統合失調質人格障害
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統合失調質人格障害(とうごうしっちょうしつじんかくしょうがい)またはスキゾイド型人格障害(スキゾイドがたじんかくしょうがい、Schizoid personality disorder, SPD, 稀にジゾイド型人格障害)とは、DSMの人格障害のなかで、大きな区分である「クラスター A」に属する一型である。社会的関係への関心のなさ、孤独を選ぶ傾向、そして感情的な平板さを特徴とする。
ちなみに統合失調症といかにも関係がありそうな名前であるが、スキゾイドは「社会的に孤立していて対人接触を好まず、感情の表出が乏しく、何事にも興味関心がないように見える」という性格特徴を表す言葉であって、統合失調症とは違うものである。また、統計学的にも統合失調症質人格障害の人が統合失調症になりやすいという証拠は出なかった。
2002年までは分裂病質人格障害と呼ばれていた。
[編集] 診断
ICD-10では、統合失調質(スキゾイド型)人格障害は次の診断基準のうちの少なくとも3つ以上を満たすことで診断される。
- 情緒的な冷たさ、超然とした態度あるいは平板な感情
- 積極的なものであれ消極的なものであれ、感情というものを他人に伝える能力が限定されている
- 一貫して孤立した行動を好む
- 親しい友人や恋人が(もしいたとしても)ほとんどおらず、そういった関係を望まない
- 賞賛にも批判に対しても無関心にみえる
- 喜びを感じられる活動が、もしあったとしても、少ししかない
- 社会規範や慣習への無関心
- 空想や内省への没入
- 他人と性的関係を持つことへの欲望の欠如
[編集] 特徴
この障害の人は、深く関わることによって自分と相手が変化することを怖れる。相手をのみこんでしまうことによって対象を破壊する恐怖にとらわれる一方で、相手にのみこまれ自分の独立性を失ってしまう恐怖にもおびえる。そこで、他人との関わりを避けてひきこもるのだ。彼らの心には、よく知らない、もしくは長く会っていない人と親密であるという不確かな観念が存在することがある。また、生命のない対象もしくは形而上学的構造物に魅惑されることがある。 彼らの反応には攻撃的な行動はめったにないため、ほとんどの脅威は、現実のものであれ想像のものであれ、空想上の全能感もしくはあきらめによって処理される。彼らはしばしば孤独に見える。しかし時に、このような人は独創的、創造的な観念を抱き、それを展開して世間に提示することがある。
動物や幼児を手懐けることには長けていることがある。[1] 自分の意志を言語化する能力に劣っている代わりに、非言語的コミュニケーションに秀でているためという解釈も出来る。
症状が似ている広汎性発達障害との鑑別に苦慮することもある。
[編集] 参考文献
- ^ 『臨床精神医学テキスト』カプラン
最終更新 2009年9月7日 (月) 14:24 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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