記念貨幣

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記念貨幣(きねんかへい)とは、国家的な出来事を記念して発行される貨幣である。記念硬貨記念通貨記念コインなどとも言う。世界各国で発行されているが、記念貨幣のなかには文化遺産野生動物を主題とするものもある。記念貨幣は大半が硬貨であるが、一部紙幣で発行されたものも存在する。

目次

[編集] 概要

ローマ帝国のパルティア戦争勝利記念貨幣
デンマークの新旧国王の肖像を表裏に描いた記念金貨(1912年)
ソ連の第二次大戦戦勝20周年1ルーブル記念貨(1965年)
2ユーロ記念貨幣(新デザイン)

[編集] 歴史

記念貨幣を最初に発行した国家としてはローマ帝国がある。ローマ帝国では戦勝記念の貨幣を度々発行しており、従属することになった被征服者を象徴的に表すことでローマの権威を誇示するプロパガンダの目的があった。また貨幣には多くの場合皇帝国王の肖像が刻まれていたが、新しく即位した君主を記念する貨幣が発行されることがあり、それは近世になると多くなった。すなわち新しい君主の肖像を宣伝する意味もあった。

貨幣には通常の流通を目的とする通常貨幣とよばれるものがあるが、近年ではアメリカ合衆国米国50州25セント硬貨のように通常貨幣とは異なるデザインの硬貨を通常貨幣と同様に流通させる場合もあり、これも記念貨幣とされる。またイギリスの5ポンド硬貨やユーロ圏諸国の2ユーロ記念硬貨のように、毎年記念貨幣として発行される額面がある。なお5ポンドは通常貨幣は紙幣であり、硬貨は記念貨幣のみである。

第二次世界大戦頃までの高額硬貨は、本位貨幣として金貨銀貨など、貴金属で作られることが多く、そのため多くの記念貨幣も貴金属で作られていた。しかし世界恐慌後に世界各国で金本位制が停止したため、通常貨幣として金貨が発行されることは、ほとんどなくなり、第二次世界大戦後は記念貨幣も廉価な銅貨白銅貨で製作されることが多くなった。更に1970年以降は銀の工業需要増大による価格が上昇したため、銀貨を通常貨幣として流通させる国も無くなった。このため現在では、記念貨幣のみが貴金属で発行される状況となった。貴金属の素材は金、銀が中心だが、プラチナパラジウムなどが使用されたものも存在する。

記念貨幣も法貨であるので原則的に通用額面が表記されているが、収集型金貨のように、額面よりもはるかに高額な素材を使用し、また額面よりも高く販売される場合もある。また地金型金貨においても、額面で取引されるのではなく、実際には地金に製造費を上乗せした価格で販売されている。中には、毎年デザインを変えて発行されるものもあり、これらも記念貨幣の一種と見なされる。

[編集] 記念貨幣の現状

日本以外の諸国、特にヨーロッパ王国では、王室の慶事で記念貨幣が発行されることが多い。国王の即位および戴冠式、国王や皇太子の婚儀、国王夫妻の銀婚式や金婚式、国王の長期間の統治などが主な事由である。

世界で最初にオリンピック開催を記念した銀貨を発行したのはフィンランドヘルシンキ大会であった。額面は500マルッカ1951年1952年の年号銘があり、直径32mmで重量が12gであったが、銀比率が.500の低品位銀貨であった。

アメリカ合衆国では、1ドルと50セントの記念銀貨、5ドルや10ドルの記念金貨などを多く発行している。1976年の建国200年記念では通常貨のデザインを変更した1ドル、50セント、25セントの記念貨幣を発行したほか、偉人の生誕周年記念などの貨幣が見られる。なおアメリカの記念金貨は収集型金貨であり、たとえば5ドル金貨(重量8.39g、品位.900)は、一般への売り出し価格は200ドルであり、法定通貨としての額面よりも多額のプレミア価格が付けられている。

一般的にオリンピックやサッカーのワールドカップ万国博覧会では開催国から記念貨幣が発行されることが通例となっているが、開催国以外の、場合によってはそのイベントに参加しない国までがコレクター目当てで便乗してこれらのイベントの記念貨幣を発行する場合もあり、記念切手もしくは特殊切手と同じような現象も生じている。また自国にはいない野生生物や外国の世界遺産を紹介するとして記念貨幣を発行されることも珍しいことではない。

このように現在の記念貨幣の概念は、慶事を祝うというもの以外に、シリーズでテーマを決めた硬貨を発行するなど、いささか記念という概念を逸脱するものが増えてきている。

近年では、従来の円形もしくは穴が開いている記念貨幣に加え、デザインの鉄道トンネルに穴が開いていたり、変形(国土の地図や楽器の形など)の記念貨幣も存在し、またカラーコイン(またはグラフィックコイン)と呼ばれる着色されたデザインを持つものがある。これは貨幣の表面に下地を塗りつけてオフセット印刷で色をつけて加工したものである。近年日本で発行されている1000円記念銀貨が該当する。さらには硬貨に宝石を埋め込んだもの、金属ではなくクリスタル製の硬貨なども出現した。これらは単なる装飾品に酷似しているが、法定通貨であるところが、メダルとは異なる。

国の大小を問わず、記念金貨を外貨獲得の手段のひとつとして用いられる場合も少なくない。日本でも後述のオリンピック東京大会の1000円銀貨では1枚あたりの製造コストが約400円[1]であり、オリンピック開催の資金源のひとつとなった。また昭和天皇御在位60年記念10万円金貨では、製造コストが約4万円であり、実質発行枚数が約910万枚(発行額約9100億円)であったため、数千億円が国庫に入った。現在ではクック諸島ツバルといった国では、日本市場向けに日本のアニメーションのキャラクターをかたどった記念貨幣を発行しているほか、1989年にはリベリアから「各国元首記念シリーズ」のひとつとして昭和天皇の肖像入り記念貨幣(250ドル金貨、20ドル金貨、10ドル銀貨)を、2000年にはソマリアから「ミレニアムを象徴する人物シリーズ」のひとつとして昭和天皇の肖像入り記念貨幣(250シリング銀貨、25シリング白銅貨)を発行したことがある(参考)。

このように、近年では大量の記念貨幣が世界各国で発行されている。実際に世界的なコインカタログ"Standard Catalog Of World Coins"(アメリカのクラウゼ出版社"Krause Pubns Inc"刊)は19世紀以前と20世紀、そして21世紀の3冊セットである。すなわち2001年以降はそれだけ発行される記念貨幣は膨大であるといえる。

[編集] 記念紙幣

ルーマニアの皆既日食2000レウ記念ポリマー紙幣(1999年発行)
アメリカの2ドル紙幣(2003年発行)

世界の国の中には、通常の紙幣とはデザインを大きく変えた記念紙幣を発行するものもある。なかには記念銘の文字や絵だけを加刷したものもあるが、美しいデザインのものも少なくない。世界で最初に記念紙幣を発行したのは1968年のスウェーデン国立銀行開業300周年を記念した10クローネ紙幣である。

現在では多くの国で発行されており、中華人民共和国で2008年発行されたオリンピック10記念紙幣[2]や、タイ王国の王室慶事を祝した記念紙幣(国王即位60周年記念60バーツ紙幣等)のように、紙幣で記念貨幣が発行される場合も少なくない。なお、タイでは2000年に国王夫妻金婚記念として50バーツ記念紙幣のほか、1998枚のみ限定発行された、超高額の50万バーツ(日本円で約140万円)記念紙幣が存在する。また現在世界各国で導入が進められている樹脂製のポリマー紙幣も世界で最初に発行されたのは1989年オーストラリア200周年記念10ドル紙幣である。

日本では未だ記念紙幣は発行されていない。なおD券二千円紙幣西暦2000年(いわゆるミレニアム)、及び沖縄サミットを契機に発行されたという経緯があり、海外の紙幣カタログなどには記念紙幣として扱われている場合もあるが、法律上は普通紙幣である。

同様にアメリカ合衆国の2ドル紙幣は建国200年記念紙幣とされているが、これは1976年に独立記念を機に紙幣裏側のデザインが独立宣言調印の場面に改訂されたためである。しかし実際には日本の二千円紙幣と同様に普通紙幣とみなされている。ただし2ドル紙幣は、アメリカでは昔から縁起が悪い[3]とされ、需要がないため流通量は少なく、2ドル紙幣が新規に印刷されたのは1995年と2003年のみである。

また収集家目当てであるが、1990年代にベリーズドミニカ国などのカリブ海の国の中に超軽薄の金箔素材をエンボス(浮き出し)加工して、紙に貼り付けた非実用的な記念紙幣も発行している。

[編集] 日本における記念貨幣

東京オリンピック記念1000円銀貨幣、表(左)と裏
東京オリンピック記念100円銀貨幣、表(左)と裏

[編集] 概略

日本では、その発行は閣議によって決定される。ただし、以前は後述のように特別法を制定して発行されたこともある。

日本で記念貨幣が発行されたのは、1964年東京オリンピック記念1000円と100銀貨幣が初めてである。2008年6月までに52種が発行されている。なお、下表では鋳造元(造幣局)のウェブサイト等での表記に倣い名称を記載するが、刻印上の表記とは文字が異なる場合がある(例:年号・年数について刻印では漢数字を用いる、「周年」でなく単に「年」とする、など)。なお1000円銀貨の発行に際しては後述のように特別法を国会で成立させた。

1970年日本万国博覧会記念から1975年昭和天皇御即位50周年までの4種の100円白銅貨は直径及び重量が異なっており、最小(通常100円と同じ)の4.8gから12.0gまでのばらつきがあった。また500円記念貨幣も1992年発行の沖縄復帰20周年記念までは通常の500円硬貨よりも一回りサイズが大きかったが、それ以降の500円記念硬貨[4]は通常の500円貨幣と材質と重量が同じであり、自動販売機でも使用することができる[5]。また、2003年に発行された第5回アジア冬季競技大会記念1000円銀貨以降の1000円の記念銀貨は全てカラーコインで発行されるようになった。

日本の記念貨幣の最高額面は10万円だが、これが額面と原価の差が大きかったために、大量に偽造されて大問題になった。その後、天皇陛下御即位記念10万円金貨や皇太子殿下御成婚5万円金貨が発行されたが、額面あたりの金の重量を増やしたほかシリアルナンバーが振られたケースに収納して販売された。長野オリンピック記念金貨以降は額面1万円が最高額となったが、全ての金貨および銀貨が額面以上の価格で販売される収集型貨幣となった。

日本ブラジル交流年及び日本人ブラジル移住100周年記念の500円硬貨は本来2008年3月に発行される予定だったが、ブラジルにおける日本人ブラジル移住100周年に関連する記念事業の開催日程等の事情を考慮したため6月に変更となり、また既に鋳造が完了していたにも関わらず、表面の図柄に予定していたサンパウロ州サントス市の「日本移民ブラジル上陸記念碑」について著作権問題が発生し、急遽図柄を「笠戸丸とブラジル」に変更して鋳造し直し、2008年6月18日に発行された。硬貨が鋳造後に図柄を変更して発行される例は日本では初めてのことで、他国においては、イタリアの1000リレ硬貨の国境線問題で回収して再発行した例があるが、極めて稀な事例である。なお、この硬貨は日本の貨幣として英語以外の言語(ポルトガル語)で記念銘が表示された初めてのものである。

欧米と異なり日本では肖像貨幣(国家元首級・著名人問わず)が発行された事は一度もない。東アジアでは銭貨を卑しいものとみなす伝統的意識が存在するためである。(現在の日本では記念貨幣が流通することは考えにくいが)「皇族のお顔が手垢にまみれるのは好ましくない・畏れ多い」という説明がなされることもある。そのため天皇陛下御在位50年記念貨では皇居正面(二重橋)、皇太子殿下御成婚記念貨ではつがいのツルが描かれた。それどころか、モチーフ的にあしらった人物は別として、大きな肖像がコインの表面に描かれたのは、花と緑の博覧会記念の5000円硬貨が唯一の例である。これとて花の女神フローラになぞらえた少女像であって、特定の人物の肖像ではない。このように日本では人物の肖像を描いた硬貨がなじまない土壌があるといえる。

[編集] 根拠法

日本では、貨幣の発行根拠として支那事変日中戦争)勃発後に制定された臨時通貨法(昭和13年法律第86号)による臨時補助貨幣として発行されてきた。また、それ以前は新貨条例(明治4年太政官布告第267号)及び貨幣法(明治30年法律第16号)で規定された本位貨幣及び補助貨幣として発行されてきた。

臨時通貨法は支那事変終了後一年まで(その後大東亜戦争太平洋戦争)終了後一年までに変更)という期限付きの時限立法として施行され、第二次世界大戦後も抜本的な改訂は行われず、期限の廃止及び臨時補助貨幣の額面が追加されて存続したが、記念貨幣の発行に関する規定は存在しなかった。そのため1964年東京オリンピック開催を記念して初めて記念貨幣を発行するにあたり、1000円銀貨を発行するために「オリンピック東京大会記念のための千円の臨時補助貨幣の発行に関する法律」(昭和39年法律第62号)という特別法を制定したが、1000円という当時の高額貨幣の10倍の額面にもかかわらず「臨時補助貨幣」としたのは、このような事情があったためである。

その後、発行された記念貨幣は100円ないし500円とされたのは、閣議で発行を決定出来たためであったが、銀貨と金貨は発行されなかった。しかし1986年に昭和天皇在位60年を記念して記念金貨と記念銀貨を発行する際には、またも「天皇陛下御在位六十年記念のための十万円及び一万円の臨時補助貨幣の発行に関する法律」(昭和61年法律第38号)という特別法が制定されたが、10万円と紙幣でも発行された実績もない高額にもかかわらず「臨時補助貨幣」とされた。これらの矛盾を解消するために、1988年4月1日に通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律(昭和62年法律第42号)が施行され、貨幣法及び臨時通貨法のほか、上記の特別法を含めた関連法が併せて廃止されている。なお、この法律では旧法及び関連法のもとで発行された記念貨幣は全て法定通貨として有効と規定されている。

現在では通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律第5条で、以下のように記念貨幣のための額面のものについては閣議決定で発行できるとされており、発行枚数は政令で定められる。

第五条 貨幣の種類は、五百円、百円、五十円、十円、五円及び一円の六種類とする。
2 国家的な記念事業として閣議の決定を経て発行する貨幣の種類は、前項に規定する貨幣の種類のほか、一万円、五千円及び千円の三種類とする。
3 前項に規定する国家的な記念事業として発行する貨幣(以下この項及び第十条第一項において「記念貨幣」という。)の発行枚数は、記念貨幣ごとに政令で定める。

同条を受けて、通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律施行令第3条は、次のように定める。記念貨幣の発行枚数は、この政令の改正(「別表第三」の改正)として定められる。

(記念貨幣の発行枚数)
第三条 法第五条第三項に規定する記念貨幣の発行枚数は、別表第三に定めるところによる。

また記念貨幣、プルーフ貨幣で額面価格を超える金額で販売するにあたり、通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律第10条は次のように定めている。

(造幣局による貨幣の販売)
第十条 造幣局は、次に掲げる貨幣であつて財務大臣が指定するものを販売するものとする。
一 その素材に貴金属を含む記念貨幣のうち、その製造に要する費用がその額面価格を超えるもの
二 特殊な技術を用いて製造し表面に光沢を持たせた貨幣
2 前項各号に掲げる貨幣の販売価格は、当該貨幣の製造に要する費用及び当該貨幣の額面価格を下回らない範囲で、当該貨幣の発行枚数及び需要動向を勘案し、政令で定める。

なお、1990年の天皇陛下御即位記念10万円金貨、1993年の皇太子殿下御成婚記念5万円金貨を発行する際には、通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律に定められた額面以上のため、「天皇陛下御即位記念のための十万円の貨幣の発行に関する法律」(平成2年法律第29号)、「皇太子徳仁親王の婚姻を記念するための五万円の貨幣の発行に関する法律」(平成5年法律第33号)という特別法が制定されている。

[編集] 日本の記念貨幣一覧

記念別 額面 販売価格 材質等 デザイン・
発行時期
発行年 発行枚数
(単位:枚)
東京オリンピック記念 1,000円 銀貨幣 記事 1964年(昭和39年) [6] 15,001,516
100円 [6] 80,008,056
日本万国博覧会記念 100円 白銅貨幣   1970年(昭和45年) [6] 40,002,052
札幌オリンピック記念 100円 白銅貨幣 1972年(昭和47年) 30,000,000
沖縄国際海洋博覧会記念 100円 白銅貨幣 1975年(昭和50年) 120,000,000
天皇陛下御在位50年記念 100円 白銅貨幣 1976年(昭和51年) 70,000,000
国際科学技術博覧会記念 500円 白銅貨幣 1985年(昭和60年) 70,000,000
内閣制度創始100周年記念 500円 白銅貨幣 70,000,000
天皇陛下御在位60年記念 100,000円 金貨 記事 1986年(昭和61年) 10,000,000
1987年(昭和62年) 1,000,000
10,000円 銀貨幣 1986年(昭和61年) 10,000,000
500円 白銅貨幣 50,000,000
青函トンネル開通記念 500円 白銅貨幣   1988年(昭和63年) 20,000,000
瀬戸大橋開通記念 500円 白銅貨幣 20,000,000
国際花と緑の博覧会記念 5,000円 銀貨幣 1990年(平成2年) 10,000,000
天皇陛下御即位記念 100,000円 金貨幣 1991年(平成3年) 2,000,000
500円 白銅貨幣 1990年(平成2年) 30,000,000
裁判所制度100周年記念 5,000円 銀貨幣 5,000,000
議会開設100周年記念 5,000円 銀貨幣 5,000,000
沖縄復帰20周年記念 500円 白銅貨幣 1992年(平成4年) 20,000,000
皇太子殿下御成婚記念 50,000円 金貨幣 1993年(平成5年) 2,000,000
5,000円 銀貨幣 5,000,000
500円 白銅貨幣 30,000,000
関西国際空港開港記念 500円 白銅貨幣 1994年(平成6年) 20,000,000
第12回アジア競技大会記念 500円 白銅貨幣 走る 10,000,000
500円 白銅貨幣 泳ぐ 10,000,000
500円 白銅貨幣 跳ぶ 10,000,000
長野オリンピック記念 10,000円 38,000円 金貨幣 ジャンプ
(第1次)
1997年(平成9年) 55,000
5,000円 銀貨幣 ホッケー
(第1次)
5,000,000
500円 白銅貨幣 スノーボード
(第1次)
20,000,000
10,000円 38,000円 金貨幣 フィギュアスケート
(第2次)
55,000
5,000円 銀貨幣 バイアスロン
(第2次)
5,000,000
500円 白銅貨幣 ボブスレー
(第2次)
20,000,000
10,000円 38,000円 金貨幣 アイススケート
(第3次)
1998年(平成10年) 55,000
5,000円 銀貨幣 パラリンピック
(第3次)
5,000,000
500円 白銅貨幣 モーグル
(第3次)
20,000,000
天皇陛下御在位10年記念 10,000円 金貨幣   1999年(平成11年) 200,000
500円 白銅貨幣 15,000,000
2002 FIFAワールドカップ記念 10,000円 40,000円 金貨幣 2002年(平成14年) 100,000
1,000円 6,000円 銀貨幣 100,000
500円 ニッケル
黄銅貨幣
ヨーロッパ・
アフリカ
10,000,000
500円 ニッケル
黄銅貨幣
アジア・
オセアニア
10,000,000
500円 ニッケル
黄銅貨幣
南北アメリカ 10,000,000
第5回アジア冬季競技大会記念 1,000円 6,000円 銀貨幣   2003年(平成15年) 50,000
奄美群島復帰50周年記念 50,000
2005年日本国際博覧会記念 10,000円 40,000円 金貨幣 2004年(平成16年) 70,000
1,000円 6,000円 銀貨幣 70,000
500円 ニッケル
黄銅貨幣
8,241,000
中部国際空港開港記念 500円 4,000円 銀貨幣 2005年(平成17年) 50,000
国際連合加盟50周年記念 1,000円 6,000円 銀貨幣 2006年(平成18年) 70,000
南極地域観測50周年記念 500円 ニッケル
黄銅貨幣
記事 2007年(平成19年) 6,600,000
2007年ユニバーサル技能五輪国際大会記念 1,000円 6,000円 銀貨幣   80,000
日本ブラジル交流年及び日本人ブラジル移住100周年記念 500円 ニッケル
黄銅貨幣
2008年(平成20年) 4,800,000
天皇陛下御在位20年記念 10,000円 80,000円 金貨幣   2009年(平成21年) 100,000
500円 ニッケル
黄銅貨幣
10,000,000
  • 上記は貨幣単品での販売価格である。他にもプルーフ貨幣仕様のものやミントセットや金銀貨セットなど、様々な形態で販売されたものも存在しており、価格はそれぞれ異なる。

[編集] 地方自治法施行60周年記念貨幣

地方自治法施行60周年を記念して、2008年以降、47都道府県の図柄をあしらった500円バイメタル貨と1000円銀貨を順次発行することが発表された。これはアメリカ合衆国の50州の図柄をあしらった25セント硬貨と類似の物で、10年をかけて毎年数県ずつの硬貨を発行するとのことである。完結すれば47件94種類と日本の記念貨幣最多のものとなる。

500円バイメタル貨は1ユーロ硬貨と同様、中央部が白銅、周囲がニッケル黄銅を素材とし、凸型を上下さかさまに重ねたコアの部分の白銅にニッケル黄銅のリングを重ねた3層構造のバイカラー・クラッド(2色3層構造で、白銅のコア部分は白銅張りの銅である)硬貨である。このような硬貨は日本では初めてのことで、フランスイタリアの技術を基に独自の方法を採用している。2008年には初回分として北海道京都府島根県の硬貨が発行された。また、2009年上半期に新潟県長野県が、同下半期に茨城県奈良県が発行される予定である。2010年上半期に福井県岐阜県高知県が発行される予定である。 2008年に発行されたものは北海道が主要国首脳会議開催、京都府が源氏物語1000周年、島根県が石見銀山の世界遺産指定が題材とされている。

1000円銀貨は都道府県をあしらった図案を採用し、彩色されたカラーコインで発行されている。また額面以上の価格で配布されるプレミアム貨幣であり、造幣局に事前に申し込みをした希望者から抽選で購入者を決定して代金と引換で発送する方法(販売価格には発送費用及び消費税も含まれている)が取られているが、題材として取り上げられた都道府県の住民には全国よりも2倍の確率で当選できるようになっている。額面で交換する500円バイメタル貨も同様に引き換え枚数が他の都道府県より多く割り当てられている。

また、日本郵政もこの記念貨幣シリーズとの共同企画として、各都道府県を題材とした80円の記念切手5種類を収めた小型シートを発行している。この小型シートのうち、1種類は記念貨幣と題材が同じであり図案もほぼ同じである、他の4種類は対象都道府県の観光地などがデザインされている。また造幣局も、この記念切手と1000円銀貨を特製ケースに収納したプルーフ貨幣セットを販売しており、販売価格は記念切手入りは7800円、記念切手がないものは7400円である。

都道府県名 額面
(販売価格)
材質等 発行日 発行枚数 図柄
北海道 1,000円
(6,000円)
銀貨幣(カラーコイン) 2008年7月 100,000枚 洞爺湖タンチョウ
500円 バイカラー・クラッド貨幣 2008年12月10日 2,100,000枚 洞爺湖と北海道庁旧本庁舎
京都府 1,000円
(6,000円)
銀貨幣(カラーコイン) 2008年10月 100,000枚 国宝「源氏物語絵巻」宿木 三(部分)
500円 バイカラー・クラッド貨幣 2008年12月10日 2,050,000枚 国宝「源氏物語絵巻」宿木 二(部分)
島根県 1,000円
(6,000円)
銀貨幣(カラーコイン) 2008年12月 100,000枚 御取納丁銀牡丹
500円 バイカラー・クラッド貨幣 2008年12月10日 1,970,000枚 銅鐸とその文様・絵画
新潟県 1,000円
(6,000円)
銀貨幣(カラーコイン) 2009年7月 100,000枚 トキ佐渡島
500円 バイカラー・クラッド貨幣 2009年7月15日 1,840,000枚 トキと棚田
長野県 1,000円
(6,000円)
銀貨幣(カラーコイン) 2009年5月 100,000枚 上高地
500円 バイカラー・クラッド貨幣 2009年7月15日 1,830,000枚 善光寺
茨城県 1,000円
(6,000円)
銀貨幣(カラーコイン) 2009年下半期予定 100,000枚 H-2ロケットと筑波山
500円 バイカラー・クラッド貨幣 2010年1月予定 1,870,000枚 偕楽園
奈良県 1,000円
(6,000円)
銀貨幣(カラーコイン) 2009年下半期予定 100,000枚 大極殿正殿と蹴鞠
500円 バイカラー・クラッド貨幣 2010年1月予定 1,800,000枚 遣唐使
福井県 1,000円
(6,000円)
銀貨幣(カラーコイン) 2010年上半期予定 未定 未定
500円 バイカラー・クラッド貨幣 2010年上半期予定 未定 未定
岐阜県 1,000円
(6,000円)
銀貨幣(カラーコイン) 2010年上半期予定 未定 未定
500円 バイカラー・クラッド貨幣 2010年上半期予定 未定 未定
高知県 1,000円
(6,000円)
銀貨幣(カラーコイン) 2010年上半期予定 未定 未定
500円 バイカラー・クラッド貨幣 2010年上半期予定 未定 未定

[編集] 参考文献

  • 日本貨幣収集辞典 原点社 2003年
  • 日本貨幣商協同組合『日本貨幣カタログ2008』

[編集] 関連項目

[編集] 引用・脚注

  1. ^ 日本貨幣収集辞典 原点社 2003年 276頁
  2. ^ 中国では1999年に建国50周年記念50元紙幣、2000年にミレミアム記念100元ポリマー紙幣が発行されている
  3. ^ 2ドル紙幣の通称のDoubleがデビル(悪魔)の発音に近いため
  4. ^ 銀貨として発行された中部国際空港開港記念を除く
  5. ^ 最新のイメージセンシングを行う自動販売機においては、コインの図柄が登録されているので、これに合致しない記念硬貨は、硬貨と認識されない。
  6. ^ 貨幣大試験に使用された供試貨幣を発行。

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最終更新 2009年11月13日 (金) 09:48 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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