籌木

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籌木

籌木(ちゅうぎ)とは、古代から近世初頭にかけて用いられた、排泄の際に用いられた細長い木製の板のことである。クソベラともいう。トイレ遺構の便槽から出土する。

排泄のための道具として籌木が使用されていたことを示す絵画資料には、12世紀末に描かれたとみられる絵巻『餓鬼草紙(がきぞうし)』収載の「伺便餓鬼(しべんがき)」の絵がある。路上で子どもが排便している場面には、大便が身体や衣服につかないように高下駄をはき、手に籌木を持って踏ん張っている様子が描かれている。籌木を支えにして勢いよく排便すれば尻に汚さずにすむとしたものであろう。仮に汚してしまった場合には、便をこき落とすためにも使用したものと考えられる。紙が貴重だった時代の生活用具である。

最終更新 2009年9月21日 (月) 18:50 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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