蒼天航路

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蒼天航路
ジャンル 歴史フィクション
三国時代中国史
軍事・政治
漫画
作者 李學仁(原案)
王欣太(漫画)
出版社 講談社
掲載誌 モーニング
発表号 1994年47号 - 2005年50号
発表期間 1994年10月 - 2005年11月
巻数 単行本 全36巻
文庫本 全18巻
極厚版 全12巻
話数 全409話
アニメ
総監督 芦田豊雄
監督 冨永恒雄
シリーズ構成 高屋敷英夫
キャラクターデザイン チームいんどり小屋
総作画監督 加野晃
吉田大輔
音楽 村井秀清
アニメーション制作 マッドハウス
製作 日本テレビ
D.N.ドリームパートナーズ
バップ
放送局 日本テレビ放送局参照)
放送期間 2009年4月7日 - 9月29日
話数 全26話
コピーライト表記 ©李學仁王欣太/講談社
VAPNTV・D.N.ドリームパートナーズ
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蒼天航路』(そうてんこうろ)は、原案・李學仁(イ・ハギン)、漫画・王欣太(きんぐ ごんた)による漫画1994年10月から2005年11月まで「モーニング」で連載されていた。

2009年4月から9月までテレビアニメが放送された[1]

目次

[編集] 概要

中国の歴史的英雄曹操を主人公として、新しい解釈のもとで三国志の世界を描いた長編。漫画自体の完成度と、三国志の正史演義のエピソードへの独自のアレンジで高い評価を受ける。

王欣太が当時の編集長に「ブロードウェイのミュージカルのように三国志を描いてみないか?」と言われたことをきっかけに連載が決まった。連載当初は、原作・李學仁、作画・王欣太の分業により進行。1998年9月に李學仁が死去して以降は、王欣太一人によって執筆された(クレジットは「原案」・李學仁に変わっている)。

原作者の死去による作風の変化が語られることが多いが、第一話から既にほぼ原作原稿と離れた内容であり(CHRONICLE EDITIONより)、王欣太は「原作とのスタンスは当初からフリーにしてもらった」「(外的要因で)影響が如実に出ていることといえば、編集者の交代」と述べている。ちなみに王欣太は連載前は三国志の知識は全く無く(曹操も知らず、孔明の名前をわずかに聞いたことがある程度)、「曹操が主人公」というコンセプトはもっぱら李學仁の功績であると述べている。

単行本の累計発行部数は1800万部を超える(2009年9月現在)。1998年度(平成10年)第22回講談社漫画賞一般部門を受賞。 その後、王欣太自身の完全監修により製作された『画伝蒼天航路』が造本装幀コンクールにて入賞。

[編集] ストーリー

舞台は中国後漢末期から三国時代。日本でよく知られる『三国志演義』ではなく、『三国志(正史)』を基に脚色されている。作品中ではしばしば、正史に記されている記述を交えながら描写する。ただし、完全に正史に則っているわけではなく、演義の登場人物も登場する(例:後漢王朝の司徒である王允の養女・貂蝉など)。また、青龍偃月刀蛇矛など演義には登場するが史実では当時開発されていなかった物も登場する。

悪党と言われてきたものは、本当に悪党なのだろうか。

善玉と言われてきたものは、本当に善玉なのだろうか。

というモノローグから、『三国志演義』では悪役であった曹操に「最も人に興味を示した英雄」としてスポットライトを当てる。屯田制の採用や政治・文学における儒教からの分離等の政策からパイオニア的精神を中心に据えた曹操像を導き出し、劉備諸葛亮との対立を(ある種の儒教的精神により美化されて来たイメージと定義した上で)その延長線上に置く。

ストーリーは既成概念や旧体制からの脱却、空虚な観念論より実利の追求という曹操の行動原理を軸にして展開する。官渡の戦いでは最大の領袖である袁紹を没落した漢帝国の利権に群がる「変革を求めぬ者」と断じる。華佗との対立や荀彧とのすれ違いも、徹底した現実主義・実利主義者である曹操と「儒」の価値観に縛られるものの摩擦という観点で描かれている。また、儒教社会に対する当時の消極的なアンチテーゼでもあった隠者を取り上げ、彼らの思想性を曹操の生き方と重ね合わせるエピソードは、リアリストの法家である曹操が、その実老荘の思想を色濃く反映していることを示唆した味わい深いものとなった。

[編集] 登場キャラクター

各登場人物の詳細については各リンク先を参照。便宜上、三国鼎立以前に没した登場人物も主に活躍した陣営や血縁によって魏・蜀・呉の項で記述する。なお声優はテレビアニメ版のものを記述する。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集]

[編集] 曹操とその親族

曹操(そう そう、字・孟徳、幼名・阿瞞)
宮野真守(子供時代:井上喜久子
本作品の主人公。
富士額と一本長く伸びた独特な下睫毛が特徴(この下睫毛の特徴は曹操の子らにも現れている)。一人称は「俺」。あらゆる物事に才を発揮する万能人。年少時より既存の概念にとらわれない破格の発想を持ち、当時としては飛躍した言動や行動で敵・味方を含めて多くの人間を困惑させつつも惹きつける。「最も人に興味を示した英雄」として描写され、才能さえあれば平民でさえ名前を覚えており、出自に関係なく要職に登用する。反面、家柄や儒教思想など既成概念に固執する者には激しく憤慨する事も。初期は自らの運命を「天意」と言って憚らなかったが、次第に人としての天下を目指すようになる。最高権力を握る天下人に至って後も、自ら至尊の座に就くことは拒み続けた。従来の天下人・政治家としてだけでなく文人としての曹操も頻繁に描かれる。極度の女好き。が苦手。気まぐれな性格で軍師が立てた策も平然と変更したりする事も。
夏侯惇(かこう とん、字・元譲)
声:草尾毅
曹操の従兄・幼馴染であり、挙兵以来の最古参である「曹操四天王」の筆頭。他の四天王からは「惇兄(とんにぃ)」と呼ばれる。曹操陣営では唯一、曹操を字で呼び捨てにし対等な口で話すなど無二の親友として描かれ、時には曹操に冗談めかして「母親」と呼ばれる。曹操の破天荒な言動に困惑しつつもそれを楽しみにしているきらいがある。物事の本質を見抜くことに長けており、隻眼ゆえに両目では量れない人との間合いを見いだしている。
作中で夏侯惇が左目を矢で射抜かれたのは董卓討伐の時で、史実と違いかなり早い時期に隻眼になっている。
夏侯淵(かこう えん、字・妙才)
声:稲田徹
「曹操四天王」の一人。曹操の従兄・幼馴染で、夏侯惇の従弟。弓の名手で剛弓の描写が多い。前半は目立った活躍の場はないが、後半では「王たる将」として曹操にその才を見込まれる。定軍山にて劉備軍に敗れて戦死。旗揚げ以来の股肱の臣で一国を任せられた存在の死として、劉備の脳裏に関羽のそれを連想させた。許褚の人物評では「」。
曹仁(そう じん、字・子孝)
声:千葉一伸(子供時代:高城元気
「曹操四天王」の一人。曹操の従兄(血は繋がらない)・幼馴染。第1話から登場する。年少時は端正な顔立ちであるものの、中年になる頃には完全に頭が禿げあがり恰幅も良くなった。物語前半では戦果を挙げられずに空回りしがちな役回りを演じたが、次第に戦歴を重ねて成長し、後半では厳格で有能な猛将となった。
曹洪(そう こう、字・子廉)
声:江川央生
「曹操四天王」の一人。曹操の従兄(血は繋がらない)・幼馴染。前半に目立ったキャラクター付けはされていなかったが、後半では「鬼教官」として味方はもとより敵将の戦いぶりまでを冷静に見定める。周りの将らに憚ることなく己の貪欲な本性をさらけ出す。下弁での張飛との一騎討ちで左腕を失うが顔色一つ変えず指揮を執り続けた。
曹騰(そう とう、字・季興)
声:野沢那智
曹操の祖父。中常侍と呼ばれる高級宦官であり、跡継ぎのために曹嵩を養子とした。幼い曹操の才覚を見抜き、生きがいとした。
曹嵩(そう すう、字・巨高)
声:家中宏
曹操の実父。中常侍・曹騰の養子となる。曹騰には柔和な人物と評される。何をしでかすか分からない曹操に手を焼き心配している。後に兗州牧となった曹操に自領に招かれるが、その途中で賊の襲撃に遭い殺害された。
白蓮(びゃくれん)
声:百々麻子
曹操の実母で曹嵩の妻。奔放な若き曹操の事を心配していたが、一方で信頼している面を窺わせる。
丁美湖(てい みこ)
声:遠藤綾
曹操の許婚で、正室となる。あまり素直な性格ではないが、何かと奔放な曹操の事を気にかけている。曹昂の死をきっかけに離縁。
卞玲瓏(べん れいろう)
声:田中敦子
曹操の側室だったが、丁美湖の離縁後に正室となる。歌妓の出身で曹操に出会う以前は董卓の愛人だった。若き頃の野望は「皇帝を産む」こと(後に実子曹丕が帝位につくことで実現)。懐の広い女性で他の夫人の子にも分け隔てなく愛情を注ぎ、新しい夫人との初夜を忘れた曹操をたしなめた事も。
曹昂(そう こう、字・子脩)
声:諏訪部順一
曹操の長男。母は劉夫人。母の死後は丁美湖に育てられる。天文の心得があり、宛城で星を見て自分の天命を知る。張繡と賈詡の奇襲の際、自らの馬を差し出して曹操を救出するが、自分はその身代わりとなり死亡した。
曹丕(そう ひ、字・子桓)
曹操の子。母は卞玲瓏。容姿は青年時代の曹操に似る。冷徹な性格。曹操の後継者として家督を継ぐが彼の目指すものは「奸雄の類の住めぬ世」で父のそれとは大きく異なる。
甄姚(しん よう)
曹丕の正室。元は袁煕の室。官渡の戦いの後、落城する袁家の城から初陣の曹丕が奪っていく。実は曹操にも狙われていた。のちに曹植も彼女の運命に同情し、そして惹かれていった。
曹彰(そう しょう、字・子文)
曹操の子。母は卞玲瓏。曹丕の弟。勇猛だが熱くなりやすい性格。猛獣と格闘できたという正史のエピソードに基づき、孫権が飼う虎(仁)と戦い、心臓を素手で且つ一撃で抉り出した事も。曹操からは「黄鬚(きひげ)」と呼ばれている。
曹植(そう しょく、字・子建)
曹操の子。母は卞玲瓏。曹丕、曹彰の弟。純朴な性格で感性的な詩を詠み、奇抜な服装と酒を好む。曹丕の妻である甄姚に想いを寄せ、その想いを曹丕に感づかれたかのような描写もある。詩才は曹操を越え(というより、唐代以前における中華最高の文学者とされ)、さらに天下の戦と政の大局を読む才をも有する。当事者間では互いにどうとらえているのかは描かれなかったが、曹操の後継者の地位を巡り、曹丕との間で派閥争いがあった。曹彰とは仲がいい。
曹節(そう せつ)
曹操の娘。曹操によく似ている。献帝の後宮に姉の曹憲、妹の曹華とともに貴人として迎えられる。頭の中は曹操の話でいっぱいである。献帝と気が合い、後に伏皇后に代わり彼の正室となった。
当時の「曹操という時代」を代表する存在として位置づけられ、作者自身、何晏と並んで「はずせない」存在と語っている。
曹安民(そう あんみん)
声:松田佑貴
曹操の甥。曹昂と仲が良かった。宛城で張繍軍の急襲に遭った際には典韋とともに防戦するが、そこで戦死した。
曹休(そう きゅう、字・文烈)
曹操の甥。曹仁・曹洪とは血縁だが、曹操と血の繋がりはない。漢中攻めで初登場。優秀だがまだ若く、雷銅・呉蘭に隙を突かれそうになったところを曹洪に助けられ注意を受ける。
曹泰(そう たい)
樊城攻防戦で登場。曹仁の長子。その姿は若き日の曹仁によく似ている。

[編集] 武官・将兵たち

許褚(きょ ちょ、字・仲康)
声:桜井敏治
おっとりとした性格で、類稀な怪力を持つ、丸々と太った巨漢。曹操とは少年時代に出会っている。一度、黒山賊に身を落としていて、その頃は仲間たちから「虎痴」と呼ばれていた。曹操との再会後、曹操の身辺を警護するようになり、時に戦場において曹操の心を癒す存在になった。人物をしばしば動物に喩え、その観察眼の確かさは曹操の評価が高い。しかし曹操に、曹操自身を喩えよと言われた際にはわからなくなってしまった。
宋鎰(そう いつ)
声:掛川裕彦
洛陽北門守備隊長として登場。黄巾の乱に際し、諜報のため黄巾軍に潜入するが、実戦部隊に組み込まれて抜け出せなくなる。その後は登場しない。
張奐(ちょう かん、字・然明)
声:福田信昭
双斧・投げ斧の達人。十常侍の不正を正す証拠を持ちながらも隠遁していたが、曹操に見出され、若き曹操軍を支える将となる。黄巾の乱において、食料砦襲撃の際に張曼成との一騎打ちで敗死。
于禁(う きん、字・文則)
声:田中正彦
初登場は青州黄巾党との戦い。元々は鮑信の部下で彼の遺志に従い曹操に仕える。剛毅な性格で、昔は侠者であったらしい。樊城での関羽への降伏も堂々としたものに描かれている。
典韋(てん い)
声:小野健一
頭に角のような突起のある、魁偉な容貌の偉丈夫。初登場時に、牙門旗をたった一人で掲げたり、許褚との棒引きで互角の勝負をするなど、相当な力の持ち主である。登場期間は短く、宛城で壮絶な死を遂げるシーンがハイライトであるのは正史や演義と共通する。 曹操への忠義よりも武人としての誇りの方が大きな幅を占めていた。
汎(はん)
逞しい女傑で体格や武力も並みの男に勝る。青州黄巾党の老師達に張角の後継者として育てられた。青州黄巾党が曹操に降伏した後は、その軍団を再編した青州兵を率いて曹操軍の一翼を担った。
張繡(ちょう しゅう)
声:鈴木清信
元董卓旗下の涼州騎馬軍を率いる最後の将で、後に賈詡と共に曹操に降伏する。臣下の賈詡曰く「与しやすそうにみえて実は想像以上に手ごわく、私の軍略に最も合う」将であり、平時は小人物のような描写が多いが、戦場では豪放に戦う男。長坂の戦いで趙雲に討たれる。その死は賈詡を動揺させた。
楽進(がく しん、字・文謙)
声:三宅健太
小柄ながらも退く事を知らない胆勇の将で、兵卒として初登場した頃からすでに全身に生傷が刻まれていた。練兵中の所を曹操に見込まれ将軍に抜擢される。同時期に仕官した荀攸から戦場で兵法を体得した。進軍の際には必ず「ズンッ」という擬態語とともに一人でどんどん前進していく。長坂で張飛と戦うことにより初めて退く事を知る。合肥における凌統との一騎打ちで重傷を負い、さらに疫病に侵されて死んだ。
李通(り つう、字・文達)
声:小西克幸
作中では幼名の「万億」で呼ばれる。敵陣を縦まっ二つに貫き切り裂く戦を好む。赤壁後に病死。
張遼(ちょう りょう、字・文遠)
声:安元洋貴
最強の武にこだわる武人。若い頃からすでに白髪。董卓陣営にいた時、呂布と関羽の一騎討ちに感銘を受けた事がきっかけで関羽の得物である青龍偃月刀を使用する。呂布の部下として彼の勇猛さに心酔していたが、その死後はさらなる最強の武を求めて曹操の配下になる。郭嘉とは互いに敬意を抱いていて、鳥丸討伐の際には良いコンビネーションをとる。合肥防衛戦では鬼神の強さを見せた。黒捷、赫傀、銀睟という三頭の名馬を持ち、甘寧に盗まれた際は激しく憤った。
朱霊(しゅ れい、字・文博)
初登場は、曹操に袁術攻めを命じられた劉備の行軍に監視役として同行した時。曹操からは、軍才も上々、残忍を好む性質も問題というほどではないと評される一方で、味の悪い物言いは不快に思われている。
車冑(しゃ ちゅう)
声:逢坂力
呂布との戦いの後に徐州刺史となる。曹操を裏切った劉備を捕えようとするも、劉備によって斬られた。
劉延(りゅう えん)
声:城山堅
袁紹との戦いでの白馬津の守将。意気の上がる顔良軍の猛攻にさらされるが、突如援軍に来た関羽・張遼の加勢を得て、退ける事に成功した。
徐晃(じょ こう、字・公明)
猫のように伸びた髭が特徴的で気さくな性格。「死ななければ負けではない」という信念を持ち、常に安全な退路を頭に留める逃げ上手。「負けずの徐晃」の異名を持つ。しかし決して凡将ではなく、夏侯淵の元で各地の賊や群雄討伐に活躍した他、荊州争奪戦では作中最強の武を誇る関羽と一騎打ちを為し、樊城救援を成功させるなど、異名にふさわしい戦の実力を持っている。
山隆(さん りゅう)
官渡の戦い時に登場。曹操軍の平凡な一兵卒。顔中にピアスを開けていて、坊主頭で腕に刺青し、関西弁で話す。食うため女にモテるために兵となった単純な若者で、雑兵の象徴として描かれた。曹操の命により兵卒となった夏侯惇と同じ幕舎での寝泊まりをきっかけに、彼を心から信頼し憧れるようになり常に戦いでは行動をともにする。窮する陣営から逃亡者が続出する中、最期まで逃げなかった。
山隆という名前や外見は王欣太の亡くなった友人「ヤマモト」に由来する。
李典(り てん、字・曼成)
発明家として霹靂車(投石器)、超大型弩弓といった攻城戦用兵器から仕込武器のような対人武器まで様々な武器を開発し、その多くの発明品は彼の死後も徐晃等が使用した。明るく能弁な性格で対照的な性格の張遼、楽進とは犬猿の仲。武人としての戦死でなく、文官として死ぬことを望んでいる。甘寧に負わされた傷がもとで死亡。
満寵(まん ちょう、字・伯寧)
初登場は赤壁の戦い。額の傷が特徴的。関羽との戦いでは曹仁の副将として戦い、関平と二度に渡り一騎討ちを行う。
馮楷(ふう かい)
雷緒討伐時に夏侯淵配下として初登場。その後も西涼攻めや漢中攻防戦で夏侯淵、曹操のもとで戦う。
龐悳(ほう とく、字・令明)
始めは馬超の家臣であり西涼の乱で曹操軍と戦う。その後、馬超と袂を分かち漢中に身を寄せ、曹操が入城した際に降伏した。樊城での関羽との交戦がハイライトであるのは正史や演義と共通する。
張郃(ちょう こう、字・儁乂)
袁紹配下時代は作中では描かれず、西涼攻めで初登場する。自分の中の天賦の才を生涯をかけて掘り起こそうと努力し続ける「歴戦」の将であり、史実においても半世紀に渡り戦場に生きている。漢中攻防戦以降の不甲斐無い戦績を悔やんだことに対し、曹操から敗北こそを自分の経験にすべきと説かれる。
臧覇(ぞう は、字・宣高)
張遼ともに呂布配下だった武将。名前だけは序盤から出てくるが、実際に登場するのは物語後半になってからである。「常山の蛇」の用兵で呂蒙を感嘆させる。
路招(ろ しょう)
夏侯淵配下として漢中攻防戦で初登場。特徴的な笑い方をする。劉備追撃時に夏侯淵の援護むなしく劉備の救助にきた馬超に討たれる。
牛金(ぎゅう きん)
樊城攻防戦で初登場。曹仁の副将。大きな傷跡が、額に真一文字に、頬に縦に走っている。関羽に挑むも一撃で真っ二つにされて死亡。
成公何(せいこう か)
樊城攻防戦で初登場。于禁の配下で成公英の弟。龐悳とともに関羽と対峙し、涼州の武を貫くも討死。
雑誌掲載時には成何という名前で掲載されていた。
徐商(じょ しょう)
北辺を転戦していたが、樊城攻防戦に参戦。首が長い。物凄く臭い。
呂建(りょ けん)
北辺を転戦していたが、樊城攻防戦に参戦。頬に縦に大きな傷跡がある。物凄く臭い。
殷署(いん しょ)
樊城攻防戦で登場。夏侯惇の格好を模して関羽軍を脅かすも、正体を見切っていた趙累に斬られる。
朱蓋(しゅ がい)
樊城攻防戦で登場。張遼の格好を模して関羽軍を脅かすも、正体を見切っていた趙累に斬られる。

[編集] 文官・幕僚たち

辛(しん)
声:茶風林
洛陽北部尉時代の曹操の秘書官として登場。曹操に「有能な秘書官」と評される。黄巾の乱後は登場しない。
荀彧(じゅん いく、字・文若)
声:吉野裕行
雌伏中の曹操に軍師として志願する秀才少年として初登場し、その知謀で歴戦の軍人たちをもたじろがせる。乱鎮圧後、一旦曹操の下を離れ西域を一人で旅して異民族と交わりを深め、王佐の才を開花させる。数年の後曹操の下へ帰還。以後、曹操陣営では許褚と並んで最も明るく茶目っ気あるキャラクターとなった。「あいやーっ」が口癖。曹操陣営の中では一番劉備に好印象を持っている。曹操の覇業を最も大きな視点で理解しながらも、後年は儒の思想を捨てきれず曹操の臣と漢の臣という立場の間で葛藤する。葛藤は心身を蝕み、病床において曹操から見舞いに送られた食蓋の意味を誤解し絶望。華佗の弟子から与えられていた薬を大量に服用する。次第に遠のく意識の中で夢うつつに食蓋の真意に気が付くもそのまま死去した。
郭嘉(かく か、字・奉孝)
声:木内秀信
戦が終わるとすでに次の戦での兵法を頭で描いているほど戦好きの軍師。童顔で釣り上がった目をしている。何事もハッキリ言う性格で曹操に対してもしばしば手厳しい指摘を行う。官渡の戦い以降では、戦の匂いがしないからと、政略じみた軍議に参加しない等不良ぶりが目立つ様になるが、曹操に万里の長城を越える様進言するなどしてさらに鬼謀を大いに発揮、烏丸族撃破の立役者となる。烏丸撃破後、烏丸兵と張遼軍で神出鬼没の遊軍として行動したいと曹操に進言した所、独立して国を作るつもりかと問われる等、曹操からは一介の軍師を越えた存在、王の誕生として喜ばれる。が、その後病に臥し曹操と語らいながらに死没する。
なお、赤壁の戦いにおける、戦艦同士を鎖で繋ぎ合わせる「連環の計」は郭嘉が烏丸討伐時に考え出し、それを張遼が曹操に献策したものとなっている。
程昱(てい いく、字・仲徳)
声:谷口節
曹操陣営の軍師の中では最も年長。背が高く髭が立派という史実どおりの風貌で描かれる。かなりの悪筆。他の軍師達と比べると目立った活躍がなく、本人も後にその事で多いに悩む。しかし駐屯先の合肥で、自らの精神が劉馥・蒋済・温恢ら次代の人士に受け継がれていた事を知り、晴々と引退を宣言する。
毛玠(もう かい、字・孝先)
ボサボサ頭の小さな老人。全く新しい屯田制を考えている者として荀彧に人材抜擢される。老いて、話すより筆をとる方が早く説明が済むため、大量の竹簡とともに曹操の前に現れた。
賈詡(か く、字・文和)
声:立木文彦
張繡の参謀として初登場。張繡とは馬が合う。宛城で曹操をあと一歩まで追い詰める活躍を見せる。その後、張繡と共に降伏し曹操の配下になる。曹操軍の中で最も酷薄で残忍な軍師を自称するが、何かと曹操の気まぐれに振り回される事が多い。しばしば自分の智に自惚れるが、それに見合った才能の持ち主である。
荀攸(じゅん ゆう、字・公達)
声:青山穣
荀彧の六歳上の甥。荀彧に招かれて曹操陣営に加わる。曲者揃いの曹操陣営軍師の中では控えめな性格で顔つきも地味だが、内には気骨があり最もしぶとい軍師とされている。布陣がとても上手く、赤壁の戦いでは吾粲から「こんなものを考えつくのは天下に一人か二人」と評される。物真似が得意。後に病没。
外見は佐久間象山がモデル[2]
陳琳(ちん りん、字・孔璋)
声:檜山修之
元袁紹軍幕僚で建安七子の一人。官渡大戦前夜の曹操の常識破りな宣戦布告に対し、「宣戦誣告」での対抗を提案。彼の文才は曹操を激昂させると共に感嘆させた。袁家滅亡後は曹操に招かれ、曹操や曹植の導く「新しい言葉の世界」の到来に歓喜する。その後も曹植とは親交を保ち、曹操の後継者にも彼を推していたようである。建安21年の南征において、曹植の遠征記を読み発奮し中原に安住し続けることで自らの才が堕落することを恐れ、他の七子と共に従軍を志願する。遠征先の合肥にて疫病を患い陣没。
杜襲(と しゅう、字・子緒)
曹操軍幕僚。赤壁大戦前夜、孫権軍攻撃への慎重論の中心人物として登場。八方に伸びた髭が特徴。赤壁後も参謀として地方や中央で曹操に振り回されながらも様々な提言をする。
華歆(か きん、字・子魚)
曹操軍参謀。元孫策幕下。赤壁前夜、対孫権軍主戦論者の中心として初登場し、杜襲らの慎重論と対立する。杜襲とはその後も揃って登場することが多い。元孫策幕下であったためか、孫権のことを何か思うところがあるかのように「仲謀」と字を呼びすてにする描写がある。
蔡瑁(さい ぼう、字・徳珪)
元劉表配下の参謀。荊州降伏後に同僚の張允と共に登場。曹操の異民族との直接交流や賈詡からの話を通して「曹操」という存在に惹かれていく。奇襲に訪れた甘寧に張允ともども殺害される。
張允(ちょう いん)
元劉表配下の参謀。荊州降伏後に同僚の蔡瑁と共に登場。曹操の異民族との直接交流や賈詡からの話を通して「曹操」という存在に惹かれていく。奇襲に訪れた甘寧に蔡瑁ともども殺害される。
劉馥(りゅう ふく、字・元穎)
赤壁後に曹操が合肥を訪れた時には故人。曹操に揚州刺史に任ぜられ、単身で何もない空城を8年で7万の民を抱く一大城市に興した。無から一を生み、一を発展させていった彼に曹操は最大限の敬意を払った。
作者が作品内で忘れて欲しくない人物10人の内の1人と語っている。
劉曄(りゅう よう、字・子揚)
曹操の合肥訪問に付き従って初登場。光武帝の子・阜陵王劉延の末裔。首が長い。世俗と交わるをよしとせず、滅多に他者と言葉を交わさず、表情を表にだすこともない。魏国の諜報を一手に任されており、吉本の乱、魏諷の乱を鎮圧する。乱の情報を握った上でわざと反乱分子を全て集結させ、乱の関係者全てを炙り出したところでそのことごとくを処断するという苛烈な策を用いる。
温恢(おん かい、字・曼基)
曹操が合肥を訪れた時に、劉馥死後の揚州刺史後任として初登場。小柄でとても顔が大きい。質実剛健な職務姿勢は曹操等の評価も高い。合肥の戦いでは、張遼の格好を真似て進軍するも、すぐ呂蒙にその外見から正体を気付かれてしまった。「合肥の刺史は、あらゆる防御に精通している」と豪語して「円圏」なる体術で呂蒙の攻撃を捌くなど、武の面でも相応の実力を持っている。
蔣済(しょう せい、字・子通)
曹操が合肥を訪れた時に初登場。瞳がとても大きく、目が全て黒目に見えるのが特徴的。先の揚州刺史・劉馥の死後、その遺志を受け継ぎ、温恢の副官として合肥を発展させる。曹操の漢中攻めの際には側近の軍師となり、曹操に漢中からの撤退を決断させる。
崔琰(さい えん、字・季珪)
「儒」を象徴する人物の一人。曹操に媚び諂う現在の儒者の情勢を嘆き、あくまで「才」と「徳」は不可分であると説き、本来の「儒」の誇りと権威をとり戻そうとする。
司馬懿(しば い、字・仲達)
涼しげな容貌の若者。控えめの性格で人ごみを嫌い、いつも後ろの方にいる。軍才により見出されたが孫権の降伏文に触発され、政に携わるようになる。後に太子(曹丕)の四友の一人に。首が180度回る狼顧の相で曹操を驚かせる。何晏からは胡散臭いと思われている。濡須口での戦いや張魯との戦いに従軍するが、この人物が歴史の主役となるのは曹操の死後であるため、作中での活躍は短い。
杜畿(と き、字・伯侯)
西涼攻めで初登場。曹操に「とっつきにくい顔」とからかわれながらも二千石の郡太守として曹操軍の兵站を一挙に担う。兵站のスペシャリストとしてその後の戦でも後方支援に徹する。また、漢中攻防戦では兵糧をおとりに黄忠を誘い出すことにも成功する。
賈逵(か き、字・梁道)
西涼攻めで初登場。頭部の大きなこぶが特徴。曹操にそのこぶを育てた「激しい怒り」を認められ、いきなり弘農郡の代理太守に任じられる。
鍾繇(しょう よう、字・元常)
西涼攻めで初登場。肩まで垂れ下がるほどのとても長い耳毛が生えている。この耳毛はアンテナのように反応し、時たまに上を向くことがある(曹操が現れる前ぶれになど)。魏諷のクーデターに際しては、魏諷が仕官する際に推挙したのが鍾繇であったことから、連座し処罰の対象となった。
張既(ちょう き、字・徳容)
西涼攻めで初登場。有能な外交官であり、それまで涼州軍閥との交渉で活躍してきた。そのため曹操陣営にありながら韓遂らと親しい仲にある。関中以西の情勢に詳しく、後に漢中攻防戦では曹洪の副将として従軍した。人見知りが激しく、外見も小柄で気弱な印象を受けるが、一人丸腰で敵陣に入り込み交渉を行ったり、張飛を相手に槍一本で立ち向かったりと、意外に剛胆な面がある。
趙儼(ちょう げん、字・伯然)
西涼攻めで初登場。史実通り篤実な性格。徐晃と共に樊城救援を行う。
何晏(か あん、字・平叔)
何進の孫。幼き頃より曹家で育てられる。曹植の親友で互いに「植(ちー)ちゃん」「晏ちゃん」と呼ぶ仲。遊び人で怠け者、やや冷めたような言動が多い。体が弱く五石散という麻薬を常用している。妻は曹操の娘で、いわゆるできちゃった結婚をする。「毒を以って毒を制せ」という曹操の命により敢えて曹操の嫌う儒の道へと進む。
外見のモデルは浅野忠信[2]
魏諷(ぎ ふう、字・子京)
物語終盤に登場。強い眼力とパーマがかった髪が特徴。学問の場に赴き「崇息」と呼ばれる独特の呼吸法で同志を増やす。関羽の樊城攻略の際に、大規模なクーデターを起こそうと企むが、内通により計画が発覚し、曹丕によってその首を斬られる。実は赤子の頃から少年時代の孔明によって煽動家としての運命を決定付けられていた。養父は曹操の徐州虐殺の生き残り。銭申(せんしん)という猿を連れている。
郭淮(かく わい、字・伯済)
夏侯淵の軍に派遣された若き軍師。高い計算能力で夏侯淵を補佐する。夏侯淵の死後はその軍をまとめ、将として成長する。曹操の漢中撤退の際には、伏兵100を率いて漢中の山中に潜んだ。後に山賊を雇い入れ、孟達・劉封が率いる関羽軍の別働隊の補給線を撹乱する。

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[編集] 劉備三兄弟とその親族

劉備(りゅう び、字・玄徳)
声:関智一
非常に長い腕と大きな耳の持ち主。作中で最も人間臭い人物。自称「幽州の北斗七星」「天下の器」。一人称は「おいら」で、江戸っ子のべらんめぇ口調。関羽と張飛には「長兄」と呼ばれる。初登場時は、昼は草鞋を売りながら、夜は侠の頭「鬼嚢(きのう)」として困った人達を助けていた。関羽・張飛と義兄弟の契りを交わし、第六感と並外れた人気で徒手空拳から天下を狙う。危機にさらされる度に、人としてのプライドを投げ捨ててしまう場面もしばしばあるが、幾多の困難を乗り越えて自らの器を再確認していく。
作者曰く、登場人物の中では最も作者に性格が似ているという。
関羽(かん う、字・雲長)
声:諸角憲一
美髯をもち青龍偃月刀を愛用する、義侠と理知に富んだ士。肌の色は赤みを帯びている。自称「義侠の積乱雲」。美髯団という義侠集団の頭目として初登場。若き日の劉備と出会い、その民を想う心意気に打たれ、張飛とともに義兄弟の契りを交わす。劉備には「関さん」、張飛には「雲長兄ぃ」と呼ばれる。呂布と互角に渡り合うなど、作中最強の人物の一人。武人としての才のみならず、曹操に降った際には為政者としての素質をも見出されるなど、敵味方を問わず曹操に最も高く評価される。晩年には荊州を任され、劉備が漢中王に即位すると北伐を開始。樊城を攻め立て、神々しいまでの武を奮う。激戦の後、孫権自らの手で首を落とされる。首は曹操の下に送られた。あくまでも大地に根ざした理想を掲げる曹操とは対照的に、神へ昇りつめる存在である極めて重要な人物として描かれている。
作者は終盤の活躍を描くにあたり、神である関羽への礼を失しないよう自分の描いたイラストを基に神棚まで作ったという。
張飛(ちょう ひ、字・益徳)
声:関貴昭
虎髭を生やし蛇矛を扱う、無学・粗暴・大酒飲みながら侠気溢れる豪傑。自称「義侠の雷動」。字は史実に基づき益徳だが、講談師などの間ではこの頃からすでに翼徳と三国志演義の字が間違って流布している。劉備と関羽には字で呼ばれる。先に義兄と仰いでいた関羽が敵対していた劉備と義兄弟となったため、自身もなし崩しに劉備の義弟となってしまう。そのためか序盤はあまり劉備に敬意を払っている節は伺えないが、徐々に息の合うコンビネーションを形成していく。発言そのものは常識に根ざしたものが多く、劉備・関羽の突飛な言動に振り回されているため、三兄弟の中ではツッコミ役に近い。長坂の戦いでは天下無双の武を見せる。許褚の人物評では「」。
糜亀姸(び きけん)
劉備の室。兄に糜竺。口元にほくろがあり、お亀顔。おっとりしているが気丈な性格。何か悩み事がある時に劉備はよく彼女を抱く。劉備からは「亀(かめ)ちゃん」と呼ばれていた。長坂の戦いにて、崩壊する馬車より阿斗を守るも重傷を負い死去。
劉冀(りゅう き、字・公徳)
声:松本さち
劉備の長子。劉備が徐州にいた頃に生まれたと思われる。幼くして儒の思想を語り、漢帝国への忠誠心は父・劉備よりも強い。曹操の徐州再侵攻の際、関羽や他の劉備の親族と共に捕虜となり数年を曹操の下で暮らす。長坂の戦いの中で、父と自身の天命を知るが、直後に背中に矢玉を受ける。その後一切作中には登場しないため、この時に死亡したと考えられる。
劉禅(りゅう ぜん、字・公嗣、幼名・阿斗)
少年期に僅かに登場。従来の暗愚な君主というイメージはなく、正史の記述と劣勢な蜀を数十年間にわたり維持した実績を根拠にむしろ利発で聡明な少年として描かれている。孫燁夏の影響で関西弁で喋る。
劉封(りゅう ほう)
劉備の養子。関羽最後の出兵の時に初登場。孟達と共に上庸城を守備した。関羽軍へ要請通り援軍を出すよう慎重な孟達に強く迫るが、その若さによる血気に逸る言動をたしなめられる。
関平(かん へい)
史実通り関羽の実子。本格的に登場するのは終盤であるが、幼少期の関平らしき人物が長坂の戦いに登場している。髯の長短以外は容姿、性格とも関羽に瓜二つの若者。実戦経験がほとんど無いにもかかわらず満寵に「とんでもない血統」と驚愕されるほどの武の才能を持つ。一方で過剰に礼を重んじるなど古風で合理性に欠ける一面があり、関平の存在そのものが関羽軍の強さと脆さを象徴していた。陸遜に斬られる。

[編集] 家臣たち

諸葛亮(しょかつ りょう、字・孔明)
声:平田広明
董卓の死後に中性的な少年として初登場。額面通りの知識者・智恵者ではなく、劉備との初対面で突然勃起した男性器を露出するなど作中最大の色物人物として、また幻想世界を眺望できるような常識外の人物として描かれている。言動も突飛で飄々とし、劉備を天下人として覚醒させたかと思えば、敵であるはずの曹操にも興味を持ち接近する。しかし、完全に現実世界で生きる曹操には幻想世界に生きる彼の名も存在も認識すら出来ず、両者の相手に対する関心の落差は大きい。赤壁の戦いまでは幻想世界側での立ち居地が色濃く、常に異国の女性数人と、老人二人、童子二人を付き従えていた。赤壁以後は、金髪が黒髪に変わり三つあった瞳孔が一つになるなど、外見・性格ともに大分おちついて、現実世界よりの人物となる。それでも曹操との関心の落差は変わらない。
作者曰く「従来の三国志を有り難がっている人達に感じた違和感全てを持ってきたキャラクター」。また、連載前は三国志を全く知らなかった作者が唯一名前だけは知っていた人物。
趙雲(ちょう うん、字・子龍)
声:森川智之
美形で冷静沈着。眉毛が太い。劉備曰く「きれいな男、返り血ひとつ浴びない武人」。初登場の際には、袁紹陣営を単騎で通り抜け公孫瓉陣営に参加し、麴義を一撃で討ち取った。亡き母の喪に服して目を閉じている間に一時的に失明するも、再会した劉備によって再びその眼は開くことになる。一軍の将としてよりも一武人としての色合いが強く、曲芸じみた手綱さばきで数多の戦場を駆け巡った。許褚の人物評では「スズメ蜂」。
曹豹(そう ほう)
声:室園丈裕
元・陶謙の配下。陶謙が没するに当たって徐州を劉備に譲るという遺言を預かり、以後は劉備の配下となる。後に張飛に諫言した際、逆に激昂した張飛に絞殺された。
徐庶(じょ しょ、字・元直)
坊主頭をしていて頭から顔にかけて傷だらけである。己の「方寸」に従い生きることを信条としている。長坂の戦いでは錯乱した劉備に替わり兵を動かすも、曹操軍に捕縛される。その後、曹操軍の陣中で、自分の存在が歴史上「劉備に孔明を紹介した人物」としてしか語られないことを悟り、全身から血を噴き出すほど激昂する。
馬超(ば ちょう、字・孟起)
馬騰の子。馬騰は羌族との混血であり、その血を引く馬超も漢帝国の支配を受けない民族からの信望が厚い。少年期に董卓と呂布を目の当たりにしたトラウマにより、漢帝国の完全なる破壊と新たな国の創造を目指す、異常なまでに純粋で理想高い性格となっている。漢帝を擁する曹操に叛旗を翻し盟主として乱を起こす。しかし乱においては、潔癖であるが故の脆さを垣間見せ、一度は単騎で曹操を追い詰めるも、逆撃を被り多くの仲間を失う。退却の最中、己の心情を崇高に優先した結果、生き残った龐悳らと訣別することになり、失意のうちに彷徨いたどり着いた劉備の元でその器の大きさに触れ、人としての心を取り戻した。以後は劉備の夢のために武を振るう。許褚の人物評では「」。
作者いわく「キーワードは『凶気の桜』」。
馬岱(ば たい)
馬超の従弟。西涼の乱で初登場。馬超の事を「孟起殿」と呼んでおり、主従関係というよりは盟友関係といえる。西涼の乱で、馬玩の犠牲をもって龐悳と共に馬超の窮地を救い、その後も彼に付き従っていたが、一時行動を別にする。だが、劉備の漢中侵攻時にはいつの間にか劉備に仕え、一軍の将となっている。馬超・龐悳と比べると感情的な性格。
龐統(ほう とう、字・士元)
無頼漢めいたクールな美男、冷徹なマキャベリストとして描かれる。左腕がない。長坂逃避行の後の曹操と荀彧との会話の中や孫劉会談時の馬良の発言の中で名前のみ登場するが、実際に作中で描かれるのは劉備の蜀侵攻時のみである。粗末な着衣に言動も不遜で、主君劉備に対しても物怖じせずに発言するが、それを受け入れる劉備に心服している。後に戦いで矢傷を負い、諸葛亮を呼び寄せるよう劉備に進言して息を引き取る。
馬謖(ば しょく、字・幼常)
兄に馬良。蜀への侵攻時に初登場。利発そうな青年。諸葛亮からの受け売りで、劉備に「漢中王」なる呼称の真意を説く。
法正(ほう せい、字・孝直)
劉璋の配下であったが、孟達と共に劉備に寝返り、蜀獲りを勧めると同時にその軍師となる。感性的な孔明とは対照的に理知的な軍略を繰り広げ、部屋には膨大な量の書簡がある。定軍山の戦いで無名ながらその実力を如何なく発揮するが、激務がたたって戦線離脱することになった。その翌年死去。
簡雍(かん よう、字・憲和)
鬼嚢時代から劉備に付き従っていたようだが、初登場は蜀への侵攻時。楽観的な性格で劉備のよき相談相手。劉璋から玉製の帯留めをくすねるなど盗っ人時代の癖が抜けていない。心のこもった言葉で劉璋に降伏を勧める。
黄忠(こう ちゅう、字・漢升)
劉備の蜀獲りの際、劉備旗下の将軍として初登場。漢中戦において法正の密命を受け、定軍山の麓で劉備と対峙していた夏侯淵を討とうと目論むも、逆に負傷させられる。その後、諸葛亮が潜ませていた兵の矢によって致命傷を負った夏侯淵に対し、負傷しながらもとどめを刺した。その後、療養を命ぜられる身であったにも関わらず、罠が張られた曹操軍補給路を一人で潰して生還するなど、「老黄忠」ぶりを示す。
魏延(ぎ えん、字・文長)
劉備の蜀獲りの際、黄忠と共に初登場。土佐弁で話す。当初は一騎兵であったが、緒戦の活躍で将軍に抜擢された。戦場では荒武者だが、かなりの上がり症である。
雷銅(らい どう)
漢中争奪戦で登場。容姿性格ともに張飛に似た人物。呉蘭と組むが、下弁にて曹洪に斬られる。
呉蘭(ご らん)
漢中争奪戦で登場。容姿性格ともに関羽に似た人物(しかも関羽に譲られた古着を纏っている)。雷銅と組む。呉蘭・雷銅の二人のやり取りは、完全に関羽・張飛のパロディコントであり、上司となった張飛を辟易させた。下弁にて無数の矢と曹洪の攻撃を受け、崖から落ち戦死。
廖化(りょう か、字・元倹)
樊城攻防戦で登場。元は侠。呂蒙の荊州南郡占拠を関羽に知らせるために、単身三日三晩に渡り逃亡劇を繰り広げる。しかし、先回りしていた孫皎の虎燕拳により倒された。
趙累(ちょう るい)
樊城攻防戦時に関羽軍の都督として登場。平凡な容姿だが戦局を正確にとらえられる冷静さと呉の奇襲に激しく憤慨する熱い心を併せ持つ。関羽とは古馴染みであるらしく、絶大な信頼をよせられており、関羽が戦だけに集中することができるよう軍の配置や兵糧の手配を担当する。乱戦の最中、陸遜に斬りつけられた関平に気をとられた隙に、敵兵士に斬られる。関平の将来の立派な姿を幻想しながら逝った。

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[編集] 孫家三代とその親族

孫堅(そん けん、字・文台)
声:相沢正輝
碧眼で西洋人のような風貌が特徴。作中では「帝王」と称せられる。曹操とは違った形で物事の合理性を追求しており、曹操もその実力を認める。夏侯惇も孫堅のカリスマ性を見抜いており、孫堅もまた夏侯惇を評価している。若年の周瑜の才能を見抜いており、「孫家はいつか周瑜に乗っ取られるぞ」と冗談まじりに孫策に話している。史実よりやや早く董卓死亡以前に死を遂げている。
孫策(そん さく、字・伯符)
声:松風雅也
孫堅の長男。辮髪が特徴的。豪胆な性格で、作中では「覇王」と称せられる。江南平定戦においては、民から熱烈な歓迎を受けるが、その反面で、攻められた側からはおびただしい怨嗟を受けるようになる。それが元で刺客に狙われ、いよいよ曹操のいる中原に軍を進めようとした矢先、毒矢を受けてしまう。なおも若さに任せて軍を進めるが、毒に耐え切れずに道中で倒れ、壮絶な最期を遂げた。
孫権(そん けん、字・仲謀)
声:洞内愛
孫堅の次男。虎の仁(じん)をはじめ様々な獣に勝手に懐かれる性質を持っている。一人称は「儂」で「~じゃ」という話し方をする。少年期はとても無邪気な性格で、孫策と周瑜にその器を早くから見出されていた。孫策の死後はやや無気力感が漂う。しかし頭の中では、自身の周りで起きた不幸や世の中の流れについて終わる事のない自問を繰り返しており、赤壁の大戦、曹操・劉備との対面、合肥の戦い、関羽討伐などを通して王として成長していく。曹操とは互いに親子のような感情を抱く好敵手となる。
孫燁夏(そん ようか)
「江南随一、孫家の娘(女)」と評されるように、気丈夫な女性として描かれる。関西弁で話すのが特徴。政略結婚で劉備の下へ嫁ぐが、実際に劉備の器には大いに惚れ込む。孫一族と劉備以外の者は、その直視から目をそらしてしまう。
孫皎(そん こう、字・叔郎)
孫権の従弟。関西弁を喋る。酒席で甘寧にからんだエピソードと共に登場し、独特の武技を得意とする。関羽と一騎打ちをおこない敗れて斬られた。

[編集] 家臣たち

黄蓋(こう がい、字・公覆)
声:奈良徹
前半は、韓当、程普とまとめて扱われる。赤壁前半戦の奇襲においては、白旗を掲げる曹操軍の兵士に容赦なく射殺命令を下した。演義のエピソードである苦肉の策も描かれており、亡き大君(孫堅)の意志を胸に曹操船団に接近する。後に死去。
韓当(かん とう、字・義公)
声:藤真秀
黄蓋・程普らとともに初期から孫堅に仕える武将。張飛のような激しい顔つきではないが、虎髭をたくわえている。
程普(てい ふ、字・徳謀)
声:森訓久
韓当同様、目立った出番は無いが、赤壁では最古参の将として威を示し、たびたび周瑜に詰問する。程普・魯粛が相次いで逝去した際、その報せを聞いた孫権が、血が流れるほど唇を噛み締めた事から、孫軍の中での存在の大きさが伺える。
周瑜(しゅう ゆ、字・公瑾)
声:遊佐浩二
孫堅時代は少年らしく快活な描写もあったが、孫策時代に再登場してからは外見・性格共に従来の智に優れた礼節ある美青年のイメージを踏襲。許都に密かに潜入した時に荀彧と会見している。赤壁時から孫堅・孫策亡き後の孫呉の覇業を一人で支える重荷に心身を次第に蝕まれていく。その後、病死。
祖茂(そ ぼう、字・大栄)
声:西嶋陽一
孫堅配下の武将。華雄との戦いで押される軍勢を立て戻すため、孫堅の目印である赤い頭巾を被って囮役となった。
張昭(ちょう しょう、字・子布)
君主・孫権を始め若く好戦的な呉の武将たちを頑固親爺のように厳しく諫言・叱咤しながらも温かく見守る。仙人のような長い頭が特徴。しかも作品後半になるに従ってどんどん長くなる。
張紘(ちょう こう、字・子綱)
初期は張昭共々やや長い頭の形をしていたが、次第に張昭は縦に長く、張紘は逆三角のように横に大きくなった。孫権陣営の重臣であるが、張昭と違って地味な役柄である。
太史慈(たいし じ、字・子義)
劉繇が逃げ去った後の揚州曲阿城を引き継ぎ、孫策と一騎打ちをして仲間に加わる。統率力が高く義理堅い性格で、兵士たちからは絶大な信頼を得ている。とてもインパクトのある登場をしたが、その後は活躍の場はなく、整列した呉の将軍達の中に小さくではあるが描かれているのみである。
魯粛(ろ しゅく、字・子敬)
揉み上げが巻き毛であることが特徴。曹操の宣戦布告に怖気づく呉陣営でひとり啖呵を切るなど性格は正史を踏襲しており、外見もそれに見合った放蕩的な姿で描かれている。周瑜から絶大な信頼を得ている。また劉備を一目で「天下の器」と見抜き、孫呉と劉備との間を取り持った。その後、病死。
呂範(りょ はん、字・子衡)
孫権配下の武将。初登場時には赤壁大戦前夜における文官らの対曹操同盟論に異を唱え、張昭、張絋らと対立していたが、赤壁後の孫劉同盟締結時には張昭らと「反劉備派筆頭の三老」に挙げられていた。劉備の周瑜を思う心に胸を打たれ涙を流しつつも、孫呉のため彼を呉の地に留め置くことを孫権に進言する。
諸葛瑾(しょかつ きん、字・子瑜)
一見して人とは思えぬ驢馬のごとき面相をしている。弟である諸葛亮と外見上の共通点は見当たらない。
なお、赤壁まで諸葛亮に付き従う謎の老人二人と童子二人が、どちらも諸葛兄弟同様、人と驢馬の顔の対になっている。
呂蒙(りょ もう、字・子明)
赤壁の戦い直前に孫権に抜擢された、「八頭の獣」の一人。額に縦に三筋の傷跡がある。興奮したり、一度に三つ以上の事を考えると、すぐに鼻血を出し、時には卒倒してしまうこともある。元々は「アホ」だったが、尋常ではない量の努力で智を身に付け、孫呉の司令官となる。仲間からは貧乏臭いと思われているらしく、本人もそれを気にしている。重病に侵されながら関羽討伐の総指揮を取り、見事に事を成し遂げた。
甘寧(かん ねい、字・興覇)
「八頭の獣」の一人。元、河賊の頭目。雉の背飾りが付いた衣装を纏う。暗殺・奇襲を得手とし、戦略の一端として一度ならず曹操の目前にまで迫っているが、時に阻まれ全て未遂に終わっている。鉤のついた剣を用いたが、合肥で張遼と戦い、軽くいなされ撤退を許した後は、両手の甲に固定した剣を得物とする。寝ている時も警戒を怠らず武器を手放さない。
蒋欽(しょう きん、字・公奕)
「八頭の獣」の一人。辮髪に、二房の触角の様に残した前髪が特徴的。江南一の弓の使い手。ライフルの様な特徴的な大型の弓矢を使う。合肥の戦いでは、張遼を待ち伏せて正面から射たものの、難なくいなされてしまう。対関羽包囲網では、磨き続けた武をもって関羽に挑むが阿獞もろとも青龍偃月刀で突き殺された。
徐盛(じょ せい、字・文嚮)
「八頭の獣」の一人。白い髭をたくわえた老人。自分の乗った船が敵陣の真ん中に座礁してしまったが、そのまま日暮れまで戦いつづけたほどの剛胆な性格。
周泰(しゅう たい、字・幼平)
「八頭の獣」の一人。背は低いががっしりした体格で寡黙な武人。大斧を武器として用いる。
陳武(ちん ぶ、字・子烈)
「八頭の獣」の一人。顎の割れた濃い顔をした大男。得物は投槍。吾粲とは古い付き合いらしく、かつて一緒に虎刈りを行っていた。合肥の戦いで張遼から孫権を守ろうとして張遼に斬られる。
凌統(りょう とう、字・公績)
「八頭の獣」の一人。赤髪で、編みこんだ前髪が特徴的な若者。史実であるような甘寧との確執は表立っては描かれていないが、甘寧が魏軍の馬を見事に強奪したおりに、歯を噛み締めている。それ以外にも甘寧を睨みつけるかのように見える描写が幾度かある。
潘璋(はん しょう、字・文珪)
「八頭の獣」の一人。外見、性格と共に温厚なイメージを受けるが、ならず者の「悪たれ」ばかりを集めた軍を率いる。自身も元「悪たれ」。関羽との戦いでは自軍の兵士が次々に殺されていく光景に耐えられなくなり、自ら関羽に向かい飛び出していくという一面も見せる。
吾粲(ご さん、字・孔休)
赤壁の戦い時に初登場。曹操軍の陣容を分析し、火計で攻めることを考案する。赤壁の戦いの後は呂蒙達を智で補佐する。
朱然(しゅ ぜん、字・義封)
名家の生まれ。合肥の戦い時に初登場。呂蒙から温恢の相手を任されるが、結局呂蒙が温恢の挑発に乗って交戦した。その後の関羽との決戦にも従軍している。
顧雍(こ よう、字・元歎)
孫権軍の幕僚。好々爺然としている。
陸遜(りく そん、字・伯言)
終盤のみの登場。名門出身の美男子で、軍略・武芸にも秀でいている。中央では無名であることを利用し呂蒙の推挙で、対荊州の隠し玉として関羽討伐に参陣する。早い段階で夷陵が劉備軍との戦場になるであろうことを予見していた。
阿獞(あとう)
見た目は人間離れしていて、馬の頭を生のまま食すを好むなど、丁奉以外の人間には恐れられている。白痴のようで、ある程度人語を解すも言葉を話すことはできない。丁奉に見込まれ関羽討伐に参加。丁奉らの楽奏に合わせて歌を歌う。阿獞と呼ばれているが本名は不明で、命を賭して関羽を捕縛した功により、死後に孫権から特等の褒美とともに“馬忠”の名を与えられた。
丁奉(てい ほう、字・承淵)
潘璋配下の一兵卒で、潘璋のいう「悪たれ」の一人。徒党を組んで一攫千金を狙い、関羽討伐に参戦。お団子頭で、女性の様な風貌・格好をしている。阿獞の力を見込んで関羽と対峙させる。笛が得意。

[編集] 董卓勢力

[編集] 董卓陣営

董卓(とう たく、字・仲頴)
声:大塚芳忠
北方民族と交流があったためか、北方民族と同じような髪型と衣装を纏っている。何太后を性行為中に首の骨を折って殺害、裸体の女性達を椅子として使用する、百頭近い牛を崖から突き落として足場を作る、釜茹でで処刑した人々の肉を喰らうなど桁違いの悪逆非道ぶりを披露する。その一方で、自分に反抗する者であってもその才能や気骨を讃えて受け入れる度量の大きさもあり、王者はかくあるべきという確固たる信念のもとに行動している。そこには従来の器の小さい狡猾な人物のイメージはなく、一種のカリスマ性とも言えるほどの圧倒的な存在感を放っている。これは一部の歴史家の「董卓の悪事は史実以上に誇大化されている」という見解に対して、作者の「(あまりにも残虐だったため事実が矮小化されたと考えた)董卓は史実以上の悪人だったのではないか」という見解を反映させたためである。貂蝉や王允らの目論見により呂布に殺害された。
外見のモデルはマーロン・ブランド[2]
李儒(り じゅ)
声:宮林康
董卓の幕僚。何進の檄を受けた董卓に天下を取る好機と進言し、ともに上洛する。
徐栄(じょ えい)
声:郷里大輔
董卓の部下。得物は矛と剣の二刀流で、自身に一斉に放たれた矢を腕の一振りで払いのけるほどの力を持つ。精兵3万を率いて反董卓連合軍を迎え撃った。その戦いで袁紹の無能さを悟ると共に曹操の強大さを感じ取り、董卓に曹操を討つことを誓うが、呂布の暴走を止めようとして逆に頭を握り潰されてあっけなく死亡した。
華雄(か ゆう)
声:島田敏
董卓配下の武将。勇猛な性格で、戦闘に際しては一騎討ちを好む。孫堅とは旧知の間柄だった。董卓の命で、反董卓連合軍に呼応して挙兵した孫堅軍と戦闘する。夏侯惇との一騎討ちに敗れ討ち取られた。
李傕(り かく、字・稚然)
声:沢りつお
董卓の部下。董卓の信任ある人物の一人。華雄を破り勢いに乗る孫堅軍の対応策を上申するなど、頭の切れる人物。董卓の死後は涼州兵を率いて長安に来襲し、王允らを殺した。その後は郭汜らとともに劉協を擁立する。
郭汜(かく し)、樊稠(はん ちゅう)、張済(ちょう せい)
声:逢坂力(郭汜)、西嶋陽一(樊稠)、近藤浩徳(張済)
いずれも董卓が信任を寄せる数少ない武将。

[編集] 呂布陣営

呂布(りょ ふ、字・奉先)
声:小山力也
最強の武人。ドレッドヘアーと独特の吃りが特徴。龍になりたがっており、しばしば自らを龍に例える。戦自体を目的とする純粋な戦士故に、それ以外の手段で自分を見出す事ができない不器用な男でもある。得物は主に矛と剣を用い、双戟や演義での方天画戟も扱う。丁原に仕えていたが、董卓に見出されるとその場で丁原の体を真っ二つに切り裂き寝返る。興奮すると顔中の血管が葉脈のように浮き上がり、勢いに任せて近くの者の頭を握り潰したりもする。愛用の赤兎馬は董卓から奪ったものをそのまま譲り受けた。貂蝉に一目惚れした時は泉で赤兎馬と殴り合っていた。董卓殺害後は史実のように中原を彷徨うこととなる。自分とそっくりな娘がいる。下邳城の戦いにおいて「純粋戦士」から「見事な将」に成長していき、陳宮に王者の格を感じさせる。しかし捕縛された陳宮の姿を見て激昂し、一人突撃して捕縛、絞殺された。
愛馬の赤兎馬は曹操軍に投降した侯成に矢で射られた後、呂布に首を刎ねられて死んだ。
陳宮(ちん きゅう、字・公台)
声:辻親八
当初は曹操配下であったが徐州侵攻の際に決別し、呂布の軍師となる。斜視。呂布が最もしっくりくる君主であり、その武に心酔している。初めは呂布に体を折り畳まれたりと悲惨な目に遭わされっぱなしであったが、徐々に君臣の信頼関係を築いてゆく。下邳城の戦いにて捕縛され、曹操に再び仕えるよう誘われるもそれを断り、呂布に殉じ処刑された。
テリー伊藤に似ていると指摘されることが多いが、作者は前作「HEAVEN」に同じ顔のキャラクターがいてそこから流用したと言及している(そのキャラのモデルはチャップリン+ジャック・ニコルソン[2]
高順(こう じゅん)
声:園部好徳
呂布配下の将。辮髪をしていて鼻に真一文字に大きな傷跡がある。陳宮から張遼とともに「呂布軍の宝」と称される。陳宮とは信頼し合っていた。下邳城の戦いにて捕縛され、帰順か死かを問う曹操に対し、呂布と陳宮の死に殉ずることを望み、部下への厚遇を遺言に処刑された。
陳珪(ちん けい、字・漢瑜)
声:池田勝
徐州の資産家で、呂布軍の幕僚となる。陳宮とともに袁術との外交などを献策している。下邳城の戦いの際に曹操と内通し、呂布軍が経験した事のない籠城策を呂布に進言する。
陳登(ちん とう、字・元龍)
声:佐藤祐四
陳珪の息子。父や陳宮と共に呂布軍の幕僚を務める。下邳城の戦いで、曹操への内通に際して父と行動をともにするが、呂布の籠城戦が意外に巧みであった事から不安を覚えるようになる。
宋憲(そう けん)、魏続(ぎ ぞく)
声:近藤浩徳(宋憲)、小柳基(魏続)
呂布軍の主力武将。ともに陳宮の指揮下に置かれる事が多かった。下邳城の戦いでは侯成らとともに陳宮を捕縛して曹操軍に投降する。
侯成(こう せい)
呂布配下の将。下邳城の戦いで、宋憲・魏続らとともに呂布を見限り、呂布と赤兎馬に矢を射かける。

[編集] 張繡陣営

張繡
魏での記述を参照。
賈詡
魏での記述を参照。
胡車児(こしゃじ)
声:大畑伸太郎
賈詡が曹操を討ち取るために暗躍させた闇の武人。強力な毒でもって典韋たち護衛兵を無力化し、自身は典韋を討ち取る事に成功する。典韋に道連れにされるが、最後の力を振り絞って賈詡に典韋殺害を伝えた。
鄒氏(すう-)
声:葉月絵理乃
元張済の室。宛城にて曹操と性交し官能の果てを目指す。宛城を張繡らに包囲された際、脱出の足枷になることを恐れた曹昂により、曹操の目の前で斬られる。

[編集] 袁家勢力

[編集] 袁紹陣営

袁紹(えん しょう、字・本初)
声:てらそままさき
曹操の幼馴染。政治・戦を含めた全ての行動において「王道」を進むことを信条とし、小細工や奇策を弄することを好まない。従来の価値観や常識にとらわれない曹操とは対照的な性格で、良く言えば常識人、悪く言えば才覚に乏しく既成概念から脱却できない人物である。しかし、その実力は曹操も「無駄な才能がないが故に疲れを知らん」「俺が袁紹に敗れることはおおいに有り得る」と高く評価している。董卓の死後から河北に一大勢力を築き、圧倒的な軍を率いて曹操と対峙。官渡の戦いの途中で勝利を確信し、自身の天下を意識するようになってからは、激太りし、楽観的思考の塊のような人物に豹変する。その姿は袁紹が考え辿り着いた「天下人」の姿だったのだが、曹操に醜いと憤慨される。
袁譚(えん たん、字・顕思)
声:加瀬康之
袁紹の長男。父袁紹が冀・并・青・幽の四州をおさめた後に青州を預かる。父からは「蛮勇を足し加える必要がある」、「天下に見事な均衡を与えることができる男」と評されるほど堅実な性格だが、それゆえに父の「王の風格」を前にしても曹操への勝利を確信しきれず、一人危機感を募らせる。
袁煕(えん き、字・顕奕)
袁紹の次男。甄姚の元夫。父からは「武勇を足し加える必要がある」と評される。兄袁譚、弟袁尚が跡目争いをしているなか、どちらにも与せず、中立を保つ(やや弟に期待をよせる節も見受けられる)。官渡大戦頃まではエリート意識をもった冷静な人間であったが、敗戦後は心労からか、人が変わったかのように弱気な性格となり、外見もやせ細り頭も禿げあがってしまった。北へ逃れるも弟ともども公孫康に斬られる。
袁尚(えん しょう、字・顕甫)
袁紹の三男。末弟ながら偉大な父を心より尊敬しており、父を目標とする。考えるより先に行動してしまうタイプのようで思慮に欠けるきらいがあり、父からは「智勇を足し加える必要がある」と評された。長兄袁譚との確執も描かれている。次兄袁煕とは対照的に、官渡敗戦後も最後の最後までエリート意識を保っていたが、兄ともども公孫康に斬られる。
麴義(きく ぎ)
声:西嶋陽一
袁紹軍の武将。公孫瓚との戦いで先陣を切るが、公孫瓚軍に加勢した趙雲の単騎駆けによって一刀の下に斬り伏せられた。
顔良(がん りょう)
声:天田益男
袁紹軍で文醜と並び二枚看板と呼ばれている。白馬津で関羽に斬り捨てられるのは従来と同じであるが一般に流布している猪武者ではなく、軍を束ねる能力も持ち合わせた人物。作中では侠者であった過去を持つらしく、同じく侠者の過去を持つ関羽を知っており、関羽の古い呼び名「長生」に言及した唯一の人物である。
文醜(ぶん しゅう)
声:宇垣秀成
顔良と並んで二枚看板と称される袁紹軍最強の武将。顔良亡き後、北方の騎馬民族を率いて曹操軍を追撃する。曹操による軍を分断される用兵にも屈せず見事に対応しきり将器を荀攸に絶賛される。曹操にあと一歩まで迫ったが届かず戦死。
田豊(でん ほう、字・元皓)
袁紹軍の軍師。笑顔を人に見せたことがなく、小柄な体格ながら数多くいる袁紹軍軍師のなかでも最古参で一際存在感を放つ。戦を憂うべき凶事としてとらえ官渡大戦における袁紹自身の黄河渡河の際は身を呈して止めようと試みる。初期の頃はキャラクターデザインがきちんと定まっていなかったためか、後の姿と大分異なる。
許攸(きょ ゆう、字・子遠)
袁紹軍の軍師。紹介はされていないものの、早いうちから袁紹幕下にいる。本格的な登場は官渡大戦時。「軍師」というものは忠や義よりも冷徹な知を重んじるものととらえており、実際に自分の才能に絶対の自信も持つが、荀攸からは「財貨に貪欲な男」と評されていた。袁紹軍のため曹操軍に対してある奇策を用いようと降伏を装うも、旧知と思っていた曹操には全く覚えられておらず、奇策の中身も聞かれず、結局一度も戦いに触れることはできずと散々なありさまであった。
沮授(そ じゅ)
声:内田直哉
袁紹軍の軍師。広い額が特徴。物事を冷静に分析でき、袁紹のいう「王道」に一抹の不安を抱いていたが、40万の華やかな進軍にある彼の意志を確認することでその思いを払拭する。
審配(しん ぱい、字・正南)
袁紹軍軍師。紹介はされてないが袁紹幕下の中心的存在。主君の前では落ち着いた物腰で献策するが、他の家臣らなどに対しては傲慢な態度や厳しい態度をとる。
韓荀(かん じゅん)
袁譚配下の武将。曹操軍の兵糧を焼き討ちにする任を帯びる。
劉辟(りゅう へき)
元黄巾賊の武将。袁紹に呼応して曹操と戦う。気持ちのいい性格をした戦上手の老将であり、対陣する曹仁を苦しめる。袁紹によって派遣されてきた劉備軍と同盟するも、当初は劉備をやや軽視していた。その後、劉備の力を認めるが、直後に曹仁に斬られる。
淳于瓊(じゅんう けい、字・仲簡)
袁紹軍の将軍。曹操との決戦では烏巣兵糧基地の防衛指揮官を務める。自軍の防衛に自信を持っていたが曹操の奇策を前に敗北。賈詡らに顔や腕を斬られ馬から落ち、曹操軍の大量の騎馬に轢かれて死んだ。
睦元進(ぼく げんしん)
袁紹軍の武将で、曹操との決戦では淳于瓊の配下として烏巣兵糧基地を守備する。曹操率いる軽騎隊による思わぬ奇襲を受けるも、そのまま軍を通過されてしまう。慌てて曹操を追撃するも賈詡の策に利用され、淳于瓊が討たれると曹操に降伏するが、許されずに青州兵に殺された。
韓莒子(かん きょし)
袁紹軍の武将。曹操との決戦では烏巣兵糧基地の守備を務めていたが、賈詡による睦元進が降伏したという虚報によって軍は混乱し、曹操の烏巣への進軍を許してしまう。後に睦元進とともに曹操に投降するも、青州兵に殺された。

[編集] 袁術陣営

袁術(えん じゅつ、字・公路)
声:柴田秀勝
群雄の一人。袁紹の異母兄弟。父孫堅の兵を返還する代わりに孫策から玉璽を譲り受け、皇帝を僭称する。当初は人間の姿をしていたが、登場する度に外見が猿のようにデフォルメされていき、最後にはとうとう尻尾を生やし、猿そのものになる。呂布にも「猿」と喩えられた。玉璽を側女の尻に押すなどスケールの小さい愚行を行い、聖戦を称し許都に侵攻するも、荀彧の前に敗北する。
橋甤(きょう ずい)
声:山口健
袁術の四将軍の一人。顔に大きな傷があるのが特徴。曹操との戦いで四将軍全員で出撃するが、荀彧の策によって軍勢は四散し、最後は許褚によって他の四将軍とともに斬られた。
李豊(り ほう)
袁術の四将軍の一人。他の四将軍とは違って冷静な性格であり、袁術からは「心配将軍」と茶化されている。他の四将軍とともに許褚に斬られた。
楽就(がく しゅう)、梁鋼(りょう こう)
袁術の四将軍。曹操との戦いで橋甤を先頭に許褚に立ち向かうが、他の四将軍とともに斬られる。

[編集] 群雄たち

[編集] 公孫瓚勢力

公孫瓚(こうそん さん、字・伯珪)
声:喜多川拓郎
群雄の一人。劉備とは学友であり、反董卓連合に参加した頃からたびたび世話を焼いている。乱世の趨勢を静かに見つめ天の時を待ってから天下を狙おうとしていたが、袁尚率いる袁紹軍に滅ぼされる。
公孫続(こうそん しょく)
公孫瓚の子。袁紹に攻められた父のために援軍を求めるが、その途中で父に先立って戦死する。斬首された首のみ登場。公孫瓚は後継たる公孫続に期待していたが、その死に希望を失う事になる。

[編集] 親曹操勢力

張邈(ちょう ばく、字・孟卓)
声:広瀬正志
反董卓連合諸侯として登場。諸侯たちの内では冷静に物事を分別しており、曹操を買っていた。その後も曹操に好感を抱いていたが、曹操から寝返ろうとしていた陳宮に利用されて呂布を自軍に引き入れる事になってしまう。後、曹操に敗れ一族ともども処刑された。
鮑信(ほう しん)
兗州済北国相。張邈とともに青州黄巾党に対抗するため、曹操を兗州の牧に迎える。曹操という人物が理解できず、彼の行動に疑問を呈しつつも、英雄と認め「わからぬままに信じ」彼に従う。黄巾党との戦いで于禁に乱世の勇将となることを託し、戦死。

[編集] 劉表勢力

劉表(りゅう ひょう、字・景升)
荊州の牧。学者を始め戦乱を逃れた民を積極的に受け入れていた。子供のような目鼻立ちで人当たりよく振舞うが本性は野心家で、集めた学者や劉備たちも利用しようとしていた。実は本気で曹操と覇権を争うつもりはなく、自身の知を学問として後世に残すことが真の目的であった。その考えを諸葛亮に見抜かれ、しかもそれが到底不可能であると宣告され、ショックのあまり倒れてしまう。そのまま病死。
劉琦(りゅう き)
劉表の長子。病弱な気質であったために嫡男としては扱われず、自らも家督争いを避けて地方で暮らしていた。劉表死後、劉琮らが曹操に降伏して劉備が荊州を追われると、諸葛亮と図って、逃亡する劉備を迎え入れる。
劉琮(りゅう そう)
劉表の嫡子で劉琦の弟。劉表の死後、群臣らの意見により曹操に降伏する。
蒯越(かい えつ、字・異度)
劉表配下の将。劉表が主君であると認める一方で、曹操を激讃して憚らない。平気で諸葛亮と手をつなぐことができる。劉表の瀕死に際し、荊州牧の引き継ぎを劉備に嘆願するも断られてしまった。劉表の死後、劉琮の下で曹操に降伏することとなったが、降伏そのものには賛成であるものの、劉備と審議せず降伏の決議を行ったことや、傅巽らの降伏というものに対する考えの見誤りには激怒した。その後、劉備に単身降伏の由を伝え、曹操から逃げ切るヒントを与えた。

[編集] 涼州軍閥

馬騰(ば とう、字・寿成)
涼州軍閥の一人。馬超の父。曹操の命令により、軍の指揮権を馬超に譲って朝廷に出仕する。偉丈夫だが中原に来て顔が少し和らいだ。涼州を離れる際には、馬超から反乱を起こす心算をきいて、一族を顧みないよう決意をうながした。馬超・韓遂が涼州の乱で曹操に大敗した後、中原にいた一族ともども処刑される。
韓遂(かん すい、字・文約)
涼州最大の軍閥の長。老齢ながら若い女性を常に傍に侍らせ、生卵をひと飲みにし、楽曲にあわせて歌い踊るなど、精力的な人物として描かれる。若いころは洛陽で遊び人をしており、その時に北部尉だった曹操と知り合っている。抗戦と和睦を巧みに使い分け、長きにわたって西涼の叛乱を陰で支えるフィクサー的な存在。馬超の乱の趨勢を読み、曹操と会見を行うことになる。それに際し、馬玩に曹操への内通を疑われるも、それを真っ向から否定した。和睦交渉は「小さき者が生き残るには、強者に常に戦いを挑みつつ、何度でも立ち上がる必要がある」という信念を持っての行為であった。会見にて交渉決裂、その後の戦いで大敗し、逃亡先にて死去。
成公英(せいこう えい)
韓遂の参謀。美青年。韓遂を慕っていて、彼には忠よりも孝に近き心で仕えていた。韓遂亡き後、張既の仲介もあり自らの意思で曹操軍に投降。龐悳とともに、曹操軍において涼州の武の花を咲かせることを誓う。
成宜(せい ぎ)
涼州軍閥の一人。梁興・楊秋・李堪らと共に馬超の乱に与する。一個人の武にこだわる武人として、曹操軍先鋒の曹仁に一騎討ちを挑むも彼の策に陥り、戦死した。
梁興(りょう こう)
涼州軍閥の一人。他の軍閥勢力とともに馬超の乱に加担する。後に韓遂の指揮下に入っている。
楊秋(よう しゅう)
涼州軍閥の一人。他の軍閥勢力とともに馬超の乱に加担するが、夏侯淵の攻勢を前に降伏する。
李堪(り かん)
涼州軍閥の一人。他の軍閥勢力とともに馬超の乱に加担するが、張郃に討ち取られる。
馬玩(ば がん)
涼州軍閥の一人。涼州の乱に登場。馬超と仲が良い。好漢だが直情的な性格でやや思慮にかける。賈詡の墨黒裂心の策略にはまり、韓遂の曹操への内通を疑ってしまった。自らの馬を馬超に託し、身代りとなって奮戦、討死した。

[編集] 劉璋勢力

劉璋(りゅう しょう、字・季玉)
劉備入蜀前の成都を治める。丸々とした体つきに長い睫毛、分厚い唇とおばさんぽい風貌である上、どことなくオネエ言葉な喋り方をする。父・劉焉の代から堅実に領国を守ってきた。劉備の猛攻を受け次々と家臣たちが去る中、籠城戦で徹底抗戦を貫こうとするも、自分が中央の争いを避け、暖衣飽食を貪っていただけなのではないかと苦悩する。しかし降伏勧告の使者として現れた簡雍の「子供たちの笑い声が止まないこの地を治める人が暗君であるはずがない」という言葉に救われ降伏を受諾した。
張松(ちょう しょう、字・永年)
劉璋の文官。益州を得ようとする劉備に内通していたが、露見したために処刑される。
高沛(こう はい)・楊懐(よう かい)
劉璋の武将。益州入りした劉備を監視していたが、益州乗っ取りを決断した劉備によって殺害される。
張任(ちょう じん)
劉璋の武将。大きな鼻が特徴。かつては“鷲鼻の張任”と呼ばれる侠であり、劉備もその名前を知っていた。劉備が益州に侵攻すると雒城を守備するが、敗れて捕えられる。帰順を勧められるも蜀への忠誠を貫き、処刑された。

[編集] その他の群雄

陶謙(とう けん、字・恭祖)
声:亀井三郎
反董卓連合諸侯として登場。後に曹嵩らが自領内で賊徒に殺害されてしまうと、その責任をめぐって曹操と対立、群雄たちを頼る事になるが、援軍に駆けつけたのは飢民率いる劉備のみであった。曹操にも毅然と対応していたが、劉備の計り知れない器に怖じけさせられる。間もなく劉備に徐州を譲ると言い残して病没した。
橋瑁(きょう ぼう、字・元偉)
反董卓連合諸侯の一人。橋玄と縁があり、檄文を発した曹操の事を知っている様子。
孔伷(こう ちゅう、字・公緒)
声:長嶝高士
反董卓連合諸侯の一人。戦線での士気は低く、袁紹に諂っている様子が描かれている。
劉繇(りゅう よう、字・正礼)
孫策の攻勢を前に揚州曲阿城の民と兵を捨て一人で逃げ去る。しかし孫権に見つかり、虎の仁に服を喰い破られ、ほぼ全裸で戯れに追いかけまわされた。
公孫康(こうそん こう)
幽州遼東で勢力を持つ群雄。曹操に連敗して落ち伸びてきた袁煕・袁尚の兄弟を受け入れる。しかし曹操の追討軍の進軍が停止するやすぐに袁尚らを見限り、二人を殺して曹操に帰順した。
雷緒(らい しょ)
揚州廬江に勢力を持っていた地方群雄。浣城に入って曹操軍に抵抗するが、夏侯淵に敗れて捕えられる。夏侯淵との問答の末、劉備に送りつけられる。巨漢だが知には疎く、許褚の人物評では「鈍」。

[編集] 異民族

あおいきば
北方の「もんごる」部族出身の若者。官渡大戦期に関羽が中華の政道を語り合うために集めた人々の一人。曹操と関羽の言葉を深い感銘を受け自身を開化。故郷にその魂を広めることを宣言し、その姿に関羽は涙した。関羽の樊城攻めの際にも陽動軍として登場。
蹋頓(とうとつ)
烏丸族の酋長。を思わせる怪奇な容貌をしており、戦においても異能をみせる。袁煕いわく「人間じゃない」。袁煕・袁尚ら袁軍の残党を迎え入れ、北方騎馬民族の力により漢民族を超えようとする。郭嘉・張遼率いる曹操軍に敗れ捕縛、曹操自らの手で処刑された。

[編集] 後漢朝

[編集] 皇帝一族

劉宏(りゅう こう、霊帝)
声:佐々木望
後漢朝の皇帝。悪人ではないが、暗愚であり統治能力はほぼ皆無で張譲の言われるがままとなっている。
劉弁(りゅう べん、少帝)
声:洞内愛
霊帝の子で、劉協の異母兄。父の死後、外戚の何進によって幼くして擁立されるが、才覚には欠けている。董卓の上洛とともに廃位させられ、後に殺害された。
劉協(りゅう きょう、字・伯和、献帝)
声:宮下栄治(子供時代:矢口アサミ
霊帝の子として生まれる。董卓により皇帝として擁立され、のちに曹操により推戴される。聡明なイメージという点では史書と同じだが、作中では傀儡の皇帝という様子は許都に移ってからは全くなく、曹操から「天」についての話を聞きたがるなど、曹操に非常に好意を持った人物として描かれる。自ら曹操に帝位を禅譲すると言ったこともあった。
亶公(ぜんこう)
声:牛山茂
霊帝劉宏の叔父。珍しいものを好む性癖を蹇碩の曹操排斥の策謀に利用されかかるが、曹操の機転によって真実を知り、曹操に与するようになる。

[編集] 宦官勢力

張譲(ちょう じょう)
声:有本欽隆
十常侍の親玉。皇帝をたぶらかして権力を握っている。男性器を切られた宦官だが性欲絶倫で、女性を陵辱する趣味がある。水晶に目をつけ玩具にするが、曹操が奪還しに来た際に、顔を刀で斬られ傷を負う。その後も十常侍として権力を盾に何進を暗殺するが、袁紹の襲撃に遭う。帝を確保し董卓を招き入れる事によって再起を図るが、董卓の悪党としての度量を読み違え、刑死を宣告される。
蹇碩(けん せき)
声:真殿光昭
十常侍の一人で苦労しながら今の地位を築いてきた。何度か曹操を排斥しようとしたが悉く失敗。のちに霊帝が崩御したことを利用し、権力を伸ばしていた何進を亡き者にしようと画策するが、あっさり罠が見破られる。これらの度重なる失敗からとうとう張譲に見限られ「謀反の首謀者」として捕らえられ、首を斬られた。
蹇朔(けん さく)
声:藤本譲
皇帝の側近くに仕える大官で、十常侍・蹇碩の叔父にあたる。甥の威光を笠に着ていたが、曹操が洛陽北門に発した禁令を犯したために五彩棒打ちの刑となり、二打目を待たずにショック死してしまった。
趙忠(ちょう ちゅう)
声:園部啓一
十常侍の一人で、張譲に継ぐ実力者。蹇碩と謀って曹操を陥れようとする。計画が失敗した後も張譲の元で暗躍する。

[編集] 外戚勢力

何太后(か-)
声:渡辺美佐
霊帝劉宏の皇后で、何進の妹。劉協を世継ぎにと望む劉宏に迫って、その死後は実子である劉弁を皇帝に就ける。後に政敵だった宦官と結んだり、董卓に庇護を求めたりと狡猾に生き残りを図るが、董卓との性交の最中に彼に首を折られ殺害される。
何進(か しん、字・遂高)
声:宝亀克寿
大将軍。家柄は低いが、妹を霊帝劉宏の皇后として中央に進出する。黄巾の乱に際してはその討伐を命ぜられる。後に宦官勢力と激しく対立し、各地から群雄を呼び寄せるが、先手を討たれて殺害される。
董太后(とう-、永楽太皇太后)
霊帝劉宏の生母。何進と宦官たちの対立には劉協を推し、堂々と何氏の専横を言い連ねる。後に何者かに毒殺された。
董承(とう しょう)
声:塩屋浩三
曹操の天下簒奪を恐れ、王子服らとともに劉備を使い曹操の暗殺を計画するも失敗する。計画はことごとく発覚し処刑された。
伏皇后(ふく-、伏寿)
声:さとう美穂
献帝劉協の皇后。流浪時代の劉協と苦楽をともにした。後に董承らの曹操暗殺計画に関わったことが発覚し連座させられた。
伏徳(ふく とく)
声:花輪英司
劉協の側近にして伏皇后の兄。長安を脱して流浪する劉協を支える。

[編集] 廷臣たち

橋玄(きょう げん、字・公祖)
声:平野正人
洛陽の裁判官。その公私混同を一切許さぬ厳格さから「洛陽の鬼神」と恐れられている。張譲によって罪に問われる事になった曹操を詰問するが、逆にその志に圧倒される。
阿政(あせい)
声:鈴木勝美
洛陽の宮中警備隊長。昇進をちらつかされて蹇碩の曹操排斥計画に協力し、北門で亶公を処罰した曹操を詰問するが逆にやり込められる。
陳蕃(ちん ばん、字・仲挙)
十常侍の専権を皇帝に訴え出ようとしたところ、十常侍の偽の勅令にしたがった張奐に殺されてしまった。しかし首を落とされてもなお十常侍への断罪を訴える気骨を見せた。その上奏文は張奐を経て曹操の元に渡る事となる。
皇甫嵩(こうほ すう、字・義真)
声:西村知道
黄巾党討伐の際に頴川で指揮を取っていた将軍。乱世となって下級の武官が幅を利かせるのを複雑に思っているが、融通の利く所もある。
厳忠(げん ちゅう)
声:稲葉実
黄巾の乱での皇甫嵩の副将。曹操・孫堅を率いて張曼成率いる昆陽の食料砦を攻めるも、苦戦を強いられる。曹操軍と孫権軍の活躍によって食料砦が陥落すると兵糧の奪取しようと砦に侵入する。しかし黄巾党の援軍を恐れた曹操によって砦は焼き払われてしまった。
丁原(てい げん、字・建陽)
声:仲木隆司
何進によって要職に取り立てられる。董卓が権力を握ると、愚帝(劉弁)擁立の咎で斬罪を宣告される。直後、養子の呂布を使って董卓に対抗しようとするも、寝返った呂布によって殺害された。
伍孚(ご ふ、字・徳瑜)
声:ヤスヒロ
何進の元で劉弁擁立に貢献した文官。董卓が政権を握ると、丁原とともに死刑を宣告された。
蔡邕(さい よう、字・伯喈)
声:龍田直樹
文人。董卓の悪逆非道を史書に書き連ねたことで群臣から董卓に訴えられるが、逆にその才能を董卓に認められ、自身も董卓の思想に感服する。董卓の死後は王允によって投獄され、尚も董卓の偉業を史書に記そうとしたために、王允に処刑された。蔡文姫の父。
王允(おう いん、字・子師)
声:大林隆介
司徒。十常侍の専横を訴えるなど気骨ある人物。西涼の董卓と結んで中央に進出しようとする董卓の後ろ盾となる。しかし董卓の暴政が苛烈を増して行くと自らの名が負の歴史として書かれる事を恐れ、董卓の排除を図る。呂布により董卓が討たれた後は、後世に残る名にとらわれ、董卓の残党を引き入れて呂布を討とうとするが、逆に董卓の残党により命を落とした。
貂蝉(ちょうせん)
声:朴璐美
王允の養女。元々は陰気な性格の醜女。董卓から王允を救うべく、自ら瞼を切って整形し美女となって董卓に接近、一度はその殺害に失敗するも気概を認められ、彼の妃として後宮に迎えられる。そして呂布に近づき董卓を討たせる事に成功した。しかし後に、董卓の器に比べ呂布は天下を取れる器ではないと考えるようになり、呂布の暗殺に来た董卓の残党に殺されてしまった。呂布は彼女の死に涙していた。
三国志演義の創作上の人物であるが、作者の意向で「三国時代の女性の代弁者」という役割で登場する。
士孫瑞(しそん ずい、字・君栄)
声:小原雅人
王允の部下。王允に董卓誅殺を相談される。計画は成功するが、後世に残る名にとらわれるようになった王允に半ば失望する。その後、李傕に密告するがそのまま李傕によって殺された。
王子服(おう しふく)
董承らとともに劉備を使い、曹操の誅殺を目論むも失敗する。荀攸指揮による激しい拷問を受けた末に、計画の背後に献帝が糸を引いていることを白状してしまわないように自ら舌を噛み切り死ぬ。
孔融(こう ゆう、字・文挙)
孔子20世の子孫。建安七子の一人。詩歌の腕前は聞くだけで周囲の人々が涙するほど。儒こそが漢朝を支えるべきものと儒教一尊に凝り固まり、曹操・曹植・陳琳らのいう「新しい言葉の世界」を危険なものととらえ、生来の尊大で気短な性格を器用に包みこみ他人の意を曲解し自身の言葉で語るなど儒の負の面を表していた。丞相不遜罪により処刑され、曹操の後の儒者との戦いともいえる行動のきっかけともなった。
吉邈(きつ ばく、字・文然)
父の吉本のクーデターに加担し、曹操の天下簒奪を糾弾するも戦死。

[編集] 地方官

左嶺(さ れい)
声:梅津秀行
曹操が県令として赴任した冀州頓丘の副県令。合理的な県政を主張する一面もあるが、一方で徴税のごまかしなどで私腹を肥やしていた。曹操に賄賂を贈ってその権限を保とうとするが、間もなく曹操に断罪され、仲間の奇華・馬喚とともに処刑された。
奇華(き か)
曹操が県令として赴任した冀州頓丘の署長。左嶺や馬喚とともに悪政を敷いていたが、曹操によって処刑される。
馬喚(ば かん)
声:大畑伸太郎
曹操が県令として赴任した冀州頓丘の官僚。曹操に悪政を咎められて、左嶺・奇華とともに処刑された。
王肱(おう こう)
声:清川元夢
東郡太守。威厳はあるが至って小人物。黒山賊による農民反乱を鎮圧するために曹操に援軍を求める。

[編集] 道教勢力

[編集] 太平道

張角(ちょう かく)
声:関俊彦
太平道の首領。もともと天下に野心は無かったが、曹操が広めた「蒼天已死」という言葉を天下の声と考え、漢王朝打倒を決意する。「劉備は後に天子となり、関羽は後の世に神となる」と関羽に予言する。弟子達を率いて黄巾の乱をおこすが、やがて病に倒れ大量の血を吐き、これからおとずれるであろう3匹の龍が覇を争う大乱世を予感しながら死んでいった。
張宝(ちょう ほう)
張角の次弟。弟の張粱とともに太平道の中核を組織し、黄巾の乱を起こすと地公将軍と称した。
張梁(ちょう りょう)
声:目黒光祐
張角の末弟。漢王朝の衰えを予見し、兄たちとともに黄巾の乱を指導する。人公将軍と称して最大の激戦地・昆陽を指揮する。
羅厳(ら ごん)
声:土師孝也
太平道の幹部。侠の出身で、関羽はかつて彼に世話を受けた。元は義侠の力で天下の安寧を目指していた。
馬元義(ば げんぎ)
太平道の幹部。洛陽で工作を行うが、反乱に反対する味方の密告によって捕らえられ、処刑されてしまう。
波才(は さい)
太平道の幹部。侠の出身。会見を申し入れた劉備を味方に引き込もうするが、油断した所で劉備に首を刎ねられた。
張曼成(ちょう まんせい)
声:秋元羊介
太平道の最重要拠点である昆陽の食料庫を守る将。侠の出身で武芸に優れている。食料庫を攻める官軍を相手に善戦し、張奐を一騎打ちの末に破るが、夏侯惇との連戦によって討ち取られた。

[編集] 五斗米道

張魯(ちょう ろ、字・公祺)
五斗米道の教祖。母より不老の性質を受け継ぐ。漢中において「宗教」という規則のもとに人民すべてが平等に住まう小さな国づくりを行い、その様子は曹操をして、後の中華全土における共産主義的国家の建設を予見させた。曹操に降伏後、五斗米道を漢王朝の国教とすることを進言するが、「30余年漢中を統治した才腕のみを買い上げる。」と宣言され、五斗米道の解体を命ぜられると同時に、この世に永遠に留まれるものはないことを悟り、一瞬にして老けこむ。その翌年死去。

[編集] その他

李烈(り れつ)
声:三宅健太
少年時代の夏侯惇たちと抗争していた爆裂団の首領。「上将」を名乗って仲間を増やし、始皇帝を崇めている。夏侯惇たちに賞金をかけるなどしていたが、曹操との舌戦に敗れ、突如現れた許褚によって倒された。なお部下たちは曹操の部下となり、黄巾の乱では曹操隊の一角を担っている。
水晶(すいしょう)
声:桑島法子
西域出身の褐色肌の美少女であり、茶屋の使用人。西方の故事を始めとした知識にあふれている。少年時代の曹操と恋に落ちたが、時の権力者張譲に召抱えられ、慰み者となる。曹操が救出しようとしたが、衛兵により殺害された。最終回にも登場。
孫進(そん しん)
幽州に巣食う悪党の首魁。役人と手を結んで民を苦しめていたが、張飛の襲撃を受けて一刀両断にされた。
呂伯奢(りょ はくしゃ)
洛陽であらゆるものを取り扱っている商人。董卓から逃れていた曹操に目をつけてその洛陽脱出を助けた。曹操に自らの利を説いて自らを売り込むが、部下の毛弘(もうこう)らの暴発によってその統率力のなさを露呈してしまう。しかし曹操の評価は高く、以後は自らを死んだ事にして影で曹操の徴兵に協力する。
宋忠(そう ちゅう、字・仲子)
荊州の儒者。官渡大戦時、自身が身を寄せる劉表に対し、袁・曹どちらにも与せず中立を保つことを進言するが、それを逆手に劉表から二人を取り持つため、使者となることを要請される。荊州降服後は中原の学士と交わり、「曹操」という人物を量ることで時代の転換点を悟り、戦後経営に尽力することを誓った。
文庫版では官渡大戦時の紹介はされていない。
華佗(か だ、字・元化)
「神医」と称される医師。人類史上初めて全身麻酔手術を行なったとされる。「儒」を絶対的なものと考えており、作中では「儒」を象徴する人物として曹操と対比される。
石徳林(せき とくりん)
涼州の隠者。子供たちから「寒貧(カンピン)」とよばれ、石を投げつけられていた。張既が人材として10年かけて口説いているが、口もきかない。しかし、それは老子が唱えた「3つの宝」を手に入れるためであり、自分が生きる力に一点の疑問も抱いていない。曹操はその容姿に荀彧を重ねつつ、互いの生き方を貫くことを誓い合った。
譙の長老
のごとき角や髭が生えている赤色の亀。物語の後半、曹操が故郷の譙を訪れて以来、傍観者として度々曹操の元に現れる。読心術を使える模様。譙の長老たる亀として地元の人々に知られており、曹操は幼い頃この亀を転がして遊んでいたらしい。

[編集] 書籍

  • 単行本:全36巻
  • 文庫版:全18巻
  • 蒼天航路CHRONICLE EDITION:全10巻(絶版)
  • 画伝蒼天航路:豪華限定版と通常版がある。(どちらも絶版)
  • 極厚蒼天航路:全12巻

[編集] テレビアニメ

[編集] 概要

2009年4月7日から同年9月29日まで、日本テレビにて放送された[1]。全26話。

次回予告終了後、ミスマガジンによる『蒼天少女』というミニコーナーが差し込まれる。ミスヤングマガジン2008中川美樹ミス週刊少年マガジン2008佐藤さくらの2名や、ミスマガジン2009グランプリ候補者たち、ミスマガジン2009の選考の終わった物語終わりのほうではミスマガジン2009グランプリ小林さり、審査員特別賞高木古都、読者特別賞佐武宇綺の3人による出演で締めくくられた。

第4話では、同じく三国志を舞台とした実写映画『レッドクリフ』のジョン・ウー監督が声優として出演した。なお、これはテレビ放送限定のためDVD版には収録されない。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

オープニングテーマ「909」
歌:TRIBAL CHAIROne-Coin records
エンディングテーマ「ピンホール」
歌:OGRE YOU ASSHOLEVap

[編集] 各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 少年 曹操 高屋敷英夫 芦田豊雄 中川聡 牛島勇二
choi kyung seok
高鉾誠
2 アモーレ 冨永恒雄 内田佑司 井上善勝
酒井政子
3 北門の鬼 博多正寿 金沢勝眞 大庭秀昭 Kim Dong Jun
Jang Kil Yong
4 炎の宴 中川聡 大野和寿 福世孝明
5 天下の器 山田隆司 吉川博明 中村近世 青木真理子
6 蒼天已死 長尾粛 牛島勇二
Choi Kyung Seok
7 天・地・人 柳瀬雄之 又野弘道 小山知洋
8 業火の奸雄 藤澤俊幸 工藤進 福世孝明
9 董卓上洛 ふでやすかずゆき 吉川博明 中川聡 高鉾誠
10 群雄、立つ 影山楙倫 大庭秀昭 Lee Hyun Joung
Jang Hee Kyu
11 汜水関 高屋敷英夫 吉川博明 内田佑司 井上善勝
酒井政子
高鉾誠
12 孫堅昇天 長尾粛 大野和寿 福世孝明
13 魔王対魔神 林祐一郎 大庭秀昭 Kim Dong Jun
Jang Kil Yong
14 強の始まり 博多正寿 高林久弥 岩田義彦 青木真理子
15 黒い嵐 影山楙倫 牧野行洋 Lee Hyun Joung
Jang Hee Kyu
16 天子奉戴 山田隆司 工藤進 福世孝明
17 曹操と劉備 中川聡 長雄粛 Choi Kyung Seok
18 鄒氏夢幻 ふでやすかずゆき 影山楙倫 中川聡 牛島勇二
19 猿と龍 長尾粛 土屋日 山本径子
田中正弥
雨宮英雄(補佐)
20 不動の魔神 高屋敷英夫 大野和寿 高林久弥 福世孝明
21 純粋戦士 内田祐司 吉川博明 酒井政子
能地清
高鉾誠
22 呂布伝説 博多正寿 林祐一郎 大庭芳昭 林祐一郎
Woo Jin Woo
Jang Kil Yong
23 天意と雷鳴 長尾粛 中村近世 青木真理子
24 投降と遁走 山田隆司 波多野浩平 中川聡 牛島勇二
Chol Kyung Seok
25 白馬津 影山楙倫 波多野浩平 福世孝明
26 心の闇 ふでやすかずゆき 吉川博明 大庭秀昭 Kwon Hyuk Jung
Jang Hee Kyu
Jang Kil Yong
Kim Bo Kyeong

[編集] 放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 備考
関東広域圏 日本テレビ 2009年4月7日 - 9月29日 火曜 24時59分 - 25時29分 制作局
中京広域圏 中京テレビ 2009年4月17日 - 10月16日 金曜 26時56分 - 27時26分
近畿広域圏 読売テレビ 2009年6月22日 - 月曜 27時14分 - 27時44分 MONDAY PARK枠(第3部)
日本全域 日テレプラス 2009年10月16日 - 金曜 23時00分 - 23時30分 リピート放送あり

[編集] DVD/BD

バップよりDVDBDが発売される。全9巻。

[編集] 脚注

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  1. ^ 『蒼天航路』ついにアニメ化!
  2. ^ 単行本32巻、作者コメントより。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

講談社漫画賞一般部門
第21回 平成9年度
ドラゴンヘッド
望月峯太郎
第22回 平成10年度
蒼天航路
李學仁王欣太
賭博黙示録カイジ
福本伸行
第23回 平成11年度
湾岸ミッドナイト
楠みちはる
日本テレビ(日テレ) 火曜24:59枠
前番組 番組名 次番組
蒼天航路

最終更新 2009年11月25日 (水) 16:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【蒼天航路】変更履歴

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