誘導灯

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避難口誘導灯に
書かれているピクトグラム

誘導灯(ゆうどうとう)は室内において非常口避難通路を示す為の、発光する標識のことである。

目次

[編集] 概要

誘導灯は消防法に定められた避難誘導用の標識で、形状は四角や長方形の箱に、白地に緑色、または緑地に白のシンボルマーク(ピクトグラム)が描かれており、多くは天井や床に配置してある。このピクトグラムは1982年以降に新築された建築物に義務づけられているが、それ以前に竣工した建築物では現在もなお旧規格(「非常口」などと文字のみで大書きされている)のまま残っているものが少なくない。

なお、避難口誘導灯通路誘導灯を総合して誘導灯と呼ばれている。この2つの標識は、商用施設や工業施設、宿泊施設等に対して設置が義務付けられており、通路の一定の間隔に通路誘導灯を、脱出可能な出口に避難口誘導灯が設置されている。これらは、蓄電池により数十分から数時間程度点灯し続ける能力を有しているため、避難の際にもし停電したとしても、脱出の目標として使用できるようになっている。通常の誘導灯では約20分以上・長時間点灯型では1時間以上となっている。また最近ではキセノンランプ点滅装置(ストロボ)・音声案内装置がついている機種もある。

劇場映画館などでは上演中に消灯する場合も多いが、非常時には点灯するようになっており、その旨の告知放送が館内放送によって行われる場合がある。またこれらの場所では公演や上演に支障がない程度の明るさで足下照らす客席誘導灯が設けられていることが多い。

誘導灯


[編集] 構造

誘導灯は内部に充電式電池と電池で蛍光灯を点灯させるインバータ、充電回路、通常点灯用の安定器が内蔵されている電池内蔵型と充電回路と充電式電池を持たない電源別置形がある。両者の見分け方は簡単で機能チェックをするための点検スイッチと正常に充電されている事を示すモニターランプ(緑色。1980年代ごろまでの古い器具では赤色)が無いのが電源別置型である。 電源別置型は器具自体は多少安価だが非常用電源装置(誘導灯は蓄電池限定)が必要で、器具と非常用電源装置の間は耐火配線(860℃-30分に耐える必要がある)での工事となり小規模な場合割高となるので大規模な施設で使われる。

点滅式誘導灯は火災報知器と連動して明るさが100%-36%(停電時36%-10%)の可変を繰り返す内照式とストロボフラッシュが点滅する外照式(外付、組み合わせ、内蔵)がある。

誘導音付加型誘導灯は点滅式と同様に火災報知器と連動して、「ピンポーン♪ピンポーン♪非常口はこちらです 非常口はこちらです」と音声を発する。(YouTubeに投稿されてある映像を参考火災報知機+誘導灯) 誘導音装置は火災報知器連動のほか自ら煙感知器を接続して該当非常口(階段)が煙で充満して危険な場合、音声(点滅組み合わせの場合は点滅も)を停止させる機能を有する。

その他長時間定格型(停電時の非常点灯時間が一般の20分から1時間に延長されている)も高層ビル向けにある。

[編集] 種別

[編集] 大きさ

A級、B級、C級がある。

[編集] 用途

避難口誘導灯、階段通路誘導灯および客席誘導灯がある。

[編集] 問題点と対策

[編集] エネルギー問題

安全のために欠かすことのできないものではあるが、常時点灯させるための電力消費が無視できない。

そこで、設置可能な場所は限られるが蓄光機能を持つ高硬度石英成形板で作成した誘導板が開発され注目されている。

[編集] その他

2005年に、宮城県ホームセンターに設置されている誘導灯が発火し、商品の一部が焼ける火災が発生した。

その後、2006年札幌市三重県で誘導灯が発火している。

内蔵する蛍光灯安定器(32W、40W)がまれに異常発熱を起こし近傍の合成樹脂を焦がしたり、発火に到るものである。当初50HZ地区のみで多発したためメーカは60HZ 地区については対策が行われていなかったが三重県で同様の事故が生じたため一斉対策になった(カバーの交換と延焼防止金属板を追加する)

これらの誘導灯は東芝ライテック1990年代に製造した物で、全国各地で同じタイプの誘導灯の修理などが行われている。[1]

[編集] 脚注

  1. ^ 東芝ライテック 誘導灯(大形・薄型タイプ)ご愛用のお客様へhttp://www.tlt.co.jp/tlt/kokuchi/youdou/youdou.htm

[編集] 関連項目

最終更新 2009年10月24日 (土) 10:03 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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