菊田一夫演劇賞
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菊田一夫演劇賞(きくたかずお えんげきしょう)とは、劇作家菊田一夫の功績を記念し、演劇界の発展の為、東宝が1975年に創設した日本の演劇賞である。
菊田一夫は東宝演劇部に所属。演劇において「放浪記」、「がめつい奴」などで一世を風靡。また日本で初めてブロードウェイ・ミュージカルを上演し(「マイ・フェア・レディ」)、世界で初めて「風と共に去りぬ」を舞台化した人物でもある。
その年4月1日から翌年3月31日まで東京で上演された演劇作品から、「菊田一夫演劇賞選考委員会」により選考が行われ、毎年4月に授賞式が行われる。
[編集] 受賞者一覧
名前の後は受賞対象となった作品・対象。
| 回 | 年度 | 演劇大賞 | 演劇賞 | 特別賞 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1975年 | ― | 小幡欣治「安来節の女」「にぎにぎ」 | 益田喜頓 真木小太郎 大庭三郎 |
| 2 | 1976年 | 森繁久彌「屋根の上のヴァイオリン弾き」 | 十朱幸代「おしの」「おたふく物語」 内山恵司「千姫曼荼羅」「丙午」 |
宝塚歌劇団「ベルばらシリーズ」 パディー・ストーン「宝塚歌劇 ハッピー・トゥモロー」振り付け |
| 3 | 1977年 | ― | 水谷良重「滝の白糸」「祇園の女」 友竹正則「ラ・マンチャの男」「ファンタスティックス」 清水郁子「やどかり」「菊桜」 大藪郁子「ながれぶし」「紀の川」 |
三木のり平 織田音也 |
| 4 | 1978年 | 秋元松代「近松心中物語」 | 蜷川幸雄「近松心中物語」 菅原謙次「大寺学校」「深川年増」 淀かおる「屋根の上のヴァイオリン弾き」 井川比佐志「おさん」「寒椿」 |
― |
| 5 | 1979年 | ― | 藤間紫「男の紋章」「おさん茂兵衛」 酒井光子「おやじの女」 横澤祐一「草燃える」 尾藤イサオ「ファニー・ガール」 |
岩谷時子 |
| 6 | 1980年 | 長谷川一夫「東宝歌舞伎」 | 草笛光子「和宮様御留」「女たちの忠臣蔵」 倍賞千恵子「屋根の上のヴァイオリン弾き」 三津田健「ドレッサー」 児玉利和「カール物語」「一絃の琴」 |
佐谷功「日劇ダンシングチーム」 山本紫朗「日劇ステージ・ショウ」 |
| 7 | 1981年 | 森光子「放浪記」 | 奈良岡朋子「放浪記」「南の風」 鳳蘭「スウィーニー・トッド」 仲谷昇「二階の女」 佐藤富造「放浪記」「むかしも今も」 |
浜田右二郎 成田菊雄 |
| 8 | 1982年 | 山田五十鈴「たぬき 前・後編」 | 金田龍之介「滝沢家の女たち」 池内淳子「おさん」 順みつき「キャバレー」 丸山博一「横浜どんたく」 |
― |
| 9 | 1983年 | 佐久間良子「唐人お吉」「松屋のお琴」 | 曾我廼家鶴蝶「香華」 上月晃「ラ・マンチャの男」 いまむらいずみ「エリザベス・サンダースホーム物語―ママちゃま―」 山口勝美「たぬき 前・後編」「孤愁の岸」 |
白井鐵造 長年の宝塚歌劇に対する貢献 島田正吾 長年にわたる舞台演技 「細雪」上演関係者一同 |
| 10 | 1984年 | 芦屋雁之助「裸の大将放浪記」「佐渡島他吉の生涯」 | 淡島千景「紅梅館おとせ」 英太郎「注文帳」 遥くらら「櫻の園」 二宮弘子「芝櫻」 |
東宝ゆかた会 十周年に対する努力 辻村ジュサブロー 「恐怖時代」の衣裳デザイン 高木史朗 長年の宝塚歌劇に対する貢献 |
| 11 | 1985年 | ― | 八千草薫「女系家族」「エドの舞踏会」 堀越真「エドの舞踏会」 山田芳夫「女系家族」「お葬式」 一條久枝「婦系図」 |
一の宮あつ子 長年の舞台の功績 サミー・ベイス及び「屋根の上のヴァイオリン弾き」 初演以来の出演者(森繁久彌・賀原夏子・三上直也・淀かおる・坂上道之助・今村堅洸・須賀不二男・宮琢磨・高橋郁子・益田喜頓) 初演以来二十年に渡る貢献 |
| 12 | 1986年 | 平岩弓枝「三味線お千代」「真夜中の招待状」 | 井上孝雄「遥かなり山河―白虎隊異聞―」 吉田日出子「ドタ靴はいた青空ブギー」 藤木孝「ロッキー・ホラー・ショー」「ブラック・コメディ」 巌弘志「三味線お千代」 |
竹内京子 長年の舞台の功績 |
| 13 | 1987年 | 京マチ子「黄昏」 | 赤木春恵「お嫁に行きたい!!」「三婆」 松山政路「さぶ」「女坂」 青木玲子「放浪記」 |
― |
| 14 | 1988年 | 小幡欣治「恍惚の人」「夢の宴」 | 乙羽信子「流れる」「古都憂愁」 田村高廣「新版 香華」 小柳ルミ子「セイムタイム・ネクストイヤー」 内山恵司「流れる」「淀どの日記」 |
― |
| 15 | 1989年 | 浜木綿子「人生は、ガタゴト列車に乗って…」 | 大地真央「マイ・フェア・レディ」 大空眞弓「人生は、ガタゴト列車に乗って…」 西郷輝彦「蘆火野」 矢吹寿子「華岡青洲の妻」 |
渡辺正男 永年の東宝演劇ならびに宝塚歌劇の舞台装置における功績 |
| 16 | 1990年 | 三木のり平「放浪記」「雪之丞変化」 | 新珠三千代「細雪」「真夜中の招待状」 波乃久里子「大つごもり」「遊女夕霧」 伊東四朗「雪之丞変化」 三上直也「栄花物語」「松のや露八」 |
「放浪記」初演依頼の出演者 (森光子・小鹿番・青木玲子・児玉利和・佐藤富造・高橋郁子) 初演以来116回に渡る貢献 |
| 17 | 1991年 | 藤間紫「濹東綺譚」 | 三田和代「がめつい奴」 冨田恵子「女三の宮」「芝櫻」 小池修一郎「華麗なるギャツビー」 今井清隆「レ・ミゼラブル」 |
丸山弘 永年の小道具製作ならびに公演における功績 |
| 18 | 1992年 | 市村正親「ミス・サイゴン」 | 山岡久乃「流水橋」 山本學「雁金屋草紙」「晩菊」 剣幸「蜘蛛の巣」 杜けあき「ヴァレンチノ」「忠臣蔵」 |
今井直次 永年の舞台照明における功績 阿部米子 永年の衣裳の政策ならびに衣裳における功績 |
| 19 | 1993年 | ― | 山本陽子「おはん」 中田喜子「御いのち」 小鹿番「ゆずり葉」 寺本建雄「サラリーマンの金メダル」「男のロマン女のフマン」 小幡欣治「熊楠の家」 「ミス・サイゴン」上演関係者一同 |
― |
| 20 | 1994年 | ― | 林与一「唐人お吉」「おしの」 大路三千緒「菊がさね」「藏」 謝珠栄「Yesterday is…here」「LAST DANCE」 荒井洸子「マイ・フェア・レディ」「屋根の上のヴァイオリン弾き」 |
劇団四季 「キャッツ」を始めとするミュージカル公演の成果 |
| 21 | 1995年 | 鳳蘭「ラ・マンチャの男」「ラヴ」 | 南風洋子「新版 香華」 島田歌穂「シー・ラヴズ・ミー」 曾我廼家文童「駕籠や捕物帳」 下村由理恵「回転木馬」 |
石濱日出雄 永年の日劇及び宝塚歌劇を始めとする舞台美術における功績 |
| 22 | 1996年 | 劇団東宝現代劇七十五人の会による「熊楠の家」の上演の成果 | 江原真二郎「晩菊」 一路真輝「エリザベート」「王様と私」 光本幸子「明治の雪」「女優」 斎藤憐「カナリア 西條八十物語」 |
中村哮夫 永年のミュージカルにおける演出の功績 |
| 23 | 1997年 | 松本幸四郎 「ラ・マンチャの男」上演750回を達成し、上演のたびに見事に磨き上げてゆく演技の成果 | 野田秀樹 シアター・コクーン7・8月公演「キル」 富司純子「祇園の姉妹」 淡路恵子「もず」 村田美佐子「ジンジャー・ブラッド・レディ」 |
柴田侑宏 永年の宝塚歌劇に対する貢献 |
| 24 | 1998年 | 「ローマの休日」スタッフ・出演者一同 高い舞台成果 | 浅丘ルリ子「にごり江」 加藤治子「三婆」 沢口靖子「藏」 大川婦久美「藏」 |
鹿賀丈史 「レ・ミゼラブル」の初演以来舞台の中核として活躍してきた功績 滝田栄 「レ・ミゼラブル」の初演以来舞台の中核として活躍してきた功績 |
| 25 | 1999年 | 池内淳子「月の光」「三婆」 | 麻実れい「二十世紀」「恋の三重奏」「リトルナイト・ミュージック」 上條恒彦「ラ・マンチャの男」 堀井康明「月の光」「天翔ける虹」 竹内幸子「雪国」 |
山内晴雄 永年の舞台照明における功績 |
| 26 | 2000年 | 「エリザベート」スタッフ・出演者一同 高い舞台成果 | 泉ピン子「渡る世間は鬼ばかり」 渡辺徹「功名が辻―山内一豊の妻―」「あかさたな」 寺島しのぶ「ピカドン・キジムナー」「グリークス」 下山田ひろの「熊楠の家」 |
春日野八千代 永年の宝塚歌劇・日本舞踊への貢献 松本悠里 永年の宝塚歌劇・日本舞踊への貢献 |
| 27 | 2001年 | 十朱幸代「悪女について」「マディソン郡の橋」 | 杉浦直樹「あ・うん」 斎藤由貴「空のたあさま」 坂口良子「質屋の女房」 大塚道子「放浪記」「いのち燃ゆるとき―開化のおんなたち―」 |
植田紳爾 宝塚歌劇を二十一世紀に向けて大きく発展させた功績 藤岡琢也 永年の舞台の功績 |
| 28 | 2002年 | 「モーツァルト!」スタッフ・出演者一同 高い舞台効果 | 北大路欣也「佐渡島他吉の生涯」 山田和也「チャーリーガール」「ジキル&ハイド」「ミー&マイガール」 星由里子「佐渡島他吉の生涯」 轟悠「風と共に去りぬ」 |
ジャニー喜多川 永年のショービジネスに対する多大な情熱と功績 |
| 29 | 2003年 | 山口祐一郎「エリザベート」「レ・ミゼラブル」 | 松平健「用心棒」 高畑淳子「越路吹雪物語」 藤真利子「プワゾンの匂う女」 和央ようか「BOXMAN」 花總まり「BOXMAN」 森光子 1700回を越える「放浪記」の輝かしい舞台の成果 |
― |
| 30 | 2004年 | 「ミス・サイゴン」スタッフ・出演者一同 高い舞台成果 | 段田安則「おもろい女」「幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門」 大浦みずき「ナイン」「NEVER GONNA DANCE」 永吉京子「細雪」「三婆」 |
橋田壽賀子 芸術座の歴史において一ジャンルを築き上げた創作活動の成果 石井ふく子 芸術座の歴史において一ジャンルを築き上げた創作活動の成果 |
| 31 | 2005年 | 鹿賀丈史「ジキル&ハイド」「レ・ミゼラブル」 | 内野聖陽「ベガーズ・オペラ」「エリザベート」 マルシア「ジキル&ハイド」 新妻聖子「サド侯爵夫人」「21C:マドモアゼル・モーツァルト」 浦井健治「アルジャーノンに花束を」「マイ・フェア・レディ」 |
山口琇也 歌唱指導と音楽監督による永年のミュージカルへの功績 |
| 32 | 2006年 | ― | 大竹しのぶ「スウィニー・トッド」 村井国夫「エリザベート」「ミー&マイガール」 笹本玲奈「ミー&マイガール」「マリー・アントワネット」 紅貴代「鶴八鶴次郎」「華岡青洲の妻」 |
吉﨑憲治 永年の宝塚歌劇における音楽の功績 羽山紀代美 永年の宝塚歌劇における振付の功績 |
| 33 | 2007年 | 「Endless SHOCK」スタッフ・出演者一同 高い舞台効果 | 涼風真世「マリー・アントワネット」「イーストウィックの魔女たち」「モーツァルト!」 井上芳雄「モーツァルト!」「ウェディング・シンガー」「ロマンス」 堀内敬子「コンフィダント・絆」「恐れを知らぬ川上音二郎一座」 鈴木裕美「宝塚BOYS」「ハレルヤ!」 |
堺正章 永年の舞台の功績に対して |
| 33 | 2008年 | 「スカーレット・ピンパーネル」スタッフ・出演者一同 高い舞台成果 | 保坂知寿「デュエット」「スーザンを探して」 シルビア・グラブ 「レベッカ」 吉野圭吾 「宝塚BOYS」「傾く首~モディリアーニの折れた絵筆~」 玉野和紀「THE TAP GUY」の脚本・演出・振り付け |
ジョン・ケアード 永年の日本演劇に対する貢献 |
この他、第1回のみ新人賞があり、安宅忍(「山彦ものがたり」「真砂屋お峰」)、木の実ナナ(「真夏の夜の夢」)が受賞した。
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年10月8日 (木) 09:54 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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