蛍石レンズ

蛍石レンズ(ほたるいしレンズ Fluorite lens)とは、レンズの素材(硝材)として蛍石(フッ化カルシウム・CaF2単結晶)を用いたレンズのことである。フローライトレンズとも呼ばれる。

蛍石の異常部分分散性(分散 (光学) を参照)を利用し、通常の光学ガラスと組み合わせることで、非常に色収差の少ない(色にじみの少ない)光学系を作ることができ(詳細は色収差#解決手段を参照)、高級な光学機器、特にカメラ顕微鏡望遠鏡半導体ステッパーなどに用いられる。

天体望遠鏡においては、高橋製作所がいち早く取り入れた。

近年、特に半導体の高密度集積化を行う上での高性能なステッパーの開発が精力的に行われ、その副産物として比較的安価に供給されるようになってきた。なお、素材となる蛍石単結晶は、蛍石を高温で溶融し、再結晶化させることによって得られる。

蛍石レンズの問題点としては、高価である・傷が付きやすい・急な温度変化に弱い・潮解による曇りが生じやすい、等が挙げられる。

なお、蛍石はガラスではなくイオン結晶である。

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最終更新 2009年5月22日 (金) 12:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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