超獣機神ダンクーガ

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超獣機神ダンクーガ
ジャンル ロボットアニメ
アニメ:超獣機神ダンクーガ
総監督 奥田誠治
シリーズ構成 藤川桂介
キャラクターデザイン いんどり小屋
メカニックデザイン 平井寿大張正己
音楽 いけたけし戸塚修
アニメーション制作 葦プロダクション
製作 旭通信社、葦プロダクション
放送局 TBS
放送期間 1985年4月5日 - 12月27日
話数 全38話
コピーライト表記 ©1985 PRODUCTION REED
OVA:超獣機神ダンクーガ
失われた者たちへの鎮魂歌
監督 奥田誠治
キャラクターデザイン いんどり小屋
メカニックデザイン 平井寿、大張正己
アニメーション制作 葦プロダクション
製作 旭通信社、葦プロダクション
発売日 1986年4月
話数 全1話
その他 テレビアニメの総集編+完結編
コピーライト表記 ©1986 PRODUCTION REED
OVA:超獣機神ダンクーガ
GOD BLESS DANCOUGA
キャラクターデザイン いんどり小屋、羽原信義
メカニックデザイン 平井寿、さとうともひこ、佐野浩敏
アニメーション制作 葦プロダクション
製作 旭通信社、葦プロダクション
発売日 1987年4月
話数 全1話
コピーライト表記 ©1987 東宝株式会社/スタジオジャンプ/
PRODUCTION REED
OVA:超獣機神ダンクーガ
白熱の終章
監修 奥田誠治
キャラクターデザイン 只野和子
メカニックデザイン 松尾慎
アニメーション制作 葦プロダクション
製作 葦プロダクション、バンダイ
発表期間 1989年12月 - 1990年
話数 全4話
コピーライト表記 ©1989 PRODUCTION REED
小説: 超獣機神ダンクーガ
ゴッド・ブレス・ダンクーガ-神の戦士たちへの讃歌-
著者 園田英樹
イラスト 田川浩(カバー)
火田七瀬(本文)
出版社 近代映画社
レーベル 近映文庫
発売日 1987年2月10日
巻数 全1巻
その他 OVA「GOD BLESS DANCOUGA」のノベライズ
小説: 超獣機神ダンクーガ
獣機神曲
著者 滝沢一穂
イラスト 只野和子
出版社 勁文社
レーベル ケイブンシャノベルス
発売日 1990年3月10日
巻数 全1巻
話数 全8話
テンプレート使用方法 ノート

超獣機神ダンクーガ(ちょうじゅうきしんダンクーガ)は、葦プロダクション(現:プロダクション リード)が製作し、1985年4月5日から1985年12月27日まで、TBS系列で放送されたロボットアニメ。全38話。放送開始当初は全52話を予定していたが、商業的に振るわず打ち切りとなった。しかし、ファンの熱意ある支持とキャラクター人気に後押しされ多数の続編が作られた。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 概要

ロボットアニメというジャンルが『機動戦士ガンダム』を発端とするリアルロボットに席巻され、そのリアルロボットものの潮流も「一息ついた」時代[1]の作品である。獣戦機隊の設定や侵略者に対して民間人がレジスタンス活動を繰り広げるといった面ではリアルロボットを意識しつつも、敵が有機的で不気味な兵器を擁する宇宙(異次元)からの侵略者という点等ではリアルロボット以前のスーパーロボット系作品で見られた、「ロボットアニメのお約束」的要素も取り入れられている。

シリーズ構成兼メイン脚本家の藤川桂介は、代表作『六神合体ゴッドマーズ』でも見せた「過酷な戦いの中で展開される愛憎劇」を本作においても基本コンセプトに据えた。その主軸を主人公の忍ではなくヒロイン・沙羅とし、恋仲だったシャピロが野心ゆえに敵の軍門に下り自分の故郷たる地球や恋人だった沙羅を窮地に陥れるというシチュエーションが本作のドラマに他の作品には無いアクセントを付ける事となる。また主人公たちの精神的な成長に合わせて搭乗する獣戦機の新たなる機能=モードチェンジが行えるようになるという設定も、序盤においては回を負う毎に新しいメカアクション描写が展開されるという見せ方に繋がり、こちらも物語を盛り上げる事に貢献した。しかし無慈悲な侵略者との戦争という殺伐とした舞台設定に加えて「愛しているが故に憎む」というディテールは商業展開上のメインターゲットたる低年齢層男子には理解し難く、そしてタイトルにもなっているダンクーガの登場が2クール目に入ってからの第16話というドラマを重視し過ぎた展開も彼らには受け入れられずに終わってしまった。

キャラクターデザインは、芦田豊雄率いるスタジオライブの若手アニメーターの中で頭角を現しつつあった数名が「いんどり小屋」のユニット名でデザインを行った。具体的なデザイナー名とその担当キャラはスタッフの項を参照の事。一方作画監督はその殆どが葦プロ所属もしくは葦プロでの仕事が長いアニメーターが勤めており、スタジオライブは原画での参加となっている。

メインスポンサーはバンダイだったが、従来までのバンダイ提供作品とは違いメインメカニックのデザインにバンダイが大きく関わっていない事が特筆すべき点として挙げられる[2]。当時アニメ誌等での速報でバンダイ提供によるロボットアニメ新作が報じられる際は、村上克司の手による玩具用デザイン画が使用される事が多かったのだが、今日に至るまでそういった画稿は一切表に出てきていない。ダンクーガ他のメインメカは、現在ではキャラデザイナーとして活躍している平井久司が「平井寿」名義で手掛けている。当時は中村プロダクション所属だった為名前の後にカッコで所属が表記されていた。敵側のメカは当時まだ新人だった大張正己が担当。本作はキャリアの浅かった大張がメカデザインや事実上のメカ作画監督を手掛けた点で、大張にとってのステッピングボードとなった作品といえる。

[編集] ストーリー

20世紀末[3]、侵略者ムゲ・ゾルバドス軍の攻撃により、地球は壊滅的な打撃を受けた。だが、ロス・イゴール長官と葉月博士が密かにイーグルファイターら4体の「獣戦機」を完成、藤原忍ら4人を招集し「獣戦機隊」を編成。これに対抗する。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

第1期OP「愛よファラウェイ」
歌:藤原理恵、作詞:松井五郎、作曲:古本鉄也、編曲:戸塚修
第1期ED「バーニング・ラヴ」
歌:いけたけし、作詞:松井五郎、作曲:いけたけし、編曲:戸塚修
第2期OP「ほんとのキスをお返しに」
歌:藤原理恵、作詞:冬杜花代子、作曲:古本鉄也、編曲:戸塚修
第2期ED「SHADOWY DREAM」
歌:東郷昌和、作詞:冬杜花代子、作曲:東郷昌和、編曲:戸塚修

各曲とも、フルサイズとTVサイズが別々に制作された。TVサイズには「演奏時間をOP・EDの時間に合わせなければならない」という制約があるため、フルサイズとは部分的に形が異なっている。

第2期OP・EDは、わずか5回しか放送されなかった。しかもOPは、変更初回は映像が一部未完成のまま、第1期OPの映像を流用する形で放送された。その後4回は完成版が流され、ビデオにも収録されているが、DVDでは第1期OPを流用した未完成版に全て差し替えられている。現在、ラスト4話で流された、サウンドエフェクト無し・テロップ付きの完全版が視聴可能なDVDは存在しない。OVA「失われた者たちへの鎮魂歌」では、当初からサウンドエフェクト付き・ノンテロップの完成版が使われている。

第4次スーパーロボット大戦』、PS用の「第4次S」、『スーパーロボット大戦64』、GB用の「スーパーロボット大戦リンクバトラー」ではダンクーガの戦闘BGMとして第1期EDの「バーニング・ラヴ」が使われた。他の登場作品はOPをBGMとして採用したのがほとんどで、同作品でEDをBGMとして採用したのは本作だけだった。なお、第1期OPの「愛よファラウェイ」は『新スーパーロボット大戦』で初めて採用され、第2期OPの「ほんとのキスをお返しに」は、『スーパーロボット大戦GC』において、大胆なアレンジを加えられて戦闘BGMに用いられた。

[編集] 音楽

本作の音楽は、全編を通じていけたけし(『GOD BLESS DANCOUGA』のみ「池毅」名義)と戸塚修の共作となっている。厳密には両者の作業は分担して行われていたというが、その内訳を明言した資料は公表されていない。DVD-BOXのライナーノーツで「主にクラシカルな曲を戸塚、ロック調の曲をいけが手掛けた」と推察されているのみで、詳細は不明。ただし、『超獣機神ダンクーガ 完全設定資料集』では大張正己がダンクーガ初登場のシーンで使用された曲のことを「いけさんの曲」と語っているので、その曲がいけの担当だったと推測される。

なお、TV版のBGMは、1985年の放映当時に当時のEpic Sonyから「Vol.1」(1985年4月21日リリース) と「Vol.2」」(1985年12月5日リリース)が発売されていたが、その後絶版となったまま、他の作品とは異なり20年以上も復刻することもなかった。ネット・オークションや古レコード商では、場合によっては1万円以上の高値で取引きされていた。殊に「Vol.2」に至ってはLPは発売されたがCD化されることもなく、完全に幻の作品だった。ところが2007年にソニー・ミュージックダイレクトが、人気投票の結果、定足数が足りると完全予約方式で復刻に移行する「オーダーメイドファクトリー」にて瞬く間にまず「Vol.2」の復刻が決定、10月にリリース。続いて「Vol.1」も大人気で復刻が決定し、2007年12月にリリースの運びとなった。この状況から、「失われた者たちへの鎮魂歌(レクイエム) Requiem for Victims」のサウンドトラック版のCDでの復刻も同サイトで投票が開始され、2008年3月にリリースされた。3タイトルとも、2008年7月に再プレスが行われている。

[編集] 登場人物

[編集] 獣戦機隊

対ムゲ帝国のためにイゴール長官によって結成された「野生」的な戦法を持つ独立部隊。忍の命令違反的行動によって街が崩壊してしまう等、任務失敗のケースが見られるが、帝国の撃退率はその野生さから極めて高い。獣戦基地がムゲ帝国の襲来に遭った際にイゴール長官が戦死し、葉月博士とドイル長官が後任を務めた。

藤原 忍
声:矢尾一樹
主人公で獣戦機隊のリーダー。イーグルファイターのパイロット。ダンクーガのメインパイロットも務める。命令違反に単独行動、上官にタメ口を叩くなど手のつけようがない問題児だが、熱血漢で戦闘の腕前、殊に射撃は超一流。また、野生の力は部隊の中でも一番強い。その一方で、戦局を冷静に見極める判断力も持っている。「やってやるぜ!!」が口癖。
命令違反を頻繁に起こすため、長官であるロス・イゴールからは度々怒鳴られる。また、余計な一言で言い返すために鉄拳による修正まで受けた。殴られる度、イゴールのことを日々恨んでいる様子が見られたが、陰ではイゴールのことを自身の父であるかのように尊敬していることが終盤で明らかに。その証拠に獣戦基地襲来でイゴールとローラが基地に残されていた際、援護に来た黒騎士(アラン)に「上官ではない、俺たちの親父を助けてほしい」と頼んでいる。
よくシャピロや亮、それにゲリラ仲間に喧嘩をふっかけていたが、連戦連敗。しかし『白熱の終章』序盤で自身に絡んできたチンピラ集団を返り討ちにしており、またカセット文庫においても絡んできた不良達を叩きのめすエピソードがあるため、軍人としてはそれなりに強いと思われる(もしくは特訓したなど)。
またシャピロの裏切り行為に動揺した沙羅をフォローしたり、戦場で初めてローラと出会ったときには戦闘開始時間に遅れてまで一人でいたローラの側にいたりするなど心優しい一面もある。ムゲ帝国との戦いが終わってからはバンドを始める。『GOD BLESS』終盤のセッション曲「残酷な童話」では雅人と共にツインギターを担当。
軍に入隊したきっかけが「失恋」、「父親との衝突」など私的なものであったため、『白熱の終章』序盤では、平和な日々に退屈しており獣戦機隊への再入隊の情報を与えに来た沙羅からも呆れられていたが、その際に彼女の言った何気ない一言から吹っ切れてディラドとの決戦に挑むことを決意する。
結城 沙羅
声:山本百合子
獣戦機隊の紅一点。ランドクーガーのパイロット。大きく吊りあがった目が特徴。
性格は短気で辛口。常に忍と衝突ばかりしていたが、次第に信頼を深めていき、忍との戦闘中のコンビネーションは絶妙である。
序盤はかつての恋人であるシャピロへの愛が激しすぎたために帝国へ寝返ろうとした。「ハーモニーラヴ」は沙羅もシャピロから教わったもので、そのためこの歌に心を乱されることもあった。
ムゲ帝国との戦いが終わってからはファッションモデルの仕事を始め、『白熱の終章』ではデザイナーに。小説『獣機神曲』ではデザイナー業の傍らで非合法のエージェントの副業を持っていた。7月7日の七夕生まれ。『GOD BLESS』終盤のセッション曲ではボーカル兼ピアノを担当。
司馬 亮
声:塩沢兼人
獣戦機隊の最年長者、忍と沙羅より士官学校では1期上。ビッグモスのパイロット。最後に部隊に仲間入りした(第5話で登場)。
メンバーのうちで最も長身、長髪の頭には常にバンダナを巻いており、初登場時には白い薔薇を口に咥えて現われる等、気障な性格である。頭脳明晰で常に冷静沈着、その冷静さと実力から仲間の信頼を得ている反面、孤児院育ちで屈折した面があり斜めに構えることが多い。その性格が災いと化し、稀に忍との衝突が見られたが、その考え方や助言は的確であり、冷静さに欠ける獣戦機隊に必要な参謀役。
拳法の達人で、時折一人何処かへ山籠りの修行に出かけてしまう。ヒューマノイド変形を覚えてからは、獣戦機に乗っている時も格闘戦が多い。ムゲ帝国との戦いの終結後はTVシリーズで知り合った女性・ダニエラと結婚する。『GOD BLESS』終盤のセッション曲ではドラムを担当。
式部 雅人
声:中原茂
獣戦機隊の4人のうちでは最年少、士官学校では忍・沙羅より1期下。容貌はやや童顔。ランドライガーのパイロット。
メンバーの中でも陽気でスケベな性格だが、軍人でありつつも年齢の幼さ故に多少弱気で臆病な一面をうかがわせる場面が度々見受けられた。
ランドライガーの操縦の腕前は早撃ちで、実戦での敵機への撃ち逃しは少ない(このことは彼自身の自慢でもある)。また、バイクのテクニックは運転経験の豊富な忍を追い詰めるほど。女好きで、あらゆる女性を口説いたりしているが、本当はローラ一筋。スポーツ万能で、特に野球が得意。亮曰く「子供達にとってのピーターパン」で、子供から好かれる素質がある。軍需産業の財閥を経営していた父親に軍を辞めて財閥を継ぐという勧告に反発していたが、『GOD BLESS』にてグザードの襲来で父親を失う。終盤のセッション曲では忍とツインギターを担当。
『白熱の終章』では遊んでばかりいながらも父の遺志に従い財閥を継いでいた。獣戦機隊の召集から再び戦うことを決意したが、3話で自身が恋したディラドの少女・マルテを守る中、彼女の能力によって生命停止状態となってしまう。が、後日談的な小説『獣機神曲』では元気なところを見せてくれる。
ロス・イゴール
声:池田勝
獣戦機隊を指揮する長官。厳しい性格で度々鉄拳による修正を繰り返すが、忍達新入りのことを我が子のように想っている。
獣戦基地が総攻撃を受けた際、ムゲ兵の銃撃からローラを庇って命を落とす。実子のアランとは長い間確執があったが、死の間際に和解した。
葉月 考太郎
声:石丸博也
獣戦機を開発した科学者。感情をあまり表に出さないため沈着冷静な人物と思われがちだが、小説版『獣機神曲』によると、そのイメージが一人歩きしているのを内心苦々しく思っているようである。
イゴールの戦死後は獣戦機隊の長官の座を引き継ぎ、自らガンドールを駆って戦った。ムゲの亡霊との戦いを終えた後には『白熱の終章』では長官の座をドイルに譲り副長官になっている。
直属の部隊として女性兵士で構成されたシーキャット部隊を保有している。
ゲラール
声:玄田哲章
地球連合軍輸送部隊の隊長。忍からは「ゲラールの兄貴」と呼ばれ親しまれている。ムゲ帝国との戦いで獣戦機隊の合体のために時間稼ぎとして敵軍へ突撃して戦死。彼の死は獣戦機隊をダンクーガへ合体させるきっかけになった。
クリス
声:小滝進塩屋浩三堀川亮(『GOD BLESS』)
輸送部隊の一員である金髪の青年。TVシリーズでは単なるモブキャラであったが、『GOD BLESS』では戦死したゲラールに変わり輸送部隊隊長を務めた。
スライ・ダンパー
声:佐々木望
『GOD BLESS』から登場。獣戦機隊の訓練生で、金髪に青のメッシュが混じった少年。
本編当初の忍に似ていて生意気で自惚れな性格。訓練で自身の努力を教官である亮に認めてもらいたかった模様だが、「出動タイムが遅い」と酷評される。亮の次回の訓練の命令に対し態度の悪さを露にしたため、殴られた。なおこのシーンへと繋がる物語冒頭での訓練シーンではイーグルファイターのシミュレーターに搭乗していた。
序盤でとった生意気な態度とは裏腹に、実戦で忍たち先輩の出撃の際、行動力に優れた一面を見せた。
リンダ 麻生
声:鷹森淑乃
『GOD BLESS』から登場。獣戦機隊訓練生の中でも数少ない女性兵。訓練のシーンではランドクーガーのシミュレーターに搭乗。
任務で父親を失った雅人を心配している様子が見られた。亮達が20秒で出撃したという過去をデマだと思い込んでいたが、実戦で亮たち先輩が言った通りの短時間で出撃したことに驚いていた。
ケイ・ベックリン
声:小林通孝
『GOD BLESS』から登場。獣戦機隊訓練生の一人で長身の少年。顔つきや輪郭が亮に似ているが、性格は全く別でまだ無邪気な面も。訓練ではビッグモスのシミュレーターに搭乗していた。
早瀬 優
声:菊池正美
『GOD BLESS』から獣戦機隊に入隊した少女顔の小柄な少年。ケイと仲が良い。訓練ではランドライガーのシミュレーターに搭乗していた。
ドイル
声:筈見純
『白熱の終章』から葉月に代わって獣戦機隊の指揮を務めた作中第三の長官。
イゴール以上の厳しさを誇るが、忍たち隊員のことを信頼していて、義に厚い性格。過去の戦いで片目を失っている。最後は獣戦機隊の勝利のためにディラド基地に突入して核を狙ったが、触手に襲われ命を落とす。

[編集] 黒騎士隊

主に獣戦機隊の危機を救うために結成されたゲリラチーム。獣戦基地襲来後はアランが亡き父の遺志を継ぐべく獣戦機隊と共に行動する。月で敵基地破壊作戦を実行した際にアランが戦死し、解散状態になる。ムゲ帝国との戦いが終わって一年後、『GOD BLESS』でアランの元恋人だった敷島麗美が副隊長だったフランシスを頼りに「バンデッツ」(盗賊の意)を結成。収容所の罠にかかった獣戦機隊を救うために警備隊と銃撃戦になり、全滅する。

アラン・イゴール
声:田中秀幸
黒騎士隊の隊長であり、イゴール長官の息子。ブラックウイングのパイロット。
元は正規の軍人だったが、父のやり方に反し(幼い頃に父のやり方が原因で母が死んだことが示唆されている)情報戦を得意としたゲリラ組織「黒騎士隊」を結成。獣戦機隊のピンチを救うためならどこからともなく現れ必ず救い出し、名前も正体も不明だったが、ムゲ帝国の獣戦基地襲来の際に致命傷を負った父・イゴールとの再会からヘルメットを外し、長い執念の和解を果たした。
獣戦機隊襲来の後は父の遺志を継ぐために忍たち獣戦機隊と共に行動するようになる。月の戦いで敵基地破壊作戦を成功させるため、ヘルマット旗艦に特攻を行い戦死する。
どういう因果か、戦死した後の続編『GOD BLESS』終盤の亮の結婚式において詳細不明の参列を果たしていた。
フランシス
声:小滝進(『GOD BLESS』では大滝進矢に改名)
黒騎士隊の副隊長。テレビシリーズではアランの死後、音沙汰なしのまま登場が終わったが、『GOD BLESS』では麗美によって結成されたゲリラチーム「バンデッツ」とチーム名を変え、かつての黒騎士隊を率いて密かに進められていたムゲの亡霊の陰謀を追っていた。
偽りの収容所に捕らえられた獣戦機隊を救うために警備隊との銃撃戦で手榴弾を使い己の肉体もろとも警備隊長の藤岡とお互い命を落としたはずだが、終盤の亮の結婚式に過去に戦死したアラン達や敵だった藤岡と共に詳細不明の参列をしていた。
速水
声:幹本雄之
黒騎士隊のメンバー。『GOD BLESS』にて収容所に捕らえられた獣戦機隊を脱獄、バンデッツとの合流へ導いた眉無しの男。偽連合部隊に見つかった際、忍達を逃がすため時間稼ぎをするが偽装した連合部隊の警備隊長・藤岡に射殺されたが、彼もフランシス同様、亮の結婚式に参列している。
敷島麗美
声:榊原良子
バンデッツのリーダーでアランの元恋人。経営しているバーの辺りをうろついていた忍を見つけ、知り合う。連合軍の劣化がムゲの復活が原因ではないかと悟り、副隊長だったフランシスを頼りに「バンデッツ」を結成。年下のことを「坊や」と呼ぶ。要領、気立ての良さを誇る美人で、作中では忍たちを救うための手段として異常な計算力の高さを見せた。
バンデッツメンバーA
声:なし
『GOD BLESS』におけるバンデッツのメンバー。紫色の長髪が特徴の美青年。
台詞こそ与えられていないものの、中央管理局を表向きに偽っている連合部隊奇襲の際に高度のバイクテクニックを披露。忍たち獣戦機隊を逃すために警備隊との銃撃犠牲の一人となった。終盤の亮の結婚式においてフランシスや速水たちと共に参列を果たしている。
バンデッツメンバーB
声:なし
『GOD BLESS』におけるバンデッツのメンバー。褐色肌にバンダナが特徴の青年。
台詞こそ与えられていないものの、収容所の罠にはめられた獣戦機隊を逃すために警備員との銃撃犠牲の一人となった。終盤の亮の結婚式においてフランシスや速水たちと共に参列を果たしている。

[編集] ムゲ帝国

ムゲ・ゾルバドス帝王
声:仲村秀生稲田徹(スーパーロボット大戦シリーズ)
ムゲ・ゾルバドス帝国の帝王。異空間から突如出現し、地球を狙う。
悪意に満ちているが、失敗した部下に対して二度目のチャンスを与えるなど、仲間に対しての信頼を持ち合わせている。
最終決戦でダンクーガと戦い窮地に追い詰めたが、野生の力を最大限にまで発揮した忍たちが「断空光牙剣」を発動させ、光牙剣の前に敗れ去る。
『GOD BLESS』にて亡霊と化して復活。ダンクーガへの復讐に燃えるが、敢え無く敗退。
デスガイヤー将軍
声:屋良有作
ムゲ帝国軍3将軍の一人。他の将軍達と比べてムゲ帝王の信任が厚い。ダンクーガとの直接対決に敗れて前線を離れたが、『失われた者たちへの鎮魂歌』でムゲの宇宙に突入したダンクーガに再び戦いを挑む。当初は「デスグローム」に搭乗していたが、ダンクーガとの初戦で破壊され、後に「ザンガイオー」に搭乗する。
ギルドローム将軍
声:佐藤正治
ムゲ帝国軍3将軍の一人。人の心を突く戦法を得意とする。シャピロの企みにより一時は前線から撤退させられるが、後にシャピロの救援と称し再び戦場に赴くが、それはシャピロに復讐するためのものだった。「ギルバウアー」に搭乗する。
ヘルマット将軍
声:二又一成
ムゲ帝国軍3将軍の一人。獣戦基地の所在地を突き止めて総攻撃をかけ壊滅させた。シャピロ、ルーナが一目おく存在だがアランの決死の突撃により戦艦ごと消滅する。他の二人の将軍と違い、ロボットに搭乗して戦う事はなかった。
シャピロ・キーツ
声:若本規夫
忍たちの教官であり、沙羅の恋人だった男。かねてより異星からの侵略者が現れる可能性とそれに対抗する手段を訴えていたが相手にされず、地球人に絶望していた折にムゲ帝国が現れたことから、地球を見捨ててムゲに仕えることになる。しかし、本心ではムゲをも手中に収め、やがては宇宙のすべてを支配するという壮大な野望を抱いていた。参謀としては極めて優秀だが、自信家で尊大な性格のため、何かにつけて3将軍と衝突していた。最後は前線基地に置き去りにされ、専用ロボット「デザイア」に搭乗してダンクーガに挑むも敗れ、脱出し錯乱していたところを沙羅に撃たれた。
後にディラドの手で記憶を失いながらも甦り、再びダンクーガへの敵意を燃やすことになるが、あくまでダンクーガを倒すことだけが目的で女王ディオレへの忠誠心は皆無だったことを見抜かれ致命傷を負わされる。その後、獣戦機隊に匿われ忍たちと同じ「野性の力」を頼りにランドライガーに搭乗。最終決戦で獣戦機隊に貢献したが、ディラドとの戦いに勝利を修めたその時には既に息絶えていた。
ルーナ・ロッサ
声:島津冴子
ムゲ帝国軍の女性参謀、地球人であるシャピロを監視する役割も負っていた。常にシャピロに寄り添い、シャピロの沙羅に対する想い入れが残るか否かを気にするなど、異性としてシャピロを意識するような描写も見られた。が、結局シャピロの利用価値を重視して異性と見ていたようで、ストーリーの終幕近くにおいて、追い詰められたシャピロを見捨て、戦線を離脱する。ムゲ帝国本国への帰還途中にダンクーガにはじかれ死亡する。
ビストール
声:戸谷公次
デスガイヤーの部下で作戦参謀。武闘派のデスガイヤーの下では重用されず、デスガイヤーが前線を離れてからはギルドロームの下につく。

[編集] ディラド

ディオレ
声:山田栄子
『白熱の終章』から登場。地球制圧を目論む植物惑星「ディラド」の女王。
部下に自身の力を与えて覚醒させ、かつて戦死したシャピロもその力に魅せられ甦ったが、シャピロが独自で行動する腹心を見抜いており、致命傷を負わせ見捨てた。
最後は全ての部下を失い、ダンクーガの断空光牙剣によって絶命する。
アベル
声:山寺宏一
『白熱の終章』から登場。ディオレ直属の部下。プライドの高い人物で、シャピロを毛嫌っている。
OVA3話にて無残な死を遂げる。
ケイム
声:堀川亮
『白熱の終章』から登場。ディオレ直属の部下。穏やかな性格でシャピロに対して同性愛的な感情を持っていた。
OVA最終話にてディラド特性の覚醒を果たしてダンクーガと戦い敗れる。その死に至るまでランドライガーにシャピロが搭乗していたことを知らずに生命に終わりを遂げた。

[編集] その他

ローラ・サリバン
声:藤原理恵笠原弘子(『GOD BLESS』)
忍が戦場で助けた少女。忍を頼って日本の獣戦基地へ来た。雅人が気に入っている。
かつて「神の洞窟」と呼ばれる場所でシャピロに会っており、その際にシャピロから教わった「ハーモニーラヴ」をよく歌っている。しかしシャピロのことは「知らないお兄さん」としか認識しておらず、その名前も沙羅の恋人だったことも知らない。そのため、無意識に沙羅の心を乱すこともあった。犬のベッキーを溺愛している。GOD BLESS DANCOUGAでは、音楽関係の発売元がEPICソニーからキングレコードへ変更された事もあり、声優が(EPIC所属の)藤原理恵から笠原弘子に変更された。
ダニエラ
声:あきやまるな
ゲリラに襲われ負傷した亮を匿った少女。テレビ版では一話のみのゲストキャラクターだったが、『失われた者たちへの鎮魂歌』エンディングでは亮とのツーショットのイラストがあり、『GOD BLESS』のラストで亮と結婚する。
結城タケル
声:藤城裕士
沙羅の父。飲んだくれだが素手でムゲ帝国兵士を倒すほどの豪腕の持ち主。後に宇宙に最終決戦へ向かわんとする沙羅を妻・アリサと共に見送った。
式部雅男
声:徳丸完
雅人の父。雅人が獣戦機隊に入っていることをよく思っていないため、雅人と衝突することもあった。『GOD BLESS』でグザード襲来の際に自身の危険を悟りつつ死亡する。
テッド・カイゲル
声:宮内幸平
宇宙士官学校の寮長を務める老人。通称「ドン」。雅人が尊敬する人物であり、士官学校の生徒たちからの人望も厚かった人物。デスガイヤーの襲来の中、卒業式も済ませぬまま戦いの日々に突入してしまった獣戦機隊のメンバーに対し、卒業証書を渡し彼らを守るために犠牲となり自ら基地を爆発させ死亡。彼の死は4人を一歩成長させることとなった。
道那賀小百合
声:荘真由美
『GOD BLESS』に登場する沙羅の士官学校時代の友人。性格は内気で気が弱い。機械に対しては天才的な頭脳を持っていたため、ムゲの亡霊に乗っ取られ、ムゲ・ゾルバドスそのものを甦らせてしまった。その後、獣戦機を取り戻した忍たちによってムゲは壊滅。彼女は無事救われた。
マルテ
声:光野栄里(第2話以降は「原えりこ」名義)
『白熱の終章』にて雅人が知り合った少女。その正体はディラドから逃げ延びてきた異星人であり、雅人とはお互い惹かれあっていたもののFBI捜査官によってその命を狙われる。雅人を頼りに逃げていたもののディラド特性の触手を繰り出し、雅人と共に生命停止状態となってしまう。

[編集] メカニック

[編集] 獣戦機

葉月博士が設計した4機の超兵器。それぞれの機体が通常兵器型のノーマルモード、獣型のアグレッシブモードビーストモードとも呼ばれる)人型のヒューマノイドモードの三つの形態を持ち、さらに合体してダンクーガになる。操縦者の精神エネルギーに感応することで通常兵器をはるかに超える戦力となるが、その反面、操縦者への負担が大きいため、並外れた精神力の持ち主でなければ使いこなせない。忍たちでさえ、合体が可能になるまでには数ヶ月を要している。イーグルファイター以外の3機はスイッチを押すことでアグレッシブモードに変形する。当初はヒューマノイドモードへの変形機能や合体機能は伏せられており、話が進むにつれて明らかになっていった。

なお、ヘルメットのバイザーの色は通常は青だが、アグレッシブモード時は赤、ヒューマノイドモード時は緑、合体時は黄色へと変化する。
ちなみに、各機体の変形シーンバンク作画については、イーグルは羽原氏、他の三体は大張氏が担当。(ダンクーガ、ガンドールの変形バンクは伊藤浩二)

※各機の名称やモードの呼称は、劇中では統一されていないこともあった。ここでは現在一般的に使用されている呼称で統一する。

イーグルファイター(AGT-1)
忍が操縦する、を模した戦闘機。忍が着任の際に乗りつけた戦闘機を改造して造られた。アグレッシブモードは変形するのではなく、機体が青いバリアに包まれ、これを利用した突撃で敵を粉砕する。他の3機とは違い忍の精神エネルギーに感応して、ノーマルモードからアグレッシブモードへ自動的に切り替わる。ヒューマノイドモード時はビームガンを使用。合体時はダンクーガの頭部を形成する。
ランドクーガー(AGT-2)
沙羅が操縦する中型戦車。アグレッシブモードは型で、俊敏な動きで敵を翻弄する。ヒューマノイドモード時はブラスターガンを使用。合体時はダンクーガの左足を形成する。
ランドライガー(AGT-3)
雅人が操縦する中型戦車。アグレッシブモードはライオン型で、クーガーより装甲が厚い。ヒューマノイドモード時はクーガー同様ブラスターガンを使用。合体時はダンクーガの右足を形成する。なお、『白熱の終章』では戦闘不能になった雅人に代わり、シャピロが搭乗している。
ビッグモス(AGT-4)
亮が操縦する重戦車。他の機体に比べてはるかに大型で、兵員輸送能力も有している。そのため、コクピットは他の3機のものの何倍もの広さを有する。アグレッシブモードはマンモス型で、鼻と牙、そしてその重量を活かして戦う。ヒューマノイドモードではビームランチャーを使用する他、脳波操縦システムを使用し、主に亮が得意とする拳法をトレースする事で戦う。合体時はヒューマノイドモード時の胴体・両腕・両脚がそのまま、ダンクーガの胴体・両腕・両脚と、ほぼ全身を形成する。

[編集] ダンクーガ

機体諸元
ダンクーガ
所属 獣戦機隊
全高 34.6m
重量 114t
出力 5,000~7,000KW(推定)
瞬間最高飛行速度 M2~3(推定)
駆動型式
武装 ダイガン
ブースターユニット
断空剣
断空光牙剣
断空砲
操縦者 藤原忍

4機の獣戦機が合体して完成する巨大ロボット。イーグルファイターのメインコンピュータにキーワード「DANCOUGA」を入力することで合体システム「THX1138」が起動し(キーワードは獣戦基地のコンピュータから転送することも可能)、それに従って自動的に合体する。合体の際には各機体ともバリアによって保護され、一切のコントロールが効かなくなる。そのため、システムが初めて起動した時は、事情を知らない亮に回線を切られてシステムを強制終了されてしまった。メインパイロットは忍だが、必要に応じて他のパイロットのコクピットに操縦系統を委譲することも可能。なお、合体による操縦者への負担は獣戦機単体の時以上に大きいため、出撃が続いた際には、葉月博士がイゴールに「これ以上続けての出撃は危険だ」と進言したこともある。

初登場は第16話。その後も毎回登場するわけではなかった。TVシリーズでは、「ダイガン」を武器として使用した他は、専ら殴る、蹴るの攻撃がメインだった。はじめは飛行できず、新規に開発されたブースターユニットと合体することで飛行可能になった。

『GOD BLESS DANCOUGA』以降は強化改造型として登場。ウイングとスラスターが本体、つまりビッグモスに常時装備され、必要に応じて展開することが可能になっている。これにより、ブースターユニット無しでの飛行が可能になった。なお、ビッグモス単体で飛行したことは無い。さらに全身の砲門を正面に向けられるようになり、これにより必殺技「断空砲」が使用可能になっている。

ダンクーガは漢字で「断空我」と書く。その名前には「我、空となりて煩悩を断つ」という意味がある。

合体シーンでのダンクーガはデザイン画に比較的忠実に描かれているものの、他のシーンでは作画の段階でプロポーションが調整され、デザイン画よりも整ったスタイルになった。大張は『超獣機神ダンクーガ 完全設定資料集』で「スーツアクターが演じているイメージ」とコメントしている。また、アップになると精密なディテールが描きこまれることが多かった。デザイン自体も徐々に変化していき、後期は特に肩の形状など、当初のデザインとの差異が目立つようになっている。その後『GOD BLESS DANCOUGA』『白熱の終章』と、2度にわたってデザイナーが交代したため、デザインもそれに合わせて変更されている。

本編に登場しなかった形態として、ブラックウイングがブースター部となったファイナルダンクーガが存在する(後述)。

[編集] 武装

ダイガン
獣戦機がヒューマノイドモードで使用する銃を合体させたライフル。TVシリーズで使用。最初から手にして出撃することもあるが、輸送機から投下される際は空中で自動的に合体する。
ブースターユニット
飛行不可能だったダンクーガに飛行能力を与えるための追加装備。単独で飛行する際は後退翼だが、ダンクーガに合体すると前進翼になる。大気圏外でも使用可能。2門のビームランチャーを備えている。
鉄拳
ダンクーガの基本攻撃。デスガイヤーの操るデスグロームの頭を貫くほどの威力を発揮した。
断空剣
ガンドール砲レーザーを小型化した武器。通常は柄のみの状態でダンクーガ本体に収納されているが、使用時には柄が展開し、そこから発せられるビームが刀身を形成する。『失われた者たちへの鎮魂歌』で初使用、以後ダンクーガのメイン武器となる。
決め台詞は「心にて悪しき空間を断つ」。
断空光牙剣
『GOD BLESS DANCOUGA』でのみ使用。ガンドール砲のエネルギーを断空剣に充填し、目標に向かって放つ技。その性質上、フォーメーションD-III(目標とダンクーガとガンドールが一直線上に並ぶこと)の状態でしか使えない。『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』では後述のファイナルダンクーガが使用する「ファイナル断空光牙剣」が登場した。
また、『白熱の終章』では、ダンクーガ単体で青色の刀身の断空光牙剣によく似た攻撃を行っている。
決め台詞は「愛の心にて悪しき空間を断つ」。
断空砲
全身の砲門を正面に向けての一斉射撃。背面に装備されているビッグモスの主砲も正面に向ける必要があるため、ブースターユニットを装備した状態では使用できない。劇中では断空砲を初使用の時点でウイングとスラスターが装備され、ブースターユニットが不要になっているため、断空砲の使用に支障があるような描写は無い。「断空砲フォーメーション」と呼ばれる事も。『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』では「ファイナル断空砲」が登場した。こちらはブラックウイングの頭が割れてエネルギーを発射する。

[編集] 戦艦

ガンドール
29話から登場した基地戦艦。最終的にムゲの拠点を攻略することを前提に開発されたが、技術的な限界から動力炉が長期間の稼働に耐えられない。葉月博士は「龍の命(動力炉の稼働限界)は180日と3日」と語っている。ムゲの拠点が判明しなかったため、獣戦機隊にもその存在を知らされないまま獣戦基地の地下ドックで眠り続けていた。ちなみに建造中のコードネームは「竜」。しかし獣戦基地が総攻撃を受けたため、欠陥を抱えたまま出撃を余儀なくされてしまう。母艦形態から形態への変形が可能。武装はダイガンと同等の大型ビーム砲16門、2連装大型ビーム砲1門、最大の武器は、龍の口から発射する「ガンドール砲」で、発射の際に龍形態に変形する。なお、ガンドール砲は破壊兵器としての運用に加え、超空間航行のためのビーム推進など、ダンクーガを支援することも可能となっている。

[編集] ブラックウイング

黒騎士ことアランが独自に開発した戦闘機。獣戦機ではないためアグレッシブシステムは搭載されていないが、ヒューマノイド形態への変形機能を持つ。設定上は両翼を折りたたんだキャリアモードなるものが存在し、イーグル以外の獣戦機を輸送することも想定されていた。

[編集] サブタイトル

本作の特徴として、以下のリストに括弧内で示したように、日本語サブタイトルに附して英語サブタイトルが同時に提示されていた点が挙げられる。意味的には、日本語の直訳だったり、意訳だったり、若干のアレンジを加えたものだったり、時には37話のように日本語サブタイトルとは全く異なる意味のサブタイトルの場合もあり、法則性は無い。

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 作画監督
1 帝国の野望(Empire's Desire) 藤川桂介 山谷光和 上條修
2 吠えろ! 獣戦機(Get your! JYUSENKI) 日下部光雄
3 シャピロ! 転生 !!(Reborn ! Shapiro-u !) 寺田憲史 奥田誠治 中村旭良
4 狙われたジャミング(aimed Jammingsystem) 武上純希 吉田浩 只野和子
5 最後に来た男(The man came last) 高屋敷英夫 日下部光雄 つるやまおさむ
6 戦場の聖少女(Maiden in the battlefield) 藤川桂介 大庭寿太郎 上條修
7 小さな英雄(A kind of hero) 武上純希 吉田浩 小泉謙三
8 激戦!! 思い出を囮に(Trapped memories) 箕ノ口克巳 つるやまおさむ
9 アマゾン河の魔獣(Hell beast in Amazon) 藤川桂介 網野哲郎 川筋豊
10 騎士の伝説(Regend of Knight) 寺田憲史 伊田純一 羽原信義
11 敵からの援護射撃(A covering fire of enemy) 藤川桂介 吉田浩 つるやまおさむ
12 目覚めるな恐竜(Don't wake up megalosaurs) 武上純希 山谷光和 上條修
13 裏切りの町(Betray town) 箕ノ口克巳
葦プロ演出部
つるやまおさむ
14 ニューヨーク市街戦(Street fight) 寺田憲史 網野哲郎 川筋豊
15 獣を超え、人超え、いでよ神の戦士(前篇)
(God bless the machine Act.1)
武上純希 吉田浩 つるやまおさむ
16 獣を超え、人超え、いでよ神の戦士(後篇)
(God bless the machine Act.2)
山谷光和 -
17 デスガイヤーの敗北(GENERAL retire) 奥田誠治 くまざきさとる -
18 神の国への誘惑(Temptation) 藤川桂介 網野哲郎 加瀬政広
貴志夫美子
19 怪奇!! 悪魔に消された部隊(Night Terror) 武上純希 ゆやまくにひこ 只野和子
20 南風ハートブレイク(Southern wind) 寺田憲史 金子隆悠季 つるやまおさむ
21 降りてきた死神(The first contact) 武上純希 日下部光雄 寺東克巳
22 止まった時間(Time goes around still) 網野哲郎 つるやまおさむ
23 殺人鬼への報復(Revenge for marder) 寺田憲史 吉田浩 上條修
24 凱旋門燃ゆ(La Marseille) 武上純希 日下部光雄 只野和子
25 ヨーロッパ戦線の罠(TRAP!) 寺田憲史 山谷光和 川筋豊
26 黒騎士の秘密(The secret of velieves) 日下部光雄 君保子
27 妖星墜つ(Gildorome's decline and fall) 武上純希 吉田浩 つるやまおさむ
28 獣戦基地総攻撃(前篇)
(General Attack Act.I)
日下部光雄 上條修
29 獣戦基地総攻撃(後篇)
(General Attack Act.II)
網野哲郎 川筋豊
30 戦場!出会い、そして別れ(We meet only to part) 奥田誠治 くまざきさとる -
31 去りゆきし長官(After his death) 寺田憲史 横山淳一 山口光瑠
32 空からの強敵(Target) 吉田浩 上條修
33 飛べ明日へ!! 将軍の子ら(Capture the intelligence) 武上純希 日下部光雄 つるやまおさむ
34 故郷に別れの歌を(Long goodby) 鶴條修
35 月は地獄だ!!(Moon is hell) 吉田浩 羽原信義
36 野望の崩壊(Harmony love) 寺田憲史 網野哲郎 つるやまおさむ
37 暗黒の終焉(Tell Laura I Love her !) 山谷光和 山口光瑠
38 最後の咆哮(Darkness and ruins) 藤川桂介 上條修

  第10話 騎士の伝説 のサブタイトルは,本来なら“Legend of Knight”だが,実際には“Regend of Knight”と表記されていた。

[編集] OVA

TVシリーズは打ち切りという形で終了したが、ファンの熱い声援に応える形で断続的に続編が制作され、OVAとして発売された。

[編集] 失われた者たちへの鎮魂歌(レクイエム) Requiem for Victims

番組中盤には既にOVAの企画があったが、この時はローラにスポットを当てた番外編的な内容になる予定だった。しかし、打ち切りが決定すると「ムゲとの決戦を無理に放送枠内に詰め込むのではなく、後からじっくり描こう」という案が浮上。TV版の最終話はダンクーガがムゲの宇宙に突入するところで終了し、その続きがOVAとして作られた。

総集編と新規に作成されたムゲとの決戦で構成されており、総集編パートは一部の台詞が変更されている。また、必殺武器「断空剣」が初登場した。獣戦機隊の物語は、ここで一度終了する。 なお、クレジットには原画でしか表示されていないが、新規パートのメカ作画監督は大張正巳が担当している。(BD-BOX01の本人のインタビューの発言)。そのインタビューにて、ザンガイオーの他に、断空剣、ムゲ魔宮、ムゲの霊波砲のデザインをしたと語っている。
また、ザンガイオーの名付け親も大張氏で、当初は「ダンガイオー」を考えており、その名前は後にバンダイビジュアルから出たOVAで日の目を見ることになる。
断空剣の他に対になるシールドもデザインされたが、本編で使うことはなかった。
メカ以外のムゲ側の作画監督は羽原信義が担当した。

LD-BOXには総集編パートをカットした形で収録されていたが、DVDでは本来の形に戻されている。


[編集] 主題歌・挿入歌

  • オープニングテーマ:「ほんとのキスをお返しに」(歌:藤原理恵)
  • エンディングテーマ:「SHADOWY DREAM」(歌:東郷昌和)
  • 挿入歌:「Dear Dancer」(歌:藤原理恵)

[編集] GOD BLESS DANCOUGA

ムゲとの決戦から1年後を舞台に、密かに地球を狙う魔の手によって追い詰められた獣戦機隊がアランの意志を受け継いだゲリラチーム「バンデッツ」の協力を得て戦う。

劇場公開を予定して作られたが、諸般の事情によりOVAとして発表されることになった。本作からダンクーガは強化改造型となり、獣戦機と合わせてデザインが変更された。また、必殺技「断空光牙剣」は(アニメでは)今回のみ使用。

サウンドトラックCDの発売元がEPICソニーからキングレコードに変更されたため、劇中で使用された楽曲はすべて新たに録音されている。

メカニックデザインとして大畑晃一が参加し、内蔵式ウイングや断空砲のデザイン及びギミック設定、中盤に登場する再生ムゲの尖兵グザートのデザインを担当している。この他ダンクーガの全身の設定画(TVシリーズでの大張正己によるシルエットを更に重厚かつメカニカルに整えたイメージで、内蔵式ウイングに合わせて全身各所にスラスターノズルを追加している)も描いているが、これはメカ作画監督を担当した佐野浩敏が全体的にスリムで有機的なフォルムでスタイリングを統一した為、スラスターノズルの位置以外殆ど反映されていない。余談だが大畑は後にユージンがダンクーガをカプセルトイにした際に監修として参加しており、この商品にラインナップされたダンクーガはこのGOD BLESS版大畑稿に近いシルエットになっている。

実は大張正己も本作に原画で参加している。一緒に作業した合田浩章と名前を混ぜて、「合張浩己」名義(一種の連名)でクレジットされている。

[編集] 主題歌・挿入歌

  • オープニングテーマ:「愛は奇跡(ミラクル)」(歌:花奈)
  • エンディングテーマ:「素直になりたい」(歌:花奈)
  • 挿入歌:「戦士の告白」「残酷な童話(フェアリーテール)」(歌:獣戦機隊)

[編集] 白熱の終章

新たなる侵略者「ディラド」が出現。これに対抗するため、解散していた獣戦機隊が再び招集される。死んだと思われていたシャピロが復活、獣戦機隊は戦いだけではなく過去の因縁とも改めて決着を付けなければならなくなる。内容的には『GOD BLESS DANCOUGA』の続編だが、前作とは対照的に重苦しい空気が全編を覆っている。

ダンクーガのデザインは、それまでと比べて線が極端に省略されている。制作側としては、TV版のデザインは当時としては異例に線が多く、動かすのが難しかったため、作画の手間を考慮してのことだったが、ファンの間での評判はあまり良くなかった。これは制作期間に比較的余裕のあるOVAでTV版よりも簡略化されたデザインを使うことへの反発が強かったためと考えられる。また、雅人がディラドの作戦に巻き込まれて戦闘不能になり、最後の戦いに参戦できず、瀕死の重症を負ったシャピロが自分を利用して捨てたディラドへの憎しみからダンクーガに乗るという終盤の展開は、ファンの間でも意見が分かれる。

BGMは再びEPICソニーの音源が使用されたが、新曲は制作されず、主題歌も含めすべて旧作からの流用で賄われている。

1998年5月25日に、全4話を1巻にまとめた廉価版が発売された。

[編集] サブタイトル

話数 サブタイトル 脚本  絵コンテ 作画監督
ACT 1 魔人転生 寺田憲史 加戸誉夫 武田一也
ACT 2 超獣魔境 吉田徹
ACT 3 壊滅双曲線 石山タカ明
ACT 4 呪縛の終焉 加戸誉夫 後藤正行

[編集] 主題歌

  • ACT 1-3:「ためらいにピリオド」(歌:山本百合子)
  • ACT 4:「バーニング・ラヴ」(歌:獣戦機隊)

[編集] 小説版

  • ゴッド・ブレス・ダンクーガ-神の戦士たちへの賛歌-(1987年近代映画社
  • 獣機神曲(1990年勁文社
    • 奥田誠治原案、滝沢一穂著
    • 『白熱の終章』の続編。司馬亮が主人公。
    • 敵は数々の異星人との戦いの裏で戦力を蓄えていたナチス残党武装組織となっている。

[編集] その他

[編集] 超獣機神ダンクーガ SONG SPECIAL 獣戦機隊SONGS

1986年に発売されたミュージックビデオ。TVシリーズの主題歌・挿入歌に新曲を加えた全6曲を収録している。映像はTVシリーズのものを再編集して使用しているが、「ALONE 孤独の戦士」と曲間に挿入されるショートアニメは完全新作。

[編集] 収録曲

  1. バーニング・ラヴ(歌:獣戦機隊)※曲自体は既存のものだが、獣戦機隊のボーカルによるものは新録音。
  2. 愛よファラウェイ(歌:藤原理恵)
  3. ほんとのキスをお返しに(歌:藤原理恵)
  4. SHADOWY DREAM(歌:東郷昌和)
  5. ためらいにピリオド(歌:山本百合子)
  6. ALONE 孤独の戦士(歌:獣戦機隊 with 池毅)※新曲

[編集] 獣戦機隊ライブビデオ やってやるぜ!

1987年1月18日に行われた、獣戦機隊を演じた声優によるライブを収録。

[編集] ディスコグラフィー

[編集] シングル

※曲名はジャケットの表記に準じた。

  • 愛よファラウェイ / バーニング・ラヴ(1985年3月21日、EPIC
  • ハーモニーラヴ / 夢色My Lover(1985年7月21日、EPIC)
  • ほんとのキスをお返しに / いたずら好きなそよ風(1985年10月2日、EPIC)
  • SHADOWY DREAM / ためらいにピリオド(1985年10月21日、EPIC)
  • 悪いのはマガジン / ディアダンサー(1986年、EPIC)
  • 戦士の告白 / 残酷な童話(1987年1月1日、キングレコード
  • 愛は奇跡 / 素直になりたい(1987年3月21日、キングレコード)

[編集] アルバム

※DANCOUGARの表記は当時の商品名に準じた。

  • 超獣機神ダンクーガ BGMコレクションVol.1(1985年4月21日、EPIC)
  • 超獣機神ダンクーガ BGMコレクションVol.2(1985年12月5日、EPIC)
  • 超獣機神ダンクーガ BGMコレクションスペシャル 失われた者たちへの鎮魂歌(1986年5月、EPIC)
  • 獣戦機隊 YATTEYARUZE LIVE(1987年3月21日、キングレコード)
  • 超獣機神ダンクーガ GOD BLESS DANCOUGAR オリジナルサウンドトラック(1987年4月21日、キングレコード)
  • SONGS FOR DANCOUGAR(1987年5月21日、キングレコード)

[編集] DVD・BD

バンダイビジュアルより発売。『獣戦機隊SONGS』以外はデジタルリマスターでの収録。なお、ブルーレイディスクもほぼ同じ構成で発売された。

  • 超獣機神ダンクーガ DVD COMPLETE BOX 1(2000年10月25日)
  • 超獣機神ダンクーガ DVD COMPLETE BOX 2(2001年1月25日)
    • TVシリーズ第19話から最終話までと『失われた者たちへの鎮魂歌』、『白熱の終章』、映像特典として『白熱の終章』ACT4 EDのノンクレジット版とDVD-BOXの発売告知を収録。解説書に羽原信義、大張正己、平井寿(久司)、松尾慎、伊藤浩二、佐野浩敏のインタビューを収録
  • 超獣機神ダンクーガ Blu-ray Disc BOX 1(2008年12月19日)
    • TVシリーズ第1話から第18話までと『GOD BLESS DANCOUGA』、『獣戦機隊SONGS』、映像特典として第1期OP/EDのノンクレジット版を収録。ブックレットには矢尾一樹、山本百合子、大張正巳、羽原信義のインタビューを掲載。
  • 超獣機神ダンクーガ(2005年9月、全10巻、レンタル専用)
    • TVシリーズ全38話と『失われた者たちへの鎮魂歌』を収録。

[編集] 英語表記の混乱

ダンクーガの英語表記は、アニメ本編では「DANCOUGA」となっているが、放送当時の関連商品等では「DANCOUGAR」と書かれることが多かった。R付きの表記は放送終了後も様々なところで使用され、「GOD BLESS DANCOUGA」ではアニメ本編にまで使われてしまっており、R無しのタイトル画面のロゴとR有りの二種類の表記が、一つの作品の中で混在している。この件について、当時のスタッフは「R付きの表記は玩具商標登録の際の"行き違い"だった」と語っている。DVD-BOXの製作時にこの証言が得られたことから、現在はR無しが正式な表記となっている。

「白熱の終章」の廉価版のパッケージには「DANCOUGER」と書かれているが、これは完全な誤表記と考えるべきだろう。

「超獣機神ダンクーガ」の英語表記は以下のとおり。

  • 日本「GOD BLESS THE MACHINE DANCOUGA
  • 海外「Dancougar - Super Machine Beast God

[編集] スーパーロボット大戦シリーズにおける扱い

  • 初登場の『第4次スーパーロボット大戦』では、グラフィック上ではブースターユニットを装着しているが、ゲーム中では飛行不可となっていた。移植版の『第4次スーパーロボット大戦S』では飛行可能となっている。
  • 合体が遅かった原作同様に、登場当初はダンクーガに合体できない作品がある。『スーパーロボット大戦α』では原作同様に合体未成功の状態で、『第4次スーパーロボット大戦』・『スーパーロボット大戦F』では、諸事情(『第4次』では忍が演習中の部隊に向けて断空砲を撃ったためと説明されている)により合体コードが封印されている状態でそれぞれ登場する。その逆に、『新スーパーロボット大戦』(分離機能を封印されているという設定)・携帯機ハード作品・『スーパーロボット大戦IMPACT』以降の据え置きハード作品では、分離・合体が不可能となっている。
  • スパロボでは原作の声優で音声収録を行ったキャラクターの場合、その後追加収録が行えなくなった場合でも代役を立てない方針をとっている。そのため『新スーパーロボット大戦』で音声収録を行っている亮は、声優の塩沢死後に代役による新録は行われていない。これはダンクーガの戦闘時の台詞に大きく影響を与えており、収録済みの亮の台詞に他の3人が新録の台詞を合わせる方式をとっている。
    • 「断空砲フォーメーション」は『新スーパーロボット大戦』の時点で、忍の呼びかけに亮が応える音声が収録されており、『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』では更に沙羅と雅人も亮と同じ台詞を発するようになっている。
    • 『スーパーロボット大戦IMPACT』では「鉄拳」使用時に、忍が亮にダンクーガの操縦を任せる趣旨の発言をして、元々ビッグモス用に録っていた亮の台詞を使う事で2人の掛け合いを行っている。
  • 仕様が変更されているダンクーガの武装が存在する。
    • 「断空砲」はビッグモスの主砲のみを使用する武器に変更され、原作における一斉射撃は忍の台詞である「断空砲フォーメーション」という名称になっている。またブースターユニットを装着している場合、ビッグモスの背面が塞がれるため、「断空砲」と「断空砲フォーメーション」は設定上は仕様不可となるが、ゲーム中では使用可能である。戦闘アニメが詳細に描かれるようになった『スーパーロボット大戦α』ではブースターユニットから断空砲がせり出している。
    • ガンドールが登場しない場合でも「断空光牙剣」が使用できる作品がある。一部作品はイベントで使用可能になるが、その際にはゲームオリジナルの設定がなされており説明もされている。
    • 「断空剣」使用時の決め台詞は原作では亮の台詞だったが、スパロボでは忍の台詞となっている。また、「断空光牙剣」との差別化のためか、決め台詞は「心にて、空間を断つ」に変更されている。
  • スーパーロボット大戦GC』以降の作品では、ダンクーガがブースターユニットの代わりにブラックウイングと合体した「ファイナルダンクーガ」という形態が登場することがある。これは映像作品には一切登場しておらず、アニメ制作当時にメカニックデザイナーだった大張正己が描き下ろした、DVD-BOX2のパッケージ画が元になっている。また、「ファイナルダンクーガ」の名称も『スーパーロボットマガジン vol.9』において、大張がバンダイに認可を取っている旨を発表しているため、オフィシャルな物である。ちなみに『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』では、大張自身が戦闘アニメ時のカットインを担当しており、その関係でダンクーガのデザインが劇中の作画に近いスタイルで描かれている。
  • シャピロ・キーツはムゲ帝国やディラドが登場しない作品では、他のアニメ作品やゲームオリジナルの勢力に手を貸す展開が用意される。また、シリーズ登場当初は原作本編で搭乗した「シャピロ戦闘メカ」には乗らず、バンプレストオリジナル系のメカやコピーされたダンクーガや偽ダンクーガに乗ることが多かった。
  • スパロボ登場がきっかけで、総監督の奥田誠治により名称が改められた機体が存在する。「シャピロ戦闘メカ」は『スーパーロボット大戦GC』登場の際に「デザイア」と、「ムゲ小型空戦メカ」は『スーパーロボット大戦XO』登場の際に「ドル・ファー」とそれぞれ改められている。

[編集] 関連商品

  • 本放送時にはバンダイ提供のロボットアニメという事で、超合金でDXとスタンダード、2種類の商品が発売された。DX超合金は獣戦機の変形がほぼ設定どおりに再現され、ダイガンも一体整形ではあったが付属するなどDXの名に恥じないボリュームではあったものの、4機のメカの大きさの比率もほぼ設定通り(これは特にイーグルファイターに変形・合体のギミックを持たせなければならない事を考慮すると、当時の技術や商品規格ではいたしかない部分ではある)の為、ダンクーガに合体させた状態では異様に頭でっかちの状態になってしまうのが難点だった。スタンダードは廉価で合体ギミックがない分、比較的バランスの取れたフォルムになっていた。こちらにもダイガンが付属する。ブラックウイングについても商品化が検討されていたが(雑誌Bクラブでの特集で、バンダイが作成した図面が掲載されている)、放送短縮に伴い商品企画は立ち消えた様である。
  • また本放送時にはプラモデルの発売も予定されており、当時の見本市では変形合体機構を省いたダンクーガが展示されていた事が確認されている。写真等からバンダイ提供作品のメカを模型化する「ベストメカコレクション」シリーズに準じる形での商品化であったと推測されるが、放送短縮に伴って商品企画が消滅した模様。
  • 1999年10月にはユージンからカプセルトイ「超獣機神ダンクーガ リアルフィギュアコレクション」が発売。各獣戦機のアグレッシブビーストモード(イーグルファイターはキャノピーを赤く塗る事で再現)と断空剣を構えたダンクーガの5種で、それぞれ彩色版とクリア版が存在する為計10種となる。2001年2月には同じくユージンからカプセルトイ「懐ロボミュージアム6 超獣機神ダンクーガ編PART2」が発売された。各獣戦機のAGTマシンモードとOVA版ウイングブースター装着のダンクーガ、ブラックウイングの戦闘機モードの6種が彩色版とクリア版で全12種。
  • 2003年2月には、超合金魂にダンクーガがラインナップされた。商品番号はGX-13。大張正己の監修に加え、マニア向け故に商品ボリューム=大きさや様々な機構が価格に反映するという問題点がクリアされた為、アニメ本編をイメージさせるスタイリッシュなフォルムと変形・合体ギミックを両立させた[4]ウイングブースターや断空剣といった付属品も豊富で、ユーザーからの評価も高い。全体のカラーリングがメタリック調な通常販売版の他、アニメのカラーリングに準じたリアルカラー版も限定販売された。
  • ギガブレインでは数度に渡り商品化している。いずれの商品も合体機構を省いた分、細部のディテールにまでこだわった造形である。『GOD BLESS』作画版を再現したアクションフィギュア「リアルアクションロボ004 超獣機神ダンクーガ」は、雑誌ハイパーホビー誌上の限定受注品も存在。「GIGA合金001 ファイナルダンクーガ」はその商品名が示す通りの合金トイで、ブラックウイングとの合体を再現。ファイナル断空砲も再現可能である。ダンクーガは前述の「リアルアクションロボ」の頭部と腰部を改修の上で一部合金化したもの。ブラックウイングも戦闘機状態のみだがアクションフィギュアにも合体可能となっている。
  • 海洋堂の「リボルテック・ヤマグチ」シリーズに2009年10月にダンクーガがラインナップされた。ロボット造形で人気の高い山口勝久がシャープかつマッシヴなスタイリングに仕上げている。断空剣が付属する他、断空砲フォーメーションも再現可能。
  • やまとからはロボット・アクションフィギュアシリーズ「群雄」の中でも可動を重視した「群雄【動】」の第7弾としてダンクーガが登場。この手の商品には珍しく全身のスタイリングはテレビシリーズの設定を踏襲していて、他の商品との差別化が図られているのが特徴となっている。断空剣が付属する。
  • この他、バンプレストからはスーパーロボット大戦関連のアミューズメント用景品としてアクションフィギュアが、アートプレストからは「インジェクションガレージキット スーパーロボット大戦α02【ダンクーガ】」の名称でノンスケールのプラモデルキットが発売された。これらはいずれも絶版。
  • ガレージキットメーカーのムサシヤは、OVA『GOD BLESS』の展開に合わせてガレージキットをリリースした。原型は三枝徹。佐野作画版のスマートなフォルムを再現しつつ全身の各関節が稼動するダンクーガの他、マシン&ビーストと各関節が稼動するヒューマノイドに加えてダンクーガの頭部にも変形が可能な1/48イーグルファイターDX、マシン形態固定の1/72イーグルファイターの3種。いずれも絶版。

[編集] 脚注

  1. ^ 同時期に製作された『機動戦士Zガンダム』のメカデザイナー藤田一巳は、商業的な不振に陥っていたロボットアニメ市場のカンフル剤として『ガンダム』の続編をバンダイが熱望したという経緯から『Z』の企画が始動した事をホビージャパン誌に連載したエッセイで述懐している。
  2. ^ 一方『Zガンダム』においては、自らが要望したという経緯からバンダイはデザインワークにも積極的に関与している。デザイナーの筆頭だった村上克司も自らZガンダムのデザイン原案を提出し、これはZとしては採用されなかったもののサイコガンダムとして本編に登場している。またZガンダムの変形ギミックについてもバンダイの商品担当者から積極的に提案があり、準備稿から決定稿に至るまでデザインの参考にした事を藤田一巳はエッセイで述懐している。
  3. ^ 作中で式部雅人の誕生年が1969年、年齢が17歳であることが語られているため1986年と考えるのが妥当である。このことについては当時のアニメ雑誌(アニメディア)の記事において「現実世界のパラレルワールドである」裏設定が存在するとのスタッフの発言あり。また玩具CMナレーションでは1990年代となっている
  4. ^ ちなみに本放送当時のDX超合金はマシンモードとビーストモードの形状を設定通りに再現という点では超合金魂よりも優れている(特にビッグモス)。超合金魂はダンクーガとしてのスタイリングを最優先にした結果、マシン/ビースト形態時のビッグモスのスタイリングで妥協しているといえるだろう。

[編集] 関連作品

漫画『超獣機神ダンクーガBURN』(長谷川裕一
1997年から1998年にかけて、月刊少年エース増刊・エースダッシュに連載された。単行本は全2巻。獣戦機4機の合体で誕生する巨大ロボットが地球を侵略する異星人と戦うという点以外は、ほぼ原作と無関係のオリジナル作品。
長谷川裕一研究本「オタクの遺伝子」に掲載されたインタビューによると、元々は葦プロのロボットアニメリメイク企画の第2弾(第1弾は『VS騎士ラムネ&40炎』)の一環としてコミック連載が始まったものの、アニメ企画が立ち消えになって漫画だけが浮いた形になったとの事。
テレビアニメ『獣装機攻ダンクーガノヴァ
2007年2月15日よりアニマックスで放送された新作。本作の正式な続編だが、舞台は本作の200年後となっており、内容的な繋がりはあまり無い。
TBS 金曜17時台前半
前番組 番組名 次番組
ビートたけしの学問ノススメ(再)
※16:30 - 17:30
超獣機神ダンクーガ
少女に何が起ったか(再)
※17:00 - 18:00

最終更新 2009年11月8日 (日) 14:06 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【超獣機神ダンクーガ】変更履歴

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