自動車警ら隊

自動車警ら隊の最新ニュースをまとめて検索!

自動車警ら隊(じどうしゃけいらたい、警邏隊、英語表記:Mobile Patrol Force、Motor Patrol Unit)とは、各都道府県警察本部において、各警察署の管轄区域を超えた各都道府県内全域のパトロールを行うことを主な任務とする組織である。

警察内部では自ら隊(じらたい)と略称されることが多い。なお「警ら隊」という表記になっているのは、「警邏」の「邏」が常用漢字に含まれていないためである。大阪府警察では機動警ら隊兵庫県警察では機動パトロール隊と呼ぶ。

しばしばテレビで放映されている「警察24時」の類の番組でよく取り上げられている。

目次

[編集] 組織

自動車警ら隊は、府県警察本部においては地域部あるいは生活安全部におかれる。警察本部警備部における機動隊と同様「執行隊」としての位置づけである。隊長は警視。副隊長は本部により警視又は警部、隊員の身分は地域警察官である。

組織構成は各警察本部により多少異なる。

  • 新潟県警察にも1990年代まで存在したが、所轄警察署単位でのより地域密着型の警らに重点を置く事を目指して隊を廃止、人員と車輌は各警察署の機動警ら係増強に充てられた。
  • 長野県警ではこれまで各警察署毎に自動車警ら班が置かれていたが、2008年4月1日からは本部直轄の自ら隊へと組織改編し、本部通信指令指揮下でより迅速な対応が出来るようにした。

一部の警察本部では自ら隊の発展型として「遊撃特別警ら隊」を組織している場合があり、繁華街など治安が悪化している地区を中心に街頭犯罪(違法な客引き行為、飲酒・無免許運転、覚せい剤・麻薬犯、窃盗犯、風営法違反、痴漢、ストーカー、賭博、暴走族等)の検挙・取り締まりに当たっている。

[編集] 任務

各警察署管内において文字通りパトロールカーで警邏(パトロール)し、不審人物や不審車両に乗った人物の職務質問、通信指令室からの指令に基づき事件現場に急行して初動措置・初動捜査を担当する。隊員は職務質問の技術・経験が豊富であり、職務質問についての指導資格等をもつ者も多い。大規模警察本部においては、警察署地域課員と同様、隊員は三個中隊で編成され3交代制で勤務する。

パトカーによるパトロールという活動から、交通違反の検挙に数多く実績をあげており「パトカーのプロ集団」といわれているが、例えば交通取締りを主任務としている交通機動隊や所轄署交通課と違い、交通違反を検挙した際に徹底した車内検索や身体検索を実施することによって、薬物凶器、特殊開錠用具、違法無線装置などの発見をし、覚せい剤等の違法所持、窃盗、強盗などの凶悪事件をも摘発検挙することを任務の一つとしている。また、繁華街や比較的治安が悪い傾向にある地域では、細い路地裏とも言えるような道路にも進入し、歩行者のちょっとした不審な挙動(パトカーや警察官を見て目を背けたり逃げるような仕草など)を見逃さず積極的な職務質問を実施、その際に徹底的な身体検索をすることにより、やはり薬物や凶器、特殊開錠用具の違法所持や指名手配犯の発見などの成果を数多く挙げている。さらに事件発生ともなれば、所轄署のパトカーや機動捜査隊覆面パトカーとともに真っ先に現場へ駆けつけたり、現場付近の検索を実施して被疑者の検挙にあたる。

[編集] 装備

クルー(赤色灯を上昇させた状態)
クラウン

車両は現在では旧型、現行型クラウンが大部分を占めている。他には、台数は少なくなっているが、クラウンセダンクルーセドリックが活躍している。また、警らパトカーであることからクラウン・クルーには散光式警光灯の昇降機が装備される。さらに逃走した挙動不審車を迅速に確保出来るよう大型エンジンが搭載されている。

さらに、近年被疑車両が逃亡を企てるためにパトカーに体当たりする事案が急増している現状から、愛知県警では日産サファリ、埼玉県警、宮城県警では日産エクストレイルといったいわゆるクロカン、SUVと呼ばれる車高が比較的高い大型ボディの車両を配備し、乗務員の受傷や車両損傷による走行不能を防ぐとともに、体当たりそのものを断念させる効果も狙っている。

一部の警察本部では、同様に警邏任務に従事している白バイがあり、該当車両は「MAP」の表示を付けている(Mobile Area Patrol―地域機動警戒の略)。ただし警視庁のMAP白バイは警備部機動隊の所属である。


[編集] 関連項目

最終更新 2009年9月14日 (月) 02:27 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【自動車警ら隊】変更履歴

ご利用上の注意