第一工業製薬

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第一工業製薬株式会社
Dai-ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 4461
大証1部 4461
略称 一工薬
本社所在地 〒601-8391
京都府京都市南区吉祥院大河原町5
電話番号 075-323-5911
設立 1918年8月30日
業種 化学
事業内容 化学品製造・販売
代表者 代表取締役社長 大柳雅利
資本金 66億5,039万円
(2009年3月末現在)
売上高 単独376億63百万円
連結465億28百万円
(2009年3月期)
純資産 単独129億81百万円
連結144億38百万円
(2009年3月31日現在)
総資産 単独376億32百万円
連結417億49百万円
(2009年3月31日現在)
従業員数 単独613名 連結896名
(2008年12月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 第一生命保険相互会社 7.71%
朝日生命保険相互会社 4.27%
株式会社みずほコーポレート銀行 3.73%
(2008年9月30日現在)
主要子会社 ゲンブ株式会社
第一建工株式会社 他
外部リンク www.dks-web.co.jp
特記事項:本店 京都府京都市下京区西七条東久保町55番地
  

第一工業製薬株式会社(だいいちこうぎょうせいやく、Dai-ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.)は、産業工業用の薬剤、添加剤、助剤などを製造販売している日本化学品メーカーである。1909年創業し、界面活性剤をはじめ、高分子材料、ウレタン樹脂薬剤などを扱う。非イオン界面活性剤、カルボキシメチルセルロース(CMC)、シュガーエステルなどの分野で高いシェアを持つ。1918年に株式会社創立。本社は京都市に所在。なお、医薬品大手第一三共との資本・人的関係は一切ない。

目次

[編集] 会社概要

京都・西本願寺前の香老舗、薫玉堂 の新規事業部門として1909年に創業され、絹糸紡績向けのアンモニウム石鹸の製造販売を開始した。1914年匿名組合負野薫玉堂解舒液部は、合名会社負野工業製薬所に改組され、1915年に国産の「玄武印マルセル石鹸」を創製した。京都御所に掲げられた大正天皇即位の礼四神を表象した五色の旗になぞらえて、『青龍』『朱雀』『白虎』『玄武』の図案を商標登録した。業務用石鹸洗剤「ゲンブ」をはじめ、繊維工業用薬剤「モノゲン」、非イオン界面活性剤「ノイゲン」、水溶性高分子「セロゲン」なども、「玄武」の名に由来する。

昭和30年代に、家庭用合成洗剤「ナンバーワン」、台所用液体洗剤「アルコL」、「アルコカラー」などを発売していた。

1969年ミツワ石鹸旭電化工業と、それぞれの家庭用洗剤事業を統合・譲渡して日本サンホームを設立。1972年には日本進出を果たしたP&G[1]と提携して、プロクター・アンド・ギャンブル・サンホームを設立。製造は従来の三社が行っていた。

高級アルコール系のウール・おしゃれ着用中性家庭用洗剤の「モノゲン」は1935年に「DK300番」の商品名でスタートして、1937年には「モノゲン」に改称される。「モノゲン」は全ての合成洗剤(高級アルコール系、化学系、石油系、洗濯用、台所用など)を通じて日本初の製品である。発売当初はペーストタイプだった。その後1964年に「モノゲンユニ」(この間に日本サンホーム、P&Gへと社名を変えていったり、液体も発売される)、1998年に「モノゲン ドライ&ウール」と渡って親しまれて来た長寿製品だったが、2006年をもって71年間の歴史に幕を閉じ、完全に家庭用品事業から撤退した(P&Gのウール、おしゃれ着洗剤はP&Gオリジナルの粉末タイプ「ルミネス」だったが現在は製造発売中止)。家庭用品が最盛期の頃は「モノゲン・第一工業製薬」の呼び名でも親しまれて来た。さらにテレビ番組のスポンサードでは「モノゲン」と表記されていた。「モノゲン」の名前の由来は第一工業製薬の創業者の一人である小野茂平(もへい)のローマ字「M.ONO(モノ)」と「玄武のゲン」から来ており、第一工業製薬の代表的ブランドになった。ほかにも「モノゲンオール」(弱アルカリ性洗濯洗剤)、「モノゲンブリーチ」(塩素系漂白剤)、「モノゲンソフター」(柔軟仕上げ剤。「モノゲン」が発売された頃は「バンソフター」の名称だった)などがあった。

現在では工業用途の化学品製造販売を専業としている。繊維をはじめ医薬や電子材料に使用される界面活性剤ショ糖脂肪酸エステルや配合剤などの食品添加物CMCポリビニルピロリドンやポリアクリルアミドなどの高分子材料、ポリエーテルプレポリマーなどのポリウレタン原料、難燃剤、各種樹脂原料や樹脂添加剤などを事業の柱にしている。

[編集] 沿革

  • 1909年 - 匿名組合負野薫玉堂解舒液部を設立。
  • 1914年 - 合名会社負野工業製薬所を設立。繊維工業用油剤、石鹸を製造。
  • 1918年 - 第一工業製薬株式会社を創立。
  • 1931年 - 上海工場を建設。
  • 1934年 - 高級アルコール洗剤を開発。
  • 1937年 - 日本初の合成洗剤「モノゲン」を発売。
  • 1935年 - 新柔軟剤、家庭用シャンプーを発売。
  • 1938年 - 四日市工場を建設。
  • 1949年 - 株式を上場。
  • 1952年 - 東京工場に洗剤乾燥塔を建設。
  • 1953年 - 京都工場で非イオン界面活性剤の製造開始。
  • 1956年 - 京都工場で合成洗剤の製造開始。
  • 1959年 - 四日市合成(株)を設立。
  • 1960年 - 大潟工場を建設、CMCの製造開始。
  • 1961年 - 京都工場に新噴霧乾燥設備を建設。
  • 1963年 - 四日市工場にポリエーテル製造設備を建設。
  • 1964年 - モノゲンユニを発売。初代「モノゲン」の後継品。
  • 1966年 - 家庭用合成洗剤アルコカラーを発売。
  • 1969年 - 日本サンホーム(株)、日本レブロス(株)を設立。
  • 1972年 - プロクター・アンド・ギャンブル・サンホーム(株)を設立。
  • 1973年 - ゲンブ(株)を設立。
  • 1978年 - 晋一化工股份有限公司を設立。
  • 1982年 - 第一クリーンケミカル(株)を設立。
  • 1985年 - 第一化学工業(株)を設立。(日本レブロス(株)を社名変更)
  • 1986年 - 京都エレックス(株)を設立。
  • 1987年 - ケイアンドディーファインケミカル(株)を設立。
  • 1988年 - (有)第一セラモを設立。
  • 1989年 - 第一建工(株)を設立。
  • 1992年 - 天津達一琦精細化工有限公司を設立。
  • 1996年 - PT.ダイイチキミアラヤを設立。第一化学工業(株)にショ糖脂肪酸エステルの新工場建設。
  • 2001年 - 滋賀工場を設置。(第一化学工業(株)を吸収合併)
  • 2002年 - (株)ソリオン、工レクセル(株)、晋一化工科技(無錫)有限公司を設立。
  • 2004年 - 帝開思(上海)国際貿易有限公司を設立。
  • 2005年 - 双一力(天津)新能源有限公司を設立。天津達一琦精細化工有限公司の新工場建設。
  • 2006年 - 資本金66億5,039万円、研究部門ISO9001を取得、吉祥院に研究所新築・移転。
  • 2007年 - 吉祥院に本社移転。天王洲に東京支社移転。

[編集] 参考文献

  • 第一工業製薬三十年史(1938/11/1発行、第一工業製薬)
  • モノゲン物語(1953/11/1発行、第一工業製薬)
  • 第一工業製薬五十年史(1958/10/7発行、第一工業製薬)
  • 産業フロンティア物語 洗剤・界面活性剤<第一工業製薬>(1968/8/20発行、ダイヤモンド社)
  • セロゲン物語(1968/8/25発行、第一工業製薬)
  • シュガーエステル物語(1984/7/10発行、第一工業製薬)
  • 第一工業製薬八十年史(1990/6/1発行、第一工業製薬)
  • *社報(1931/1/1創刊、第一工業製薬),*製品情報

[編集] 関連項目

[編集] 脚注=

  1. ^ 日本サンホームからP&Gに変わってからはP&Gと第一工業製薬とのライセンシー契約を結んでいたが2006年に解消。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月12日 (木) 01:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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