荒野の七人
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| 荒野の七人 The Magnificent Seven |
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|---|---|
| 監督 | ジョン・スタージェス |
| 製作総指揮 | ウォルター・ミリッシュ ルー・モーハイム |
| 製作 | ジョン・スタージェス |
| 脚本 | ウイリアム・ロバーツ |
| 出演者 | ユル・ブリンナー スティーブ・マックイーン |
| 音楽 | エルマー・バーンスタイン |
| 撮影 | チャールズ・ラング |
| 編集 | フェリス・ウェブスター |
| 配給 | ユナイテッド・アーティスツ |
| 公開 | |
| 上映時間 | 128分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
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| キネマ旬報 | |
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| IMDb | |
『荒野の七人』(こうやのしちにん、原題:The Magnificent Seven)は、1960年のアメリカ映画。
黒澤明監督の日本映画『七人の侍』(1954年)の舞台をアメリカに移して描いたリメイク映画である。後に『続・荒野の七人』などの続編が制作された。
目次 |
[編集] ストーリー
毎年刈り入れの時期になると、カルヴェラ(イーライ・ウォラック)率いる盗賊に作物を奪われ、生活が追いやられていたメキシコの寒村イストラカンの村人が、盗賊を追い払うために七人の凄腕ガンマンを雇い、壮絶な戦いに挑む。
[編集] スタッフ
- 監督・製作:ジョン・スタージェス
- 製作総指揮:ウォルター・ミリッシュ
- 原作:黒澤明、橋本忍、小国英雄(映画「七人の侍」より)
- 脚本:ウィリアム・ロバーツ、ウォルター・ニューマン(ノンクレジット)、ウォルター・バーンスタイン(ノンクレジット)
- 音楽:エルマー・バーンスタイン
- 撮影:チャールス・ラングJr.
- 美術:エドワード・フィッツジェラルド
- 編集:フェリス・ウェブスター
- 音響効果:ジャック・ソロモン
- 共同プロデューサー:ルー・モーハイム
[編集] キャスト
[編集] ガンマン
- クリス・アダムズ
- 演:ユル・ブリンナー(吹替:小林修)
- 7人のリーダー格で、原作『七人の侍』の勘兵衛に相当するキャラクター。
- 冷静沈着な性格で、盗賊団と戦うための戦術から、他のガンマンや村人達のまとめ役となり、チームワークを乱す者に対しては決して容赦しない厳しさも見せる。黒ずくめの衣装やファニング撃ちなど、それまでの西部劇では悪役が行っていたような衣装や攻撃方法が特徴。
- 当初の構想では、年老いた南北戦争の敗残兵という、より原作の勘兵衛に近い人物設定だった。
- ヴィン
- 演:スティーブ・マックイーン(吹替:内海賢二)
- 7人のサブリーダー格で、『七人の侍』の五郎兵衛と七郎次に相当するキャラクター。
- 厳格で真面目なクリスに比べて軽妙洒脱なところがあり、しばしば冗談を言って場を和ませる。しかし、自分達のようなガンマンがもはや時代遅れである事を自覚しているなど、根はとてもまじめな人格者。早撃ちの達人。
- チコ
- 演:ホルスト・ブッフホルツ(吹替:井上真樹夫)
- 7人の最年少メンバーで、『七人の侍』の勝四郎と菊千代に相当するキャラクター。
- クリスのガンマン募集で一度は却下されるが、あきらめずについて行き仲間となる。若さ故ひたむきで純粋、感情的になりやすいところがある。実は農民の出で、彼らが真っ先に戦いの犠牲になっている事を身に知っているため、自分が憧れているガンマン、ひいては仲間達にもわだかまりを抱いている。
- 『七人の侍』の勝四郎と異なり、最後は村に残り、ペトラ達と共に生きる道を選ぶ。
- ベルナルド・オライリー
- 演:チャールズ・ブロンソン(吹替:大塚周夫)
- 『七人の侍』の平八と菊千代に相当するキャラクター。
- メキシコ人とアイルランド人の混血。平八と同様に薪割りの下働きをしていたところを、ハリーから聞いたクリスにスカウトされる。特に愛想が良い訳ではないが、素朴で屈託の無く温かい人柄から、村の子供達に慕われる。
- 盗賊団の復讐を恐れた村人達によって7人が追われた際、自分達の親を弱虫で卑怯だと非難した子供の尻を叩き、「銃を持って戦うより土地と家族を守るほうがよほど勇気がいる。お前達の親は村と家族を守るために決断したのだから悪口を言ってはいけない。」と叱った。
- 最終決戦では、助けに駆けた子供達を注意している際に隙を突かれ落命。最後まで子供想いの心優しき人物であった。最終決戦後、殉職した4人の墓に向かって黙祷する子供達の姿が見られる。
- ブリット
- 演:ジェームズ・コバーン(吹替:小林清志)
- 『七人の侍』の久蔵に相当するキャラクターで、7人の中で最もオリジナルの役柄に忠実。
- ナイフ投げの達人で、寡黙かつ求道的な孤高の男。セリフは非常に少ないが、含蓄のある言葉や行動でチコから慕われる。
- 最終決戦では、敗走する敵の銃弾に倒れるが、死の間際までナイフを投げる構えを崩さなかった。
- 『ルパン三世』の次元大介は、彼をモデルにしている(声優も同じ)。
- ハリー・ラック
- 演:ブラッド・デクスター(吹替:森山周一郎)
- 『七人の侍』に相当する役柄の無いオリジナルキャラクター(クリスの旧友という点では、一部だけ七郎次に該当する)。
- 山師でもある。「村の護衛に20ドルというのは建て前で、実は物凄い報酬がある」と思い込んでおり、よく村人に鉱山のありかを尋ねる。7人の中で一番現実的・ドライな性格で、村を追われたときは一旦6人と袂を分かつが、結局最終決戦では彼らの元に駆けつける。しかし落馬の隙をつかれて銃弾を受け、クリスに見取られながら落命、7人最初の犠牲者となる。
- 今際の際まで報酬を気にかけており、クリスの「実は村には50万ドル相当の金があり、分け前は1人7万ドルだ」という話(クリスの心遣いから出た嘘)を聞いて、「来て良かった」と満足しながら息を引き取った。
- リー
- 演:ロバート・ヴォーン(吹替:矢島正明)
- 『七人の侍』に相当する役柄の無いオリジナルキャラクター。
- 凄腕の賞金稼ぎでクールな皮肉屋。しかし、銃の腕前の衰えから自信を失い始め、自分が倒した敵の亡霊に怯える日々を送っており、守るべき対象である村人から逆に励まされる事もあった。
- 最終決戦では、人質にとられた村人を救出するため家に飛び込み、瞬時に3人の盗賊を倒す活躍を見せるが、その直後カルヴェラに射殺される。
[編集] 盗賊団
- カルヴェラ
- 演:イーライ・ウォラック(吹替:穂積隆信)
- 35人の手下を率いる盗賊団の首領。毎年収穫の時期になると、村の食料を強奪していく。意外に律儀なところがあり、一旦村人を人質に取って7人のガンマンを追い出すが、油断したところを7人の奇襲を受けて敗死。
[編集] 村人、他
- ペトラ
- 演:ロゼンダ・モンテロス(吹替:岡本茉莉)
- 『七人の侍』の志乃に相当するキャラクター。
- インストラカン村の若い娘で、ガンマン達に手篭めにされる事を恐れた父親によって男装させられている(志乃の父・万造に該当するキャラクターは、直接登場しない)。やがて、チコと惹かれあっていき、村に残ったチコとめでたく結ばれた様子。
- 演じたロゼンダ・モンテロスは、メキシコロケの監修も兼任している。
- ミゲル
- 演:ジョン・アロンゾ(吹替:山谷初男)
- 『七人の侍』の利吉に相当するキャラクター。
- 長老の提案を受け、銃を購入しようとした際にクリスと出会い、村を守るガンマンを探すなど何かと協力する。
- 演じたジョン・アロンゾは、メキシコスタッフの通訳も兼任している。
- 長老
- 演:ウラジミール・ソコロフ(吹替:矢田耕司)
- 『七人の侍』の儀作に相当するキャラクター。
- 村の離れに住み、盗賊団を撃退するために銃を購入する事を勧める。最終決戦後、村を離れるクリスとヴィンを「大地を吹きあげ去っていく風」と評した。
- ヒラリオ
- 演:ヨルグ・マルティネス・デ・ホヨス
- インストラカンの村長。ガンマンを信用できず、ミゲル達と対立するが、最終決戦ではガンマン・村人が共闘する姿を見て、自らも戦いに加わった。
- ソテロ
- 演:リコ・アラコス
- インストラカンの村人。カルヴェラに村の手引きをする。
- 役柄不明
- 演:ビング・ラッセル
- その他の日本語吹替
- 野沢雅子、北村弘一、中田浩二、加茂嘉久、飯塚昭三、中台祥浩、加藤修、他
[編集] エピソード
- ユル・ブリンナーが『七人の侍』に感銘を受け製作したオマージュ色の強い作品のため、大まかなあらすじ・登場人物の設定・台詞などの多くが忠実に再現されている。但し、ロケ地や多数のキャストを使ったメキシコに配慮して(当時のメキシコ政府と何度も交渉した事がDVDのメイキングで明らかにされている)、初めから用心棒を雇うのではなく銃を購入するという村人の自主性を尊重したり、衣装の汚れがみすぼらしく映るのを避けるために敢えて衣装の汚れはなくすなどの工夫・変更点が見られる。
- 当初の構想では、監督をユル・ブリンナー、製作をルー・モーハイム、主演をアンソニー・クインが担当する予定だったが、スタッフ間の対立により現在のスタッフ・キャストに変更された。また、実際にはウォルター・ニューマンとウォルター・バーンスタインも脚本を手がけているが、共同脚本のクレジットを辞退したため、映画・ポスターでは脚本のクレジットはウィリアム・ロバーツ単独になっている。
- クリスはドッジシティ、ヴィンはトゥームストーンの出身である。二つの町は共にワイアット・アープが活躍した町であり、劇中でウインチェスターM92が使用される事から、両名は少年~青年時代にアープ兄弟を見ている事が暗示されている(『OK牧場の決闘』は1881年で、1892年より以前であるため)
- 最初に日本公開された時のポスターでは、ユル・ブリンナーが中心だったが、その後スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソンが有名になったことから、リバイバル公開のポスターではこの二人が前面に出ている。チャールズ・ブロンソンは映画では髭をはやしていないが、男性化粧品のCMのイメージが強かったため、髭が書き加えられた。
- 第2作『続・荒野の七人』(1966年)では、クリス役のユル・ブリンナー以外はキャストが交代あるいは新規の配役となっている。『ララミー牧場』のロバート・フラーがヴィン役を演じている。チコ役はジュリアン・マテオスが演じ、メキシコ人である本来の設定通りとなった(初代チコ役のホルスト・ブッフホルツはドイツ人)。
- クリス役は、第3作『新・荒野の七人 馬上の決闘』(1969年)ではジョージ・ケネディに、第4作『荒野の七人 真昼の決闘』(1972年)ではリー・ヴァン・クリーフに交代された。
- SF映画『ウエストワールド』(1973年)では、ユル・ブリンナーがクリスの扮装そのままで、ガンマンのロボットを演じた。
- 1998年から2000年にかけて、アメリカでリメイク版TVシリーズが製作され、2シーズン全23話が放送された。キャストや役柄は当然ながら一新されているものの、クリスとヴィンが登場する。南北戦争終結直後のアメリカ南部が舞台となっており、パイロット版(第1話および2話)は、南軍の残党に目を付けられたネイティブアメリカン・セミノール族の村人が、村を守るためにクリス以下7人のガンマンを雇い、南軍残党と対決するというオリジナル映画版を彷彿とさせる話となっており、7人の出会いが描かれる。それ以降は、7人が住み着いた街の治安を守るために活躍する1話完結のドラマとなる。主役となる7人のガンマンは、それぞれオリジナル映画版の7人を彷彿とさせるキャラクターとなっている。また、オリジナルで7人の1人リーを演じたロバート・ヴォーンが、連邦判事オレン・トラビス役でゲスト出演している。
- 7人のガンマンの役を演じた俳優のうち、2009年現在も生存しているのはロバート・ヴォーンのみである[1]。
- 盗賊団リーダー、カルヴェラを演じたイーライ・ウォラックも90歳を超えた今も(「ミスティック・リバー 」(2003年作品)や「ホリデイ」(2007年作品)などに出演)現役で活躍中である。
- エルマー・バーンスタインが書き上げたテーマ曲は、その後TV番組において「西部劇」または「アメリカ西部の広大な自然」をイメージさせるBGMとして多用されているため、世界中における知名度が高い。にもかかわらず、オリジナルのサウンドトラック版が初めて市販されたのは映画公開後28年、1998年になってからである。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
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最終更新 2009年11月22日 (日) 14:31 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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