の九段戦から数えると、1950年から開始された歴史が長く権威の高いタイトル戦であり、竜王位は名人位とともにプロ将棋界の頂点とされている。
目次 |
[編集] 概要
読売新聞社が主催していた「十段戦」が発展的に解消されて、1988年に竜王戦が発足した。駒の竜王(飛車の成り駒)から命名された。
竜王戦となってからタイトル戦の中で最も高い賞金を誇るようになり、優勝賞金は3900万円、敗者賞金は1500万円であり、また、挑戦者決定三番勝負の対局料は350万円である[1][2][3]。なお、賞金や対局料は何度か変更されている[4]。
1組~6組に分かれたトーナメント(竜王ランキング戦[5])、本戦トーナメント、および、竜王戦七番勝負とからなる。毎年11月頃から竜王ランキング戦が始まり、翌年夏に本戦トーナメントが行われて9月に挑戦者が決まり、竜王戦七番勝負は10月から12月にかけて行われる。
[編集] 竜王と名人の序列
竜王戦は、棋戦としての序列は、賞金額を目安としているために[要出典]名人戦を上回り1位であるが、タイトル称号としての竜王と名人の序列は、棋士番号が小さい方を上位とすることになっている。1名が竜王と名人を独占した場合は、「竜王・名人」と呼ばれる。
竜王(または名人)が、他の5つのタイトル戦のタイトルのうちのどれかを同時に保持している場合であっても、竜王(または名人)だけの称号で呼ぶのが現在の慣例である。たとえば、全七冠を制覇している場合も、「竜王・名人」である。また、それとは逆に、竜王戦・名人戦以外の棋戦の主催者・スポンサー等は、自社が主催などをしている棋戦のタイトル名や優勝者称号を優先している。たとえば、竜王がNHK杯テレビ将棋トーナメントの前回優勝者であれば、NHKの番組では「竜王」と呼ばずに「NHK杯選手権者」あるいは「NHK杯」と呼ぶ。
竜王(および、名人)は将棋界の代表の一人として、アマチュア段位の免状への署名等、対局以外の多くの業務を課せられる。
[編集] 永世竜王
永世称号である永世竜王は、竜王位を連続5期もしくは通算7期以上保持した棋士に与えられる。2009年現在、永世竜王の資格を持つ棋士は渡辺明のみ。
[編集] 「前竜王」の称号
竜王が七番勝負において負けて失冠し、かつ、他のタイトルに在位していない場合、1年間は前竜王と呼称される。前竜王の序列は、7つのタイトル戦のタイトル保持者に次ぐものと決まっている。
ただし、前竜王の称号を辞退して段位で呼称されることも可能である。辞退した場合、順位戦における序列が適用される。
[編集] しくみ
独自のランキング戦と本戦によって挑戦者(本戦優勝者)を決定し、竜王と挑戦者は七番勝負を行う。組が上位であるほど、また、1組、2組では組の中での成績順位が上位であるほど、竜王への挑戦権を得やすいシステムとなっている。
なお、2005年に制度が見直され、第18期(2005年)以前と第19期(2006年)以後で異なる部分がある。また、第1期竜王戦については後述する。
[編集] ランキング戦
竜王戦の予選は、1組から6組までに分かれたトーナメント戦で始まり、これを「竜王ランキング戦」と呼ぶ。1組の上位5名、2組の上位2名、3組から6組までの優勝者各1名の合計11名が本戦に出場する。
第18期までの本戦出場は、1組から4名、3組から2名であったが、第19期から、1組から5名、3組から1名に変更された。同時に、各組の昇級枠・降級枠の人数も変更された(例:1組からの降級者と2組からの昇級枠は各々3名であった)。
現役棋士が在籍する組の一覧は、将棋棋士の在籍クラス を参照。
| クラス | 定員 | 本戦出場 | 昇級 | 降級 | 賞金(万円)[1] | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1組 | 16名 | 5名 (優勝者,準優勝者, 3位、4位、5位) |
- | 4名 (5位決定戦1回戦敗退者) |
優勝360 準優勝90 |
|
| 2組 | 16名 | 2名 (決勝進出者) |
4名 (決勝進出者2名、 および3位2名) |
4名 (昇級者決定戦1回戦敗者) |
優勝280 準優勝70 |
|
| 3組 | 16名 | 1名 (優勝者) |
4名 (同上) |
4名 (同上) |
優勝200 準優勝50 |
|
| 4組 | 32名 | 1名 (優勝者) |
4名 (同上) |
4名 (残留決定戦敗者) |
優勝160 準優勝40 |
|
| 5組 | 32名 | 1名 (優勝者) |
4名 (同上) |
4名 (同上) |
優勝120 準優勝30 |
|
| 6組 | 残り全員 | 1名 (優勝者) |
4名 (同上) |
無し | 優勝70 準優勝17 |
女流枠は4名、 アマチュア枠は新四段の人数 |
各組において、準決勝までに敗れた棋士は昇級者決定戦(1組は本戦出場者決定戦)に回り、その中で3位の昇級者(1組は本戦出場する3~5位)や降級者が決まる。
昇級は1つ上の組に上がり、降級は1つ下の組に下がるのが原則である。ただし、3組以下から挑戦者が出た場合、挑戦者は、たとえ七番勝負で敗れても一気に1組へ昇級する。
- 本戦出場者決定戦(1組のみ)
- 1組の3位決定戦は、ランキング戦準決勝の敗者2名が対戦し、勝者が1組3位となる
- 1組の4位決定戦は、ランキング戦2回戦敗者4名によるトーナメントで、勝ち抜いた1名が1組4位となる
- 1組の5位決定戦は、ランキング戦1回戦敗者8名によるトーナメントで、勝ち抜いた1名が1組5位となる
- 5位決定戦1回戦敗退者4名は2組へ降級する
- 昇級者決定戦(2組以下)
- 2組以下の3位(各組2名)は、ランキング戦の準決勝までに敗れた棋士達による昇級者決定戦で決める
- 2組、3組の降級者4名は、ランキング戦1回戦で敗れ、かつ、昇級者決定戦の1回戦でも敗れた4名である
- 4組、5組の残留決定戦は、ランキング戦の1回戦で敗れ、かつ、昇級者決定戦の1回戦でも敗れた8名によって一対一の形で行われ、その敗者4名が降級する
- 棋士以外の出場枠
- 6組には女流棋士枠(第7期に2名枠で新設、22期より4名)とアマチュア枠(アマチュア竜王戦ベスト4など、原則4名枠(新四段数)がある。アマチュアの1回戦は新四段(棋士番号の大きい順)と対局する。
- 女流やアマチュアが昇級の条件を満たした場合でも5組に昇級することができる。ただし、昇級者決定戦には参加できないため、決勝進出が要件となる。現在のところ、5組昇級に手が届いた女流やアマはいないが、最高成績としては、第4期の天野高志アマの準決勝進出[6]がある。
- 持ち時間
- 持ち時間は、ランキング戦、昇級者決定戦、1組の本戦出場者決定戦は各5時間、残留決定戦は各3時間で行われる。
- 定員過不足の調整
- 七番勝負の敗者は、在籍していたクラスの上下によらず、次期は1組在籍となる。このため、3組以下の棋士が挑戦者になった場合、そのままでは、その棋士が在籍していた組の1つ上の組では定員割れになり、一方、1組では定員を超過してしまう。それを避けるため、残留決定戦が追加で組まれる。1組では、5位決定戦の2回戦で敗れた棋士2人が一対一の残留決定戦を行い、敗れた方が5人目の2組降級者となる。このケースでは2組以下も順次必要な組まで降級者が追加される[7]。
- 第20期(2007年)から、棋士の休場や引退などの理由で、5組以上の各組で定員割れや定員超過が起きた場合は、昇降級決定戦を追加で行うことが規約に盛り込まれた。この場合、追加の昇級者は、3位決定戦で敗れた2名による一対一の勝負で決まる。しかし、第22期では中原誠の引退に伴う欠員の補充のため3組と4組で追加の昇級者決定戦が組まれたものの、5組では行われなかったため、明くる第23期は4組で欠員が生じた。
[編集] 本戦
ランキング戦の組と順位により、右図のように位置があらかじめ定められたトーナメントを行う。
挑戦者となるには、現行の制度では1組の優勝者は2人を破れば(挑戦者決定戦が三番勝負のため、3勝が必要)よいが、5組、6組の優勝者の場合は6人を破る(7勝する)ことが要件となる。
挑戦者決定戦(本戦決勝)は三番勝負で行い、先に2勝したものが挑戦者となる。持ち時間は各5時間。なお、前述の通り、挑戦者となった者は3組以下であっても1組に昇級する。
[編集] 竜王戦七番勝負
竜王と本戦を勝ち抜いた棋士が七番勝負を戦う。先に4勝したほうが新たな竜王となる。七番勝負は全国各地の旅館やホテルなどで開催され、とくに第1局は日本国外での対局が行われることもある(下記)。
持ち時間は各8時間で、1局を2日かけて実施する。1日目の終わりには封じ手を行い、2日目の開始まで次の手を考えて有利になることがないようにする。
- 日本国外での対局
- 1990年の第3期から1998年の第11期までは毎年行われていたが、それ以降は2年ごとになっている。
- 第3期(1990年)フランクフルト(ドイツ)
- 第4期(1991年)バンコク(タイ)
- 第5期(1992年)ロンドン(イギリス)
- 第6期(1993年)シンガポール
- 第7期(1994年)パリ(フランス)
- 第8期(1995年)北京(中華人民共和国)
- 第9期(1996年)ロサンゼルス(アメリカ)
- 第10期(1997年)ゴールドコースト(オーストラリア)
- 第11期(1998年)ニューヨーク(アメリカ)
- 第13期(2000年)上海(中華人民共和国)
- 第15期(2002年)台北(台湾)
- 第17期(2004年)ソウル(韓国)
- 第19期(2006年)サンフランシスコ(アメリカ)
- 第21期(2008年)パリ(フランス)
[編集] 竜王戦の規定による昇段
詳細は「将棋の段級」を参照
竜王戦の規定による昇段基準は、竜王位1期で八段、2期で九段、竜王挑戦や1組昇級で七段などと定められている。
他の昇段基準と大きく異なる点は、1年以内に2つ以上昇段すること(飛びつき昇段)を認めていることである。
[編集] 歴代七番勝負
年は七番勝負が行われた時点。第5期・第15期は第7局が翌年1月の対局となっている[8]が、前年を開催年として扱う。
※○●は竜王から見た勝敗、千は千日手、持は持将棋。網掛けの対局者が勝者。
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[編集] エピソード
- 1組の優勝者が竜王に挑戦したことがない。このことは、いわゆる「将棋界の七不思議」の一つとして、しばしば話題となる。第17期までは挑戦者決定三番勝負へ進出したことさえなかったが、第18期に初めて1組優勝の三浦弘行が三番勝負に進出、さらに第19期からの本戦トーナメント表は、上記のとおり1組優勝者に有利なものに変更されたが、1組優勝者が挑戦権を得た例はまだ無い。
- 将棋の最高位のタイトル戦ながら、若手にもタイトル奪取のチャンスがあり、アマチュアや女流棋士も参加できる。実際、島朗・羽生善治・藤井猛・渡辺明のように若手時代に突然、竜王という最高位に上りつめた例がある。このことを将棋誌などでは「竜王ドリーム」と表現している。
- 第7期(1994年)、新四段で竜王戦初参加の行方尚史が6組で優勝し、さらには本戦トーナメントでも挑戦者決定三番勝負に進出して、「あわや6組から挑戦か」ということで話題となった(結果は羽生善治に0-2で敗退)。最低クラス挑戦記録は真田圭一・藤井猛・渡辺明の4組からの挑戦であり、このうち藤井と渡辺はその期に竜王位奪取に成功している。
- 第21期竜王戦(2008年)は、4連覇中の渡辺に6期獲得の羽生が挑戦し、勝った方が初代永世竜王資格を得る大一番となった。このような「永世称号決定戦」は全タイトル戦通じて史上初。結果は羽生の3連勝の後に渡辺が4連勝し逆転で防衛。初代永世竜王資格を獲得した。また、(竜王戦に限らず)七番勝負のタイトル戦での3連敗4連勝も、将棋界では史上初の出来事であった。
[編集] 記録
[編集] 歴代本戦出場者
- 凡例
- “ * ”: 挑戦権獲得者(挑戦者決定三番勝負の勝者)
- “ 3 ”: 挑戦者決定三番勝負の敗者
| 期 | 決着年 | 七番勝負 | 本戦シード | |||||||||||
| 1 | 1988 | 第1期七番勝負 島朗 4-0 米長邦雄 |
3高橋道雄 | 3中原誠 | 大山康晴 | |||||||||
| 1組優勝 | 1組2位 | 1組3位 | 2組優勝 | 2組2位 | 3組優勝 | 3組2位 | 4組優勝 | 5組優勝 | 6組優勝 | |||||
| 桐山清澄 | *米長邦雄 | 南芳一 | 中村修 | 大内延介 | 東和男 | 小野修一 | *島朗 | 羽生善治 | 飯野健二 | 先崎学 | ||||
| 期 | 決着年 | 竜王在位者 | 七番勝負 | 1組優勝 | 1組2位 | 1組3位 | 2組優勝 | 2組2位 | 3組優勝 | 3組2位 | 4組優勝 | 5組優勝 | 6組優勝 | |
| 2 | 1989 | 第1期竜王 島朗 | 3-4(持1) | 中原誠 | 南芳一 | 内藤國雄 | 大山康晴 | 勝浦修 | 田中寅彦 | *羽生善治 | 佐伯昌優 | 3森下卓 | 小林宏 | 長沼洋 |
| 3 | 1990 | 第2期竜王 羽生善治 | 1-4 | 青野照市 | 中原誠 | *谷川浩司 | 福崎文吾 | 塚田泰明 | 脇謙二 | 3石田和雄 | 西川慶二 | 佐藤康光 | 有森浩三 | 畠山成幸 |
| 4 | 1991 | 第3期竜王 谷川浩司 | 4-2(持1) | 島朗 | 福崎文吾 | 塚田泰明 | 勝浦修 | 児玉孝一 | 石田和雄 | *森下卓 | 日浦市郎 | 3小林宏 | 畠山鎮 | 丸山忠久 |
| 5 | 1992 | 第4期竜王 谷川浩司 | 3-4 | 脇謙二 | 米長邦雄 | 高橋道雄 | 中原誠 | *羽生善治 | 3佐藤康光 | 村山聖 | 神谷広志 | 泉正樹 | 藤原直哉 | 深浦康市 |
| 6 | 1993 | 第5期竜王 羽生善治 | 2-4 | 島朗 | *佐藤康光 | 南芳一 | 谷川浩司 | 塚田泰明 | 勝浦修 | 大内延介 | 内藤國雄 | 3森内俊之 | 井上慶太 | 真田圭一 |
| 7 | 1994 | 第6期竜王 佐藤康光 | 2-4 | 高橋道雄 | 南芳一 | *羽生善治 | 米長邦雄 | 村山聖 | 中村修 | 森内俊之 | 屋敷伸之 | 中田宏樹 | 深浦康市 | 3行方尚史 |
| 8 | 1995 | 第7期竜王 羽生善治 | 4-2 | 中原誠 | 森下卓 | *佐藤康光 | 谷川浩司 | 3先崎学 | 小野修一 | 日浦市郎 | 西村一義 | 阿部隆 | 行方尚史[9] | 鈴木大介 |
| 9 | 1996 | 第8期竜王 羽生善治 | 1-4 | 高橋道雄 | *谷川浩司 | 3佐藤康光 | 南芳一 | 森内俊之 | 日浦市郎 | 丸山忠久 | 浦野真彦 | 井上慶太 | 飯塚祐紀 | 川上猛 |
| 10 | 1997 | 第9期竜王 谷川浩司 | 4-0 | 塚田泰明 | 佐藤康光 | 森内俊之 | 脇謙二 | 3屋敷伸之 | 先崎学 | 行方尚史 | 阿部隆 | *真田圭一 | 松本佳介 | 近藤正和 |
| 11 | 1998 | 第10期竜王 谷川浩司 | 0-4 | 南芳一 | 3羽生善治 | 屋敷伸之 | 高橋道雄 | 丸山忠久 | 森けい二 | 郷田真隆 | 鈴木大介 | *藤井猛 | 大野八一雄 | 北島忠雄 |
| 12 | 1999 | 第11期竜王 藤井猛 | 4-1 | 森内俊之 | 佐藤康光 | 3丸山忠久 | 谷川浩司 | 郷田真隆 | *鈴木大介 | 井上慶太 | 畠山鎮 | 久保利明 | 木下浩一 | 佐藤紳哉 |
| 13 | 2000 | 第12期竜王 藤井猛 | 4-3 | 中原誠 | *羽生善治 | 3佐藤康光 | 谷川浩司 | 屋敷伸之 | 米長邦雄 | 畠山成幸 | 青野照市 | 三浦弘行 | 山本真也 | 田村康介 |
| 14 | 2001 | 第13期竜王 藤井猛 | 1-4 | 谷川浩司 | 中村修 | *羽生善治 | 郷田真隆 | 井上慶太 | 畠山鎮 | 富岡英作 | 脇謙二 | 3木村一基 | 北島忠雄 | 伊奈祐介 |
| 15 | 2002 | 第14期竜王 羽生善治 | 4-3 | 森下卓 | 藤井猛 | 森内俊之 | 佐藤康光 | *阿部隆 | 真田圭一 | 木村一基[10] | 3中田宏樹 | 野月浩貴 | 松尾歩 | 宮田敦史 |
| 16 | 2003 | 第15期竜王 羽生善治 | 0-4 | 佐藤康光 | 谷川浩司 | *森内俊之 | 中村修 | 木村一基 | 3中原誠 | 杉本昌隆 | 久保利明 | 北島忠雄[11] | 山崎隆之 | 高野秀行 |
| 17 | 2004 | 第16期竜王 森内俊之 | 3-4 | 谷川浩司 | 3森下卓 | 屋敷伸之 | 羽生善治 | 先崎学 | 杉本昌隆 | 神谷広志 | 森けい二 | *渡辺明 | 矢倉規広 | 西尾明 |
| 18 | 2005 | 第17期竜王 渡辺明 | 4-0 | 3三浦弘行 | 森内俊之 | *木村一基 | 行方尚史 | 阿部隆 | 中村修 | 塚田泰明 | 島朗 | 川上猛 | 増田裕司 | 片上大輔 |
| 期 | 決着年 | 竜王在位者 | 七番勝負 | 1組優勝 | 1組2位 | 1組3位 | 1組4位 | 1組5位 | 2組優勝 | 2組2位 | 3組優勝 | 4組優勝 | 5組優勝 | 6組優勝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 19 | 2006 | 第18期竜王 渡辺明 | 4-3 | 3丸山忠久 | 森内俊之 | *佐藤康光 | 畠山鎮 | 杉本昌隆 | 森下卓 | 鈴木大介 | 松尾歩 | 佐藤紳哉 | 中座真 | 中村亮介 |
| 20 | 2007 | 第19期竜王 渡辺明 | 4-2 | 3木村一基 | *佐藤康光 | 羽生善治 | 中原誠 | 谷川浩司 | 深浦康市 | 富岡英作 | 久保利明 | 片上大輔 | 伊奈祐介 | 戸辺誠 |
| 21 | 2008 | 第20期竜王 渡辺明 | 4-3 | 丸山忠久 | 3木村一基 | 郷田真隆 | 深浦康市 | *羽生善治 | 山崎隆之 | 久保利明 | 阿久津主税 | 増田裕司 | 糸谷哲郎 | 豊島将之 |
| 22 | 2009 | 第21期竜王 渡辺明 | 4-0 | 3深浦康市 | 羽生善治 | 高橋道雄 | 久保利明 | 松尾歩 | *森内俊之 | 森下卓 | 片上大輔 | 田中寅彦 | 豊島将之 | 稲葉陽 |
[編集] 第1期竜王戦
1987~1988年に行われた第1期は、竜王戦の前身が十段戦であったということで、十段在位者(第26期十段)1名、永世十段2名の計3名が本戦にシードされた。
ランキング戦1~6組のクラス分けの順序は、第25期十段と十段以外のタイトル保持者を優先し、以下、順位戦の順位で決められた。
本戦は14人によるトーナメントで、2つの準決勝は三番勝負、決勝は七番勝負で行われ、決勝を制した島朗六段が初代竜王となった。
(表中、称号や段位は当時のもの)
| クラス | 人数 | 本戦出場 | 構成 (第46期順位戦順位等) |
備考 |
|---|---|---|---|---|
| 本戦準決勝シード | 1名 | ・高橋道雄十段(第26期十段)・棋王 (B級2組20位) |
準決勝三番勝負で米長に敗れる。 | |
| 本戦準々決勝シード | 2名 | ・中原誠永世十段・名人 ・大山康晴永世十段・十五世名人(A級4位) |
中原が準決勝三番勝負に進出する が、島に敗れる。 |
|
| 1組 | 14名 | 4名 | ・福崎文吾第25期十段(B級2組3位) ・桐山清澄棋聖(A級3位) ・谷川浩司王位(A級2位) ・塚田泰明王座(B級1組13位) ・中村修王将(B級2組4位) ・A級1,5~10位 ・B級1組1,2位 |
1組2位で本戦出場の米長邦雄が 竜王決定七番勝負に進出するが、 島に敗れる。 |
| 2組 | 16名 | 2名 | ・B級1組3~12位 ・B級2組1,2,5~8位 |
|
| 3組 | 16名 | 2名 | ・B級2組9~19,21~23位 ・C級1組1,2位 |
3組2位から本戦出場の島朗六段が 初代竜王に。 |
| 4組 | 32名 | 1名 | ・C級1組3~24位 ・C級2組1~10位 |
|
| 5組 | 32名 | 1名 | ・C級2組11~42位 | |
| 6組 | 残り全員 (19名) |
1名 | ・C級2組43位以下11名 ・C級2組からの降級者1名 ・新四段3名 ・アマチュア4名 |
|
[編集] 脚注
- ^ い ろ 竜王戦の賞金(竜王ランキング戦・決勝トーナメントについて)日本将棋連盟 2009年9月29日閲覧。
- ^ 第22期決勝トーナメント(日本将棋連盟) 2009年9月29日閲覧。
- ^ 田丸昇「と金歩き」2009年11月2日閲覧。
- ^ たとえば、第9期は勝者賞金3200万円、敗者賞金800万円、竜王対局料1350万円、挑戦者対局料675万円、挑戦者決定三番勝負の対局料330万円。第19期は勝者賞金3200万円、敗者賞金800万円、竜王対局料1450万円、挑戦者対局料700万円、挑戦者決定三番勝負の対局料330万円。
- ^ 昇級者・降級者決定戦も含む。
- ^ 佐藤秀司新四段、木下浩一四段、沼春雄五段に勝利するが、準決勝で丸山忠久新四段(後の名人)に敗れる。
- ^ かつては、同一期内で調整をせず、次期に降級枠を1つ増やすことで1期遅れで清算していた。たとえば第17期では4組の渡辺明が挑戦者となったため、第18期の1組の人数は17人となり、降級枠が通常より1名増やされた。
- ^ 第5期は第2局が千日手、第15期は第1局が千日手2度となり、後日指し直しとなったため。その後の日程と対局場所はそのまま局数だけをずらし、翌年1月に第7局を新たに設定した。
- ^ 2期連続優勝の規定で昇段した初のケース
- ^ 六段昇段後の2期連続優勝により七段昇段
- ^ 通算3回優勝により昇段した初のケース
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 竜王戦中継サイト
- 将棋界・最高峰・竜王戦 情報サイト ※個人サイト。第1期(1988年)~17期(2004年)の記録が掲載されている。
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