貴族探偵エドワード
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貴族探偵エドワード(きぞくたんてい)は椹野道流著、ひだかなみ挿絵のシリーズ小説。角川ビーンズ文庫より刊行されている探偵モノのファンタジー小説である。また、ビーンズエースにおいて、おもて空良作画による漫画版が連載されたほか、2007年10月にはドラマCDが発売された。
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[編集] 内容
架空の国・アングレの首都ロンドラにある、小さな探偵事務所。そこで探偵を務める少年エドワードが、守り役のシーヴァ、不思議な能力を持つ霊感少年トーヤと共に、奇怪な事件を次々と解決していくオカルトチックなファンタジー小説。
[編集] 登場人物
キャストはドラマCDのもの。
- エドワード・H・グラッドストーン(声:宮野真守)
- 主人公。金髪に青空色の眼・スタイル抜群・頭脳明晰と非の打ち所がない少年。地方の領主・グラッドストーン家の三男坊で、家族の誰ともかなり年が離れていた事と人形のような端正な容姿ゆえに、わりと甘やかされて育った。それでも我が儘で傲慢なお坊ちゃまではなく、心優しい紳士に成長したのは、エドワードの将来を案じた両親が守り役としてつけたシーヴァのおかげである。
- 良家の子息であるにも関わらず、家族の反対を押し切って子供の頃からの夢である私立探偵になった。現在はロンドラの下町に構えた探偵事務所の所長である。(普通に食べて行くには困らない程度の稼ぎらしい)
- 家柄が家柄なので、紳士としての礼儀やたしなみは身についており、依頼人にも臆することなく接している反面、行儀の悪いことをしてシーヴァに窘められたり、トーヤとじゃれあったり、シーヴァやプライスをからかったりと、まだまだ少年らしい部分も多々ある。ちなみに、低血圧なのか早起きは苦手らしく、寝相も大変悪い。『領民あっての領主』という考えを叩き込まれているので、使用人を無視する、高慢なお坊ちゃんを見ると、ことのほか憤慨する。
- 原作第1巻にて、母校であるパブリックスクールの校長直々の依頼で、学校の幽霊騒ぎを解決するため一時的に母校に戻る。そこで容姿と母親の身分が元でいじめられていたトーヤと出会う。
- シーヴァ・アトウッド(声:森川智之)
- エドワードの守り役兼探偵助手兼世話係。ココア色の髪、灰色の瞳とエドワードに比べて些か地味だが、それでも十分に整った容姿。父、兄もグラッドストーン家で執事を務めている。どんな人にも礼儀正しく、穏和な性格(トーヤとすぐ打ち解けたのはこの性格のおかげ?)。それゆえに恋愛にも超奥手。下宿の大家であるハリエットに好意を持ちつつ、まるで子供のように、見ている方が焦れったくなる恋をしている。(あからさまな形でエドワードとトーヤに後押しされることもしばしばある。)
- 生まれたてのエドワードが、あまりにも泣きすぎて命が危ぶまれたとき、当時9歳だったシーヴァが抱くとすんなり泣きやんだことが守り役となったきっかけ。幼少期は学校にも通い、さらにエドワードもシーヴァにくっついていくほど懐いていた様子。現在は私立探偵となったエドワードを心配した家族がシーヴァも一緒に、ということで守り役続行&メモ帳片手に探偵助手を務める。つき合いが長いためか、子供の頃のエドワードを知っているためか、親馬鹿ならぬ坊ちゃん馬鹿。
- トーヤ・アカホシ(声:柿原徹也)
- エドワードの探偵助手。黒髪黒目、小柄な体躯、名前の響きからしてどう見ても東洋人。父親は名家のひとつ・ボールドウィン家の家長。母親は異国から売買されてきた、おそらく東洋人である。エドワードの母校バルフォア校に在籍していたが、人とは違うその容姿のためにイジメを受け、仕事としてバルフォア校に来たエドワードと親しくなって学校を辞めた。その時、(不思議な能力のために)これまた仲が良いとは言えなかったボールドウィン家を出て、母方の『アカホシ』に改姓。以降は探偵助手としてエドワード・シーヴァと共に下宿中。
- 母親から霊能力のようなものを受け継いでおり、その力が発揮されるときのみ瞳が銀色になる。霊と対話したり、魔物の気配を感じたり、その正体を見破ったりすることが出来る。これまでの大きな事件には、いずれもそういった霊的なものが関わっているために、トーヤの存在は必要不可欠なものともいえる。
- ハリエット・マーシャル(声:佐久間紅美)
- エドワード達が住む下宿屋の大家さん。娘時代はメイドとして奉公していただけあって、下町では少し珍しい上品で清楚な雰囲気を持つ。たおやかな物腰に美しい容貌、探偵家業を営むエドワード達を常に気遣う優しさも持ちながら、市場からマトンの足を担いで帰るという怪力の持ち主。また、亡き夫を偲んで未だに喪章をつけ続けているという慎ましやかな女性でもある。世話好きで料理上手、その性格の良さからシーヴァに好意を寄せられているが、最近では彼女もシーヴァを異性として意識し始めた模様。
- ジェイド(声:日野由利加)
- 下宿屋の3階に住む、異国の雰囲気を持つ年齢不詳の女占い師。『ジェイド』という名が本名か否かは不明。彼女の占いは恐ろしく当たるらしく、顧客には大金持ち達が名を連ねていると言うが、下町での気楽な暮らしを好む風変わりな女性。癖のある長い黒髪に翡翠色の瞳、抜群のプロポーションを誇る美しい身体をドレスや宝石で飾っている。エドワード達のことを気に入っており、得意の占いでしばしば助言をすることもある。
- ケビン・プライス(声:檜山修之)
- ロンドラ市警の警部補。過去に2度、事件解決の手柄をエドワードに譲って貰ったことにより、田舎からロンドラへ赴任してきた刑事。口が悪く負けず嫌いで態度も大きいが、これは単に素直になれないだけで、正義感が強く義理堅い、些か不器用な性格。
- 幼い頃に両親を強盗に殺されたという過去を持ち、貧しい人々を護るために刑事になった(そのため出世のために仕事をしたことはない)。エドワード達とはいくつかの事件を通して腐れ縁のような関係であり、しばしば捜査協力を頼むこともある。
- クレメンス・マクファーソン(声:石田彰)
- エドワードの学生時代の先輩で、銀髪を長く伸ばした青年。新入生だったエドワードに校内の様々なことを教えた。家の事情で卒業前に学校を去り、その後、エドワードとは音信不通になっていた。
- エドワードとの再会時、かつての優しい先輩という面影はほとんどなく、左目に色の濃い片眼鏡をかけており、魔物を操っていたが、それは彼自身が左目に憑いた魔物に操られていたためであったことが後に判明する。
[編集] 既刊一覧
[編集] 小説
- 貴族探偵エドワード 銀の瞳が映すもの(2005年11月, ISBN 4-04-451601-4)
- 貴族探偵エドワード 白き古城に眠るもの(2006年3月, ISBN 4-04-451602-2)
- 貴族探偵エドワード 赤き月夜に浮かぶもの(2006年8月, ISBN 4-04-451603-0)
- 貴族探偵エドワード 碧き湖底にひそむもの(2006年12月, ISBN 4-04-451604-9)
- 貴族探偵エドワード 琥珀の扉をひらくもの(2007年6月, ISBN 978-4-04-451605-5)
- 貴族探偵エドワード 瑠璃の涙を流すもの(2007年10月, ISBN 978-4-04-451606-2)
- 貴族探偵エドワード 濃藍の空に躍るもの(2008年3月, ISBN 978-4-04-451607-9)
- 貴族探偵エドワード 紅蓮の炎を狙うもの(2008年8月, ISBN 978-4-04-451608-6)
- 貴族探偵エドワード 記憶のゆりかご(2008年10月, ISBN 978-4-04-451609-3) - 短編集
- 貴族探偵エドワード 紺碧の海を渡るもの(2009年4月, ISBN 978-4-04-451610-9)
- 貴族探偵エドワード 茜の空を仰ぐもの(2009年8月, ISBN 978-4-04-451611-6)
[編集] 漫画
作画はおもて空良。「ビーンズエース」にて連載、あすかコミックスDXより全2巻で発売。
- 貴族探偵エドワード 1(2007年6月, ISBN 978-4-04-854105-3)
- 貴族探偵エドワード 2(2008年7月, ISBN 978-4-04-854202-9)
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年11月10日 (火) 17:28 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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