西武拝島線

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西武拝島線
ファイル:Model 30000 of Seibu Railway in Haijima-st.jpg
30000系の、急行西武新宿行き
(2009年5月9日、拝島駅)
路線総延長 14.3 km
軌間 1067 mm
電圧 1500 V (直流)
最高速度 105 km/h
KHSTa
西武新宿駅
STR
新宿線
BHF
0.0 小平駅
ABZlf STRlg
↑↓新宿線
exABZ_ld eBHFq
(旧)萩山駅 1928年-1958年
STR
多摩湖線
BHF
1.1 萩山駅 1958年-
STRrg ABZrf
↓←多摩湖線
KRZo ABZlg
国分寺線
KHSTe STR
西武遊園地駅
BHF
2.7 小川駅
ABZlf STRq
→国分寺線
eDST
西小川信号所 1991年廃止
ELEVa
BHF-ELEV
5.7 東大和市駅
ELEVe
KDSTl ABZlg
玉川上水車両基地
BHF
7.2 玉川上水駅
HBHF-ELEV KRZh hSTRq
多摩都市モノレール
STR
多摩都市モノレール線
BHF
9.6 武蔵砂川駅
BHF
11.6 西武立川駅
STR STRrg
JR東青梅線
STR ABZrg
↓JR東:八高線
INTle INTr
14.3 拝島駅
ABZlf
→JR東:五日市線
ABZlf
↑JR東:青梅線→
STR
↑↓JR東:八高線

拝島線(はいじません)は、東京都小平市小平駅から東京都昭島市拝島駅までを結ぶ、西武鉄道鉄道路線である。

目次

[編集] 路線データ

  • 路線距離(営業キロ):14.3km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:8駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:玉川上水駅 - 武蔵砂川駅間 (2.4km)・西武立川駅 - 拝島駅間 (2.7km) を除く全線
  • 電化区間:全線(直流1500V架空電車線方式

[編集] 運転形態

終日において新宿線との直通運転を実施している。日中は直通列車に加えて車両基地を併設する玉川上水駅を起点とした小平駅 - 玉川上水駅間や玉川上水駅 - 拝島駅間の区間運転もある。過去には上りの最終列車のみではあるが小川駅までの列車も存在していた。

車両編成は10両編成(優等列車が中心)と8両編成が中心だが、小平を始発・終着とする列車には6両か4両編成の列車も存在する。2007年3月6日のダイヤ改正で昼間の小平折り返しの列車がすべて西武新宿発着に改められた。基本的には(多摩湖線西武遊園地発着の列車を含む)小平駅で新宿線(所沢・本川越方面発着)の列車と相互接続を考慮されている。急行は新所沢か本川越発着の各駅停車に、各駅停車(小平止まりの列車も含む)は新所沢か本川越発着の急行・準急に相互接続を行う。なお拝島快速は田無駅で始発の玉川上水行きの各駅停車に、小平駅で西武遊園地駅行きの各駅停車にそれぞれ接続する。

昼間は30分間隔で1時間あたり西武新宿 - 拝島発着の拝島快速と各駅停車が各2本、西武新宿 - 玉川上水発着の各駅停車2本、田無 - 玉川上水発着の各駅停車2本のパターンダイヤとなっている。なお拝島快速以外の種別は拝島線内では各駅に停車する。

2008年6月14日のダイヤ改正より、昼間時に西武新宿から直通の「拝島快速」が運行され、拝島線に優等種別が登場した[1]。準急については下りのみ玉川上水駅までの運行で、拝島線内からの上り列車は設定されていなかったが、このダイヤ改正より、朝夕時間帯に拝島発着の準急が数本設定された。

また、当路線の大きな特徴として萩山駅で分割・併合を行う列車が存在する(西武新宿寄り4両が西武遊園地行、拝島寄り6両が拝島行)。かつてはほぼ終日(急行または各駅停車)に亘って運転されていたが、当路線での乗降者数が大幅に増加していることから年々減便され、今では朝ラッシュ時の急行のみになった。なお、分割・併合する列車に限り2000系が使われ、一番前(西武新宿寄り)の車両には女性専用車両が設定されるが、西武遊園地始発の車両になる。なお西武遊園地行きに関しては萩山駅で方向幕を「各停」に変える(但し運行上は急行として運転される。)。

また、小平駅 - 萩山駅間は多摩湖線西武遊園地方面の各駅停車が乗り入れている。土休日には西武新宿 - 西武遊園地間の急行も運転される。この列車はかつては快速急行として運転されていた時期もあった。

[編集] 歴史

複数の異なる経歴を持つ路線を新線により連結したもので、西武鉄道の路線としては開通が遅く、全線が開通したのは1968年のことである。

  • 1928年昭和3年)11月2日 - 多摩湖鉄道小平線萩山駅 - 本小平駅間(1.0km)開業
  • 1932年(昭和7年)8月15日 - 萩山駅 - 本小平駅間電化(直流600V)
  • 1940年(昭和15年)3月12日 - 武蔵野鉄道(現・西武鉄道の旧称)に合併。
  • 1944年(昭和19年)4月1日 - 小川駅から陸軍の施設(現在のブリヂストン東京工場)への引き込み線を敷設。
  • 1949年(昭和24年)11月15日 - 本小平駅を小平駅に統合
  • 1950年(昭和25年)5月15日 - 上水線小川駅 - 玉川上水駅間 (4.6km) 開業(日興工業専用鉄道を1949年5月21日譲受。地方鉄道へ免許を変更し開業。非電化)
  • 1954年(昭和29年)10月12日 - 小川駅 - 玉川上水駅間電化(直流1500V)
  • 1955年(昭和30年)3月18日 - 小平駅 - 萩山駅間が1500Vに昇圧
  • 1962年(昭和37年)9月1日 - 萩山駅 - 小川駅間 (1.6km) 開業(一部区間はブリヂストン東京工場専用線を改築)。小平線小平駅 - 萩山駅間を上水線に編入。新宿線との直通運転開始
  • 1967年(昭和42年)11月7日 - 小平駅 - 萩山駅間複線化
  • 1968年(昭和43年)5月15日 - 玉川上水駅 - 拝島駅間 (7.1km) 開業(全線開通)。小平駅 - 拝島駅間を拝島線に改称
  • 1979年(昭和54年)3月25日 - 青梅橋駅を東大和市駅に改称
  • 1979年(昭和54年)12月7日 - 萩山駅 - 小川駅間複線化
  • 1983年(昭和58年)12月1日 - 武蔵砂川駅(同月12日新設) - 西武立川駅間複線化
  • 1987年(昭和62年)3月5日 - 西小川信号所 - 東大和市駅間複線化
  • 1988年(昭和63年)11月2日 - 東大和市駅 - 玉川上水駅間複線化
  • 1988年(昭和63年)12月5日 - 8両編成化。夜間以降の分割併合を廃止する。
  • 1991年平成3年)3月29日 - 小川駅 - 西小川信号所間複線化。西小川信号所廃止
  • 1997年(平成9年)3月12日 - 10両編成化。夕方ラッシュ時の分割併合を廃止し、この時間帯の西武遊園地発着の列車の一部を国分寺発着に振り替える。
  • 2008年(平成20年)6月14日 - 「拝島快速」の運転開始。拝島線では初の通過駅のある優等列車となる。拝島発着の準急が運行を開始する。
  • 2009年(平成21年)4月25日 - 萩山駅 - 小川駅間高架事業に伴う仮線移動開始。仮線移動は7月までに完全完了予定。

[編集] キロポストについて

拝島線では、距離を示すキロポストが4つに分かれている。

  1. 小平駅→萩山駅→多摩湖線西武遊園地駅
  2. 小川駅→萩山駅
  3. 小川駅→玉川上水駅
  4. 玉川上水駅→拝島駅

これは歴史的経緯が影響しているが、以下のような経緯によるものである。

  1. は萩山駅から多摩湖線に直通しているため、多摩湖線の国分寺駅→萩山駅は別個のキロポストが打たれることになる(国分寺駅が起点)。
  2. は、小川駅から分岐していたブリヂストンの工場への引き込み線を延伸する形で萩山駅へつなげたため、小川駅が起点となり、上下が逆転した。
  3. は、当初小川駅から上水線として開業したため。
  4. は、拝島への延伸に際して玉川上水駅構内の線路をつけ替え、そこから拝島へ向けての新たな0キロポストを設けた。

[編集] 女性専用車

  • 平日朝7:30 - 9:30に西武新宿駅に到着する上り西武遊園地発急行の進行方向先頭車両(実施区間は萩山 - 西武新宿間)に女性専用車両を導入している。

[編集] 駅一覧

  • 全線東京都内に所在。拝島駅の敷地内には福生市も入る。
  • ●:停車、|:通過。
駅名 駅間キロ 累計キロ 各停 準急 急行 拝島快速 接続路線 所在地
小平から 西武新宿から
小平駅 - 0.0 22.6 西武鉄道新宿線西武新宿駅まで直通運転) 小平市
萩山駅 1.1 1.1 23.7 西武鉄道:多摩湖線
(一部 西武新宿方面と西武遊園地方面の相互直通運転)
東村山市
小川駅 1.6 2.7 25.3 西武鉄道:国分寺線 小平市
東大和市駅 3.0 5.7 28.3   東大和市
玉川上水駅 1.5 7.2 29.8 多摩都市モノレール多摩都市モノレール線 立川市
武蔵砂川駅 2.4 9.6 32.2  
西武立川駅 2.0 11.6 34.2  
拝島駅 2.7 14.3 36.9 東日本旅客鉄道青梅線五日市線八高線 昭島市

[編集] 廃止信号所

[編集] 沿線風景

[編集] 小平 - 小川

小平駅を出るとしばらくして左へカーブし、新宿線と分かれる。多摩湖自転車道と平面交差し、右カーブすると、多摩湖線が左から合流して萩山駅に到着する。周辺は住宅地である。朝のラッシュ時のみある、拝島西武遊園地行を併結した列車は同駅で切り離す。同駅はカーブがあり、車内放送などでしばしば注意を促している。また同駅はバリアフリー化されており、駅舎の改修工事が2009年2月に完成した。萩山を出ると多摩湖線と平面交差する形で左にカーブし、ブリヂストン東京工場に沿って走る。この区間はそもそも工場の引き込み線で、それを転用したものである。この付近では停止信号でよく特に上りが減速したり停車したりする。途中で、府中街道埼玉県道・東京都道17号所沢府中線)を越える踏切があるが、同踏切は高架化により解消される予定で、現在工事が進行中であり、仮線の敷設作業も進んでいる。なお、これは西武鉄道の事業計画には載っておらず、府中街道の拡幅事業の一環として行われるものである[2]。左へカーブし、進路を南にとると国分寺線と合流して小川駅となる。島式ホーム2面4線のうち、外側を拝島線、内側を国分寺線が使用する。小川駅は、日によっては工場からの臭いがしてくることもある。小川駅では、国分寺、本川越・西武園・東村山方面への国分寺線の乗り換えができるが、国分寺へは多摩湖線の方が早く着くこともある。

[編集] 小川 - 玉川上水

小川駅を出ると国分寺線と平面交差しながら右へカーブし、進路を西に取る。ここから先は比較的長い直線であり、小川 - 東大和市間は駅間距離が比較的長いため、速度を上げて走行していく。住宅と畑、雑木林が混じった景観であるが、線路の北側は区画整理されており、宅地化進行中といった風情である。かつては途中に西小川信号所があったが、1991年に廃止されている。北側に変電所がみえてくる。その付近から高架化された部分へと差し掛かる。やや左寄りにカーブしながら高架になると相対式ホーム東大和市駅となる。なお、この区間の高架化は青梅街道・村山街道の混雑を解消するためになされ、当時の青梅橋駅はやや北寄りに位置しており、若干の線路の形状改良が行われた。その面影をヤサカの駐車場付近で見受けられる。それまで線路の南を通っていた青梅街道はここで同線を潜り、北北西に進路をとる。東大和市駅は高架となっており、出口が一箇所しかない。かつて、駅ビル計画があったが、現在は予定地はコイン駐輪場・駐車場となっており、駅ビル計画は進行していない様子である。南には駅のすぐそばに薬用植物園があり、商業施設などが位地できない状態であるが、憩いの場としての機能は果たしている。青梅街道の信号付近には長寿のイチョウの木があり、秋には銀杏が実り、銀杏拾いしている光景も見られる。グリーンロードのポイント地点でもある。東大和市駅を越えると再び地上に降り、北側に玉川上水車両基地や、かつての大和基地跡地が広がる。基地の跡地は区画整理され、公共施設やマンションなどがみられる。南側にはゴミ焼却場がみえてくる。駅名となった玉川上水が寄り添ってくると、小平監視所があり、そこから多摩川からの純粋な流れから、下水再処理水へと切り替わる。小平監視所では玉川上水に降りることができ、清流復活事業のことについて示した記念碑などがある。多摩都市モノレールとの乗り換え駅である玉川上水駅島式ホーム2面3線で、駅の西側で多摩都市モノレールを乗り越し、西武線を挟んでその下を芋窪街道(東京都道43号立川東大和線)がアンダーパスで交差している。アンダーパスは、多摩モノレールの建設の際につくられた。付近には大学や高校が多く、近年、宅地やマンション開発も進んでいる。

[編集] 玉川上水 - 拝島

西武立川駅 - 拝島駅間の単線区間を走る30000系

玉川上水駅を出ると単線となり、国立音楽大学の敷地を突っ切る。そのまま住宅地を進み、盛土を走るようになると相対式ホーム武蔵砂川駅である。以前より建物が増えたが、周辺は依然として農地が目立つ。北側にあった日産自動車村山工場の跡地に建設されたイオンモールむさし村山ミューの最寄り駅である。再び複線となり、盛土高架上を暫く進み、五日市街道東京都道7号杉並あきる野線)を越えると地上に降りる。島式ホームの西武立川駅に到着するが、一般的な駅と異なり、駅に近づくにつれて周囲から建物がなくなり、駅前に至っては開業後40年が経過しようとしているにも拘らず、広大な空き地があるのみという特異な駅である(かつて自動車会社の駐車場があったため)。なお、今後は西武立川駅は駅舎改良工事や南口の整備事業が行われる予定である。北側には改札がないが、こちらには農地に混じって住宅がある。西武立川駅から再び単線となり、緩やかに左カーブしながら進路を南西に取る。玉川上水を渡り、盛土区間になると右カーブしながら進路を南西から北西へと変える。その途中で南側にJR八高線が寄り添うと、在日米軍横田基地への専用線と交差し、終点の拝島駅となる。JR東日本青梅線五日市線・八高線との乗り換え駅で、橋上駅舎となるまでは南口がJR東日本、北口が西武鉄道それぞれの管理であった。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 脚注

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  1. ^ ニュースリリース「6月14 日(土)ダイヤ改正を実施します。」PDF 西武鉄道 2008年3月27日
  2. ^ 府中所沢線(府中街道)の事業 東京都建設局


最終更新 2009年9月18日 (金) 15:15 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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