花輪線

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花輪線
花輪線の路線図
路線総延長 106.9 km
軌間 1067 mm

花輪線(はなわせん)は、岩手県盛岡市にある好摩駅から秋田県大館市にある大館駅を結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線地方交通線)である。十和田八幡平四季彩ライン(とわだはちまんたいしきさいらいん)の愛称が付けられている。

目次

[編集] 路線データ

[編集] 運行形態

基本的には、大館駅 - IGRいわて銀河鉄道線盛岡駅間通しの運行である(JRの乗務員もIGR盛岡 - 花輪線通し乗務)。ただし、朝夕の一部列車は荒屋新町駅鹿角花輪駅発着の列車が設定されている(松尾八幡平発着列車もあったが2009年3月14日ダイヤ改正で廃止)。なお、花輪線内の速達列車として快速列車八幡平」が1往復設定されている。2008年3月15日より奥羽本線直通列車は廃止された(詳しくは後述)。

並行する東北自動車道を走る高速バスや自家用車に惨敗しかつ沿線人口の減少により、上野駅秋田駅に直通していた急行列車の設定もなくなり、他の列車も減便された。2007年現在の運転間隔は1 - 3時間に1本程度と開いており、国鉄時代にあった交換設備が撤去された駅も多い。

秋田県内も含め、全線が盛岡支社管轄である(大館駅のみ秋田支社管轄)。東北本線の一部が東北新幹線八戸延伸開業でIGRと青い森鉄道に転換されたため、同支社管轄の路線としてはいわば「飛地路線」となっている。

[編集] 使用車両

2008年3月15日より全列車、盛岡車両センターに所属するキハ110系列の気動車により運行されている。

また、かつて快速「八幡平」の運用は秋田支社が受け持っていたため、秋田色の気動車が乗り入れる姿が見られた。

2007年3月18日ダイヤ改正をもって車両がキハ58キハ52形からキハ110系列に置き換えられた。また、鹿角花輪駅 - 秋田駅間の奥羽本線直通列車1往復(大館 - 秋田間快速、かつての急行よねしろ」)は、秋田車両センター所属のキハ58系により運行されていたが、2008年3月15日のダイヤ改正で運転系統が大館駅で分断され、キハ110系列に置き換えられた(奥羽本線大館駅 - 秋田駅間は701系電車に置き換え)。

[編集] 歴史

花輪線の建設は、鹿角花輪(旧・陸中花輪)を境に2つに分かれる。先に開業したのは大館側で、こちらは私鉄の秋田鉄道(あきたてつどう)として1914年から1923年にかけて陸中花輪までが全通した。このうち、毛馬内(十和田南) - 陸中花輪間は、改正鉄道敷設法別表第5号に規定する予定線「青森県三戸ヨリ秋田県毛馬内ヲ経テ花輪ニ至ル鉄道」の一部である。

一方、好摩側は国が軽便鉄道法により計画した区間で、花輪線として1922年から順次開業し、1931年に陸中花輪まで延伸され、秋田鉄道に接続した。1934年には、秋田鉄道が買収・国有化のうえ花輪線に編入され、名実ともに東北横断ルートとして完成した。

[編集] 国有鉄道花輪線

  • 1922年(大正11年)8月27日 【開業】好摩 - 平館 【駅新設】大更、平館
  • 1926年(大正15年)11月10日 【延伸開業】平館 - 赤坂田 【駅新設】岩手松尾、赤坂田 【信号場新設】龍ヶ森
  • 1927年(昭和2年)10月30日 【延伸開業】赤坂田 - 荒屋新町 【駅新設】荒屋新町
  • 1929年(昭和4年)10月25日 【延伸開業】荒屋新町 - 田山 【駅新設】田山
  • 1931年(昭和6年)10月17日 【延伸開業】田山 - 陸中花輪 【駅新設】兄畑、湯瀬、小豆沢、(陸中花輪は秋田鉄道の駅として既設)

[編集] 秋田鉄道

  • 1914年(大正3年)7月1日 【開業】大館 - 扇田 【駅新設】片山(停留場)、東大館、池内(停留場)、扇田
  • 1915年(大正4年)1月19日 【延伸開業】扇田 - 大滝温泉 【駅新設】南扇田(停留場)、大滝温泉
  • 1915年(大正4年)12月25日 【延伸開業】大滝温泉 - (貨)毛馬内 【貨物駅新設】十二所、尾去沢、毛馬内(初代)
  • 1916年(大正5年)1月5日 【旅客営業開始】大滝温泉 - 毛馬内 【貨物駅→駅】十二所、尾去沢、毛馬内
  • 1920年(大正9年)5月1日 【駅名改称】毛馬内→末広
  • 1920年(大正9年)7月4日 【延伸開業】末広 - 毛馬内(2代) 【駅新設】毛馬内(2代)
  • 1923年(大正12年)11月10日 【延伸開業】毛馬内 - 陸中花輪 【駅新設】柴平
  • 1928年(昭和3年)7月11日 【駅新設】沢尻(停留場)
  • 1929年(昭和4年)4月5日 【駅新設】片山(停留場)、鏡田(停留場)
  • 1929年(昭和4年)12月4日 【停留場→季節停留場】片山、池内、南扇田、沢尻、鏡田

[編集] 秋田鉄道買収・編入後

  • 1934年(昭和9年)6月1日 【買収】秋田鉄道を国有化し花輪線に編入 【季節停留場→駅】沢尻、南扇田 【季節停留場廃止】鏡田、池内、片山
  • 1942年(昭和17年)4月1日 【駅名改称】尾去沢→土深井
  • 1944年(昭和19年)11月11日 【駅休止】南扇田
  • 1957年(昭和32年)4月1日 【駅名改称】小豆沢→八幡平
    • 6月1日 【駅名改称】毛馬内→十和田南
  • 1960年(昭和35年)12月1日 【駅新設】東大更、小屋の畑、陸中大里
  • 1961年(昭和36年)4月20日 【駅新設】北森
  • 1966年(昭和41年)11月1日 【駅新設】横間
  • 1971年(昭和46年)9月30日 無煙化(8620)
  • 1984年(昭和59年)2月1日 【貨物営業廃止】全線
  • 1987年(昭和62年)4月1日 【承継】東日本旅客鉄道
  • 1988年(昭和63年)3月13日 【駅名改称】岩手松尾→松尾八幡平、龍ヶ森→安比高原
  • 1995年(平成7年)12月1日 【駅名改称】湯瀬→湯瀬温泉、陸中花輪→鹿角花輪
  • 1998年(平成10年)12月 好摩 - 大更間特殊自動閉塞化
  • 1999年(平成11年)7月 大更 - 荒屋新町間特殊自動閉塞化
  • 12月4日 荒屋新町 - 大館間特殊自動閉塞化、全線CTC
  • 2007年(平成19年)9月17日 大雨によって岩手県内の川沿いの線路の土砂が崩れた影響で、松尾八幡平 - 鹿角花輪間が不通となる。20日からバス代行輸送開始。
    • 9月28日 松尾八幡平 - 荒屋新町間が復旧。
    • 10月6日 荒屋新町 - 鹿角花輪間復旧。バス代行輸送終了。
  • 2009年(平成21年)3月14日 松尾八幡平 - 盛岡間区間運転列車すべて廃止。

予定だが、北森駅の移転計画がある。(八幡平市の新市庁建設のため)

[編集] 駅一覧

  • 普通列車は全駅に停車。ただし、荒屋新町午前5時32分始発の大館行は▽の駅を通過する。
凡例
快速 … ●:停車、▲:下りのみ停車、|:通過
列車交換 … ◇・∨・∧:交換可、◆:交換可(スイッチバック)、|:交換不可
駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 快速八幡平 接続路線 列車交換 所在地
好摩駅 - 0.0 IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線(全列車盛岡駅まで直通) 岩手県 盛岡市
東大更駅 4.9 4.9   八幡平市
大更駅 4.1 9.0  
平館駅 4.7 13.7  
北森駅 1.9 15.6  
松尾八幡平駅 2.2 17.8  
安比高原駅 7.2 25.0  
赤坂田駅 5.0 30.0  
小屋の畑駅 3.6 33.6  
荒屋新町駅 4.0 37.6  
横間駅 2.7 40.3  
田山駅 8.8 49.1  
兄畑駅 6.7 55.8  
湯瀬温泉駅 4.1 59.9   秋田県 鹿角市
八幡平駅 4.3 64.2  
陸中大里駅 1.9 66.1  
鹿角花輪駅 3.6 69.7  
柴平駅 4.7 74.4  
十和田南駅 3.3 77.7  
末広駅 4.5 82.2  
土深井駅 2.4 84.6  
沢尻駅 2.0 86.6   大館市
十二所駅 3.0 89.6  
大滝温泉駅 2.5 92.1  
扇田駅 6.5 98.6  
東大館駅 4.7 103.3  
大館駅 3.6 106.9 東日本旅客鉄道奥羽本線

[編集] 過去の接続路線

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年10月2日 (金) 06:51 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【花輪線】変更履歴

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