菊川昇
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菊川 昇(きくかわ のぼる)は、白い巨塔の登場人物で、架空の人物。金沢大学医学部外科教授。東都大学出身で、専攻は心臓外科。温和で控えめな学究肌。
定年を間近に控えた浪速大学医学部第一外科教授・東貞蔵が、東都大学の船尾徹教授に助教授・財前五郎への対抗馬の推薦を依頼。船尾が推薦した候補者の一人(もうひとりは亀井慶一教授)。東は菊川が先年妻を結核で亡くしたことに着目、単に自分の後継者だけではなく一人娘である佐枝子の伴侶としても最適と判断。京都で行われた学会で特別講演をした後、東、船尾と会食、その夜は東宅に宿泊し、佐枝子を紹介される。菊川は立候補を望まなかったが、東と船尾によって好む好まざるに関わらず、この権力闘争に巻き込まれていく。
決選投票で候補に残ったが、第一外科の佃、安西の来訪を受け、候補辞退を強要された挙句に「当選するような事態が起きた場合、医局員一同は一切協力をしない。」という捨て台詞を叩きつけられる。菊川は船尾に電話して候補辞退を申し出るが、逆に船尾に一喝される。決選投票では財前に2票差で敗れる。
落選後そのまま金沢大学に勤務していた模様で、東政子の言によれば、大阪で開かれた心臓外科学会出席の際には近畿労災病院まで東に挨拶に訪れている。
ちなみに2003年テレビドラマ版では、離婚歴があるとされるが、原作では死別。決選投票前の東との会話において「落選したら石川大学(ドラマ版では架空の石川大学に変更になっている)にも居られなくなる。そうなったらオーストラリアに渡ります。あちらには医局などという不可解な組織もなく、研究に没頭出来る」と述べている。また、更に2003年版では、落選を東から電話で聞き、東の詫びを聞いた後、選挙結果は予想できたと述べて、「わたしは船尾先生、東先生の道具にすぎず、財前先生は周りのもの全てを道具にして突き進んだ…どちらが勝つかは明らかです」と、穏やかながら戦いの本質を抉り、また東との皮肉とも聞こえる言葉を残しており、望まざる権力闘争に放り込まれた菊川の悲劇性が浮き彫りにされていた。
[編集] 演じた俳優
- 船越英二(1966年、映画)
- 南原宏治(1967年、テレビドラマ)
- 米倉斉加年(1978年-1979年、テレビドラマ)
- 有川博(1990年、テレビドラマ)
- 沢村一樹(2003年-2004年、テレビドラマ)
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