アワ
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| アワ | |||||||||||||||||||||
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![]() アワ |
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Setaria italica P. Beauv. | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| アワ(粟) | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| foxtail millet、bengal grass |
アワ(粟、学名、Setaria italica)は、イネ科エノコログサ属の多年草。雑穀類。
目次 |
[編集] 特徴
東アジア[1]原産で、高さは1~2メートル。エノコログサを原種とするといわれる。穂は黄色に熟し、たれさがる。温暖で乾燥した風土を好み、生育期間が3-5ヶ月と短いために、高地や高緯度地域でも栽培することができる。
粒の質から粳粟と糯粟、収穫の時期から夏アワ、秋アワなどの品種に分けられる。[2]
[編集] 中国
中国の華北・中原において、黄河文明以来の主食は専ら粟米(谷子)であり、「米」という漢字も本来はアワを示す文字であったといわれている[3]。
青海省民和回族トゥ族自治県の喇家遺跡では、およそ4000年前のアワで作った麺が見つかっており、現在、世界最古の麺といわれている。一方、稲米も周の時代から栽培が盛んになってきたが、長江から入ってきた蛮夷の穀物と見なして「雑穀」のように扱う風潮が知識人を中心に長く続いた(米が華北・中原においても主食とされるようになるのは唐代以後といわれている)。だが、連作や二毛作を行うと、地力を損ないやすいことや、西域から小麦が伝わってきたことともあいまって、次第に主食の地位から転落することになった。しかし、現在でも中国では粟粥などにして、粟を食べる機会は多い。また、「鉄絲麺」という最古の麺と同じような麺類を作る地方もある。
[編集] 日本
日本では米より早く栽培が始まり、縄文時代の遺跡からも発掘されることがある。また、新嘗祭の供物としても米とともにアワが用いられ、養老律令にも義倉にアワを備蓄するように定められており[4]、『清良記』などの農書にもアワについての解説が詳細に載せられているなど古くからヒエとともに庶民にとっての重要な食料作物だった。
だが、第二次世界大戦後には生産量が激減した。日本でもかつてはアワだけを炊いたり、粥にして食べていたが、現在は、米に混ぜて炊いたり、粟おこしとして食べる程度である。また、主食用であったうるちアワよりも菓子や餅、酒などの原料として用いられてきたもちアワの方が多く栽培されている。家畜、家禽、ペットの飼料としての用途の方が多い。
糖質70%、蛋白質10%を含み、ビタミンB群を含む。鉄、その他のミネラルや食物繊維も豊富なため、五穀米などにして食べる方法が見直されている。C4植物でもある。
パンには、メリケン粉7に対してアワ3の割合で混ぜるとよく膨らみ、色が美しい。麺類ではうどん粉と半々、天ぷらのころもに加えるのもよい。飯には、白米に混ぜると美味ではないから、アワ1合、麦2~3合、サツマイモ100匁、なまのジャガイモ30匁を炊いて、別にジャガイモをおろしておいて沸騰したところに加えるとよい。アワの粉を白玉粉のように丸めて熱湯でゆでて、野菜を取り合わせて酢味噌などにもする。
[編集] ことわざ
- 濡れ手で粟 - 苦労せずに利益を得ること
[編集] 脚注
- ^ 中央アジア東部原産とする説もある
- ^ 古くは実の大きさによっておおアワ(粱)とこアワ(粟)の区別が存在したが、今日ではおおアワが栽培種のほとんどを占めてこれを指して「粟」と表記することが一般的である。
- ^ 中国後漢の許慎が著した漢字の解説書『説文解字』において、「米…粟實也。象禾實之形」(禾=粟)と書かれ、米即ちアワの実であると解説されている。
- ^ 霊亀元年10月7日(715年)の陸田(畑作)奨励の詔には、畑作作物としてアワが奨励作物の筆頭として奨励されている。



