網走送信所

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網走送信所(あばしりそうしんじょ)は、網走市潮見・天都山・呼人にまたがる天都山と呼人の大観山にあるテレビ・ラジオの送信所。

目次

[編集] 各放送局の送信所

左よりHBCアナログ、NHK北見放送局アナログ&デジタル、NTT、STVアナログ、UHBアナログ&デジタル/AIR-G/HBCデジタル、HTBアナログ&デジタル/STVデジタル(2007年8月)

NHK北見放送局と北海道をエリアとする民放各社の送信所がある。

  • 網走・北見・紋別地方(いわゆるオホーツク圏)の基幹送信所という位置づけになっている。
  • 民放テレビ各局のアナログテレビジョン放送では、技術的・コスト的問題から、他の道内基幹局と同様音声多重放送を実施していないため、音声はモノラルである。但し、字幕放送やアナログデータ放送は回線使用料を現状維持できるため利用可能である。なお、民放テレビ各局の音声多重放送はデジタルだけ実施、アナログは行わない。
  • テレビ北海道(TVh)は、2009年11月26日現在開局する予定はない。他の道内で既に開局している地域でも小規模な中継局を中心に自力建設が困難な状況となっている(詳細は、テレビ北海道を参照)。
  • 送信所の名称は「網走送信所」であるが、NHK北見放送局は「北見送信所」(AMラジオは網走ラジオ放送所)と呼ばれている。
    • 北見市にある中継局の名称は、NHK北見放送局が「新北見中継局」で、それ以外は「北見中継局」(HBCは北見テレビ送信所)と呼ばれている。
  • 地上デジタル放送は、札幌放送局を親局とする同一の放送系統の範疇における中継局として扱われるため、コールサインはつかない(例外で、NHK北見放送局のデジタルテレビ放送にはコールサインがあるため、NHK北見放送局の親局となっている)。

[編集] 沿革

  • 1942年(昭和17年) - 日本放送協会北見臨時放送所が開所(ラジオ第1放送、コールサインなし、1945年に中継放送所に改称)。
  • 1946年(昭和21年) - NHK北見中継放送所、放送局に昇格(コールサインJOKP)。
  • 1950年(昭和25年) - NHK北見放送局、ラジオ第2放送開始(コールサインJOKD)。
  • 1956年(昭和31年) - 北海道放送 (HBC) 網走ラジオ送信所が開局(HBCラジオ、コールサインJOQM)。
  • 1961年(昭和36年) - NHK北見放送局、総合テレビジョン放送開始(コールサインJOKP-TV)。
  • 1963年(昭和38年) - NHK北見放送局、教育テレビジョン放送開始(コールサインJOKD-TV)。
  • 1964年(昭和39年) - 札幌テレビ放送 (STV) 網走テレビ送信所が開局(STVテレビ、コールサインJOVX-TV。但し、放送センターは北見市にある)。
  • 1965年(昭和40年) - NHK北見放送局、FM放送開始(コールサインJOKP-FM)。
  • 1965年(昭和40年) - HBC北見放送局、網走テレビ送信所が開局(HBCテレビ、コールサインJOQM-TV)。
  • 1969年(昭和44年) - 北海道テレビ放送 (HTB) 網走送信所開局。
  • 1972年(昭和47年) - 北海道文化放送 (UHB) 網走送信所開局。
  • 1976年(昭和51年) - STV北見放送局、網走ラジオ送信所開局(コールサインJOVX)。
  • 1992年(平成4年) - FM北海道 (AIR-G') 網走送信所が開局。
  • 1993年(平成5年)2月7日 - HBC網走テレビ送信所のケーブルが故障、網走管内全域でHBCテレビが1日近く視聴できなくなった。
  • 2007年(平成19年)10月1日 - NHK北見放送局とTVh以外の在札民放4局で地上デジタル放送スタート。各局とも送信所は天都山におかれ、STVとHTBはHTBの施設を共同でそのまま使用し、HBCとUHBもUHBの施設を共同でそのまま使用している。ただ、NHK北見放送局は単独の施設である。また、アナログ未開局のTVhは開局予定なし。

[編集] 送信設備

[編集] 地上デジタルテレビジョン放送

放送局 呼出符号 チャンネル リモコンキーID 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数 放送開始日
NHK北見総合 JOKP-DTV 18 3 1kW 10kW オホーツク圏 4万9千世帯 2007年10月1日
NHK北見教育 JOKD-DTV 13 2 全国放送
HBC北海道放送 なし
(中継局)
22 1 8.3kW 北海道
STV札幌テレビ放送 16 5 11.5kW
HTB北海道テレビ放送 20 6 11kW
UHB北海道文化放送 24 8 8.5kW
TVhテレビ北海道 14 7 未開局 非該当

[編集] 地上アナログテレビジョン放送

放送局名 呼出符号 チャンネル 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
NHK北見総合 JOKP-TV 3 映像1kW/音声250W 映像7.8kW/音声1.9kW オホーツク圏 -
NHK北見教育 JOKD-TV 12 映像8.3kW/音声2.1kW 全国放送
HBC北海道放送網走局 JOQM-TV 1 映像6.2kW/音声1.55kW 北海道
STV札幌テレビ放送網走局 JOVX-TV 5 映像10.5kW/音声2.6kW
HTB北海道テレビ放送 網走基幹中継局 35 映像10kW/音声2.5kW 映像98kW/音声24kW
UHB北海道文化放送 27 映像85kW/音声21kW
TVhテレビ北海道 31 未開局

[編集] FMラジオ放送

放送局名 呼出符号 周波数(MHz) 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
NHK北見FM JOKP-FM 86.0 250W 1.6kW オホーツク圏 -
AIR-G' なし
(中継局)
83.1 1.05kW 北海道
NORTHWAVE 未割当 未開局

[編集] HBCラジオ・STVラジオの送信所

放送局名 呼出符号 周波数(kHz) 空中線電力 放送対象地域 放送区域内世帯数
HBCラジオ網走局 JOQM 1449 5kW 北海道 -
STVラジオ網走局 JOVX 909

[編集] NHK網走ラジオ放送所

  • NHK北見放送局のAMラジオ送信所は網走市呼人の大観山にある。便宜上、以下にその概要を示す。NHK網走ラジオ放送所から1kmほど離れた場所には東京農業大学オホーツクキャンパスがある。
放送系統名 コールサイン 周波数(kHz) 空中線電力 放送対象地域 放送区域内世帯数
NHK北見第1 JOKP 1188 10kW オホーツク圏 -
NHK北見第2 JOKD 702 全国放送

[編集] 送信所について

  • NHKはテレビの施設に加えFMラジオの送信設備を包含する。AMラジオは別にある(詳細は前述)。
  • HBCとSTVはアナログテレビ・AMラジオ一体型の鉄柱を採用。アナログテレビ放送終了後もAMラジオの送信所機能が残る。
  • HTBは自社のデジタル・アナログテレビ局に加え、STV網走デジタルテレビ局の送信設備を包含する。
  • UHBは自社のデジタル・アナログテレビ局に加え、HBC網走デジタルテレビ局、AIR-G'(FMラジオ)の送信設備を包含する。
HBCのロゴは、アナログ送信所が旧ロゴ、デジタル送信所が新ロゴ。
STVのロゴは、アナログ送信所・デジタル送信所とも開局時のもの。
HTBのロゴは、STVがHTBの施設に相乗りするまで1968年開局時のものを、それからは現在使用しているもの。
UHBのロゴは、あらましの看板が「UHB」、建物が「uhb」である。
AIR-G'のロゴは1992年登場時のもの。
  • 鉄塔の色はいずれも赤と白を使用している。このうち、NHK(AM・テレビとも)およびHTBは鉄塔の色を塗りなおしている。

[編集] 未開局

2009年11月時点で放送対象地域内にありながらも未開局の放送局は以下のとおり。

  • TVhテレビ北海道網走テレビジョン中継放送局(周波数割り当て済み)
    • アナログ:31ch 映像出力10kW/音声出力2.5kW
    • デジタル:14ch リモコンキーIDは7 予定出力1kW【2011年7月24日まで開局断念、その後も開局の目途立たず】
    • 詳細はテレビ北海道の項を参照。
  • エフエム・ノースウェーブ(NORTHWAVE)網走超短波中継放送局
    • FMラジオ放送の中継局の周波数は開局申請がなされた時点で選定。釧路テレビ・ラジオ放送所からの電波を受信できる場合もあるが、受信状態が悪いため受信している人は少ない。

[編集] 放送エリア

網走市内のごく一部の地域では天都山からの電波を受信できない場合もあるため、網走鉄南中継局と網走新町中継局もおかれているが、網走鉄南局は網走送信所でカバーできるため2011年7月24日をもって網走鉄南局は廃局となる予定。そのほか、釧路管内弟子屈町川湯温泉を中心とする一部地域(主に民放を視聴する目的として)でも網走送信所を通じて視聴する視聴者もいる。
地デジの放送エリアは、網走市・大空町清里町小清水町斜里町津別町美幌町全域と北見市常呂町・上湧別町・佐呂間町・湧別町の各一部地域。
AIR-G'については、一部地域を除く網走支庁全域が聴取エリア。そのため、紋別市や湧別町など、遠紋圏からのリスナーは少なくない。また、中継局のない釧路支庁管内の弟子屈町、根室支庁管内の標津町中標津町の一部地域ではカーラジオや高利得アンテナで受信可能。ただ、北見市や網走市の周辺では2008年6月1日に北見市に開局したFMオホーツクとの電波が混信する場合がある(周波数の間隔がわずか0.4MHzしかないため)。
  • AMラジオはオホーツク海沿岸全域をカバー。つまり、別に中継局がある稚内市以南の宗谷支庁管内(オホーツク海沿岸に限る)でも聴取できる。また、釧路支庁管内の釧路市阿寒町(主に阿寒湖温泉周辺)、弟子屈町の一部地域や、根室支庁管内の羅臼町、標津町、中標津町の一部地域でも聴取可能。
なお、HBCラジオに限っては出力がNHKの半分にとどまっており電波の飛びはあまりよくない。そのため、昼間でも宗谷支庁管内は受信しづらく、夜間は網走市周辺でもSTVラジオ札幌親局と混信し受信状況が悪くなることがある。この場合は札幌親局か北見・遠軽中継局(地域によって旭川・帯広・釧路・名寄など)で受信したほうが良い場合もある。

[編集] 備考

  • STVラジオ網走局のコールサインは、全国のラジオ単営局で唯一、末尾に“X”が付されている。これは、テレビ・ラジオ兼営だった時代に、テレビが先行開局したことによるものである。
  • アナログテレビジョン放送については、以下の特徴がある。
    • 民放は全社で音声多重放送非実施。このため、音声はモノラルである。なお、字幕放送、アナログデータ放送は利用できる(回線使用料を現状維持できるため)。
    • アナログテレビでは未開局のTVhを除き、全チャンネルが札幌手稲山局と同じ。
  • デジタルテレビジョン放送では、民放はアナログテレビジョンと違い、付随するサービスが全て利用できる。

最終更新 2009年9月8日 (火) 13:00 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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