読み切り

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読み切り(よみきり)は日本における漫画雑誌への掲載の形式で、元々は掲載雑誌のその号で一話完結する形式をさし、「続き物」の反対概念であって、本来「連載」と反対概念ではないが、近年は連載ではない作品をさして使われることが多い。

[編集] 概要

日本における漫画は、2系統である。20世紀初頭の貸本漫画での出版が盛んな段階においては初めから単行本として出版される形式が多かったが、雑誌「少年倶楽部」などから連載の漫画も始まり、現代の漫画出版状況では、前者は特別な画集のようなものに限られ、ほとんど全ての漫画は雑誌掲載の形式を採っている。 雑誌には週刊月刊隔週刊などがあるが、そのような雑誌や新聞などにおいて一つのタイトルの漫画が次号以降も掲載されるものを「連載」と呼ぶ。その場合原則、最終ページの末尾に「つづく」・「続く」などが付けられる。それに対し、掲載1回で作品が完結する形式を「読み切り」と呼ぶ。

また同じタイトル、登場人物での連載作品ではあるが、毎回一話完結するものを「読み切り」と呼ぶとき、これに対し、1回分で話が完結せず、次回へ結末を引っぱる作品のことを「続き物」と呼ぶ。こちらが本来の「読み切り」の指し示すところであるが、4コマ漫画連載の末尾にも「つづく」などと付けられる今日では、「読み切り」といえば連載でない作品だという概念が普及しつつある。

ギャグ漫画・コメディー漫画は、「読み切り」(一話完結)の形式を採ることが多い。それに対してストーリー漫画と呼ばれる物語性を重視した漫画は一話で起承転結せず、「続き物」となる場合が多い。これは、漫画という一種の活字娯楽が普及する前の、講談怪談話などが「続き物」の形式をとっていたことの名残だという見方もある。


[編集] 読みきり作品のその後の展開

読みきり作品は、多くの場合単発であるが、発表後、以下のような展開をする場合がある。

  1. 読みきり作品の設定などをアレンジして、連載作品になる。この場合、もともとの読みきり作品自体が雑誌読者へのプレゼンテーションの性格を帯びていることも多い。例として、『家庭教師ヒットマンREBORN!』(天野明)、『SKET DANCE』(篠原健太)など。中には、『恋して!? 神様!!』→『神のみぞ知るセカイ』(若木民喜)のようにタイトルが変更されたものや、『絶対可憐チルドレン』(椎名高志)のように、読みきり→短期集中連載→連載、という経緯をたどったものもある。
  2. 設定などはそのままに、続編の読みきり作品が発表され、シリーズ化される。雑誌には不定期で掲載される場合が多い、その回ごとに独立したタイトルがつけられることが多い、などの点が通常の連載作品と異なる。『ぐーたら姫シリーズ』(遠藤淑子)などがこれに該当する。
  3. 登場人物や設定の一部を流用して、読みきり作品とは独立したストーリーの連載作品が発表される。例えば、川原泉の『ブレーメンII』は、過去の読みきり作品『アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?』の登場人物を流用しており、「後日談」にあたるが、内容的には独立したストーリーであり、単なる続編とは言えない。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年9月29日 (火) 12:18 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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