自然哲学の数学的諸原理
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『自然哲学の数学的諸原理』(しぜんてつがくのすうがくてきしょげんり)とはアイザック・ニュートンの非常に有名な著書で、ラテン語の原題は"Philosophiae naturalis principia mathematica"である。1687年刊行、全3巻。「プリンキピア」という略称でもよく知られている。1933年に春秋社から刊行された岡邦雄訳では「プリンシピア」とされた。
古典力学(ニュートン力学)の基礎をなす画期的な著作で、近代科学における最も重要な著作の1つ。運動の法則を数学的に論じ、天体の運動や万有引力の法則を扱っている。
出版に際し、ロバート・フックから剽窃であるなどと批判を受けた。この件について執筆するきっかけを作ったエドモンド・ハレーが仲裁にたちニュートンにフックへの謝辞を本に載せるよう勧めたがニュートンがこれを拒否した為、該当部分に注釈が入るに留まったというエピソードがある。
目次 |
[編集] 出版のいきさつ
ニュートンはプリンキピアの出版にあたり1684年11月頃、ハレーに第一巻の骨子となり得る「回転している物体の運動について」という論文を送付している。これを読んだハレーがニュートンにまとまった執筆を依頼したことから1687年夏頃、500ページ余りのプリンキピア初版が出版されることとなった。
[編集] 内容
当時、研究が進み始めていた微分・積分を用いずユークリッド幾何学だけを用いて解説しようとしたため、非常に大部の著作になっている。これは、微分や積分などでプロイセンの科学者ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツらとその内容(絶対時間)や表記法などで争っていたためと推測されている。
この本は講義式と呼ばれる記述法ではなく、当時の教本と呼ばれる方式で書かれている。具体的には最初に公理を示し、その公理を証明するというやり方で進んでいく方式である。そのため、最初の公理の前提が崩れると一気に論理崩壊してしまうという危険をはらんでいる。にもかかわらず、アルベルト・アインシュタインが出現するまで前提となる重力の公理が成立していたのはそれだけ精密な論理で構成されていたということでもある。
[編集] 現在
英語圏やラテン語圏では、古典名著の1つとして数多くの古典体系の中に入れられている。日本でも、最初に掲げた講談社以外にも中央公論社(現:中央公論新社)の世界の名著シリーズにも収められていた。また、シカゴ大学の名誉教授であるスブラマニアン・チャンドラセカールやケンブリッジ大学のスティーブン・ホーキングも講義録を出版している。
チャンドラセカールの講義録の邦訳は、講談社から出版されている。ホーキングの講義録は、出版されていない。
[編集] 関連項目
[編集] 作者
[編集] 関連人物
[編集] 内容
[編集] 外部リンク
- ラテン語のプリンキピア
- (百科事典)「Newton's Philosophiae Naturalis Principia Mathematica」 - スタンフォード哲学百科事典にある「自然哲学の数学的諸原理」についての項目。(英語)
最終更新 2009年9月27日 (日) 17:38 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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