蘭奢待

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蘭奢待(らんじゃたい)は香木の一種。天下第一の名香と謳われる。天平勝宝5年(753年)に聖武天皇より仁王会の際盧舎那仏東大寺大仏)に献じられた。正式名称は黄熟香(おうじゅくこう)で、蘭奢待とはその文字の中に東大寺の名を隠した雅名である。長さ156cm、重さ11.6kgの錐形のの原木。その香は「古めきしずか」と言われる。

東南アジアで産出される沈香と呼ばれる高級香木で、日本には9世紀頃に中国より伝えられたとされる説が有力である。一説には日本書紀聖徳太子伝暦の推古3年記述を云う説もある。奈良市正倉院(元は東大寺の倉庫であったが明治以降は国が管理)の中倉薬物棚に収められており、これまで足利義満足利義教足利義政織田信長明治天皇らが切り取っている。

2006年1月に大阪大学の米田該典(よねだかいすけ准教授、薬史学)の調査により、あわせて38ヶ所の切り取り跡があることが判明している。切り口の濃淡から切り取られた時代にかなりの幅があり、同じ場所から切り取られることもあるため、これまで50回以上は切り取られたと推定され、前記の権力者以外にも、採取された現地の人や日本への移送時に手にした人たち、管理していた東大寺の関係者によって切り取られたものと推測される。

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最終更新 2009年9月7日 (月) 01:46 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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