貨車移動機
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貨車移動機(かしゃいどうき)とは日本国有鉄道(国鉄)が開発・使用した、駅構内の貨物側線などで貨車の入換作業をするための機械のことである。入換動車(いれかえどうしゃ)ともいう。
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[編集] 概要
国鉄で機関車を使用せず人力などで行なわれていた小規模な入換作業を機械化すべく、1950年代前半に開発が開始され、1950年代中盤以降、量産されて貨物取り扱いのある国鉄の主要駅に配置されて使用された。
現在も日本貨物鉄道(JR貨物)が使用しているが、貨物輸送形態の変化と貨物取扱駅の減少により、使用される両数は国鉄時代に比べ極めて少なくなっている。また国鉄・JR以外では日本通運などの所有する類型機も「貨車移動機」と呼ばれることがある。
実用されたものは小型内燃機関車の形態であるが、車籍のない「機械」という扱いなので正式な鉄道車両ではない[1]。また、このため最高速度も制限されている。
前述したとおり鉄道車両ではないため本線上の走行は通常行なわず、検査などで移動の必要がある時は貨車[2]による鉄道輸送か、トレーラートラックに積載されて道路輸送が利用される。
また、DE10形ディーゼル機関車のような本線走行可能な機関車を貨車移動機という扱いで運用することも増えている。これは貨車移動機とすることで検査周期が伸ばせるなどのメリットがあるためである。詳しくは国鉄DE10形ディーゼル機関車#運用の変遷・現況のJR貨物の項を参照。
[編集] 種類と構造
貨車移動機は様々な大きさのものが製造された。また同じ大きさのものでも改良により性能等が変化した場合、形式区分も行なわれている。代表的なものは5トン機(C2 - C8形)、8トン機(E1 - E7形)、10トン機(F1 - F6形)、20トン機等があり、試作機など特異車も存在した。また、ラッセルやロータリーを装備した除雪用のものもある。
動力源としては、開発初期には適当な動力源が無かったことから充電池による蓄電池式電気機関車として試作されたが、これは充電池の取り扱いの問題もあって普及せず、ガソリンエンジン搭載の内燃機関車へ移行してC2形で本格量産が開始され、その後小型ディーゼルエンジンの一般化によりディーゼルエンジン搭載へ移行している。
内燃動力機については当初、機械式変速機を採用したが、1953年のE2形試作車での試用結果を受けて1954年度からは液体変速機搭載へ移行した。また、初期のものは連結棒(ロッド)により各動軸を駆動したが、これも後にチェーン連動やユニバーサルジョイントとスプライン継手による方式などへ移行している。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
最終更新 2009年11月2日 (月) 14:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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