言語的相対論
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言語的相対論(Theory of linguistic relativity)とは、ベンジャミン・ウォーフが唱えた理論であり、個人が使用できる言語によってその個人の思考が影響を受けることを体系化した理論である。言語的相対性原理(Principle of linguistic relativity)とも。
この理論は何度も提案され議論されてきた。時にはサピア・ウォーフの仮説と呼ばれたり、単にウォーフの仮説と呼ばれたりする。ウォーフ自身は後者の名前には強く反対しており(彼自身が他にも多数の仮説を提唱しているため)、この理論の大部分が彼の業績によるものなら名づける権利もあるはずだと主張している。
ウォーフの理論が批判されるのは、ウォーフが「言語が思考を決定付ける」と主張していると見なされているからであろう。しかし、ウォーフ自身は「言語は認識に影響を与える思考の習性を提供する」としか述べていない。
その正当性の議論は別にして、言語的相対論は言語学以外で具体的な応用を生んでいる。ダグラス・エンゲルバートはこの理論の影響もあって、ハイパーテキスト、グラフィカルユーザインターフェース、マウスなど様々なものを発明した。
ドイツ語圏ではヨハン・ゴットフリート・ヘルダーがその『近代ドイツ文学断想Fragmente über die neuere deutsche Literatur』(1766年)で既に、諸言語をそれぞれの固有の文化生活を形成する力の一つとして見なしているが、言語的相対論のスタンスである。
[編集] 外部リンク
- Ontology and linguistic relativity
- インターネット言語学情報 : 言語的相対論 東郷雄二(京都大学)『言語』(大修館書店)Vol.30, No.10, pp.98-99
最終更新 2009年6月3日 (水) 13:01 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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