蓮池透
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蓮池 透(はすいけ とおる、1955年 - )は、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)元副代表。1978年に北朝鮮に拉致された蓮池薫の実兄。
新潟県柏崎市出身。新潟県立柏崎高等学校、東京理科大学卒業後、1977年東京電力入社。2002年、日本原燃出向。同社燃料製造部副部長。核廃棄物再処理(MOX燃料)プロジェクトを担当。2006年、東京電力原子燃料サイクル部 部長(サイクル技術担当)。
拉致事件については、「拉致は国家テロ。北朝鮮への経済制裁を行え」「これは戦争ですよ。アメリカならそうするでしょう」といった発言を繰り返し、また制裁要請の為に横田滋・早紀江夫妻同様渡米するなど強硬派と目されていたが、2004年頃より柔軟な発言が目立つようになる。2008年現在は、安倍晋三らが主導した圧力路線の効果に疑問を呈し、政府間の直接交渉による帰国実現を訴えており、山崎拓らの対話路線に理解を示している。2006年朝日ニュースター『ニュースの深層』に出演した際、本人が語ったところによれば、「拉致事件解決への情熱が薄らぎ、自ら一線を退き帰国者担当になった」とのこと。また、別の回の同番組では、「考えを改めたきっかけには、弟から北朝鮮の話を聞いたことにある」と述べていた。
家族会・北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会の右傾化・強硬化を憂い、2009年からはそれらから一線を画した言動をしている。
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[編集] 雑誌「世界」での所見
雑誌『世界』2008年7月号には、蓮池 透の拉致問題に対する次のような所見が掲載された。
- 日本政府は少なくとも4度、北朝鮮を騙した。
- 地村さんは「国交がないことが拉致の背景にある」という。
- 国交正常化には拉致解決が先だとは思わない。それは一方的な主張。
- 圧力だけでは拉致問題の解決は不可能であり、対話を併用すべき。
- 拉致問題により、狭いナショナリズムが醸成された。
- 日本は植民地時代のことなど、歴史教育がよくされていない。
- 過去の清算を怠ってきた日本政府の責任で弟(薫氏)は拉致されたという論理も、成り立つかもしれない。
- 弟(薫氏)は「歴史の闇に葬り去られたことはいっぱいある」と言っている。
- 過去の清算をきちんとして朝鮮のほうが納得するようにやったらどうかと言いたい。
- 以前、横田さんの訪朝を止めたことについて謝罪したい。ウンギョンちゃんに会いに行っていただきたい。
[編集] 著作
- 『奪還 - 引き裂かれた二十四年』 2004年、新潮社 ISBN 4104599011
- 『奪還第二章 ―終わらざる闘い―』 2004年、新潮社 ISBN 4104599028
- 『拉致―左右の垣根を超えた闘いへ』 2009年、かもがわ出版 ISBN 4780302749
[編集] 外部リンク
[編集] 関連項目
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