複層ガラス

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典型的な複層ガラスの断面図

複層ガラス(ふくそうがらす)とは2枚の窓ガラスの間に空気層を設ける形のもの。ペアガラスと呼ばれることもあるが、ペアガラスは旭硝子株式会社の登録商標である。

目次

[編集] 特徴

2枚のガラスの間に薄く空気層を挟み込むことによって断熱性能を向上させ、部屋の内外の温度差が原因となる結露などを減少させる。一般的な断熱材と同じ原理を用いており、対流が起こらない状態の空気は断熱性能が高い性質を利用している。さらに断熱性能を高めるため、アルゴンガス等を使用した製品もある。

空気層による断熱効果は期待できるが、遮音性能の向上はコインシデンス効果の影響を受けあまり期待できないとされている。ただし室内面のみを樹脂サッシにするなど異種材料でのサンドイッチサッシ構造でかなりの遮音性が一般的にみられる。最近では結露の防止に役立つため、様々な分野において利用されている。

[編集] 特徴的な製品

  • レイボーグ光(日本板硝子) - 光触媒機能を外面に付加した(光超親水化機能)極めて汚れにくいセルフクリーニングガラス。貯めた雨水でミスト散布を行うとLOWE機能で温度が上昇したガラス外面を連続的に気化冷却できる(1)。
  • スペーシア(日本板硝子) - 空気層の部分を気密化し真空にして断熱性を向上させたもの

[編集] ペアガラスについて

複層ガラスのことをペアガラスと呼ぶ場合もあるが、ペアガラスは旭硝子株式会社の登録商標であるため、ウォシュレット宅急便と同じように一般名詞として使用することはできない。分譲マンションなどに複層ガラスが採用され始めた頃に、旭硝子株式会社以外のメーカのガラスを採用した場合でも、認識不足からペアガラスという表記を広告などに使用するケースが多かったが、最近では多くの場合複層ガラスの表記に改まってきている。 旭硝子株式会社ではペアガラス以外にペヤガラスやペヤグラスでも商標登録を行っているが、実際に商品化されているのはペヤグラスである。(業界2位の日本板硝子ではペアマルチという商品名で商品化されている。)

商標 登録番号 登録日 権利者
ペヤグラス 第438414号 昭和29年1月23日 旭硝子株式会社
ペアガラス 第818782号 昭和44年5月30日 旭硝子株式会社
ペヤガラス 第818783号 昭和44年5月30日 旭硝子株式会社

[編集] 普及状況

平成16年版環境白書[1]によると、平成12年における日本の複層ガラスの普及率は5.1%となっており、欧州各国と比較すると低い普及率となっている。

[編集] 脚注

  1. ^ 平成16年版環境白書 第1章 第1節

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

(1) 表面科学 Vol. 26, No. 11, pp. 700―703, 2005 汚れない窓ガラス

最終更新 2009年10月21日 (水) 03:26 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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