裸足

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裸足跣足(はだし)とは、履物をはかないこと、またはその状態ののこと。素足とも。靴を履かずに(靴下ストッキングは着用している状態で)外に出ることを「裸足」と呼ぶこともあるが、ここでは足に何も身に着けていない場合の裸足を説明する。

目次

[編集] 日本文化・風習としての裸足

日本では、家の入り口で履物を脱ぐ習慣から、裸足で家の外に出ることは汚いこととされる。しかし農村では田植えなど裸足での作業もあるため、帰宅時に足をきれいに洗えばよいと考える人もいる。裸足で外出することは農村海水浴場周辺などでないかぎり奇異に見られるが、何も悪いことではない。 足の裏でじかに自然を感じようとする「大地をはだしで歩く会」が結成されたこともある。

現代では「裸足である事」も一種のファッションとして見られており、足の爪へのネイルケアや足にミサンガを巻く(=長い靴下は履けない)事が流行ったり、素足に履く凝ったデザインのサンダル(鼻緒付きのビーチサンダルやトングサンダル、足にサンダルの台を貼り付けるヌードサンダルなど)や靴を履いた時に裸足に見える様なスニーカーソックスが売られたりしている。また、素足に下駄イグサ草履を履くことが流行している。足が涼しく、足を開放したいという点から素足が注目され、また鼻緒への人気が高まっていることも影響している。また、ステージ上で裸足で歌う歌手(主に若手女性歌手)の存在の影響もある。子供の場合はなるべく裸足で生活させる主義の人も多い。素足・裸足で足を自然な状態にする発想のはだし教育が影響しているとされる。素足になれると足の自由さに気づく場合が多い。

裸足の子供は自然児のイメージで見られるため、たくましさや自由奔放の象徴という印象を持つ。テレビアニメアルプスの少女ハイジ」の主役・ハイジの場合、原作では靴を履いているのにアニメでは裸足の設定である。逆に野性児の印象で見られる事もあるので、制服を採用している学校で、暑い日に裸足でいたりすると処罰される事もある。小学校の場合、靴を履く学校で裸足で生活しようとすると、靴下・靴を履くよう注意される場合、自由にさせる場合、それぞれである。

裸体になることに準じて、裸足になることは神聖であるとされる場合もある。神社境内での参拝方法としてお百度参りがある。裸足で参ることで神を崇めるという理由である。アジアの寺院に入る場合は、入り口で履物を脱ぎ裸足になるよう求められる場所もある。これも神聖な場所には裸足で入るとの考えである。神事として護摩焚きの火の上を裸足で渡る火渡りが各地で行なわれる。

[編集] 外国の裸足の扱い

[編集] ヨーロッパ

オセアニアの国オーストラリアニュージーランドなどでは裸足で外出することは普通で、繁華街ショッピングセンターなどでも普通に裸足で歩いている子供が多い。ところが、これらの2国の国民のルーツの過半を占めるヨーロッパの国イギリスでは、裸足はエロティックなイメージで見られてきた歴史があり、女性が男性の前で裸足になることは性的な関係を許していると見られることもあった。性に関してことさら抑圧的であったビクトリア朝期には、ピアノの足にまでソックスをかぶせて不品行でないことを強調する風俗すら見られたという。

[編集] アジア・アフリカ

裸足で過ごす貧困層の子供

アジアアフリカでは、近年まで裸足で生活することが多く、日本でも多く見られた。 特に、貧困層や恵まれない国ではそのものの入手が難しく、特に子供のおいてはその影響を受けやすい。 日本でははだしのゲンに代表されるように、戦前・戦時中は物資の供給が少なく、また空襲などによる焼失により靴や靴下を履く庶民は稀であった。そのため子供に限った話ではなく、女性なども裸足で過ごすことが多かった。 また日本に限らず、戦争などで被害を受けた地域の住人は、裸足で逃げていたり過ごしていることが多く、多くの写真でも確認ができる(朝鮮戦争ベトナム戦争がその代表ともいえる)。 現在も貧困に苦しむ一部のアジアアフリカなどでは裸足で過ごす子供や女性が多く見られる。 かれらの足の裏はなどによって深く汚れており、水で洗っても汚れが落ちないほどである。

[編集] スポーツ・競技としての裸足

日本における伝統的なスポーツは、その多くが裸足で行なうものである。これは裸足が神聖さをもつこと、武器を持っていないという表示(履物が武器になる可能性もある)、素足草履下駄を履く文化であったこと、動きやすいことが理由として考えられる。実際、相撲で足を踏ん張るためには裸足でなければ効果は薄く、また土俵は神聖な場所として履物には決まりがあったり、履物自体許されない場合が多い。基本的には「地に足をつける」という歴史がある国といえる。

運動会においても「足を踏ん張る」という意味から、騎馬戦などの動きの激しい種目や組体操などのマスゲームも裸足で行うことがある。またこれは参加者が上下に重なった場合に靴でケガをすることを防ぐため、という理由もある。一方、「速く走れる」ということを理由として裸足で短距離走に参加する生徒がいるが、足に負担が掛かり、ケガの元となりやすいので否定的な教師は多い。その生徒が普段重い靴、不安定な形状の靴を履いていた場合は裸足で速く走れる可能性はあるが、大抵は足の痛さで相殺されてしまうようである。しかし、はだし教育を経験しているなど裸足で走ることになれている場合は、むしろ足が自由で足裏の刺激が心地よく、健康によい働きをしているという見方もある。どちらにしろ、裸足で良いタイムを出すには、コースの整備と本人の「慣れ」が必要である。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年6月26日 (金) 11:05 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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