美味しんぼの登場人物
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美味しんぼの登場人物(おいしんぼのとうじょうじんぶつ)では、漫画・アニメ『美味しんぼ』に登場する架空の人物について記載する。
登場人物については、長期に渡る連載により人数も多くなっているので、紹介はその一部のみ。また、節分けする意味でも「山岡家と栗田家」・「東西新聞社」・「美食倶楽部」・「山岡達の友人とその関係者」・「山岡達の理解者・支援者」・「その他の人々」に大きく分けてある。
なお、西健一郎をはじめ、作者に取材協力をした実在の人物が作中に登場し、主人公らに説明するシーンも多い。
目次 |
[編集] 山岡家と栗田家
[編集] 山岡家
- 山岡士郎(声:井上和彦)
- 本作の主人公。27歳(初登場時。以下同じ)。普段はグータラだが食に関する造詣の深さから「究極のメニュー」の担当している。
- 山岡(栗田)ゆう子(声:荘真由美)
- 本作のヒロイン。22歳。その味覚を買われ士郎と共に「究極のメニュー」を担当する。
- 山岡陽士
- 山岡夫妻の双子の息子。75巻『双子誕生!!』より登場。わんぱくな性格。海原雄山と会う時は頭によじ登りたがる。名付けたのはゆう子で、雄山の書から朱子の言葉を引用し名付けた。なお、下の士の字は士郎の名から。その際ゆう子が「わたしの初恋の人の名前から取った」と言っているが、44巻『とんでもない親友』にてゆう子の高校時代の同級生広野たか子が、ゆう子の初恋相手は「高宮君」と暴露している。名前の由来は作者の次男。
- 山岡遊美
- 山岡夫妻の双子の娘。75巻『双子誕生!!』より登場。大人しい性格。まだあまり舌が回らない。名付けたのは士郎で、辰さんから「遊びの心」を感じ「遊ぶ」に「美しい」をくっ付け命名した。名前の由来は作者の長女。
- 山岡遊璃
- 山岡夫妻の二女。99巻『病院食にも喜びを』より登場。西浜タエの営む西浜産婦人科病院にて誕生した。名前の由来は作者の次女。
[編集] 栗田家
- 栗田信一(声:池田勝)
- ゆう子と誠の父で、山岡士郎の義父。初登場1巻『舌の記憶』。51歳。東西大学教授。温厚な性格で、士郎とゆう子のことにあまり口を挟まないが、大事な局面では正論をストレートに吐く。
- 栗田文枝(声:佐久間なつみ)
- ゆう子と誠の母で、山岡士郎の義母。初登場1巻『舌の記憶』。47歳。趣味は料理。ゆう子の最大の理解者であり、常にゆう子や孫達を気に掛けている。ゆう子とその子供達のために家族の団欒を取り戻してほしいと願うため、自らの行動を親のエゴイズムと分かっている上で、山岡に対し苦言を呈し、海原雄山との和解を強く求めている。
- 栗田たま代(声:堀絢子)
- ゆう子と誠の祖母で、信一の母。初登場1巻『舌の記憶』。72歳。昔は教員をしていて、新し物好きで活発で陽気でハイカラ婆さんと言われていた。痴呆(今で言う認知症)が始まったが、山岡が提供したおマチ婆っちゃんの育てた自然養鶏の鶏肉を味わったお陰で症状が治り、そのため山岡のことを非常に気に入っている。ソーメンを契機に大広告会社の相談役・大柱永一と交際中(13巻『涼風そうめん』)で、年々若返っている。そのせいか部屋はぬいぐるみだらけ。加えて、寝る時には歳に似合わぬ派手なパジャマを着るため、ゆう子を閉口させた。護身術にも長けていて、それを習ったゆう子が複数の警官をなぎ倒したこともある(9巻『最高の肉』)。また民間療法に詳しく、山岡が後頭部を打って嗅覚を失った時、大根の汁を鼻の奥に垂らすという荒療法で治した(35巻『おかず対決』)。その他煎茶道の心得があり、それを教わったゆう子が海原雄山に、自分達の結婚披露宴に出席するよう説得する場面で煎茶を振る舞ったことがある(47巻『花婿の父』)。
[編集] 栗田誠関係
入籍の有無が描写されていないため、戸籍上の苗字が栗田姓と滝本姓のどちらになっているかは不明。滝本姓がたか子の元夫の姓か否かも不明。
- 栗田誠(声:堀秀行)
- ゆう子の兄で、山岡士郎の同年齢の義兄。初登場1巻『舌の記憶』。27歳。電機メーカー大日電機に勤務している。オペラや三島由紀夫、ヨーロッパ車を好む。太宰治は大嫌い。好みの相違と妹が嫁ぐ淋しさから、ゆう子の結婚前に山岡と大喧嘩になるが、その後は意気投合し気の置けない義兄となった(43巻『食は人を表す』)。元々プレイボーイだったが、ダンプカー運転手の滝本たか子と知り合ってからはたか子との結婚を決意(56巻『恋のキリタンポ』)。伯父母の沢野重一・明代夫妻に反対されたが、たか子の人柄で説得に成功し承諾させる(56巻『機転の鯛料理』)。その後たか子の娘しずか共々アパートで一緒に暮らし始めた。
- 滝本たか子
- 栗田誠の三歳上の妻。初登場56巻『恋のキリタンポ』。前の夫は秋田県出身でダンプカー運転手だったが交通事故で亡くなり、その遺志を継いで自分もダンプカー運転手になった。誠の車が立ち往生した時たか子が助けたことが縁で、誠と恋仲になる。初めは亡き夫の思いに囚われて結婚を拒むも、山岡達の努力と誠の熱意により結婚を承諾、現在誠と娘のしずかと3人で暮らしている。
- 滝本しずか
- 滝本たか子の長女。初登場56巻『恋のキリタンポ』。利発な小学六年生。完璧主義者で、百人一首大会で優勝した時にもらったトロフィーを破損させた時に、かなり後を引いていた(72巻『ドジ尽くし』)。
[編集] 栗田家の関係者
- 大柱永一
- 栗田たま代の交際相手。初登場13巻『涼風そうめん』。広告代理店銀宣社の創業者で現在は相談役。心理学の研究に没頭している。その研究のため占い師をしていて夏バテで倒れたところをたま代に介護され、それが縁でたま代と交際を始めた。現在では栗田家によく招かれるなど、家族ぐるみの親密な付き合いをしている。TVアニメでは大橋永一という名前になっていた。
- 沢野重一
- 栗田文枝の兄で、ゆう子と誠の伯父。初登場18巻『ドライビールの秘密』。栗田信一とは親友で、東東大学教授。明代という妻がいるが子供はおらず、ゆう子や誠のことをわが子のようにとても大事に想っている。そのため二人がそれぞれ結婚する際には相手(山岡士郎と滝本たか子)を不足に思い、反対。ゆう子も誠も賛同を得るため、実の両親に対するよりも気を揉んだが、その甲斐あって山岡もたか子も気に入られる(43巻『サンドイッチ作戦』)(56巻『機転の鯛料理』)。
[編集] 東西新聞社
山岡士郎と栗田ゆう子が在籍する新聞社。全国紙であり、劇中でも多数の社員が登場する。
「東西新聞社」を参照
[編集] 美食倶楽部
海原雄山が創立し主宰する会員制の料亭。銀座裏の一等地に大料亭顔負けの建物を構える。海原雄山の育てた一流の料理人を使い、金に糸目をつけずに作ったあらゆる料理を食べさせる。政財界のトップレベルに在る貴賓紳士を会員とし、会員というだけで大変名誉なこととされる。だが会費が高額で厳しい審査がある上、海原雄山に気に入られないと入会できない。また、多くの和食料理人が働くことにあこがれる場所でもあるが、会員と同様何人もの空き待ちがいる。
[編集] 海原家
- 海原雄山(声:大塚周夫)
- 山岡士郎の父。初登場1巻『油の音』。銀座で厳格な会員制の超高級料亭「美食倶楽部」を主宰している希代の美食家(ただし雄山自身は「食通」と呼ばれる者を嫌っている)。また人間国宝の陶芸家唐山陶人の弟子であり、陶芸・書・絵画・文筆にも秀でた100年に一人出るか出ないかと言われる天才芸術家。名前「海原雄山」は、「かいばらゆうざん」と読む。作中では雄山は魯山人の孫弟子であり、魯山人こそが最大の目標という設定になっている。東西新聞の「究極のメニュー」に対抗した帝都新聞の「至高のメニュー」側のアドバイザーを引き受け、現在に至るまで究極側を数多く失敗・敗北させている。「究極のメニュー」に対抗して「至高のメニュー」の作成を始めた理由は色々考えられるが真相は不明。政治家と付き合うのが大嫌い(ただし角丸副総理や大橋総理などごく一部の政治家との付き合いはある)。その割には政治家に顔が利くらしく、雄山を襲った「元気亭」の店主を釈放させたことがある(20巻『カキの料理法』)。
- その才故に何事にも妥協を許さず、それは妻や士郎に対する時も同様だった。一人息子である士郎には、その味覚に対する感性を感じ取ったためか、中学校入学時から調理場に入れて料理の基本を徹底的に仕込んだ(1巻『ダシの秘密』、101巻『親の味・子の心』参照)。そのため次第に士郎は、雄山の自分と自分の母親に対する仕打ちに対して反発する。特に母親に対しての態度が士郎の誤解と反抗を生み、ついに母親の死をきっかけにして決裂。士郎は雄山の作品を全部壊して出奔、結果的に彼を勘当することへと繋がった。士郎からは母を死に追いやった冷酷な人間と思われているが、「美食倶楽部」で働く者や交際のある人、その作品に触れた者からは広く慕われている。妻の生前は一戸建ての和風邸宅で妻と士郎の3人で住んでいたが、妻の死後は美食倶楽部の離れで生活している。
- 登場当初は極めて冷酷な性格で、「傲岸不遜な気性の激しい人物」として描かれており、料理に不手際があるとお膳をひっくり返し、気に入らない相手にほとんど難癖に等しい怒り方をしていた。また、公衆の面前で士郎達を「豚・猿」呼ばわりしたり(2巻『幻の魚』)、レストランの開店祝賀パーティー時にわさび醤油を持ち込んでフランス料理を貶め(3巻『料理のルール』。ただこれは、一部彼のモデルとなった北大路魯山人のエピソードでもあり、詳しくは彼の項を参照)、逆に士郎に叩きのめされたりと完全な「悪役」だった。しかし4巻『板前の条件』辺りからそういったマイナス面は影を潜め、「気難しいが筋の通った人格者」として描かれるようになり、士郎を認めるような行動や言動も見られた。近作、特に士郎と栗田ゆう子との間に双子が生まれて以降は士郎を鍛え見守る父親としての一面が強く描かれている。特に二人の孫に対する表情は「祖父」そのものであり、頭によじ登られたり抱きつかれても苦笑いし、生誕祝いには茶碗を作り贈答した。元々「美食のためには人の心を平気で踏みにじる」人物であり、それこそが士郎と雄山の確執の原因でありこの物語の根幹だったはずだが、後に妻が存命中に芸術家として大成するために激越な振る舞いになっていたと説明されている。雄山の人格の変質は劇中では描かれず、最初から「変わった後」のような人格だったことになっているため、周囲の人間の雄山の人間像とのズレが生じ単純に士郎がワガママで反発しているように映ってしまっている。雄山は士郎を一人前に育てようとしたが、雄山が自分を基準にした為に厳しい振る舞いとなって父子の仲が悪くなり、結果として士郎に激しい確執を与える事となった。また士郎自身も元々父親譲りな頑固な人格を持っていた故にお互いに引こうとせず意固地になったと美食倶楽部の者達は言っている。栗田ゆう子に対しては少なくとも心を開いているようである。しかし、微妙な関係からこれまでに「おまえ」「栗田ゆう子」としか呼んだことがない。
- 102巻『究極と至高の行方』で、雄山の方から手を差し伸べる形でついに士郎と和解した。ただ対立は終わったが、対決は続くとなっている。これに遡る76巻「雄山の危機」で一時は交通事故で昏睡状態に陥り活力を失うが、士郎が僅かに「おやじ…」と父親を呼ぶ声で回復に至るエピソードがあった他、「家庭のおやつ自慢」の時に士郎が周囲に気づかないくらい、さらっと「親父」と言っていたこともあった。
- 海原雄山の妻(声:坪井章子)
- 故人。旧姓山岡(士郎は家を出た後に「海原」の姓を捨て、この姓を名乗っている)。名前は不明(TVドラマ「美味しんぼ5 究極VS至高 最後の対決!?」劇中に登場した墓石の背面には「海原幸代」と刻まれている)。士郎が大学生くらいまでは生きていたようである。生前の雄山の彼女に対する処し方が士郎の誤解を生んだことで、親子断絶の原因ともなっている。実は雄山の若い頃から彼の芸術家としての大成を誰よりも望み、そのために命を懸けて雄山を後押ししていた。心臓の難病に冒され(原作で心臓が弱いという設定がある)、雄山は子どもを諦めるつもりだったにもかかわらず「雄山の血を残さない事は一生の恥だ」と士郎を産んだ。そのことは士郎以外の二人を知る人達は理解していて、ゆう子も様々なエピソードから深く理解しているが、士郎だけは頑なに理解することを拒んでいる。
- 作中では士郎の回顧シーン(初登場は18巻『焙じ茶の心』)でシルエットとして描かれるだけだったが、士郎たちの合同披露宴(47巻『結婚披露宴』)の際に雄山の回想として描かれた横顔はゆう子そっくりだった。全て和服を着用している。
- 彼女が雄山のために作った料理は事ある毎に中川チヨにより「奥様の料理」として、ゆう子に伝えられている。『結婚披露宴』で雄山は「至高の中の至高」としてかつて彼女が作った惣菜料理を選び、その安価で平凡な食材のもたらした感動が、一切妥協しない自らの芸術の道を開いた事、そして世に認められた後も気に入らぬ仕事で苦しむたびに「貧乏でもよい」という彼女の言葉に奮い立たせられ、権威・権力に屈しない気迫と精神の原点だった事を語った。
[編集] 美食倶楽部の関係者
- 中川得夫(声:仲木隆司)
- 「美食倶楽部」の調理場主任を任される料理人。初登場4巻『板前の条件』。50歳。海原雄山から最も信頼されている、右腕のような存在。公私に渡る付き人でもある。士郎のことも幼少から知っており、士郎は「中川」と呼び捨て、中川は士郎を「若」と呼んでいる。妻のチヨ共々、最も士郎と雄山の和解を心待ちにしており、様々な場面で中に立ってきた。夫婦で質素な木造長屋に住んでいる。東西新聞の飛沢周一を実の息子のようにかわいがっている。
- 中川チヨ(声:不明)
- 中川得夫の妻で、美食倶楽部の事実上の仲居頭。初登場21巻『二人の花嫁候補』。子供はいない。美食倶楽部設立時より士郎の母に従って仲居を務め続けている。士郎の母を尊敬しており、病弱な彼女に半ば代わって士郎を育てた乳母(というよりはもう一人の母のような存在)。士郎が産まれる前に子供を妊娠していたが、流産してしまい、母乳の出ない士郎の母に代わって母乳を与えていた。士郎が家を飛び出した後も、亡き母の代理として彼のことを気に掛けており、何かと世話を焼いてきた。ゆう子のことも実の娘のように可愛がり、山岡達の子供の陽士や遊美に至っては実の孫以上に溺愛している。また、雄山の妻が遺した料理やその思いを士郎とゆう子に伝える役割も担っている。海原家三美人(自称)の一人。初登場の際、士郎のペントハウスに買い物袋を持って歩く描写を見た限り、士郎が家を飛び出した後に、雄山や中川に内緒でペントハウスを紹介したふしがある。元々心臓も弱く、胆石で入院していた時期もあったが、退院後日本酒の一升瓶をラッパ飲みしたり、すごい勢いで走り回ったり、豪快に笑ったりする等と、設定を無視した行動もちらほらとある。東西新聞の飛沢周一を実の息子のようにかわいがっている。
- 岡星良三(声:関俊彦)
- 「美食倶楽部」の椀方を務める料理人で、岡星精一の弟。初登場4巻『板前の条件』。美食倶楽部へは50倍以上の難関を突破して採用された。海原雄山の信頼は厚く、山岡達とも親しい。現在は若手では日本一といってもよい料理人に成長している。本業の日本料理以外にも、イタリア料理や陶芸に興味を持つなど才能は多彩。特に陶芸に関しては雄山も唐山陶人も才能を認めている(48巻『団欒の食卓』)。 山岡の手助けを得て美食倶楽部の仲居・鈴子を自殺未遂後の衰弱状態から立ち直らせ、将来を誓い合う仲に。 かつて雄山の怒りを何度も買った事があるが、やはり山岡達のお陰で戻ることが出来た。その実力が認められ和解前の対決終了時に雄山直々に「至高のメニュー」の中心とすることをと皆の前で発表された。同じ時期に「究極のメニュー」を受け継いだ飛沢には「気楽にやろうよ」と友好的な感情を持っている。
- 鈴子(声:川村万梨阿)
- 「美食倶楽部」の仲居。初登場10巻『潮風の贈り物』。苗字不明。伊豆の旅館の一人娘で、勉強のために仲居として働いている。かつて、美食倶楽部料理人で婚約者の古崎への失恋に苦しんで自殺を図り、一命を取り留めるもショックで拒食症になったが、(山岡の手助けを得た)岡星良三に救われ、お互い一人前になったら店を持って一緒になろうと将来を誓い合う仲になった。
- おマチ婆っちゃん(声:遠藤晴)
- 本名は不明。初登場1巻『舌の記憶』。士郎にとっては祖母のような存在で、かつて海原家で働いていたため幼少時から士郎をよく知っている。有機農法の野菜や自然養鶏の鶏肉を持参してたびたび士郎達の元を訪れる。栗田たま代の症状を回復させるきっかけとなった鶏肉は彼女が育てたもの。この後も度々彼女が手がけた野菜などが士郎の料理の食材となり、彼と絡む人々の問題解決の道具となる。現在は孫のように年離れた三谷典子の甥の兼田了介と一緒に野菜などを作っている(90巻『大地に立つ』)。
- おウメ
- 初登場41巻『おせち対決』。以前「美食倶楽部」に務めていて、海原雄山の妻に仕えていた。現在はハワイのホテル王と結婚してハワイに移住している。日本語が多少カタカナ英語交じりになっている。中川チヨ、おタネとともに海原一家の三美人と呼ばれていたらしい。
- おタネ
- 初登場41巻『おせち対決』。以前「美食倶楽部」に務めていて、海原雄山の妻に仕えていた。現在は九州で料理学校の校長をしている。海原一家の三美人の一人。士郎が子供のころ勉強も教えていた。また海原雄山や雄山の妻に教わったことを全部書き留めて残してある。
- 進藤
- 初登場88巻『器対決』。 美食倶楽部でも中川と並ぶ程の腕をもつ料理人として雄山の信頼も厚かったが、人を疑うことを知らない性格であるため、出見崎社長の口車に乗って、トウキョウ・シティ・タワーの「美食極楽」の料理長を引き受けてしまう。この時腕のたつ弟子を5人引き抜いた事で、美食倶楽部は人手不足で一時危機に瀕することになる。後にもうけ主義の出見崎の経営方針に愛想をつかし、弟子5人を巻き込んだ事を後悔し、雄山に頭を下げ、美食倶楽部に戻った。
[編集] 山岡達の友人とその関係者
[編集] 岡星
- 岡星精一(声:若本規夫)
- 銀座の和食料理屋「岡星」の主人。初登場1巻『平凡の非凡』。山岡とは、京極万太郎に御馳走する店として辰さんが山岡に「岡星」を紹介したのをきっかけに知り合った。山岡の料理面での最大の協力者であり、料理研究は「岡星」で行うことが多い。「究極のメニュー」作りへの協力を惜しまない一方、海原雄山を尊敬してもいる。高校を中退して料理の道へ入り、主に関西で修業した。柔軟なセンスの持ち主で、伝統的な日本料理だけに留まらず、中華料理や西洋料理なども参考にした創作料理も多く生み出す。弟子として田山勇一を雇っている。なお「岡星」というネーミングは、北大路魯山人が経営した「星岡茶寮」をもじったものと思われる。
- 妻・冬美と一人娘の3人家族。冬美とは料亭「吉長」で修業中に知り合って結婚。その後独立し、2人で「岡星」を始める。しかし隣家からの延焼で一度店を失い、自分の運のせいと考えた冬美に一時期失踪されてしまった。だがその後また一緒に暮らし始め、娘も授かった。
- 生真面目な性格で、料理の世界一筋に生きてきたためグルメブーム等の俗に言う「流行感覚」「高級志向」な考えについていけなく苦悩する時があり、ついには気分障害のひとつである「うつ病」になってしまった(96巻『究極の料理人春編』)。一時は休店までに追い詰められて自殺も考えたが、山岡の考案で西健一郎の「究極のメニュー西音松・西健一郎の料理 春夏秋冬」を食べてからは閉店は一応思い止まり、完治はしていないものの店を営業しつつ現在治療中である。
- 岡星冬美(声:麻上洋子)
- 岡星精一の妻。初登場25巻『年越しうどん』。出身地は島根県。普段は店に出て働いており、出産を控えてもぎりぎりまで店に出続けようとしていたほどである(精一が拝み倒してようやく休ませた)。両親がいないせいかホームレスの辰さんを親のように慕い、ねんねこはんてんを作ったり、ホームレス狩りにあって落ち込んでいた辰さんを励まそうと料理を作ったりと(66巻『出産のお祝い』)、家族ぐるみの付き合いをしている。
- かつて東京の懐石料亭「吉長」で仲居をしていて、そこで精一と知り合う。精一との結婚前に2度の結婚歴があり、その2人がともに非業の死を遂げたことを気に病んでいたため、「岡星」が一度全焼したときに自分のせいだと思い込み、これ以上迷惑をかけてはいけないと姿を消したという薄幸な女性。その後職を転々とし、初登場時は湧泉駅近くのスキー場にある「温泉旅館湧泉閣」(ドラマ版では新潟県「貝掛温泉」)で働いていた。発見時に再び行方をくらまそうとしたが、山岡達の機転と岡星の熱意に打たれ再び一緒に暮らし始めた。現在精一との間に娘が一人いる。
- 田山勇一
- 「岡星」で修行している若者。初登場39巻『新種のスイカ』。大企業極日商事の会長田山邦蔵の長男。後継者として将来を約束されていたにもかかわらず、現代の料理界を憂い、後世に日本の料理文化を伝えるべく自ら後継権を捨て、料理人の道を歩み始めた。初めは父親の猛反対にあったが、大叔父の平川相談役(相談役だが生来の遊び人で変わり者)の後押しもあり、極日商事の次期会長権を弟の完二に任せ、山岡の紹介で「岡星」に入門、日々精進を重ねている。ちょっとお調子者な所もあるが生来の熱心な努力家で、現在は塩だけで岡星良三と同等の吸い物を作れるまでに腕を上げている。しかし熱心すぎるのがたまに裏目に出て、よその料理屋で料理を食べてはメモをとる姿を店員に見つかり、ひと騒動を起こしたこともある(85巻『盗作料理!?』)。高校時代は野球部に入部し万年補欠のままで終わったが、本人は「努力と根性を養えた良き思い出」と満足している。
[編集] 文化部関係
- 荒川精作(声:宮部昭夫)
- 写真家で、荒川絹江の夫。初登場7巻『手先の美』。岩手県出身。母親思いの真面目で純情な性格。写真家としての評価は高く、写真撮影を通じて噺家の快楽亭八笑など各界の人達と懇意にしている。食いしん坊でよく料理人も写真に収めている。師匠は写真界の大御所の木曽友二。早くに父を亡くしたため、木曽を父のように敬愛している。山岡夫妻、三谷夫妻らとは、一緒に集まって出かけたりするなど、公私共に親しい付き合いをしている。
- 東西新聞社に働く人の姿を撮りに来て田畑絹江に一目ぼれし、写真を送るなど情熱的にアタックしたが、なかなか結婚を申し込めずにいた。だが、プロボクサーの沢矢が試合に勝ったら結婚を申し込むと決意。山岡の手助けもあり沢矢は見事KO勝ちを収め、交際がスタート(7巻『ボクサーの苦しみ』)、その後結婚した。その披露宴は究極・至高の「結婚披露宴メニュー」対決の舞台となった(27巻『究極の披露宴』)。現在のところ子供はいない。
- 三谷直吉(声:鈴置洋孝)
- 浅草の老舗煎餅屋「三谷屋」の若旦那で、三谷典子の夫。初登場3巻『醤油の神秘』。堅実な性格で、過去に高越屋デパート等の出店依頼もあったが品質維持のために断り、現在も昔ながらの醤油味の煎餅を作り続けている。学生時代にジャズ喫茶に通うなど、山岡と気の合う一面も見せる。
- 典子とは、雪にはまり立ち往生していた典子の車を三谷が助けたことが縁で交際を始め、結婚した。現在は一児(優一)の父。山岡夫妻、荒川夫妻らとは、一緒に集まって出かけたりするなど、公私共に親しい付き合いをしている。
[編集] 警察関係
- 中松警部(声:福留功男)
- 銀座中央警察署の警部。初登場2巻『そばツユの深味』。昔気質の型破りな江戸っ子警官で、人情に厚い好人物。警察庁のお偉方から場末の情報屋までの幅広い情報収集網を持つ。そば屋の屋台の件で山岡達と知り合い、事あるごとに山岡達に協力、捜査情報を漏らすことさえある。所属は刑事課で、階級から課長か課長代理と思われるが、大石警部共々役職者らしき仕事をしている描写は無い。剣道の名手で、師匠から「中松に斬られた者は痛みを感じないであろう」と評されるほどの居合い斬りの達人でもある。大学時代は剣道部に所属、大石警部とはその頃から剣道のライバルかつ友人である。
- 剣道の師匠針沢朝雲の姪で、アイスクリーム店を経営する水森歌子と結婚。一子を授かり、剣吉郎と命名。名前が不明であるため、自宅に居る時も妻にまで、「警部」と階級で呼ばれている。通称は「オニの中松」だが、歌子の前ではデレデレしている。
- 好物は自らを「麺食い」と自認するように最高が「ソバ」(新そばなら50枚以上は食べきれる - 23巻『真夏のソバ』参照)。他にもうなぎ、トコロテンも好き。嫌いな食べ物はジャガイモとナスと梅干しだが、ジャガイモの場合はコロッケ等、調理法によっては問題なく食べられる。
- 中松歌子(声:斉木かおり)
- 中松警部の妻。初登場7巻『氷菓と恋』。「アイスクリームハウスうたこ」店主。旧姓水森。中松の剣道の師である針沢朝雲の姪。朝雲の妻が亡くなったあと朝雲の身の回りの世話をするようになり、その縁で中松と知り合い結婚。大石警部・みさ子、快楽亭ブラック・テルエらと合同で披露宴を挙げた。現在1子剣吉郎の母。現在2人目を妊娠している。とても気が強い女性で、普段江戸っ子口調で威勢のいい中松警部も、歌子には頭が上がらない。ずっと会社勤めをしていたが、履物屋を経営していた父の死後、アイスクリームハウスに改装して営業。イタリアとフランスで半年アイスクリームの勉強をし、後は独学で開業した。最高級素材を使ったアイスクリームには人気があり、その後店舗も新築している。また店の喫茶部門を加野みさ子に任せている。
- 大石警部
- 新宿南警察署の警部。名前は不明。20巻『カキの料理法』で初登場したが、次の登場時には何故か顔が別人のようになっていた(22巻『カンテンと恋』)。中松警部の友人かつライバルで、彼とは剣道や子供自慢で競い合い、見苦しい喧嘩に発展してしまうことが多い。中松警部の婚約者水森歌子の店で働く加野みさ子と知り合い、その後結婚。娘が一人いる。中松警部同様、みさ子には頭が上がらない。猫が大嫌いだったが、後に克服。味覚音痴で、バターとジャムを入れた治部煮や冷蔵庫の残り物をありったけぶち込む「貧乏丼」など犬も食わないゲテモノレシピの「名人(本人自称)」で、その目を疑いたくなる様な料理の腕の悪さは中松警部からは「殺人未遂」、果ては栗田からも「犯罪的」呼ばわりされる程だったが山岡夫妻の矯正で普通に料理が作れる様になった。
- 大石みさ子
- 大石警部の妻。初登場22巻『カンテンと恋』。旧姓加野。かつてファッションデザイナーを目指して東京へ出たまま帰ってこない婚約者を探しに上京してきたが、この元婚約者が既に結婚して子供までいたことを知り、素直に引き下がったものの田舎には戻れなくなった。そのため水森歌子の店に喫茶部担当として勤め始めたが、そこで大石警部と知り合い婚約。中松警部・歌子、快楽亭ブラック・テルエらと合同で披露宴を挙げた。今は一女ともえの母。現在2人目を妊娠している。海辺育ちのため自分でテングサを採ったりしていた。猫が好きで、独身時代から大家の許可を得てマンションで3匹も猫を飼っており、結婚してからも猫嫌いの大石と色々あったが現在も2匹飼っている。
- 針沢朝雲(声:石森達幸)
- 古道居合術朝雲流第7代。初登場7巻『氷菓と恋』。70歳。中松警部の師匠。妻が亡くなった後、姪の中松歌子が身の回りの世話をしている。武芸家で剣客としての自負を持ち、稽古が厳しいため弟子が減り現代社会から孤立していた。しかし山岡達から大柱永一の従妹のきま子を引き合わされたことにより、環境が一変。きま子を弟子にし、それをきっかけに若い人たちとの交流が生まれ、新たな生きがいを見つけた。名前の由来は剣術の達人、針ヶ谷夕雲か。
- きま子
- 金花女子大の家政学の教授。初登場64巻『武芸の道』。苗字不詳。なぎなたと料理の名人でもある。大柱永一の従妹であり女武芸者を自認していたが、針沢朝雲との立ち合いにより一転、朝雲の下で武芸を極めたいとして弟子入り。朝雲と共に女子学生に指導したり、道場で子供たちに武芸を教える傍ら、中川チヨの協力を得て武芸食を作ったりしている。ちなみに、作中で朝雲ときま子が行った剣道となぎなたの異種対抗試合は、現実にも存在するものでありフィクションではない。
- 大石勝代
- 大石警部の姉。初登場64巻『競馬で勝負!!』。賭け事専門のイーブン・オット出版社の編集長。周りを圧倒するほどの迫力があり、大石警部は全く頭が上がらない。東西新聞社の藤村とは、競馬予想勝負を通じて恋仲になる。
[編集] 快楽亭ブラック関係
- 快楽亭ブラック(声:青野武)
- 落語家であり料理研究家。初登場7巻『大豆とにがり』。本名はヘンリー・ジェームス・ブラック。アメリカ・ロサンゼルスから豆腐料理の研究のため来日。ある豆腐料理屋の豆腐の件で山岡達と落語家・快楽亭八笑に知り合う。その八笑に落語家として弟子入りし、その後真打ちとなる。漫才コンビ「テルコ・テルエ」の夢見テルエと結婚し一子すず子をもうける。周囲や妻からは姓である「ブラックさん」と呼ばれており、両親と舅であるテルエの父親からはファーストネームの「ヘンリー」で呼ばれている。 一人称は拙(せつ)。趣味は囲碁で全米囲碁選手権3位の実績を持つ。料理の腕は一流。豆腐だけでなくチーズも好物である。国際目玉焼き会議(IFEC)の会員。著書に「The book of tofu」がある。初登場時には一度だけ「スタン・ブラック」と名乗ったことがある(著書「The book of tofu」の著者名が「Stan Black」となっていることから、筆名であると推測される)。そして金上との初対決でホワイトと偽名を使った事もある。
- 芸名や本名は明治期に実在したイギリス人落語家・初代快楽亭ブラックからと思われる。現在、同名の米日ハーフの快楽亭ブラックが実在するが、このキャラクターの登場時期の方がその襲名より早い。
- 夢見テルエ(声:高山みなみ)
- 快楽亭ブラックの妻。初登場12巻『豆腐の花』。「テルコ・テルエ」コンビのテルエとして活躍している漫才師。コンビを組む中本テルコとは「姉さん」「テルエ」と呼び合うくらい強い絆で結ばれている(ちなみにアニメ版では姉妹の設定だった)。さえずりタマコ・タマヨ師匠の弟子でもある。辰巳芸者の血を引く江戸っ子。中松警部・水森歌子、大石警部・加野みさ子らと合同で披露宴を挙げる。その後娘のすず子を出産する。現在2人目を妊娠している。
- ロジャー(声:加藤正之)、ケイト(声:峰あつ子)夫妻
- 快楽亭ブラックの両親。初登場12巻『豆腐の花』。正確な氏名は不明。アメリカ・カリフォルニア州に住んでいて、息子を訪ねてたびたび来日するためか日本語も堪能になった。夫婦で漫才師になろうとするほど陽気である。ブラック家ではケイトが主導権を握っていて、ロジャー、ヘンリー(快楽亭ブラック)共にケイトの言いなりである。ロジャーはアメリカ人が嫌いという理由でブラックとの結婚に反対していた夢見テルエの父親に対し、日本軍に処刑された兄ジャックの話をして互いの国の人々の融和の大切さを説き、結婚を認めてもらった。
- 夢見テルエの父親
- 和菓子屋「夢見屋」の店主。初登場52巻『愚かさの味』。快楽亭ブラックの義父。名前は不明。囲碁が趣味。太平洋戦争の体験からアメリカ嫌いのため、最初はテルエとブラックとの結婚に反対したが、ブラックの両親との対話をきっかけに二人の結婚を許すこととした。その後はブラックを「ヘンリー」と呼んで実の息子のようにかわいがるようになった。
- 二代目福々亭末吉(声:林家こぶ平)(現在の9代目林家平蔵)
- 落語家で、初代福々亭末吉の息子。初登場9巻『再会の丼』。快楽亭八笑の弟子であり、ブラックの兄弟子にあたる。旧名を快楽亭吉笑といい、初登場時なぜか山岡と面識があった。子供のころから甘やかされて育ったため一時有頂天になって八笑の下を飛び出してしまった(一方的な行動で破門・廃業ではない)が、山岡達の尽力で八笑のところに戻ることができ、八笑の一人娘啓子とも晴れて婚約し、二代目末吉を襲名した。以後八笑一門の筆頭的位置に居る。
- 中本テルコ(声:吉田理保子)
- 漫才師。初登場12巻『豆腐の花』。旧姓浜谷。「テルコ・テルエ」のテルコとして芸能活動を行っており、コンビを組む夢見テルエとは「姉さん」「テルエ」と呼び合うくらい強い絆で結ばれている(ちなみにアニメ版では姉妹の設定だった)。さえずりタマコ・タマヨ師匠の弟子。父の浜谷義三は政務大臣の後援会会長だった。大原家のおせち騒動で、板前の中本恒一と知り合い意気投合、交際を始める。その後子供ができたのを機に結婚した(85巻『意地悪比べっこ料理』)。
- 中本恒一
- 中本テルコの夫。初登場62巻『縁起のいい鍋』。「大咲」の板前。大原家のおせち料理を担当していた時に起こったおせち騒動で、短時間に代わりのおせち料理や料理人を集めた。その騒動が縁でテルコと知り合い意気投合、交際を始める。その後子供ができたのを機に結婚した。中松・大石・ブラックの合同結婚披露宴の料理を担当。両親は借金の取り立てから逃れるため離婚していたが、山岡達の努力によりまた一緒に暮らすようになった。
[編集] 行き付けの料理店関係
- ジェフ・ラーソン(声:中尾隆聖)
- 東京都中央区の割烹「鯛ふじ」の料理人。初登場2巻『包丁の基本』。アメリカ・ロサンゼルス出身。日本料理に魅せられてアメリカのレストランで修行を重ね、日本料理を極めようと東西新聞社ロサンゼルス支局を通じて来日。山岡の紹介で「鯛ふじ」の主人、大不二清兵衛の包丁さばきの腕前と料理人気質に惚れ込んで入門。日本語はかなり堪能で、「鯛ふじ」を暖簾分けしてもらってアメリカに支店を出すことを目標に修行に励んでいる。熱心な努力家で、鯛ふじの入門試験で大根のかつら剥きを寝る間も惜しんで修行して、1週間で見事途中で切らずに3mまで剥けるようになり、柳刃包丁で氷を切るという技術まで習得した。かつては捕鯨禁止論者だったが、欧米の捕鯨禁止活動の傲慢な実態を知ってからは熱烈な鯨料理の愛好者に変身した(13巻『激闘鯨合戦』)。当初は快楽亭ブラックと同じくらいの頻度で登場していたが、16巻『鯛勝負!!』を最後に登場しなくなった。これは大不二清兵衛のモデルである鯛ふじの主人が亡くなったためと思われる。
- 王 士秀(声:二又一成)
- 中華料理店「大王飯店」の店主。初登場4巻『直火の威力』。28歳。アニメ版では「王小竜」。 元々周懐徳のお抱えのコックだったが、周大人の娘の周香玉と愛し合うようになり駆け落ち、子供も一人産まれ、蒲田のガード下の店で夫婦共に働いていた。初登場時は使用人根性のせいで気の弱い性格だったが、山岡士郎のおかげで克服して周大人と和解、「広東同郷協会」から一億五千万円の融資を受け、それも元手に移転新築した「大王飯店」を繁盛させている。中華料理の話にたびたび登場。
- 周 香玉(声:玉川紗己子)
- 王士秀の妻。初登場4巻『直火の威力』。22歳。アニメ版では「周梅美」。周懐徳と宗芳蘭の一人娘。家のお抱えコックの王士秀と恋仲になったのを周懐徳と宗芳蘭に知られ、二度と付き合ってはならぬと言われたその日の夜に、何もかも捨てて駆け落ちした。その後子供も一人産まれ、蒲田のガード下の店で王と夫婦共に働いていた。後に両親と和解、広東同郷協会から融資を受けた資金で移転新築した「大王飯店」で王と共に働いている。
- 北尾夏子(声:佐々木るん)
- 築地「寿司とも」の店主で女性寿司職人。初登場4巻『女の華』。旧姓は不明。父の死後跡を継いで自ら寿司を握っており、職人としての腕は良い。最初は男に負けまいとして荒々しくトゲトゲした性格だったが、山岡達に連れられて来店した女形歌舞伎役者吉川清右衛門の一言で苦悩。だが山岡達の示唆により一転、女性らしさを生かした寿司職人に生まれ変わった。以後寿司や魚の話にたびたび登場する。幼馴染の北尾照一と結婚し、子供もいる模様(73巻『寿司と煙草』参照)。
- 北尾照一(声:広森信吾)
- 北尾夏子の夫で、東京都築地中央卸売市場職員。初登場4巻『女の華』。28歳。夏子とは幼馴染で、よく山岡達と一緒にフランス料理を食べに行く。また魚のことで山岡達から相談を受けたりする。
- 力屋の面々(権兵衛(声:二見忠男)、大谷(声:西尾徳)、大山(声:佐藤正治)、大馬銀吉(声:菅原正志))
- 初登場4巻『うどんの腰』。力屋は両国近くにあるうどん屋。店主の権兵衛は暴力団員の嫌がらせに遭い困っていたが、山岡が連れてきた元スポーツ選手の大谷(力士)、大山(柔道家)、大馬銀吉(プロレスラー)を弟子にして嫌がらせを撃退した。その後この3人は順調に腕を上げ、現在はそれぞれ支店を出して繁盛させている。うどんの話によく登場する。
- 金銀軒関係(橋田功夫・春代夫妻)
- 初登場38巻『ラーメン戦争』。金銀軒は橋田(旧姓井本)春代の亡くなった元夫と義父が経営していたラーメン屋。橋田功夫は「大日自動車」社長の息子で元常務取締役。常務に昇進したのは30歳の時だったが、親の七光りと呼ばれるのを嫌って努力し、7年の間に5台の新車を開発、会社の売り上げも2倍にするなどの実績で「天才経営者」の名声を勝ち取り、それを期に会社を辞めてラーメン屋「ジャニス軒」を開いていたが、流星組とのラーメン対決を通じて春代や山岡達と知り合い、その後春代と結婚。以後金銀軒を共に切り盛りしていて、ラーメンの話によく登場する。春代の前夫との間に長男・しげおがいる。
[編集] 相撲関係
- 若吉葉(声:大塚芳忠)
- 大相撲の名横綱。初登場10巻『横綱の好物』。「島高部屋」所属。モデルは原作連載では第43代横綱「吉葉山潤之輔」かと思われ、不知火型の土俵入りをする。大原社主と海原雄山が後援会会員。山岡達が大原社主に連れられて島高部屋を訪れたことにより知り合った。得意手はぶちかましてからの怒涛の寄り身で、幾度も優勝も果たしている。面倒見のいい性格で、弟弟子達からの信頼も厚い。
- 住み込みで家事をしていた「すみ子」とは相思相愛な関係だったが、ガンコな島高親方が縁談を持ってくるので、なかなか「すみ子」との関係を口に出せずにいた。しかし山岡達の助力とおかみさんの後押しにより晴れて夫婦となる(10巻『おせちと花嫁』)。現在は墨田区両国に住んでおり、子供も男の子が一人いる。
- すみ子(声:潘恵子)
- 若吉葉夫人。初登場10巻『おせちと花嫁』。「亡くなった島高部屋付の呼び出しの娘で、「島高部屋」のおかみさんの手伝いをしていた。おせち料理で横綱の結婚相手を決めるとき、山岡と岡星の指導により黒豆など地味ながらも飾らないおせちを作り、横綱の心をつかむ。島高親方は反対したが、すみ子の良さと気持ちを分かっていたおかみさんの後押しにより、見事結婚相手として認められた。子供は男の子がいる(若吉葉二世として力士になるかどうかは本人次第とすみ子は言っている)。
- 島高親方(声:飯塚昭三)
- 相撲部屋「島高部屋」の親方。初登場10巻『横綱の好物』。若吉葉関の師匠。若吉葉の嫁選びの時に家柄の良い娘達を連れてきて呼び出しの娘の「すみ子」を軽視したり、体作りの食事はちゃんこ料理しか認めないと言ってピザを否定したりと、独りよがりな性格。だがおかみさんには事あるごとに「関脇止まり」と言われ、頭が上がらない。
[編集] 近城家
- 近城勇(声:難波圭一)
- フリーカメラマン。初登場21巻『挑戦精神』。近城フォトスタジオ主宰。近城まり子の夫。まり子からの東西グラフ「世界味めぐり」の仕事の依頼をきっかけに、山岡士郎と栗田ゆう子の両名と知り合う。登場当初はグルメの風潮に嫌悪感を抱いていたため食べ物の写真を撮る事に否定的だったが、ゆう子の説得と彼女自身に惹かれたこともあり「世界味めぐり」の写真に挑戦し始める。挑戦精神をモットーとし、鼻っ柱が強くてストイックな人物だったが、徐々に柔和な人格に変わった。早くに父を亡くし、母と弟らと貧しい少年時代を送ってきたため、母親には特別の思いを持っている。千葉県銚子市出身の母親がよく出してくれたカジキが好物。写真嫌いの海原雄山がただ一人、その仕事に対する熱意と姿勢を認め専属のカメラマンとなった。
- 山岡士郎のことを「山岡の旦那」と呼ぶ。共に素人ラグビーチームで汗を流したり、結婚披露宴を合同で行うなど、気が置けない友人であるが、かつては栗田ゆう子を巡るライバルでもあった。二木まり子と協力し、惚れたゆう子へ積極的にアプローチを掛けるが、既に士郎に惹かれていた彼女にその想いが実ることは無かった。最終的にはその過程で惹かれ合っていたまり子と結婚。士郎とゆう子の結婚、自らとまり子の結婚に伴い四角関係が解消される。今では長女の幸子他二児を授かった。結婚直後もまり子同様ちょくちょく顔を出していたが、士郎とゆう子の間に双子ができる直前あたりから「世界味めぐり」担当も女性カメラマンの滝川竜子に交代、仕事のため一家で海外に長期滞在するなど出番が減った。
- 近城まり子(声:島津冴子)
- 近城勇の妻。初登場21巻『新しい企画』。元東西新聞社出版局東西グラフ編集部記者。旧姓二木。日本屈指の財閥・二木家の令嬢で、祖父は二木銀行会長、父は二木銀行頭取の二木崇。パリ大学文学部卒で、東西新聞社にはパリで現地採用され入社。栗田ゆう子より一年入社が早い。
- 東西新聞社時代に山岡士郎に興味を持ち、山岡に近づくため「世界味めぐり」の企画を発案。大胆なアプローチで彼に迫ってはいつもゆう子を困惑させていた。至高のメニューとの対決の際にも山岡やゆう子と行動を共にしたことが多いが、至高側の情報を不正入手したり、山岡と栗田を仲違いさせ、それが原因で至高のメニューに負けるなど足を引っ張ることもあった。「世界味めぐり」担当カメラマンだった近城と協力して山岡との結婚を目指すが実現せず、その過程で次第に惹かれ始めていた近城と結婚。山岡士郎・栗田ゆう子組と合同で結婚披露宴を挙げる。その後妊娠を機に東西新聞を退社した。今では二児の母親。団一郎を「成り上がり」と言ったり、近城勇のかつての女性関係を知って一時失踪したり、味覚の経験の乏しい三沢るり子を罵倒したりと、かなり自尊心が強いが、子供ができてからは穏やかになったようである。
[編集] 団一郎関係
- 団一郎
- 29巻『「究極」の弱点』で電撃的に登場した、若くハンサムなIT関連企業の創業者。30歳。究極VS至高のメニューの対戦を掲載する雑誌「週刊タイム」の出版社「大研社」を買収して社長に就任、山岡士郎や栗田ゆう子と深く関わることに。実の両親と死に別れて妹ゆう子と施設に預けられ、その後別々の養親に引き取られるという不遇な少年時代を送ってきたが、大学在学中にコンピュータ事業に乗り出し、巨万の富を築く。コンピュータのOSを製作して若くして莫大な財産を築いたという描写は劇中サクセスストーリーとして引用のあったビル・ゲイツのそれとも符合する。仕事に関する能力は高く、三河との確執を東西新聞に打ち明けるなど公明正大であり、買収された大研社の人々にも支持を受けている。また、恵まれない子どもの施設に力を入れるなど篤志家としての一面も見せている。料理の腕は、子供の頃養父母を喜ばそうと必死に磨いた(このエピソードのモデルは北大路魯山人)ため、究極・至高の両メニューを再現できるほどの力量がある。
- 栗田ゆう子に惹かれ近城勇(山岡は結婚に興味なし)と争奪戦を繰り広げるが実らず、山岡夫婦と共に仕事で訪れたオーストラリアで出逢ったジュディ・クリスティと結婚。以後「議論が絶えない夫婦」となる。その後息子一郎太を儲けるが、現在も周囲の心配を余所に本人達は議論を楽しんでいる。
- 登場当初は、一から今の地位を築き上げたという自尊心が強く野心的な青年実業家として描かれていた。山岡に対しても栗田ゆう子をめぐって一方的にライバル視し正々堂々の勝負を申し出る(30巻『イカメシ』)も、鮭対決の際にミスをしたとみられた山岡を究極のメニューから外そうと画策したり(30巻『鮭勝負!!』)、山岡達が「世界味めぐり」でオーストラリアに行くと知ると、海原雄山を巻き込んで究極VS至高のメニューの対戦に仕立て上げて自らも割り込むなど(33巻『魅惑の大陸』)、手段を選ばずに山岡を排除しようとする一面も見られたが、徐々にそうした面は弱まった。また山岡も当初は団への協力を断るなど(30巻『成り上がり』)折り合いが良くなかったが、山岡が妹の問題を解決するなど少しずつ関係を深めていき、現在は山岡のことを「旦那」と呼ぶなど公私共に親しい友人となった。山岡士郎・栗田ゆう子と近城勇・二木まり子の合同結婚披露宴では司会を担当し、披露宴の最中にケンカをはじめた士郎とゆう子に対してツッコミを入れるなどしていた。
- ジュディ・クリスティ
- 団一郎の妻。初登場57巻『対決再開! オーストラリア』。オーストラリア人で、旅行ガイド会社の社員として山岡達「究極のメニュー」側の案内をしたときに団と知り合った。日本には高校の交換留学生として四国に一年滞在した他、4年間仕事していたこともあるため、日本語は非常に堪能。古き良き日本の文化を愛するあまり、現在の日本と日本人は嫌っていた。かなり議論好きの女性で、団一郎と事あるごとに互角に議論している内にお互い惹かれあい、妊娠を機についに結婚した。子供は息子の一郎太がいて、現在2人目を妊娠している。
- 団ゆう子
- 団一郎の妹。初登場34巻『兄のトウモロコシ』。両親に早くに死なれて、兄弟共々施設に預けられた後、それぞれ別の家庭に養子として引き取られた。その後ゆう子の義理の父母が不仲になり、一時落ちるところまで落ちたが、一郎が活躍している事を知り一念発起し工場で働いていた。一郎がゆう子の居所を探し出して一緒に暮らしたいと伝えるも、当初一郎の名声に傷が付くことを恐れて会うことを拒否していたが、山岡達の尽力と一郎の熱意により元通り一緒に暮らすこととなった。その後和食料理人の立村と交際していたが、自分の過去を気にして結婚を諦めていた。しかし立村の過去にこだわらない態度に感動、結婚を約束する(43巻『過去との訣別』)。この件では同じく過去に縛られて一歩を踏み出せずにいた山岡士郎が、栗田ゆう子にプロポーズをするきっかけともなった。
- 立村
- 団ゆう子の婚約者。初登場43巻『過去との訣別』。和食料理店「千旗」の調理主任。男気が強くダジャレ好き。結婚をためらっていた彼女に山岡達の協力も得てプロポーズ、婚約する。しかし独立するまでは結婚できないと言い、早く店を持つための団一郎からの金銭援助の申し出を受けることも潔しとしなかった。だが「千旗」の主人の説得で山岡達のオーストラリア取材に同行したことをきっかけに、店を持って団ゆう子と結婚する決心をする(59巻『対決再開!オーストラリア』)。一時、団一郎を恨んだ金上鋭から「千旗」の営業妨害を受けるが、団や「千旗」の主人と協力してそれを撥ね退けた(50巻『団の弱点』)。
[編集] 山岡達の理解者・支援者
- 唐山陶人(声:富田耕生)
- 人間国宝の陶芸家。海原雄山の陶芸の師匠で、北大路魯山人の弟子。初登場3巻『和菓子の創意』。5巻『もてなしの心』で喜寿を迎えている。「究極のメニューVS至高のメニュー」の審査員の一人。山岡士郎を実の孫のように可愛がり、士郎が雄山と対立し始めた高校生の頃から、士郎はほとんど唐山陶人の家で過ごすようになった。士郎と雄山の両方をよく知っているためその反目ぶりに心を痛めており、なんとか仲直りをさせようとしばしば間に入っていた。一度言い出したら聞かない頑固な性格で、人に頭を下げられない。おだてに乗りやすく、弟子の雄山にもおだてられて丸め込まれてしまう(17巻『エイと鮫』)。警察の上層部に顔が利くらしく、スピード違反等をしたサンダーボルツの面々を釈放させたことがある(5巻『鮮度とスピード』)。最初の妻に死なれた後、孫のように歳が離れた鈴村領子と知り合い結婚。領子からは「陶人くん」と呼ばれている。唐山陶人一門は弟子が3000人もいるが、気に入る弟子は海原雄山以外一人もいないらしい。
- モデルは陶芸家加藤唐九郎であると思われるが、実際は唐九郎と魯山人は師弟関係ではない(魯山人の方が10歳以上年上である)。なお、TVアニメでは苗字の読みが「とうやま」だったが、TVドラマでは「からやま」だった。
- 唐山領子(声:藤田淑子)
- 唐山陶人の後妻。初登場5巻『もてなしの心』。旧姓鈴村。美術雑誌の記者として取材に訪れたときに知り合う。唐山陶人を「陶人くん」と呼んで人前でも構わずべたべたしている。親戚に美術商がいたが、その男のせいで一時唐山陶人と海原雄山の仲が壊れかけたことがあった(48巻『団欒の食卓』)。
- 京極万太郎(声:渡部猛)
- 京都の商人で大富豪。初登場1巻『平凡の非凡』。大正8年7月17日生まれ(ドラマ版では大正13年4月1日)。「美食倶楽部」会員であり、究極VS至高の審査員の一人。また政界や裏社会との関係も深くフィクサーとしての一面も持つ。東京にも大邸宅を持っている。貧乏な家の出で米問屋に丁稚奉公していたが、戦前の米相場での儲けを元に現在の地位を築いた。出身地は高知県四万十川の近くにある三つ又村(架空)だが、長年帰っていなかったため、海原雄山が出した四万十川の鮎にとても感激した。好物はカワエビ。山岡に「岡星」で故郷高知県の材料を使った料理を御馳走されたのをきっかけに山岡達と親しくなり、年の離れた友人ともいうべき関係となっている。雄山と山岡の確執に心を痛め、二人の和解を目指している。人情厚深いところもあり、お金を貸していた相手が借金を背負って夜逃げしたにもかかわらず、京極自身が自ら肩代わりをして後始末して、戻って来いと説得したり(27巻「日本料理の理」参照)、気に入った人には無担保無利息無期限で資金を出してあげたりと、心から信用出来る人間には損得なしの付き合いを自ら願う程である。また美術品収集家でもあり、ルノアール等の名作を所有している。美術界の裏事情にも詳しく、金上の美術品詐欺の際に裏の世界を通じて情報を集め東西新聞の協力をした。先立った妻との間に二人の娘がいるが、二人とも全く父に似ていない。モデルは山崎種二と思われる。
- 花見小路辰之丈(声:野本礼三)
- 銀座界隈に住む浮浪者(ホームレス)。初登場1巻『平凡の非凡』。通称・辰さん。温和で気さくな人物だが、人間関係のこじれからホームレスになった漂泊者タイプ。残飯の引き受けを通して銀座界隈の飲食業界には詳しい。以前から山岡とは知り合いで、山岡に「岡星」を紹介した。街の清掃活動をするなど近隣には迷惑をかけないようにしており、そのためか一般人が知りえないような店の裏側のことも知っており、住民や警察からも好意的に見られている。一度ホームレス狩りに遭って入院し、自分の存在を否定するほど落ち込んだこともあったが、山岡や岡星冬美らの料理を通じての励ましにより回復(66巻『出産のお祝い』)。「人生は遊びよ」という持論に士郎は影響され、娘に「遊美」と命名した。
- 板山秀司(声:辻村真人)
- 日本有数の流通企業である「栄商流通グループ」総帥。初登場1巻『野菜の鮮度』。60歳。グループの総力を挙げて開店した銀座にある百貨店「ニュー・ギンザ・デパート」の社長を兼任してこの業務に重点を置いており、他にも傘下にはスーパーマーケットなど多くの関連企業がある。裸一貫から栄商流通を築き上げたことを強烈に自負しているため、登場当初はデパートの野菜の品揃えなどを批判した山岡に対して、東西新聞社からの広告全面引き揚げという圧力を掛けたが、野菜の本当の鮮度を士郎に教えられてからは山岡達と親しい間柄に。山岡達に知恵を借りたり、勝負の場所提供などに協力したりと相互扶助の関係になったが、山岡にはいつもからかわれたり皮肉られている。栃木県佐野市の貧しい家の出で小学四年生の頃から大人に交じって働いてきた(25巻『画伯とブリ』)。教養が無いことにコンプレックスを持っている(7巻『茶人といちご』)。
- 板山夫人
- 板山秀司の妻。初登場31巻『死出の料理』。名前不詳。貧乏な頃から板山を支えてきた。訛りがきつく豪快である。板山は彼女に頭が上がらないが、「とおちゃん」「かあちゃん」と呼びあっていつものろけている。西洋骨董商の深川かや子からマイセンのティーポットを譲り受けてからは、紅茶の研究にのめり込んでいる。
- 周 懐徳(声:小林修)
- 祖父の代から続く華僑の貿易商。初登場2巻『手間の価値』。「横浜華僑協会」会長兼「広東同郷協会」会長。横浜中華街の指導者的人物であり、畏敬の念を以て「周大人」と呼ばれる。優れた料理人でもあり、大富豪。山岡達とは中華街のある店の店主と山岡の揉め事をきっかけに知り合い、親しい間柄となった。
- 妻は宗芳蘭、一人娘の周香玉がいる。香玉とお抱え料理人の王士秀と交際に猛反対するも、山岡達の仲立ちもあって結婚を許した(4巻『直火の威力』)。中国の副主席とは幼馴染で、隣近所に住んでいた(8巻『飲茶』)。大女優北原幸代の熱烈なファンであり、妻の宗芳蘭にファンだという事を内緒にして自宅にて北原幸代の接待をしたこともある(第10巻『乾物の滋味』参照)。彼の屋敷のついたてにはめぞん一刻、高橋留美子などと書かれている。
- 名前が似ているため周富徳がモデルと思われているが、作者は否定している。作中周懐徳が親しい料理人を叱るという設定で、タレント化した料理人を批判したことがあった(49巻『タケノコ山作戦』。但し周富徳が頻繁にメディアに登場していた頃に、「美味しんぼの周大人のモデルである」と紹介されたことが多数あるため、途中で作者の周富徳に対する評価が変わった可能性もある)。
- 宗 芳蘭(声:坪井章子)
- 周懐徳の妻。初登場2巻『手間の価値』。娘の周香玉が当時お抱えコックだった王士秀と交際をしたため、周懐徳と共に猛反対。そのため二人が駆け落ちしてしまい、反対したのを後悔。その後夫に内緒で興信所等に依頼して二人をようやく発見、山岡達に協力を依頼して周懐徳との和解に成功させる。普段は温厚な性格だが、周懐徳が大女優北原幸代のファンだというのを内緒にして自宅にて接待したいと言った辺り、怒らせると怖いらしい。
- 大不二清兵衛(声:岸野一彦)
- 東京日本橋箱崎町に実在する割烹「鯛ふじ」の店主。初登場2巻『包丁の基本』。75歳。以前から山岡とは知り合いで、和食対決の際山岡は清兵衛の知恵を借りることがある。山岡の紹介で、日本料理店の花板との刺身の切り身勝負に挑むジェフ・ラーソンに包丁さばきの技術を身に付けさせた。その後ジェフを弟子にして「鯛ふじ」で修業させている。モデルとなった人物は故人。
- 曲垣先生(声:吉田理保子)
- 高校教諭で、栗田ゆう子の恩師。初登場2巻『中華そばの命』。趣味は競馬。福島競馬でパーフェクト予想を達成するなど的中率は驚異的で、新築の家を建てたりするほどの実力者。教え子たちは卒業後も曲垣を慕い、相談事を打ち明ける。名前の由来は江戸時代の馬術の達人、曲垣平九郎(まがきへいくろう)と推測される。
- 角丸豊介(声:島香裕)
- 民自党幹事長、後に副総理。初登場3巻「昼メシの効果」。田中角栄と金丸信がモデルか。党総裁選びを左右するほどの実力者。政治家嫌いの海原雄山が美食倶楽部に招く数少ない政治家の一人。民自党総裁選出時に郷土料理を御馳走された折の山岡の態度に感服、特ダネをリークした。また捕鯨や米輸入自由化問題については国内と海外の板挟みに遭うが、山岡達をアメリカとの交渉の場に同席させるなど、一緒に悩み解決策を模索する(13巻『激闘鯨合戦』)(36巻『日米コメ戦争』)。
- 快楽亭八笑(声:丸山詠二)
- 落語界の大御所噺家。初登場7巻『大豆とにがり』。50歳。快楽亭ブラックと二代目福々亭末吉の師匠。親しくしていた荒川精作を通じて山岡達と知り合う。大噺家「三遊亭円生」と「桂文楽」を尊敬している。得意な話に「黄金餅」があり、日本広しといえど江戸の名所の全てをスラスラと言える噺家は快楽亭八笑以外にはいないと言わしめる程である。ただし一度しくじって引退を決意した事もあったが、山岡の機転で引退は取り止めた(39巻『温泉湯豆腐』)。啓子(声:鶴ひろみ)という娘がおり、二代目福々亭末吉と婚約した。さえずりタマコ・タマヨとの間で御飯の炊き方を巡り、子供じみた争いをしたことがある(64巻『ご飯の炊き方大論争!!』)。
- 西健一郎
- ※西健一郎は実在する人物である。
- 東京都港区新橋にある板前割烹料理店「京味」の主人。初登場30巻『大食い自慢』。山岡が尊敬するほど料理の腕がいい。ハモとマツタケ鍋やカニ鍋が絶品で、海原雄山もその鍋の腕を認めて「鍋対決」の際には至高のメニュー側の料理人として招いた。岡星精一と尾沢はるが「うつ病」になった時に山岡の考案で、父親の故・西音松氏の料理を再現した親子の合作「究極のメニュー西音松・西健一郎の料理 春夏秋冬」を作り、「春・夏編」で岡星は一時的ではあるが活力を取り戻させる事に成功し、はるは夏編の料理を食べ完治した。 また「秋・冬編」では岡星と、加えて初期うつ病の西浜タエに食べてもらい、おかげで両名とも病はほぼ完治した(96巻『究極の料理人春編』)(97巻『究極の料理人夏編』)(99巻『究極の料理人秋編』)(99巻『究極の料理人冬編』)。
- 2007年、フジテレビのドラマ「新・美味しんぼ」にて本人役で特別出演、「鍋対決」のカニ鍋において自らカニ鍋を調理して腕前を披露した。
- 長井伸助
- 日本ラーメン総合研究所所長。初登場38巻『ラーメン戦争』。ラーメン一筋50年。ラーメンを国民食から国際食に高めるのを使命としている。「ラーメンは地球を救う」という合言葉を言わないと研究所の敷居をまたげない。流星組とのラーメン対決以来、ラーメンの話ではよく登場する。日本中の、どんな小さいラーメン店でもデータベース化している。そのデータを制御しているマシンはFM-TOWNS。
- 尾沢平助
- 山岡夫妻のアパートの大家。初登場46巻『究極の新居』。東京都中央区・月島周辺に多くの不動産を持っている。新居探しに訪れた山岡達に当初は不遜な態度を取るが、ずっと思いを寄せていた幼馴染の春野はるとの仲を山岡達が微妙に進展させたことから、自分のアパートの一室を彼らの新居として格安で提供した。後に春野はると再婚。義理の娘・季子の結婚問題に際して韓国人に対する偏見を顕にするが、山岡達によってその過ちに気付き季子達の結婚を認める(55巻『韓国と日本』)。士郎とゆう子の良き相談相手の一人。
- 尾沢はる
- 尾沢平助の妻。初登場46巻『究極の新居』。旧姓春野。結婚した士郎とゆう子が住む月島のアパートの1階で、小料理屋「はる」を営んでいる。以前別の男性と結婚して大阪に渡り娘の季子を授かるも、夫と死別して故郷の月島に帰り、小料理店を開業。和食を中心に、ジャンルに囚われないお惣菜料理を作る。この点が東西テレビのプロデューサーの目に止まり、料理番組「はるさんの台所」に出演することとなる。後に「はる」の入っているアパートの大家であり幼馴染でもある尾沢平助と再婚した。士郎とゆう子の良き相談相手の一人。岡星精一同様、気分障害のひとつである「うつ病」になってしまったが、山岡の考案で西健一郎氏の「究極のメニュー西音松・西健一郎の料理 夏編」を食べたことにより完治した。
- 西浜タエ
- 西浜産婦人科病院を営む産婦人科医。初登場68巻『究極の産後食!?』。尾沢平助の小学校の同級生。妊娠した栗田ゆう子やジュディ・クリスティの診察する。山岡夫妻の最初の子供である双子の出産は先輩が運営する岩倉産婦人科医院に委ねたが、次女はここで出産させた。また団夫妻の子供もここで出産した。無痛分娩を拒否、最新機器に頼ろうとしない昔気質の医師だったが、山岡達と尾沢はるの説得により超音波診断器を導入する。病院の食事には気を配っていて、賄い担当の清川翠は独学だが料亭顔負けの料理を作る。
- 姪が産婦人科医になるのを拒んだため産婦人科の将来を悲観し一時初期うつ病になったが、山岡の考案で西健一郎氏の「究極のメニュー西音松・西健一郎の料理 冬編」を食べて病を克服した。
- 上杉俊充
- ワイン評論家。初登場74巻『恍惚のワイン』。その評論態度は他の評論家にも一目置かれている。ワインと和食の相性実験を通じて山岡達と知り合い、ワインに関する話にたびたび登場する。高瀬さとみの先生であり、高瀬と田所誠司が創刊したワイン雑誌の発行の手助けをしている。
[編集] その他の人々
[編集] 帝都新聞社
強引な勧誘によって東西新聞を抜き、部数日本一になった新聞社。読売新聞がモデルと推察される。
- 嶺山知一(声:銀河万丈)
- 帝都新聞社社長。初登場15巻『究極vs至高』。60歳。日本新聞協会会長。出身地は鹿児島県。大原大蔵とは公私共々、何かに付けてライバル関係。大原とは異なり、身内を自社やグループ会社に採用しない方針を採っている。
- 明記という父親と似てしっかりした性格の一人息子がいるが、帝都新聞とは全く関係のない番組制作会社に勤めている。明記は元帝都新聞社社員の畑井佐津子と愛し合って子供を授かるも、父の知一に反対されたため一時畑井は姿を消す。しかし、士郎達の尽力で畑井と生まれた子供は嶺山家に迎え入れられた。この出来事をきっかけに山岡夫妻は西浜タエの人柄を知り、子供を西浜産婦人科医院で産むことに決めた(68巻『究極の産後食!?』)。
- 秀沢民男(声:稲葉実)
- 帝都新聞社編集局長。初登場15巻『究極vs至高』。55歳。中帝大学卒。情報産業釣友会(旧釣り天狗同好会)と情報産業俳句会の幹事。小泉鏡一とは公私共々何かに付けてライバル関係であり、いつもくだらないことで喧嘩をする。だが大原と嶺山の社主同士の子供じみた喧嘩の場では、利害の一致から小泉と意気投合する場面もあり、27巻『メゴチの局長』や58巻『串カツ論争』では小泉に「友達になれると思っていた」と交友関係を窺わせる発言がある。小泉の息子紀男と同い年の息子がいる。
- 平町法明(声:幹本雄之)
- 帝都新聞社学芸部長。初登場15巻『究極vs至高』。50歳。登場当初は嫌味なところもあったが、嶺山や秀沢が東西新聞に異様なまでの敵愾心を持っていることに苦慮している。人格的に大らかな所をちらほらと見せる事もあり、小泉と秀沢が角を突き合わせる場面でも、山岡達から「向こうには平町学芸部長もついていてくれることだし・・」と言われるほど信頼される(65巻『ナスで仲直り!?』)。また俳句を詠むのが上手い一面もある。登場当初は名字が「平野」だった。ほぼ同じ立場である谷村同様、帝都新聞野球部の監督を務めている様である。
[編集] 週刊タイム
- 三河元良(声:平野正人)
- 大研社(当初設定は少学館)が発行する「週刊タイム」の編集長。初登場15巻『究極vs至高』。食べ物に目がなく、「究極のメニュー対至高のメニュー」の話を聞きつけて両メニューの誌上対決を実現させた。週刊タイムを発行する大研社が団社長に買収された後、アナログとデジタルの考えの違い等で団社長と確執があり辞職するところまで行ったが、山岡達と団の尽力で編集長に留任している(42巻『無理な注文』)。
- 南(声:坂東尚樹)
- 大研社「週刊タイム」副編集長。初登場15巻『究極vs至高』。編集長の三河を信頼しており、三河が辞職して代わりに編集長への昇格が決まった時も三河に何とかして戻ってきてはくれないかと心配していた程である。
[編集] 二木家関係
- 二木会長(声:勝田久)
- 近城まり子の父。初登場21巻『カジキの真価』。日本屈指の財閥・二都グループの総帥で二都銀行会長でもある(名前は不明。ただしドラマ版3話では唐山陶人より「とくのすけ」と言うシーンがあった)。美食倶楽部の会員。二木家のモデルは三井家と思われる(三井グループの正式名は二木会)。二都グループは赤坂と虎ノ門の間の絶好地に「二都ツイン・タワー」なる巨大ビルを建てている。ちなみに二都銀行は現在東西新聞の安定株主であり、団社長の大研社のメインバンクでもある。ドラマ版では京極万太郎の企業とも取引をしている。
- 最初は孫娘のまり子が気に入った山岡士郎を軽く見ていたが、料亭の仲居が唐山陶人の器を壊してしまった一件で山岡の内なる人間性に惚れこみ(21巻『命と器』)、まり子の婿に迎え二木家の跡取りにしようと色々画策したが、結局まり子の惚れた近城勇との結婚を許した。その後二木家の跡取り問題の行方は不明である。仕事と私生活を割り切り、一族よりも人間的に有能な人材を大事にし、専務取締役の銀高とまり子が言い争った時も、銀高の意見を尊重し、まり子の事など二木家から追い出すよと即答で言い切った程である(54巻『日本酒の実力』)。また良心的な児童施設の建て直しに協力するなど篤志家としての一面も強い(58巻『二木家の離乳食』)。
- 二木 崇
- 近城まり子の父で、二都銀行の頭取。初登場21巻『禁断の鳥』。美食倶楽部のメンバーでもある。温厚な性格のせいか今ひとつ影が薄いが頭取としての才能はあるようだ。まり子曰く「うちの父はおっちょこちょい」(32巻『お見舞のキメ手』)とのこと。二木会長同様、一族よりも人間的に優れる人材を大事にし、専務取締役の銀高とまり子が言い争った時も、銀高を失う事自体二都銀行全体をはじめ、数百の関連会社全体の不幸になると銀高の意見を尊重し、娘のまり子の事など縁を切ったら切ったでそれは二木家だけの不幸で済むから別にかまわないと即答した程である(54巻『日本酒の実力』)。
- 片森輝子(声:吉田理保子)
- 近城まり子の叔母。初登場23巻『ジャンボ茶碗蒸し』。旧姓二木。初登場時は30歳代後半。初登場時とテレビアニメの設定ではまり子の母の一番下の妹となっていたが、58巻『二木家の離乳食』では二木会長の娘(まり子の父の妹)となっていた。更にテレビアニメの設定では二木証券の重役とも。ものすごい美人で我が強く周りを振り回す性格で、山岡は「自分中心天動説」と名づけた。山岡を気に入り翻弄した。片森と結婚し、一女(邦子)の母に。
- 片森(声:田中秀幸)
- 片森輝子の夫。初登場23巻『ジャンボ茶碗蒸し』。小説家。長女は邦子。輝子に常に圧倒され、押さえつけることができずにいる。
[編集] 月島周辺の関係者
- 野前
- 山岡達の住むビル一階のコンビニ「よろづ屋」の店主。初登場51巻『鶏の味、ニンジンの味』。当初店に買いに来ない山岡達と野菜を巡って対立するも、アレルギー疾患を患っている孫の奈津子に山岡達がおマチ婆ちゃんの野菜と鶏肉を提供し和解。以後おマチ婆ちゃん達が作る無農薬有機野菜などを仕入れるようになった。
- 南村敬一、貴恵子
- 山岡達の隣に住んでいた夫婦。初登場51巻『奇妙な隣人』。敬一の父親と尾沢平助が友人だった縁で入居した。敬一は新進の小説家で鼻っ柱が強い。帝都新聞の世界国別小説家競作企画の日本代表でもある。貴恵子は画家。後に山岡達の計らいで、東西新聞社のヨーロッパ情報収集員として夫婦共々イタリアに留学する(66巻『「究極のメニュー」の真価!?』)。
- 春野季子
- 尾沢はるの一人娘。初登場51巻『再婚します!』。当初尾沢平助とはるの再婚に当初は反対していたが、山岡達の説得で容認。一時極亜テレビに入社後、情報番組のキャスターに抜擢されるが、金上鋭の陰謀によるものだと分かり退社した(51巻『金上の罠』)。後にアメリカ留学中に知り合った韓国人の安明福と結婚した。
- 安明福(アン・ミンポク/안명복)
- 春野季子の夫で、韓国人。初登場55巻『韓国と日本』。季子がアメリカに留学している時に知り合った。はじめは韓国人に偏見を持っていた尾沢平助と多少のわだかまりがあったが、山岡と栗田のおかげで和解した。尾沢の所有する近所のアパートに夫婦で住んでいる。真面目で礼儀正しい性格。なお本来、朝鮮語では「明」の字を「ミン」とは読まないため、韓国語版では「ミョン」(명)に修正されている。
[編集] その他知り合い
- 水野ふみ
- 花川一家十八代目姐(あね)。初登場4巻『縁日のにぎわい』。45歳。荒川絹江の叔母。テキ屋の世話役(テキ屋が店を開く場所割りをする)で、浅草墨田地蔵の縁日などを取り仕切っている。お客様を大切にし、伝統を汚す行為には断固とした態度をとる。関西の黒笠一家から嫌がらせを受けるも、山岡達の手助けもあってこれを退け、関東の女親分と一目おかれている。
- 中前田貞治
- 「究極のメニュー」対「至高のメニュー」対決の審査委員長。初登場15巻「究極vs至高」。東都大学の総長で、食文化にも詳しい。究極vs至高第一回「卵の前菜対決」から出席、95巻『ゴボウの教え』にてようやく氏名と職業が判明。飛沢が山岡の後を継ぐと聞いてそれは無理だと断言したが、山岡の出した課題により飛沢の考えだしたゴボウ料理を食べて「努力次第で力を発揮するでしょう」と「究極のメニュー」の後継者として認めた。
- 「究極のメニュー」対「至高のメニュー」対決の審査委員達(中前田貞治、唐山陶人、京極万太郎以外)
- 審査委員は、審査委員長の中前田貞治、唐山陶人、京極万太郎と他3名。この他3名の初登場15巻は「究極vs至高」。対決の審査時に必ず登場し発言も少なからずあるが、氏名・肩書等一切不明。ただ「いい加減な舌は持っていない」と言い切るあたり、それなりの権威の持ち主達と思われる(35巻『おかず対決』)。
- アーサー・ブラウン
- アメリカの雑誌「WORLD」の副編集長、後に編集部長。初登場18巻『丼の小宇宙』。アメリカ放送通信協会アジア支局長でもある。快楽亭ブラックの友人で、滅茶苦茶な日本語を操る。一度まともな言葉を喋るシーンがあるが、これは話相手が同じアメリカ人だったため、英語での会話と思われる。日本を紹介する記事を書くため、たびたび山岡達に協力を求める。大食漢。妻のちえみも、日本人だがアメリカ帰りのため日本語がおかしい。
- 水村
- 山岡士郎の母を診察した医者で、現在は引退している。登場は47巻『病の秘密』のみだが、その後もたびたび名前が出てくる。「美食倶楽部」の会員。山岡の母の担当医だったため、海原雄山夫妻の結びつきを良く知っていた。そのことを山岡に語るも受け入れてもらえなかったが、栗田ゆう子はそれを聞いて海原雄山夫妻の真実を理解、海原親子の仲直りに向けて決意を固めることとなった。
- 谷村部長の同級生達
- 谷村部長の田園調布小学校6年2組時代の仲間。初登場49巻『タケノコ山作戦』。主な面子は、山岡夫妻の双子を取り上げた産婦人科医院院長夫人の岩倉さんや、田園調布小学校の校歌をすぐ歌いだす「どかん」こと太田くんなど。頻繁に同窓会を開いていて、山岡達の知恵を借りてはたびたび食べ物にまつわる旅行を行っている。
- さえずりタマコ・タマヨ
- ベテラン漫才コンビ。初登場61巻『盲点の食材』。「テルコ・テルエ」の師匠で、毒舌を振りまいては周りを翻弄する。快楽亭八笑との間で御飯の炊き方を巡り、ブラックとテルエを巻き込んだ争いになったが、山岡達やブラックの両親のおかげで和解した(64巻『ご飯の炊き方大論争!!』)。
- 花尾若骨
- 俳人。初登場65巻『ナスで仲直り!?』。現代俳句界の第一人者で、情報産業俳句会の顧問。食べ物のことですぐヘソを曲げて顧問を辞めると言い出し、幹事の小泉局長と秀沢局長はなだめるのに苦労している。
- 深川かや子
- 西洋骨董店「FUKAGAWA」の主人。初登場66巻『究極の紅茶』。海原雄山に紅茶セットを譲ったことがある。彼女がロンドンで掘り出したマイセンを買いたいという板山秀司に、究極の紅茶を求める。紅茶の話ではその後も登場する。
- 田所誠司
- インターネット事業の企業家。初登場78巻『ワイン大作戦!?』。団一郎の後輩。あるパーティーで高瀬さとみと出会い一目惚れするも、その時ワインを馬鹿にしたため高瀬に叱責される。だがまた会いたいがため、1年半でワインのテイスティングを3000本行うほどワインにのめり込み、ついには自らワイン雑誌を発行する決心をする。後に高瀬と再会し、山岡達の協力もあって無事雑誌を創刊、高瀬とは協力者から恋人に発展した。
- 大仁定義
- 世界的指揮者。初登場87巻『おイモな同級生!?』。大人数のオーケストラの中から一人の間違いを見つける、曲の間隔や演奏時間などを全て記憶するなど、人間離れした感覚を持つ。北海道出身で、大河原美津夫とは同郷で中学の同級生であり、悪友同士でもある。演歌とクラシックの違いからお互いでケンカし合ってはいるが、大河原の新曲が盗作だと言われればそれを即座に否定して大河原のフォローに回るなど、お互い、大の親友同士である。ジャガイモが嫌いだったが、山岡夫婦や大河原の手によって、今は好物である。
- 大河原美津夫
- 演歌歌手。初登場87巻『おイモな同級生!?』。「演歌の帝王」とも呼ばれ、中学時代から演歌を作り続けてきた、正に「演歌の天才」。大仁定義とは同郷で中学の同級生であり、悪友。ジャガイモが大好物で、新曲のヒットのために、断腸の思いでジャガイモ断ちをしたほど。音楽大学を卒業した娘がおり、溺愛している(彼女が出場する東西新聞社の音楽コンクールで優勝させるために、山岡を通して八百長をしようとしたほどである)。
[編集] 極亜テレビ
- 金上鋭
- 極亜テレビ社長。初登場50巻『黒いマスコミ王』。名前は「えい」と読むらしい(「金が見栄」が由来?)。本作品中最大の悪人で韓国人に対して差別感情を持っている。記憶力と味覚は優れているが自己中心的で私利私欲の凝り固まった性格であり、目的のためなら犯罪行為(詐欺、偽装、営業妨害等)をも平然と行い、今までに他人を利用するだけ利用して富と名誉を欲しいままにしてきた。海原雄山に大衆の面前で料理対決をしかけつつも素材の旨さを引き出すことを怠り敗北し、しかも自分の弱点(一言で言うなら「内面的に自信が無く」「権威」にとても弱い)を指摘された事を逆恨みし、東西新聞社の主な株主を脅して株式の大部分を所有する等の卑劣な手段を用いて東西新聞を乗っ取ったり(現実には、複数の報道機関の株式を一定以上保有することは、マスメディア集中排除原則で不可能である)、雄山(と士郎)の社会的生命を絶とうと何度も狡猾に動き回るも、共闘した親子二人の力によってことごとく失敗、ついにはメディア王トレパー・コドラム(名は実在のメディア王ルパート・マードックの英字綴りを逆に読んだものと思われる)を巻き込んだ攻撃を仕掛けるも、勢いに乗って雄山を陥れようとしたことが仇となり、逆に騙された事に気付いたコドラムを怒らせ失敗。皮肉にもこれがきっかけで今までに被害にあった人達が協力して(東西新聞・東西テレビ・帝都新聞・大研社を主体にした国内メディアのほとんどによる、日本メディア界の威信と未来を賭けての大々的な)追放運動を起こし、最終的には周りの人達にも見放され、社会的地位もほとんどなくなり失脚する(63巻『東西新聞の危機』)。
- 47巻特別架空座談会「四人で話しましょう」によると元々、金上は士郎と雄山の共通の敵として、彼を倒すために共闘することで和解への道が開かれるという展開が考えられていたようだが、数巻に渡って戦いは続き共闘もしたものの、親子和解に至るほどの効果はなく士郎たちが和解する前に勝手に失脚した格好。また、登場人物が料理を通じて和解していくことが多い中で、最初から最後まで全く相容れることなく消えていった、「美味しんぼ」の中では珍しい人間である。
- 金上金作
- 金上鋭の父親であり極亜テレビ会長。「大桜新聞」「Peep」等の低劣な記事ばかりの新聞や雑誌を発行し社会的地位と利益を上げ、ついには極亜テレビを乗っ取り、息子の鋭を社長職に就かせた。本作品無登場、最後まで「謎の人物」のままで終わった。
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最終更新 2009年11月17日 (火) 02:00 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【美味しんぼの登場人物】変更履歴

