賛美歌
賛美歌の最新ニュースをまとめて検索!
讃美歌(さんびか)とは、キリスト教(特に西方教会)において、礼拝や集会等で歌われる、神をたたえる歌のことである。讃美歌の曲集に「聖歌」のタイトルが与えられている場合も少なくないが[1]、以下に説明する通り「聖歌」は「讃美歌」より多義的であり、指すものの範囲が広い。
- 讃美歌…会衆によって賛美される、民衆的な性格を持つもの、特にプロテスタントを中心として西方教会で用いられる宗教歌を指す。
- 聖歌…古代・中世から続く宗教歌、東方教会(正教会・東方諸教会)の奉神礼に用いられる歌、カトリック教会・聖公会等の典礼歌、(以上に挙げた狭義の)讃美歌が含まれる。
讃美歌の曲集に「聖歌」のタイトルが付けられている場合、「讃美歌」というタイトルの曲集と「聖歌」というタイトルの曲集に本質的な差異は無い場合もあり、編集の基準も同様となっていて同じ曲を採用している場合もある。
賛美と云う場合には賛美の文字を使うが、讃美歌集の書名には讃美歌の文字を使用することが多い。元の用字は讚美歌で、讃は讚の略字である。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 聖書の時代
モーセが紅海を渡ったあとでエジプト軍が波に飲まれるのを見たとき、
とあるのが聖書における最初の記事である。詩篇は「歌った」「歌う」と書いてあるので、これらはその時代の賛美歌の歌詞であると考えることができる。特に、「セラ」は間奏であると考える学者もいる。新約でも、最後の晩餐のあと
- 一同は賛美の歌をうたってから、オリーブ山へ出かけた。(マタイによる福音書26:30 聖書:新共同訳)
等の記事が見られる。
このように、歌を以て礼拝する伝統は聖書の時代からキリスト教教会に存在していた。ただし、狭義の賛美歌の歴史は中世末期頃に始まる。
[編集] 宗教改革まで
[編集] 宗教改革後のプロテスタントの賛美歌
[編集] 日本の讃美歌(聖歌)
日本基督教団の讃美歌委員会による『讃美歌』(1954年から、刊行中)と中田羽後師の編さん・翻訳による『聖歌』(1958年から2001年まで発行されていた、日本福音連盟/いのちのことば社)がよく使われていた。現在は、日本基督教団讃美歌委員会による「讃美歌21」(日本基督教団出版局)と、日本教会音楽研究会・和田健治の編著による「聖歌(総合版)」(聖歌の友社)、日本福音連盟の新聖歌編集委員会により編集された「新聖歌」(教文館)などが刊行されている。
[編集] 讃美歌の構成
[編集] 番号
ほとんどの讃美歌には題名が付いているものの、古い讃美歌や作者不明のものなど題名が判らないものも多く、歌を探しやすくするためもあり多くの讃美歌集には、歌ごとに番号が付けられており、題名が書かれてないものや最初の一句を題名の代わりに書いている讃美歌集も多い。
[編集] 節
歌詞の1番、2番……を讃美歌では節という。これは、1番、2番…というとその讃美歌ではなく讃美歌集の1番、2番…という意味になるからである。讃美歌はいくつかの節を持っているものがほとんどである。しかし、前半が毎節違う歌詞で、後半は全節同じ歌詞となっているものも多い。この後半部分を「折り返し」または「繰り返し」と呼ぶ。英語では refrain である。前半を独唱で歌い、後半を合唱で応答するという形式の名残であると考えられる。
[編集] ミーター(韻律)
ミーターは歌詞の音韻上の形式で、節のなかの音数(音節数)のことである。同じミーターの曲は、詞と曲とを入れ替えて歌うことができるため、欧米にはこれを利用した替え歌の習慣がある(日本語の詞の場合にはアクセントや音引きの関係で必ずしもうまく替え歌ができるとは限らない。そのせいか、日本では替え歌は一般的でない。また、日本の場合には近年になって訳詞されたものも多く、著作権法上の著作者人格権が消滅しておらず、替え歌には訳詞者本人の承諾も必要である)。
標準的なミーター:
- SM (ショート・ミーター) 66 86
- CM (コモン・ミーター) 86 86
- LM (ロング・ミーター) 88 88
[編集] 編成
伝統的な讃美歌はコラールの編成、すなわち、混声四部合唱の編成で書かれることが多い。実際の礼拝では、多くオルガンで伴奏される。
[編集] 賛美歌の名前
個々の賛美歌には名前が付いている場合が多い。しかし、讃美歌には替え歌の習慣があり、同じ詞に異なる曲が付いていたり、同じ曲に異なる詞が付いていることが多くある。また、同じ詞に違う訳が付いている場合がある。このため、次のように、歌詞や曲それぞれに名前を付けて呼び、区別している。また、讃美歌集の番号で呼ばれることも多くある。(特に礼拝では時間の短縮のため)
- 初行
- 歌詞は初行(最初の行)で呼ばれる。たとえば、「きよしこの夜」の原詞(ドイツ語)の初行は“Stille Nacht, heilige Nacht!”であり、英語詞は“Silent Night! Holy Night!”である。日本語詞は「きよしこの夜」である(ただし、JASRAC日本音楽著作権協会への登録(作品コード:044-0171-9)では、正題は「聖夜」である)。「いつくしみ深き」の初行は“What a friend we have in Jesus”である。また、初行以外のタイトルが付けられる場合がある。
- チューンネーム
- チューンとは曲のことであるから、曲の(歌詞でなくて音楽の方の)名前の意味である。日本の曲でもローマ字で付けられる。普通大文字を使い、「きよしこの夜」のチューンネームは“STILLE NACHT”である。「いつくしみ深き」のチューンネームは“CONVERSE”であるが、これは作曲者の名前からとったものである。なお、チューンネームを付けるのは、英語圏での習慣である。同じ曲でも、イギリスとアメリカでチューンネームが異なる場合もある。
[編集] 著名な讃美歌
[編集] クリスマス
[編集] 葬式
[編集] その他
- いつくしみ深き
- 栄えに満ちたる(ドイツ国歌と同じメロディ)
- 目ざめよわが霊(蛍の光と同じメロディ)
- 神共にいまして
- アメイジング・グレイス
- ジョイフルジョイフル(ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」第四楽章のメロディ)
- 御神とともにすすめ(レオン・リーの応援歌)
- すべてのもの統らすかみよ(交響曲第1番 (ブラームス))
- よろこべやたたえよや(表彰式の音楽、ヘンデル「見よ、勇者は帰る」)
- やすかれわがこころよ(交響詩フィンランディア)
- きたれや、みたまよ(グスタフ・マーラーの交響曲第8番の第一部の歌詞)
- 主われを愛す(日本最古のプロテスタントの賛美歌)
- 神はわがやぐら(ルターの作詞、バッハのカンタータ80番われらが神は堅き砦やメンデルスゾーンの交響曲第5番宗教改革に使われている。)
- 恐れず来たれ、聖徒(モルモン教の賛美歌)
[編集] 讃美歌集
毎週の礼拝では5曲程度が歌われる。この便のため、各国で讃美歌集が編さんされている。日本でも数種の讃美歌集が「讃美歌」「聖歌」の名で編さんされている。最近では、教派ごとの讃美歌集も増えている。
[編集] 讃美歌集の構成
賛美歌集は、礼拝(開会、閉会、信仰告白)、教会暦ないしイエス・キリストの生涯(待降、降誕、公生涯、受難、復活、再臨)、信仰生活といった項目ごとに構成されることが多い。おおむね600曲が、讃美歌集として礼拝に必要な数であるといわれている。
[編集] 日本の主な讃美歌集
- 讃美歌21
- 讃美歌(1954年版)
- 讃美歌第二編
- ともにうたおう
- こどもさんびか
- 聖歌
- 聖歌(総合版)
- 新聖歌
- 教会讃美歌(ルーテル教会)
- インマヌエル讃美歌
- 新生讃美歌 - 新生讃美歌ウィキ(バプテスト)
- SDA讃美歌(セブンスデー・アドベンチスト教会
- 典礼聖歌(カトリック)
- 日本聖公会聖歌集
- 救世軍歌集
- 詩篇抄集 (日本キリスト改革長老教会 詩篇委員会)
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
聖書の著作権表示(念のため)
- 聖書 新共同訳:
- © 共同訳聖書委員会 / Executive Committee of The Common Bible Translation
- © 日本聖書協会 / Japan Bible Society,Tokyo 1987,1988
- 聖書 新改訳
- © 新改訳聖書刊行会
![]() |
この項目「賛美歌」は、キリスト教に関連した書きかけ項目です。加筆・訂正などをして下さる協力者を求めています(P:キリスト教/PJ:キリスト教)。 |


