科目等履修生

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科目等履修生(かもくとう りしゅうせい)とは、各学校の定めるところにより、当該学校の学生生徒等以外の者で1または複数の授業科目を履修する者のことである。

科目等履修生は、聴講生と呼ばれることもあるが、その学校が単位を付与する必要がない聴講生もいるため、聴講生と科目等履修生の語には差異がある。 在学中であっても聴講生として受講することもできるが、ほとんどの場合、在学中であれば担当教員の許可が得られれば受講できることが多いので、実質的意味がない制度である。

[編集] 大まかな形態

科目等履修生は、各学校が次のような種別に分けていることが多い。次は、主に大学における分類の例であるが、科目等履修生を種別分けしていない大学や、次に説明する分類の2つ以上を1つの種別にまとめている大学もある。


科目等履修生(科履生):大学が特に種別分けしていない場合、1科目から科目を履修でき、その科目のレポート・試験を課しこれに合格すると正規の単位を与えられる(単位修得証明書を交付される)学生のこと。正課生と同じような条件の下で履修する科目の講義を受けられる。レポート・試験を課さない、単に講義を受けるのみの聴講生(共修生)とはこの点で大きく異なっている。

教職生
教職生(きょうしょくせい)とは、主に教育職員免許状(教員免許状)の授与を受けるのに必要な単位を履修する者のことである。一般的に教職生は、教育職員免許法が定める「教科に関する科目」「教職に関する科目」「教科又は教職に関する科目」などの諸科目を優先的に履修することができるとされている。ただし、教育実習、養護実習(養護教諭の免許状にかかわる実習)などに関しては、教職生であっても、科目等履修生が履修できないことも多い。
科目生
科目生(かもくせい)とは、主に、興味のある科目、資格などに必要な科目などを履修する者のことである。選科生(せんかせい)などと呼ばれることもある。科目生は、もっとも自由度の高い種別であるが、大学によっては、教育職員免許状(教員免許状)の授与を受けるのに必要な「教職に関する科目」を中心に、資格を取得するにあたって単位修得が必要な科目に履修制限が加えられることがある。また、在学中の学生であっても、科目等履修生にて他学部等の授業を受講することが理論上は可能であるが、資格取得するための特別な理由がある場合のほかは認められないことが多い。


特修生
特修生(とくしゅうせい)とは、その学校の本科卒業をめざす課程)に入学する資格がない場合に、主に当該学校への入学が認められるのに必要な科目を履修する者のことである。特に大学における通信教育では、特修生として、おおむね30単位以内の範囲で一定数の単位を修得すると、当該大学の正規の学生として入学できることが多い。

[編集] 大学(学部)における科目等履修生制度

日本における大学のほとんどは科目等履修生制度を設けている。学部または学科、専攻ごとに履修生募集を行っている大学が多いが、他学部・他学科や全学部共通の科目も履修できる大学もある。

科目等履修生としての入学選考は書類選考のみの場合が多い。出願資格は「高等学校卒業またはそれと同等以上と認められる学歴を有する者」としている大学がほとんどであるが、「短期大学卒業程度以上の学歴を有する者」や「学歴は問わない」としている大学もある。

検定料、入学金はそれぞれ数万円以下、授業料は1単位あたり数千円~数万円が相場である。ほぼ全ての大学では、授業料が従量制であることが大きな特徴である。国立大学では大学・学部によらず学費がほぼ一定である。公立大学では管轄の自治体によって大学間で異なることもある。私立大学では大学・学部が独自に学費を設定している場合が多く、大学間または学部間で大きく異なることもある。私立大学の場合、通信課程より通学課程、文系学部より理系学部、講義科目より実習科目の授業料が高額となる傾向がある。

在籍期間は1年以内の大学がほとんどである。ただし、延長手続きまたは再び入学手続きを行えば、在籍期間の延長を認める大学も多い。実習・実験・演習等は受け入れを制限している大学が多い。また、通学課程では授業担当教員ごとに承諾が必要な大学も多い。

この制度は、生涯学習や資格取得、大学評価・学位授与機構の与える学位学士)の取得などに活用されている。開設の大学・学部一覧および大学ごとの詳細は大学評価・学位授与機構のWebページに公開されている。ただし、通学課程の場合、大学のWebページには履修生募集を行っていることを公開しない大学・学部も多く存在するので注意が必要である。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年8月4日 (火) 04:33 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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