訪問看護師

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訪問看護師とは、訪問看護を行う看護職者の事を指し、保健所市町村保健センターなどから行政の立場で家庭を訪問し、保健指導などを行う保健師とは区別される。諸外国における類似の職種としてはDistrict Nurse(英), Visiting Nurse(米)などがある。日本で訪問看護師として活動するためには、看護師の国家資格が必要になるほか、市町村によっては訪問看護の研修が義務付けられている場合がある。

訪問看護師活動が本格化したのは1980年代以降である。1970年に日本の高齢者人口比率が7%を突破し、高齢化社会となってから病院診療所自治体などから継続看護の一環として看護師を患者の自宅へ派遣するようになった(訪問看護参照)。その後1991年に老人訪問看護制度が創設され、訪問看護ステーションが作られ始めた。この時問題となったのは看護師不足である。 看護師の大半は病院・診療所等の医療施設であり、訪問看護へ転職する看護師が少なかった。訪問看護と訪問介護の違いは、訪問看護の利用者はターミナルケアや医師・看護師しかできない医療処置を必要としている難病の患者であるという点だ。だが在宅医療は病院のように医療機器も薬剤もなく、担当医との連絡も医療施設よりとりにくい。また、高度な専門的知識も要し、そのことからも訪問看護を行いたいという看護師が少なかった。 そのため、自治体が主体となって結婚や育児のためにリタイヤした無就業看護師の発掘を行った。現在訪問看護師として働く人の中にはこの無就業看護師であった人が少なくない。だが現在も訪問看護師不足傾向にあり、それに伴って基礎教育の現場でも地域看護在宅看護などの分野が発展してきている。 今後の問題としては、訪問看護の夜間の対応についてが挙げられる。訪問看護ステーションは1ステーション当り5~10人程度で運営されており、病院のように24時間ステーションに常駐するということが難しい。この問題を解消するためにも、訪問看護師不足は深刻な問題である。

最終更新 2009年6月17日 (水) 08:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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