家事手伝い
家事手伝いの最新ニュースをまとめて検索!
家事手伝い(かじてつだい)とは、炊事、洗濯、掃除などの狭義の家事および家業を手伝うこと。
およびその状態にある人を指してこの言葉が使われることもある。
目次 |
[編集] 概要
家事手伝いの代表的な形態を以下にあげる。
- 母親がいない、病に臥っている、仕事が多忙であるなどの理由から、母親に代わって家事全般を取り仕切っている。
- 親が家族経営の自営業を営んでおり、親の仕事を手伝っている。
- 家族の疾病や老齢に伴う世話が必要で介護をしている。
- 兄弟が多く、年長の(イメージとしては女性)者が、親に代わって弟、妹の面倒を見ている。
以上が本来の家事手伝いの意味であり、年配者の中には現在でも家事手伝いに上記のようなイメージを持つものもいるが[1]、実際には上記のような仕事を一切せずに、いわゆる「花嫁修業」をしている女性を意味することがほとんどである。
なお、男性が父親の家業を手伝っている場合は「家業手伝い」であり、「家事」の場合とはかなりイメージが異なる。
[編集] 近年の家事手伝い
共に定職に就いていないパラサイトシングルとも見なされる。女性の社会進出が進んだことを背景に、女性であっても経済的自立を重視する風潮の広がりや建前のとらえ方が広がり、人口の高齢化に伴う相対的賃金労働者数の減少から税収不足が予測され、賃金労働に従事していない家事手伝い(や専業主婦)は、納税していない生産年齢人口と見られるようになり、1.よりも2.のイメージで見る傾向が急速に強まっている。ただし、一部のファッション雑誌における読者モデルの間では「家事手伝い」を自称する事は、一種のステータスとして取られる傾向もある。しかし家事手伝いが通用するのは女性だけであって、男性の場合はニートとみなされることがほとんどである[2]。箱入り娘と呼ばれる人が多い。その逆にフェミニストからは専業主婦の予備軍としてとらえられる場合もある。
家庭電化製品の普及、コンビニエンスストア等の登場によって家事は以前ほど重労働ではなくなったため、現在では更に言葉の意味が形骸化し、就労に向けた教育・雇用・職業訓練等のいずれにも参加せず、親の経済的支援のもとで無職の状態を維持している女性を指す事が多い。若者用語では「カジテツ」と略称されることもある。このような女性は結婚後も夫の収入に頼りつつ家事をしない(母親に家事をやらせる)など、夫や自分の両親(特に母)に対して依存的行動を取ることが多く、「パラサイトワイフ」と揶揄されることもある(ただし、揶揄されるのはパラサイトワイフ本人でなく、その夫であることも多い「尻に敷かれる」ということわざが使われ、本質の隠れ蓑にもなっている)。離婚に発展するケースも決して少なくないとされる。
[編集] ニートとしての分類
内閣府の青少年の就労に関する研究会の調査では家事手伝いを含んだ上で、2002年度には「ニート」は85万人という統計を公表していた。これに対し厚生労働省の定義によると、普段の生活において主に家事をおこなっている場合には、それを「『ニート』には含めない」としており、2004年版労働経済白書では、「ニートを約52万人と試算している。この定義の差異が「二重基準である」との誤解を招き、平成18年3月22日参議院経済産業委員会においてこの問題が取り上げられ、「政府の統一見解としては厚生労働省の定義を採用する」とされた。ただし日本のマスメディアは、家事手伝いとニートを区別しない傾向があり、家事手伝いはニートであるという認識が基本である。これは、「ニート」概念を日本に紹介し改変した玄田有史が著書でそのように主張していることも一つの理由として挙げられる。なお、、厚生労働省の見解ではその上「未婚」「既婚」にかかわらず「通学・家事をしていないもの」はニートであるとも定義しており、本稿の『近年の家事手伝い』の定義にある家事手伝いもニートということになる。厚生労働省が家事手伝いをニートの定義から外した理由が家事手伝いには「自営業者の家族従業員が含まれるため」という消極的要因である事も重要である。
日本では儒教的な思想にからみ、女性が社会に出て働くと世間ずれして純粋さが失われるという価値観から、女性が賃金労働者として雇用されることを忌避する風潮があった。このため、女性は学業を終えると「家事手伝い」と称して花嫁修業をし、その後はなるべく早く結婚するという定型が存在していた。花嫁修業として習い事をすることもあるが、一般庶民の場合は家の仕事(自営業や家事、介護)を手伝うのが普通だったので、家事手伝いが花嫁修業の同義語になったものと思われる。以上から、家事手伝いには
- 「世間ずれしていない純朴な女性」というニュアンスが付加されることになり、
- さらには「親が裕福で、自分で働かなくとも生活できる良家の娘・深窓の令嬢」という意味合いも持つようになった。
見合いの席で女性のプロフィールを紹介する時や、女性向けファッション誌等でニートの女性読者モデルに対してイメージを良くする為に使用される事(寧ろ「家事手伝い」が勝ち組であるかのように煽ることもある)が多いのは2.の理由による。
[編集] 脚注
- ^ この典型的なけなげな女性のイメージとして劇画『巨人の星』の星飛雄馬の姉、明子が挙げられる。
- ^ 「負けるのが怖い――若手男性に増殖する「女性がうらやましい症候群」」DIAMOND online、2008年8月1日
[編集] 関連項目
最終更新 2009年12月6日 (日) 22:28 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【家事手伝い】変更履歴

