筋電義手
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筋電義手(きんでんぎしゅ)は、義手の一種である。通常、義手は「重い」「暑い」「人から注目を集めたくない」「反対の手で代償できる」といった理由から、軽量であることや外観の再現が中心となって製作されることが多い。これに対して、外観よりも機能の再現を目指して開発されたのが筋電義手である。
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[編集] 概要
筋肉は、脳から発せられる命令が神経を通して伝えられた時に発生する微弱な電気的刺激によって収縮する。この時発生する電位は微弱ではあるものの、体表面でも検知することができる。これを「表面筋電位」と言い、筋電義手を動かすスイッチとなる。
操作法は切断者によって異なるが、切断してしまった部分を動かす筋をスイッチとする場合が多い。例えば手首を切断した場合、手首の掌屈(掌側へ手首を曲げること)する時に発生する表面筋電位を「ものを掴む」、背屈(手の甲側へ手首を曲げること)する時に発生する表面筋電位を「ものを離す」といったように、義手の動きと表面筋電位の発生方法に一定のルールを設けることで操作を行う。
このように表面筋電位を感知し、その出力が一定の閾値を超えることでスイッチをオン・オフさせて動作させるのが筋電義手である。内蔵されたモーターにより、ものを掴む・離すという動作(把持)ができ、擬似的に本人の意思で動く手を再現する。
近年では表面筋電位の閾値ではなく、表面筋電位の波形そのものから義手が動作するような筋電義手も研究されている。しかし表面筋電位は極めて微弱であることから検知が難しく、誰でも使用可能というわけではない。また内蔵されたモーターが重く、価格も高価であるので、試用体験を通し、長所・短所をよく理解しなければならない。したがって切断に詳しい医師の診断と、経験豊富な作業療法士・義肢装具士のサポートが不可欠である。
[編集] シカゴ・リハビリテーション研究所が開発した筋電義手
2005年、アメリカ合衆国テネシー州の男性、ジェシー・サリバンは架線工事中の感電事故で両腕を切断し、その後世界で初めて「バイオニック・アーム」を装着した男性となった[1]。2006年には女性として初めてバイオニック・アームを装着したクローディア・ミッチェルが現れ、神経信号を検知し、触感も再現した義手の装着は現実のものとなった[2]。
詳細は「クローディア・ミッチェル」を参照
[編集] 脚注
- ^ [[1]]. Design News Japan. (2006年2月) 2008年12月8日 閲覧。
- ^ [- 米国”]. AFPBB News. (2006年09月21日) 2008年12月4日 閲覧。
[編集] 外部リンク
- 労働者健康福祉機構 全国の労災病院の母体
- 工房アルテ 特殊メイク技術により本物そっくりの外観をつくりだす
- 神経がつながった義手
最終更新 2009年11月24日 (火) 10:44 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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