西武多摩川線

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西武多摩川線
新小金井 - 多磨間の二枚橋川橋梁で野川を渡る多摩川線
新小金井 - 多磨間の二枚橋川橋梁で
野川を渡る多摩川線
路線総延長 8.0 km
軌間 1067 mm
電圧 1500 V (直流)
eABZ3rg
BHFq + HUB81
BHFq + HUB81
BHFq
中央線
xABZrg
KBHFr + HUB83
KBHFr + HUB83
KBHFr
0.0 武蔵境駅
BHF
1.9 新小金井駅
eABZlf exKBSTr
WBRÜCKE
二枚橋川橋梁 野川
eABZlf exKBSTr
米軍調布基地
BHF
4.1 多磨駅
BHF + HUB84
BHF + HUB84
BHF
leer + HUB64
leer + HUB64
5.5 白糸台駅
KRZu
HSTq + HUB83
HSTq + HUB83
HSTq
武蔵野台駅
STR
京王線
eABZrg exKBSTr
BHF
7.0 競艇場前駅
KBHFe
8.0 是政駅

多摩川線(たまがわせん)は、東京都武蔵野市武蔵境駅府中市是政駅を結ぶ西武鉄道鉄道路線である。俗に、旧路線名から是政線とも呼ばれる。

多摩川線は路線名の変遷が激しい。多摩鉄道時代の1922年大正11年)6月20日に是政駅まで全通後、1927年昭和2年)8月30日に旧西武鉄道に吸収され[1]、路線名は多摩線と呼ばれるようになる。その後路線名は是政線と名称変更され、後に更に武蔵境線と変更、そして現在の多摩川線に変更されて今に至る[2]

目次

[編集] 路線データ

[編集] 概要

武蔵境駅JR中央線に接続し、乗客の流れとしては事実上同線の支線的存在である。同線と並走する区間は2006年12月に一部高架化されている。同駅の高架化を含めた全面完成は2010年度を予定している[3]

保線職員や整備職員などは多摩川線専属の社員が在籍せず、新宿線の上石神井駅から出張してくる。このため、車両の大規模な検査や整備を行う場合は、甲種輸送の形でJR線・武蔵境 - 新秋津間を貨物列車として機関車に牽かれて、同駅と所沢を結ぶ連絡線を経由して整備工場である西武所沢工場武蔵丘車両検修場へ回送していた。現在は中央線高架化工事が行われており、甲種輸送ができなくなったため、高架化完成までは部品の輸送で対応している[4]

以前は、国分寺まで西武の電車が旧型国電との併結で回送していた。

自動改札機が全駅に設置されていないため、西武線では唯一パスネットが利用できなかった。かつて発売されていた、SF機能を持たないレオカードでは切符を購入できたものの、2008年3月14日を以て使用できなくなった。SFレオカードでは購入もできなかった。

乗車時は切符を自動券売機などで購入し、改札で入鋏のスタンプを押してもらう。ただし、混雑時にはスタンプ押印をしないこともあるためか、切符には「入鋏省略」と記載されている。出場時には切符を駅員が回収するが、武蔵境駅接続のJR乗車券は駅員に提示して切符を持ったまま出場する。なお、連絡乗車券はJR武蔵境駅の自動改札機にそのまま投入できる。

簡易ICカード改札機

2007年3月18日からサービスを開始したICカードPASMOは当路線にも導入され、簡易ICカード改札機を各駅に設置して対応している。西武鉄道内では池袋線西武秩父線武蔵横手 - 横瀬間各駅にも設置されているのと同じもので、JRの簡易Suica改札機とは違いオートチャージも利用できる。また、武蔵境駅でも簡易ICカード改札機が設置されていたが、高架駅完成時に自動改札機が導入された。

ワンマン運転を実施しているが、全駅の改札が初電から終電まで稼動しているため、車内には運賃箱運賃表示機などの設備が無く、いわゆる都市型ワンマン方式となっている。運転士は運転席後部にあるドアスイッチを操作してドアの開閉を行うため、駅到着後ドアが開くまでとドアが閉まってから電車が発車するまでには少し間がある。また、発車時にはチャイムが鳴らされた後、「ドアが閉まります。ご注意下さい。」と放送される。

[編集] 運転

都市近郊路線では珍しい平日・土曜・休日共通ダイヤになっており、日中は12分毎、早朝と夜間は20分毎の運転である。早朝には白糸台始発の列車がある。列車の行き違いは、日中は新小金井駅白糸台駅で、早朝と夜間は多磨駅で行う。

[編集] 車両

多摩湖線国分寺口とともに、西武で最も古い車両が集約される。また、列車無線、列車種別表示、連結器の電気栓(電気連結器)、スタフ(乗務員用の時刻表)など、本線系でしか使わない機能の一部が独自仕様に変更・または省略となっている。

1988年からワンマン運転化の直前には新宿線への新2000系導入に伴い多摩川線へ転属してきた401系701系が使用されていた。それ以前は従来車両の赤電と呼ばれていた451系551系などが使用されていた。1996年からはワンマン運転用の改造が施された101系が使用されている。

[編集] 歴史

多摩川河原で採取した川砂利を運搬する目的で、1910年8月に設立された多摩鉄道によって開業した路線である。また戦中は中島飛行機の工場への引き込み線があり、沿線工場への貨物輸送にも利用された。

多摩鉄道は1908年2月に境 - 是政間の仮免許を取得し、1909年2月に多磨村での約20年間の砂利採掘権を取得する(多摩川での砂利採掘は1964年に禁止される)[5]

1917年10月22日に境(現・武蔵境) - 北多磨(現・白糸台)間、1919年6月1日に北多磨 - 常久(現・競艇場前)間、1922年6月20日に常久 - 是政間が開業した。1927年8月30日に(旧)西武鉄道に合併され、同社の多摩川線となった。1950年に電化され、1967年に貨物輸送を廃止した。

その後は沿線にあるアメリカンスクール多磨霊園多摩川競艇場のアクセス路線として活用されてきた。近年には沿線の宅地化が進み、また東京外国語大学警察大学校警視庁警察学校が多磨駅に近い関東村跡地に建設されたことから、輸送需要が増えつつある。

前述のとおり、1996年4月1日にワンマン運転化されている。

2007年3月18日からは、ICカードPASMOが導入された。また、同年12月には開業90周年事業として記念ヘッドマーク掲出や記念切符発売などの記念事業を開催した。

[編集] 駅一覧

  • 全線東京都内に所在。
  • 2001年3月28日に多磨駅多磨墓地前駅から、白糸台駅北多磨駅からそれぞれ改名。
駅名 駅間キロ 累計キロ 接続路線 所在地
武蔵境駅 - 0.0 東日本旅客鉄道中央線 武蔵野市
新小金井駅 1.9 1.9   小金井市
多磨駅 2.2 4.1   府中市
白糸台駅 1.4 5.5 京王電鉄京王線武蔵野台駅多磨霊園駅:徒歩連絡)
競艇場前駅 1.5 7.0  
是政駅 1.0 8.0 東日本旅客鉄道:南武線南多摩駅:徒歩連絡)

[編集] その他

  • 過去に是政から南西方向の東京競馬場、そして武蔵境から北東方向の上石神井駅への延長構想があった。さらに多摩ニュータウン計画では西武鉄道・京王帝都電鉄(現・京王電鉄)・小田急電鉄の3社が多摩市へ延伸すると調印し、西武は多摩川線を延伸しようと試みた。当初は多摩センターまでの予定で、他の2社と同じくさらに橋本城山方面への延伸も目論んでいた。しかし、武蔵境駅で接続する国鉄(当時)中央線の混雑をさらに助長するとの判断から鉄道敷設免許申請が取り下げられ、調印した3社の中で唯一多摩延伸が実現しなかった[6]
  • 当路線と同じく「多摩川線」の名を持つ路線が東京急行電鉄にもあり、路線名に「東急」を付けて「東急多摩川線」とすることで、同名になることを避けている。

[編集] 脚注

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  1. ^ 『鉄道ピクトリアル』(2002年4月臨時増刊号 No.716、p108)より。
  2. ^ 『鉄道ピクトリアル』(2002年4月臨時増刊号 No.716、p104)より。
  3. ^ JR東日本: 進行中の建設プロジェクト
  4. ^ 武蔵境駅付近高架化のプレスリリースPDFファイル)
  5. ^ 『鉄道忌避伝説の謎』(p160, p162)より。
  6. ^ 森口誠之 『鉄道未成線を歩く』私鉄編、JTB、2001年、pp. 67-68。

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

最終更新 2009年10月3日 (土) 16:15 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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